【 2014年03月】

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下赤阪の棚田の2014年 2月下旬のロゼット/深く切れこんだ葉編


 少しずつ暖かくなってきた大阪南部の下赤阪の棚田。

 花も減って寂しくなった棚田ビオトープ。

 しかしいち早く成長するために虎視眈々と暖かくなるのを待っているのがロゼット。
 草が茎を短くして、葉を地面に広げた状態のこと。

 よく見ると、棚田の畦(あぜ)や斜面のあちこちで葉を広げていました。




まだ寒々としている2月の下赤阪の棚田




 1月のロゼットは、棚田の畦の特定の場所のロゼットを調べたものですが、今回は目についたものだけを取り上げました。



葉の形 » 深く切れ込む
植物界 被子植物門 双子葉植物綱
キク目
ノアザミ(野薊)
キク目 キク科 アザミ属
多年草

「アザミ」の語源は古語の「あざむ」からという説があります。
「あざむ」には「びっくりする」という意味があります。

葉茎花とトゲだらけ。
知らずに触ると「いたっ」っと驚くことからなのでしょう。

オニノゲシ(鬼野芥子)
キク目 キク科 ノゲシ属
越年草
ヨーロッパ原産の帰化植物

名前に「オニ」が付く植物は、名前の元になるマイナス要素が強い場合がありますが、オニノゲシもその一つ。
言うまでもなく、痛そう!

ノゲシ(野芥子)?
キク目 キク科 ノゲシ属
越年草
ヨーロッパ原産の史前帰化植物?
別名:ハルノノゲシ

見ての通りオニノゲシほどは痛くなさそう。

オニノゲシ同様名前に「ケシ」がつきますが、ケシ科ではなくキク科です。
ヨモギ(蓬)
キク目 キク科 ヨモギ属
多年草
別名:モチグサ(餅草)

お餅にも入れる山菜で、かつモグサにもなる薬草。

さらにアスファルトの隙間にも生えるなかなか強靭な雑草です。
キンポウゲ目
ウマノアシガタ(馬の足形)
キンポウゲ目 キンポウゲ科 キンポウゲ属
多年草

はじめはバラ科のノイチゴ系だと思ったのですが、よく見ると小さい葉が集まった複葉ではなく、深く切れ込んだ葉。

調べ直してウマノアシガタで落ち着きました。

葉の形 » 深く切れ込む


ロゼットの葉の形の分類は『野草のロゼットハンドブック』『日本の野草300』(共に文一総合出版)等を参考にさせていただきました。



 今回は深く切れ込んだ葉のロゼットのみを集めました。

 この「深く切れ込んだ葉」ですが、アザミの仲間のようなものならわかりやすいのですが、ヨモギやウマノアシガタとクローバーやノイチゴ類の葉とのちがいはわかりにくいかもしれません。

 葉の切れ込みが軸(葉軸)まで続いているかどうかで区別しました。
 軸に届く前に隣の葉とくっついている場合が「深い切れ込み」です。

 ですから、ヨモギやウマノアシガタは「深く切れ込んだ葉」になります。

 ただこれはIWO(いきもの は おもしろい!)の分類で、学術的に決められた分類ではありません。



 深く避けた葉のロゼットは、アザミ属とノゲシ属のものが目立ちました。

 もちろんキク科のロゼットはまだまだあります。

 それらは次回に。



タグ♦ ロゼット 下赤阪の棚田の2014年  下赤阪の棚田 

■参考外部リンク■
下赤阪の棚田(11月にはライトアップ)千早赤阪村ホームページ
ACRES_棚田の主な役割と「百選」の選定方法
一般社団法人 地域環境資源センター 農村環境部


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タグ: 下赤阪の棚田の2014年2月の下赤阪の棚田の植物ノアザミオニノゲシノゲシヨモギウマノアシガタ下赤阪の棚田201402ロゼット/SA-tanada分裂した葉rosette/SA-tanada

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theme : 博物学・自然・生き物
genre : 学問・文化・芸術

個性豊かな白梅の花 錦織公園の梅園


 錦織公園の梅園でも梅が咲いています。

 説明板に書かれているのは25品種。

 早咲きから遅咲きまでありますから、一斉には咲きませんが、いろいろな色の花が楽しめます。




2014年の錦織公園梅園




 そんな中でおもしろいのが「思いのまま」。

 この品種は1本の気に白とピンクの2種類の花が咲くのです。

 その咲き方はいろいろで、白が咲いた枝に翌年ピンクの花がさくこともあれば、白ばかりということもあるそうです。
 そればかりか、ひとつの花の中に白い花びらとピンクの花びらが並ぶことも。

