秋の二上山で白い薬草と再会しました。
大阪と奈良の境にある二上山。
名前の通り三角の山が二つ並んだ姿は、山が連なる葛城山や生駒山とはちがい、よく目立ちます。
円錐形の形から想像できるように、二上山は火山。
だったと考えられています。
しかし、噴火していたのは1000万年以上前。
まだ人類は登場していません。
そのため、サヌカイト(安山岩)や凝灰岩など火山で作られる石や地層はあるものの、形以外に火山らしい風景はありません。

石川から見た秋の二上山
そんな二上山の日当たりのいい登山道を歩いていると、白くて小さな花と出会いました。

白くて短剣のような花弁の野草
花弁は5枚。
短剣のような形をしています。
少し前に錦織公園で見たアケボノソウによく似ています。
アケボノソウはリンドウ科センブリ属。
そう。
センブリ。

センブリの花
何年ぶりの再会でしょうか。
センブリは乾燥させて胃腸の薬に使われる、民間薬の代表的なもの。
ということは、昔は珍しい野草ではなかったのでしょうが、もう長い間見ていません。
身近で意外な場所での再会でした。


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