晩秋の金剛山 ブナ林の黄葉
立冬直前の金剛山。
大阪と奈良の境にそびえる1000mを超える山で、京阪神を囲む山々の中で最も高い山。
山頂では昼間ですら10℃を下回るようになってきました。

山頂売店前のオオモミジ
京阪神の一部の山の山頂付近にわずかに残っているだけのブナも、金剛山では大きなものが多く残っています。
そんなブナが黄葉(おうよう,こうよう)を迎えていました。

ブナ林が広がる千早本道の八合目と九合目の間
金剛山は修験道(しゅげんどう)の開祖の役行者(えんのぎょうじゃ)が開いたと言われる修行場の一つで、山頂には神社と寺院があり、神仏習合(しんぶつしゅうごう)の地として信仰を集めています。
そのためでしょう。
山頂付近は神域として杉や檜の植林を免れていたようで、ブナの巨木をはじめとする様々な広葉樹が残されています。

黄葉している金剛山のブナ

ブナ以外にもシラキなど様々な広葉樹が黄葉しています

まだ緑の葉も残っています
金剛山でブナ林が残るのところは何箇所もありますが、IWO(いきもの は おもしろい!)としておすすめは、最もメジャーな登山道の千早本道の8合目と9合目の間。
8合目と9合目の間には2本の道がありますが、そのうち山腹を回っていく方の道。
道沿いに多くのブナの巨木が生え、晩秋は黄葉、冬は霧氷、初夏には新緑で目を楽しませてくれます。
他の道から登ってきても、ちょっと時間を割けば行くことができるのも魅力です。

高木から低木まで黄葉しています

ちょっとだけ杉も顔を出しています

この景色が楽しめるのもあとわずか
落葉が終わるとブナの枝についたヤドリギが目立つようになり、霧氷の季節になります。
金剛山が白く染まる季節が待ち遠しくなる、ブナ林の黄葉です。

タグ: 金剛山の紅葉 金剛山のブナ 黄葉 紅葉 秋の金剛山 金剛山 ブナ 千早本道 金剛山の植物

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