 名前も世話をする人の「思いのままにならない」ことからでしょうか。
 それとも梅の木の「思いのまま」に咲くことからでしょうか。




「思いのまま」の薄紅梅色の花


「思いのまま」の白色の花


錦織公園の「思いのまま」
左側が薄紅梅色の花が咲く幹 右側が白い色の花が咲く幹




 花の色はいろいろありますが、おもしろいのが白い梅。

 種類も多いのですが、同じ白い花びらでも萼の色などのちがいで品種によって趣が変わってきます。




南高(なんこう)





緑萼(りょくがく)





月影(つきかげ)





浜千鳥(はまちどり)





甲州最小(こうしゅうさいしょう)




 春の花というと桜が有名ですが、いろいろな品種で白から紅色まで色々なバリエーションを楽しめるのが、桜に負けない梅の魅力でしょう。



錦織公園の梅園の画像は別館【いきもの を ぱちり!】
【2014年3月初めの錦織公園の梅】にもあります。



■参考外部リンク■
大阪府営 錦織公園


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タグ: 錦織公園春の花白い花思いのまま(梅)南高(梅)緑萼(梅)月影(梅)浜千鳥(梅)甲州最小(梅)

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下赤阪の棚田の2014年 2月下旬の動物編


 山と田んぼと畑がひとつになったビオトープ、棚田。

 大阪の下赤阪の棚田も2月になると何も変わっていないようで、少しずつ春の装いに変わってきています。

 そんな棚田で出会った動物編です。




梅が咲きはじめた2月下旬の下赤阪の棚田




この記事には動物のうんちの画像があります。





動物界
脊索動物門
鳥綱
ビンズイ(便追)
スズメ目 セキレイ科 タヒバリ属
漂鳥

体の模様を見ているとヒバリの仲間、立った姿はツグミの仲間のようですが、ヒバリ科でもツグミ科でもなくセキレイ科。
確かにスラっとした体はセキレイっぽい。

哺乳綱
アライグマ(洗熊,浣熊)?の食痕と糞
ネコ目 アライグマ科 アライグマ属
北アメリカ原産の外来種

一瞬人間が食べ散らかしたものかと思いましたが、それにしてはあまりにもひどすぎる状態です。
よく見ると皮はむかれているようですが、実の方も人間が食べたようには見えません。

そこで、野生動物と仮定しました。

ミカンは地面に落ちているものもありますので木に登る必要はありません。
しかし皮と実が散らばっていたのは1番近いミカンの木から数十メートル離れた場所。
また、皮がむかれていることから器用な手を持つ野生動物。

手先が器用というとすぐ思いつくのがニホンザル。
しかし千早赤阪村や金剛山地にはニホンザルはいないようです。

それなら在来種ではありませんがアライグマ。
調べてみると千早赤阪村にはいるようです。
ということで、プロファイリングの結果はアライグマ。

ミカンのすぐ近くに糞(ふん)が落ちていましたが、オレンジ色で水っぽいのでミカンをたくさん食べたものかもしれません。

タヌキ(狸)?の糞
ネコ目 イヌ科 タヌキ属

コンクリートの上に落ちていたサインポスト(目印)の糞。
黒くてもろもろとした感じはテンのようですが、倍くらいの太さがあります。
大きさからするとアライグマの可能性もありますが、手元のフィールドサインのガイド本の写真では、タヌキの糞の方に似ているので、タヌキとしました。

糞の中に柿の種があるので、テンやイタチではなく、タヌキかアライグマくらいの大きさの哺乳類なのでしょう。

せっかく哺乳類に種を飲み込まれたというのに、コンクリートの上に落とされては、柿の拡散作戦は失敗のようです。


 
 春になったとはいえ、まだまだ寒い日が続きます。

 ということで、昆虫は小さなカのような虫が飛んでいるくらい。

 3月はじめの啓蟄(けいちつ)をすぎると、昆虫とも出会えるようになるでしょうか。



◆タグ 下赤阪の棚田の2014年  下赤阪の棚田 

■参考外部リンク■
下赤阪の棚田(11月にはライトアップ)千早赤阪村ホームページ
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一般社団法人 地域環境資源センター 農村環境部


