春の陶器山の鳥たちは花味見
河内国(かわちのくに)と和泉国(いずみのくに)を分ける陶器山(とうきやま)丘陵の尾根道、天野街道(あまのかいどう)。
現在の大阪狭山市と堺市南区の境界になります。
堺から高野山への参詣道、西高野街道と途中で別れ、河内長野市の天野山金剛寺への参詣道。
金剛寺は平安時代に行基(ぎょうき)が開き、空海(くうかい)も修行したと言われる歴史の古いお寺です。

中央の横に続く緑地が天野街道
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天野街道の大阪狭山市の部分は、街道にある標高149mの陶器山にちなんで、「陶器山」と呼ばれています。
街道の左右にはコナラが多く、街道は里山ビオトープの中を通っています。
大阪狭山市南端近くの西山霊園には桜が植えられ、この辺りでは名所の一つ。
陶器山トンネルあたりまでの街道にも桜が植えられ、ウオーキングしながら花を楽しむことができます。

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ほとんど標高差のない街道を歩いていると、人間だけでなく鳥も桜の花に集まっていました。
よく見ていると、鳥は枝から枝へと渡りながら盛んに花の中に顔を突っ込んでいます。

桜の花といえば常連のメジロ

こちらも常連のヒヨドリ

意外だったのはコゲラ
キツツキですので虫が主食ですが、
今は虫を探すよりも花の蜜を食べるほうがいいようです。
この日は桜の花の常連のスズメと出会うことはできませんでした。
花見といいつつ花も見ないで宴会ばかりしている「花より団子派」も少なくない人間ですが、鳥はどうやら「花より団子派」ばかりのようです。


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