冬の狭山池の鳥たち 2013.1 池の周囲の薮や木や柵にいた鳥編
冬になるといろいろなカモが集まる狭山池。
池の周りに浅瀬や草原など、いろいろなビオトープがあるのがこの池の特徴。
そして池の周りをぐるりとまわる遊歩道があるのも特徴の一つ。
その狭山池で2013年1月に出会った鳥たち。
水面よりも上、柵や木の枝などにとまっていた鳥たちです。

南側の草原から見た狭山池
池の周囲の薮や木や柵にいた鳥
スズメ目
モズ(百舌,百舌鳥,鵙)のオス
スズメ目 モズ科 モズ属スズメより大きい 漂鳥 |
![]() |
堺市の地名にもなっている大阪府の鳥。 1997年に大阪などで開催された「なみはや国体」のマスコットキャラクターとして誕生し、現在でも活動中の「ゆるキャラ(当時にはなかった言葉ですが)」のモッピーもモズがモデルです。 ここではいつ行ってもモズは1羽見るか見ないか。 池の周りが3キロ近くあるのですが、平成の改修後に木が十分育つだけの時間がたっていないので、肉食のモズが住みやすい環境にまだなっていないのかもしれません。 |
ジョウビタキ(尉鶲)
スズメ目 ツグミ科 ジョウビタキ属スズメくらい 冬鳥 |
![]() |
オスのジョウビタキ。 ジョウビタキは特に水辺を好むわけではなく、林や緑地を好む鳥です。 ここは草や木が生え、人が入らないように柵があるので、ジョウビタキも住みやすいのでしょう。 |
![]() |
メスのジョウビタキ。 メスはルリビタキなどツグミ科のスズメくらいの鳥のメスとよく似ています。 オスと同じようにたたんだ羽に白い斑点が見えるのが特徴です。 |
![]() |
微妙な距離感のモズのオスとジョウビタキのオス。 ジョウビタキは雑食性で、虫なども食べますからモズと食べ物がかぶります。 また縄張り意識も強いので、モズと牽制しあっているようです。 しばらく見ていても微妙な距離感で、どちらかが一方的に押している感じはありませんでした。 池の周りにはまだ植物が茂る場所がまだ少ないので、モズとかちあったのかもしれません。 |
![]() |
時には目と目が合うこともありました。 といっても、鳥がよく見るときは顔を横に向けますので、本当は横を向いている時が相手をじっくり見ている時です。 |
ビンズイ(便追)
スズメ目 セキレイ科 タヒバリ属スズメくらい 漂鳥 |
![]() |
ヒバリか、アオジかとおもったら、ビンズイでした。 ずんぐりとした見た目とちがい、セキレイ科だけあって尾を上下させながら歩くそうですが、残念ながら柵のうえにとまっているばかりで、その様子を見ることはできませんでした。 |
シジュウカラ(四十雀)
スズメ目 シジュウカラ科 シジュウカラ属スズメくらい 留鳥 |
![]() |
町の公園から低山まで色んな所にいる鳥。 正面から見ると、ちょっとイカツイような。 |
ヒヨドリ(鵯)
スズメ目 ヒヨドリ科 ヒヨドリ属ハトより小さい 留鳥 |
![]() |
シジュウカラ同様、町の中から低山まで幅広くすみかにする鳥。 逆光気味でわかりにくいですが、ちょっと逆だった感じの頭の毛はヒヨドリの特徴です。 |
池からちょっと離れたところにいた鳥
スズメ目
イソヒヨドリ(磯鵯)のメス
スズメ目 ツグミ科 イソヒヨドリ属ハトより小さい 留鳥 |
![]() |
池の北側にある博物館にいました。 オスとメスで色や模様がちがう鳥です。 オスとちがってお腹にツグミの仲間らしいのウロコ模様があります。 |
水辺の鳥だけでなく、いろんな鳥と出会えるのが狭山池。
ぐるりと一周するだけで、いろんな鳥と出会うことができました。
今年の冬はどんな鳥が集まってきているのか、楽しみです。

タグ: 狭山池 冬の鳥 冬の狭山池の鳥13.1 モズ ジョウビタキ ビンズイ シジュウカラ ヒヨドリ イソヒヨドリ 狭山池の鳥

- 関連記事
-
- キツツキこつこつ 梅の木のフィールドサイン (2014/03/11)
- 冬の狭山池の鳥たち 2013.1 池の周囲の薮や木や柵にいた鳥編 (2014/03/08)
- 冬の狭山池の鳥たち 2013.1 水辺から離れた刈られた草原にいた鳥編 (2014/03/02)
スポンサーサイト