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キツツキこつこつ 梅の木のフィールドサイン


 大阪の河内長野市の植物園、花の文化園。

 見頃を迎えた梅林の中にちょっと面白いフィールドサインがありました。

 「フィールドサイン」は動物が生活していく中で残した跡のこと。

 足跡、糞、食痕、そのほかいろいろ。



 梅園の西側、コタツの近くの梅の木に、穴が開いています。

 説明板が下がっていて、そこには「キツツキ(コゲラ)が開けた穴です♪」と。



キツツキが開けた梅の木の穴
キツツキが開けた梅の木の穴




 コゲラは街の中でも樹木が多い公園や街路樹が並ぶようなところにもいる、とても身近なキツツキです。

 名前の通り日本のキツツキの仲間でもっとも小さく、スズメほどの大きさ。

 そんな小さなキツツキが開けた穴。

 それはすごい!



小さなキツツキのコゲラ(長野公園)
小さなキツツキのコゲラ(長野公園)




 しかし見てみると、穴は丸くてきれいにまっすぐ掘られています。

 直径3.5センチで深さは5センチほど。



直径3.5センチほどの丸い穴
直径3.5センチほどの丸い穴
ボールペンがこれくらい刺さる
ボールペンがこれくらい刺さる
深さは5センチほど
深さは5センチほど



 まん丸でコゲラなら無理をすれば入れるくらいの大きさ。

 本当にキツツキがコツコツして開けたのでしょうか。

 正直、あまりにもきれいな丸なので、ドリルで開けたようにしか見えません。

 もしかしてまちがい?!



 と思ったのですが、よく見てみると。

 穴の中には螺旋(らせん)の模様はありませんので、ドリルで開けたのではありません。
 刃の跡も見えないので鑿(のみ)や彫刻刀でもないようです。

 そもそも、人間がここにこんな穴を開ける理由がわかりません。



よく見てみるとドリルは使われていない丸い穴
よく見てみるとドリルは使われていない丸い穴




 道具も使わないでこんな穴を開けることができる動物は、キツツキ。

 そして人の生活の場になる里山にいるのはコゲラ。

 確かにコゲラが開けた穴にちがいありません!



 ここまでの穴を開けるのは餌探しではありません。

 巣穴にしようと思ったのでしょうか。

 それにしては横にまっすぐの穴だけ。
 しかも全長(体を伸ばした時のクチバシの先ら尻尾の先までの長さ)15センチほどのコゲラにとっては小さすぎます。

 巣穴ではなさそう。

 この穴の意図はよくわかりませんが、コゲラって、スゴイ!



枝にとまると普通の鳥っぽいコゲラ(長野公園)
枝にとまると普通の鳥っぽいコゲラ(長野公園)




 この梅の木がいつまで残されるのかわかりませんが、花の文化園に来た時は、ちょっとのぞいてみてください。



タグ♦ コゲラ フィールドサイン 花の文化園

■参考外部リンク■
大阪府立花の文化園公式サイト


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タグ: コゲラフィールドサイン花の文化園

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巨樹・古樹・老樹 その16 京都府立植物園の洋風庭園のヒマラヤスギ その1


 日本で最初の公立植物園として90年前に開園した京都府立植物園。

 歴史が古いためでしょう。
 園内には巨木がたくさんあります。



 そんな中の一つがヒマラヤスギ。

 名前の通りヒマラヤ山脈が原産です。

 高さは50メートルに達します。



京都府立植物園の洋風庭園のヒマラヤスギ(2013年1月)
京都府立植物園の洋風庭園のヒマラヤスギ(2013年1月)




 名前は「スギ」ですが、よく見ればわかるようにマツの仲間(マツ科)です。

 樹高が高く樹形が円錐形になるので、その姿がスギ(ヒノキ科)を思わせたのかもしれません。

 マツもスギも同じマツ目ですから、親戚ではありますが。



近くで見るとマツそのもの(2011年11月)
近くで見るとマツそのもの(2011年11月)




