大阪城の立冬の紅葉・黄葉・褐葉
北海道や沖縄などを除き、日本中の多くの地域で見頃になっている紅葉(こうよう)。
大阪にも紅葉の名所はありますが、多くは山の手になります。
数少ない平野部の名所と言われる大阪城公園へ行ってきました。

大阪城の刻印石広場から見た天守閣
大阪の中央で南北に連なる上町台地(うえまちだいち)。
旧淀川(現在の大川)から新大和川を超えて泉北丘陵(せんぼくきゅうりょう)につながっています。
瀬戸内海と京都をつなぐ流通の要衝の淀川を見下ろすような形になっていたのが大阪城。
豊臣秀吉がつくった城です。
現在では一部が官庁街などになっているものの、城の縄張りにはグラウンドやホールなどの施設の他に、庭園や公園などがあります。

黄葉している銀杏と紅葉している桜と鉄筋コンクリートの天守閣
大阪城公園には梅林、桃園、桜並木などがありますが、残念ながらモミジやカエデ園のようなものはないようです。
奈良の春日大社(かすがたいしゃ)の原始林を観てもわかるように、ほっておけば常緑広葉樹(じょうりょくこうようじゅ)に覆われていまう大阪平野・丘陵部。
モミジやカエデがきれいに紅葉するのが難しい環境なのかもしれません。

褐葉しているケヤキ
そんな中できれいに色づいているのは外堀の東側にある道路のイチョウ並木。
まだ少し早かったのか、若干緑色が残っているものもありますが、黄色に染まっています。
ただ並木が作られて間がないようで、小さい木ばかりなのがちょっと残念。

まだ小さいイチョウの並木
桜も紅葉していますが、よく目につくのはハゼノキ。

本丸の広場のハゼノキ
石垣にも生えていました。
草のように小さいハゼノキですが、いずれ陸上自衛隊の隊員に抜かれてしまうことでしょう。

内堀の石垣のハゼノキ
いつまでも暑いと思っていたら、もう冬。
そしていつの間にか紅葉も終わってしまいそうです。

タグ: 大阪城公園 紅葉 黄葉 褐葉 イチョウ サクラ ケヤキ ハゼノキ

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