 京都府立植物園には幾本もヒマラヤスギがあります。

 地面で左右に枝を広げ、世界の8000m峰すべてを擁するヒマラヤ山脈のようなものもあります。

 どれも立派で、それぞれ個性がある姿をしています。

 ちょっと植物園らしくないヒマラヤスギの巨木。

 お気に入りを探してみるのもおもしろいと思います。



巨樹(大きな木)・古樹(樹齢の高い木)・老樹(年老いて見える木)」とはIWO(いきもの は おもしろい!)が以下の独自基準で選んだものです。
1.一般に「巨樹」「古樹」「老樹」と認知されている樹木
2.その場所や地域の中で見た目が「巨樹」「古樹」「老樹」を感じさせる樹木
3.見た目が小さくてもその種として「巨樹」「古樹」「老樹」な樹木
4.地域の自然を愛する組織や団体などが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木
5.その他IWOが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木




■参考外部リンク■
京都府立植物園/京都府ホームページ


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タグ: ヒマラヤスギ巨樹・古樹・老樹京都府立植物園

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冬の狭山池の鳥たち 2013.1 池の周囲の薮や木や柵にいた鳥編


 冬になるといろいろなカモが集まる狭山池。

 池の周りに浅瀬や草原など、いろいろなビオトープがあるのがこの池の特徴。

 そして池の周りをぐるりとまわる遊歩道があるのも特徴の一つ。

 その狭山池で2013年1月に出会った鳥たち
 水面よりも上、柵や木の枝などにとまっていた鳥たちです。




南側の草原から見た狭山池




池の周囲の薮や木や柵にいた鳥
スズメ目
モズ(百舌,百舌鳥,鵙)のオス
スズメ目 モズ科 モズ属
スズメより大きい
漂鳥

堺市の地名にもなっている大阪府の鳥。

1997年に大阪などで開催された「なみはや国体」のマスコットキャラクターとして誕生し、現在でも活動中の「ゆるキャラ(当時にはなかった言葉ですが)」のモッピーもモズがモデルです。

ここではいつ行ってもモズは1羽見るか見ないか。

池の周りが3キロ近くあるのですが、平成の改修後に木が十分育つだけの時間がたっていないので、肉食のモズが住みやすい環境にまだなっていないのかもしれません。


ジョウビタキ(尉鶲)
スズメ目 ツグミ科 ジョウビタキ属
スズメくらい
冬鳥

オスのジョウビタキ。

ジョウビタキは特に水辺を好むわけではなく、林や緑地を好む鳥です。
ここは草や木が生え、人が入らないように柵があるので、ジョウビタキも住みやすいのでしょう。

メスのジョウビタキ。

メスはルリビタキなどツグミ科のスズメくらいの鳥のメスとよく似ています。
オスと同じようにたたんだ羽に白い斑点が見えるのが特徴です。

微妙な距離感のモズのオスとジョウビタキのオス。

ジョウビタキは雑食性で、虫なども食べますからモズと食べ物がかぶります。
また縄張り意識も強いので、モズと牽制しあっているようです。

しばらく見ていても微妙な距離感で、どちらかが一方的に押している感じはありませんでした。

池の周りにはまだ植物が茂る場所がまだ少ないので、モズとかちあったのかもしれません。

時には目と目が合うこともありました。
といっても、鳥がよく見るときは顔を横に向けますので、本当は横を向いている時が相手をじっくり見ている時です。


ビンズイ(便追)
スズメ目 セキレイ科 タヒバリ属
スズメくらい
漂鳥

ヒバリか、アオジかとおもったら、ビンズイでした。

ずんぐりとした見た目とちがい、セキレイ科だけあって尾を上下させながら歩くそうですが、残念ながら柵のうえにとまっているばかりで、その様子を見ることはできませんでした。


シジュウカラ(四十雀)
スズメ目 シジュウカラ科 シジュウカラ属
スズメくらい
留鳥

町の公園から低山まで色んな所にいる鳥。

正面から見ると、ちょっとイカツイような。


ヒヨドリ(鵯)
スズメ目 ヒヨドリ科 ヒヨドリ属
ハトより小さい
留鳥

シジュウカラ同様、町の中から低山まで幅広くすみかにする鳥。

逆光気味でわかりにくいですが、ちょっと逆だった感じの頭の毛はヒヨドリの特徴です。




池からちょっと離れたところにいた鳥
スズメ目
イソヒヨドリ(磯鵯)のメス
スズメ目 ツグミ科 イソヒヨドリ属
ハトより小さい
留鳥

池の北側にある博物館にいました。

オスとメスで色や模様がちがう鳥です。
オスとちがってお腹にツグミの仲間らしいのウロコ模様があります。




 水辺の鳥だけでなく、いろんな鳥と出会えるのが狭山池。

 ぐるりと一周するだけで、いろんな鳥と出会うことができました。

 今年の冬はどんな鳥が集まってきているのか、楽しみです。



◆タグ 冬の狭山池の鳥たち 2013.1 冬の鳥 狭山池の鳥 ◆

■参考外部リンク■
狭山池 - 大阪狭山市
大阪府/狭山池ダム
農林水産省/ため池百選
大阪府立狭山池博物館

大阪府/モッピー活動記


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タグ: 狭山池冬の鳥冬の狭山池の鳥13.1モズジョウビタキビンズイシジュウカラヒヨドリイソヒヨドリ狭山池の鳥

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七十二候第六候「草木萠動」 植物は春を感じています。


 立春をすぎて6つ目の七十二候。
 「草木萠動」。

 よみは「そうもく きざしうごく」または「そうもく めばえいずる」。

 意味は、文字を見てわかるように草木が芽を伸ばし始める頃になったということ。

 春です。



 春の花の代名詞のような桜は、日本の多くの地域ではまだですが、よく見ると落葉樹のシルエットが枝先のところで心なしが太くなってきています。

 一見冬と変わっていないようですが、よく見ると確かに植物は春を感じているようです。



 「草木萠動」のころの大阪の植物園、花の文化園の樹木にも春の兆しが見られました。


ソメイヨシノの冬芽
ソメイヨシノの冬芽



カツラの冬芽
カツラの冬芽



ハクモクレンの冬芽
ハクモクレンの冬芽



シデコブシの冬芽
シデコブシの冬芽



ネコヤナギのつぼみ
ネコヤナギのつぼみ




 すべて葉よりも先に花が咲く樹木。

 殻や毛皮の中には花が入っています。



 これから寒い日と暖かい日が交互に訪れて次第に暖かくなってきます。

 そして次の七十二候は、冬ごもりしていた虫たちが動き始める「蟄虫啓戸」です。



■参考外部リンク■
大阪府立花の文化園公式サイト


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タグ: 七十二候草木萠動ソメイヨシノカツラハクモクレンシデコブシネコヤナギ花の文化園冬芽

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下赤阪の棚田の2014年 1月中旬のロゼット編


 人が切り開いたところに生える野草は、「雑草」といいます。

 雑草は人間が管理しているところに生えるわけですから、結構したたか。

 植物が成長しないで枯れる冬でも、春になったら1番に成長できるよう「ロゼット」と呼ばれる状態でじっと待っています。



 「ロゼット」というのは、茎を伸ばさず葉だけを四方八方に広げて地面に張り付いている状態のこと。

 ほかの植物が枯れているので光をいっぱいにあびることができる上に、風や寒さにも強い状態です。

 ロゼットは平べったくなっているのでみんな同じに見えますが、よく見るといろんな種類の雑草があります。

 ということで下赤坂の棚田のビオトープで見つけたロゼットを集めてみました。

 といっても棚田じゅうを探すのは大変ですので、ある部分の畦の数メートルの範囲で出会ったロゼットです。




すっかりさみしくなった冬の下赤阪の棚田




葉の形 » へら形
植物界 被子植物門
双子葉植物綱
キク目

ハルジオン(春紫苑)

キク目 キク科 ムカシヨモギ属

  • 多年草
  • 花期:4~6月
  • 帰化植物 北アメリカ原産
  • 生育場所:田,畑,荒地,空き地,
  • 別名:春女苑(はるじょおん),
  • 日本の侵略的外来種ワースト100
花になるとヒメジョオンにとても良く似ているハルジオンですが、ロゼット状態になるとちがいがわかりやすくなります。

鋸歯(きょし)(葉の縁のギザギザ)が浅く数も少ないのがハルジオン。

ヒメジョオン(姫女苑)

キク目 キク科 ムカシヨモギ属

  • 一年草(越年草)
  • 花期:6~10月
  • 帰化植物 北アメリカ原産
  • 生育場所:田,畑,荒地,空き地,
  • 環境省指定要注意外来生物
  • 日本の侵略的外来種ワースト100
鋸歯があまり目立たないハルジオンとちがい、鋸歯が深いのがヒメジョオンの特徴。

ハハコグサ(母子草)

キク目 キク科 ハハコグサ属

  • 一年草(越年草)
  • 花期:4~6月
  • 史前帰化植物? 東アジアから南アジア原産
  • 分布:北海道,本州,四国,九州,沖縄,
  • 生育場所:田,畑,荒地,空き地,
  • 別名:御形(ごぎょう)
チチコグサと似ていますが、黄色いはなびらがない筒状花(とうじょうか)がハハコグサの特徴。

細かい毛が生えていて白っぽく見えるのも特徴です。




葉の形 » 楕円形
植物界 被子植物門
双子葉植物綱
シソ目

オオバコ(大葉子)

シソ目 オオバコ科 オオバコ属

  • 多年草
  • 花期:4~9月
  • 分布:北海道,本州,四国,九州,沖縄,
  • 生育場所:平地から山地の特に人がよく通るところ
  • 別名:車前草
葉の根元から先の方に向かって数本の葉脈が走るのがオオバコの特徴。
暖かくなってもロゼット状態のままなので踏まれることに強く、ハイキングコースなど人がよく通るところでもはえています。

タデ目

スイバ(蓚,酸い葉)

タデ目 タデ科 スイバ属

  • 多年草
  • 花期:5~8月
  • 分布:北海道,本州,四国,九州,
  • 生育場所:野原,土手,田,道端,
  • 別名:ギシギシ,スカンポ,スカンボ,ソレル,
オオバコに似ていますが、葉柄の先に楕円形の葉がつくのがスイバで、オオバコは葉柄にも葉っぱのような広がり(翼)がついています。
よく見ると葉の付け根が切れ込んています。



葉の形 » 円形
植物界 被子植物門
双子葉植物綱
シソ目

キュウリグサ(胡瓜草)

ムラサキ目 ムラサキ科 キュウリグサ属

  • 一年草(越年草)
  • 花期:3~5月
  • 分布:北海道,本州,四国,九州,沖縄,
  • 生育場所:田畑,道端,
  • 別名:タビラコ
オオバコとスイバを足して2で割ったような形の葉。
葉柄の先の葉は、丸いか角のとれた菱型のような形です。

ナデシコ目

オランダミミナグサ(和蘭耳菜草)

ナデシコ目 ナデシコ科 ミミナグサ属

  • 一年草(越年草)
  • 花期:4~5月
  • 帰化植物 ヨーロッパ原産
  • 生育場所:都市の道端,田畑,
固そうな毛がはえ、肉厚な感じの葉が特徴。
道端から空き地まで色んな所で見かけますが、日本だけでなく世界中に広がっています。



葉の形 » 線形
植物界 被子植物門
単子葉植物綱
イネ目

オヒシバ(雄日芝)

イネ目 イネ科 オヒシバ属

  • 一年草(越年草)
  • 花期:5~6月
  • 分布:北海道,本州,四国,九州,沖縄,
  • 生育場所:日当たりの良い山野
よく似た雑草にメヒシバエノコログサなどがありますが、茎が緑色(メヒシバは赤)で葉が細い(メヒシバやエノコログサは太い)のがオヒシバ。
空き地や公園など開けたところならどこでもみかけるイネ科の雑草。




葉の形 » 切れ込み
植物界 被子植物門
双子葉植物綱
キク目

ヨモギ(蓬)

キク目 キク科 ヨモギ属

  • 多年草
  • 花期:9~10月
  • 分布:本州,四国,九州,小笠原諸島,
  • 生育場所:草地,林縁,畑,空き地,道端,
お餅や団子に混ぜ、沖縄では炊き込みご飯(じゅーしー)の具にする山菜。
さらにお灸(きゅう)に使う艾(もぐさ)の原料にもなる薬草。
そのうえ舗装された道端のわずかに隙間でも生えるほどのタフさは、山菜王かもしれません。



葉の形 » 細かく裂ける
植物界 被子植物門
双子葉植物綱
バラ目

オヘビイチゴ(雄蛇苺)

バラ目 バラ科 キジムシロ属

  • 多年草
  • 花期:5~6月
  • 分布:北海道,本州,四国,九州,
  • 生育場所:日当たりの良い田,湿り気のある野原,
見た通りヘビイチゴの仲間です。
葉軸(ようじく)の先に小さい葉が5枚つくのが特徴。
ヘビイチゴは3枚です。
キジムシロにもよく似ていますが、キジムシロは葉軸に葉が5~7枚並ぶ奇数羽状複葉です。
※ロゼットの葉の形の分類は 亀田龍吉著『野草のロゼットハンドブック』文一総合出版 を参考にして、この記事に合うようにしました。



 田んぼで雑草というとなんかいい加減に管理しているように思われるかもしれません。

 家庭菜園やお庭でもそうですが、雑草を無くすのはとても大変で、抜いても抜いてもすぐ生えてきます。

 それが広い田んぼや畑となると、もうたいへん。



 そこで一気に枯らすために使われるのが除草剤などの農薬。
 食べ物を育てる田畑では、むやみに除草剤を使うわけにはいきません。

 つまり雑草があることは、除草剤が過剰に使われていないことになります。

 除草剤を使わないで雑草を減らす方法に草刈があります。

 しかし地面にぺったりひっついているロゼットでは草刈りできません。

 ですから、よく管理されている田んぼであっても、雑草を0にするのは難しいことなのです。



◆タグ ロゼット 下赤阪の棚田 田んぼの生き物 ◆

■参考外部リンク■
下赤阪の棚田(11月にはライトアップ)千早赤阪村ホームページ


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タグ: 下赤阪の棚田の2014年1月の下赤阪の棚田の植物オランダミミナグサオヘビイチゴオヒシバハルジオン下赤阪の棚田201401ロゼット/SA-tanada丸い葉rosette/SA-tanada長い葉rosette/SA-tanada

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冬の狭山池の鳥たち 2013.1 水辺から離れた刈られた草原にいた鳥編


 ため池が多い大阪でトップクラスの大きさの狭山池。

 日本最古の溜池、日本最古のダムと言われています。

 池の周りを駐車場、公園、博物館などがあり、公園には売店のたぐいはないものの、博物館の喫茶室や隣の国道沿いにはいろいろなお店があります。

 池にも葦原や浅瀬などの様々なビオトープが作られ、様々な種類の鳥がやってきます。

 そんな狭山池に2013年の前半の冬に集まってきた鳥達の水辺のまわりの草原の鳥たち編です。




立入禁止の草原がある狭山池の西岸




 この冬にやってくるのも同じ鳥たちだと思いますが、かならずしも同じとは限りません。



水辺から離れた刈られた草原にいた鳥
スズメ目
ヒバリ(雲雀)
スズメ目 ヒバリ科 ヒバリ属
スズメより大きい
留鳥

春ではないので冠羽(かんう)も立てず、ホバリングしながら鳴いてたりしていません。
留鳥ですので一年中いますが、春以外は目立たないのはウグイスと同じです。


ホオジロ(頬白)
スズメ目 ホオジロ科 ホオジロ属
スズメより大きい
留鳥

右の顔の白い色がはっきりしているほうが多分オスで、左の白が少し茶色がかっている方が多分メスです。


アオジ(青鵐,蒿鵐,蒿雀)
スズメ目 ホオジロ科 ホオジロ属
スズメくらい
漂鳥

アオジは住宅街の植え込みから公園の茂みまで意外と身近にいますが、なかなか姿を見せてくれない珍しい鳥。
冬に「チチチチ……」と言う鳴き声だけが聞こえてきたら、多分藪の中にアオジがいます。

お腹が黄色いほうがアオジ。
顔に白と黒の線が入っているのがホオジロ。
特にお互いを意識しているような様子はなかったのですが、一緒にいたので混群でしょうか。
仲がいいのは同じホオジロ属だから?


ツグミ(鶇)
スズメ目 ツグミ科 ツグミ属
ハトより小さい
冬鳥

野鳥マンガ「とりぱん」では気弱キャラのつぐみんこと、ツグミです。
地面の上をとっとこ走りながら落ちてる種などを食べます。
気弱のくせになぜか人家のまわりにもよくいます。




 今回紹介した鳥は少ないですが、全体では十種類以上の鳥と出会いました。
 それもたった1日、しかも一周しただけで。

 冬の狭山池は、鳥でいっぱいです。



◆タグ 冬の狭山池の鳥たち 2013.1 冬の鳥 狭山池の鳥 ◆

■参考外部リンク■
狭山池 - 大阪狭山市
大阪府/狭山池ダム
農林水産省/ため池百選


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タグ: 狭山池冬の鳥水辺の鳥冬の狭山池の鳥13.1ヒバリホオジロアオジツグミ狭山池の鳥

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