誰がどの鳥を狩ったのか? 岩湧山でプロファイリング
大阪の河内長野市にある滝畑ダムから岩湧山(いわわきさん)に向かってダイヤモンドトレールを歩いているとき。
山頂の茅場(かやば)手前のヒノキ(檜)林を歩いているとき。
ヒノキの落ち葉の上に大量の羽毛が散らばっていました。

岩湧山の檜林の現場
錦織公園(にしこおりこうえん)で時折見かける風景です。
錦織公園の場合は、野良猫がカワラバトを狩った跡のフィールドサイン。
ネコは鳥を捕まえた場所で毛をむしってから、どこか人目のないところへ持って行って食べるようです。
今まで鳥の羽毛が散らばっているのは何度も見たことが有りますが、食べ残しや骨を見たことはありません。

翼系の羽毛は濃いグレーと暗い黄緑色
ここ、岩湧山の現場では大きな疑問が二つ。
ひとつは、誰の狩り跡か。
もう一つは、誰が狩られたのか。

フワフワ系の羽毛は白いものが目立つ
ここは集落から2時間ばかり歩いた山の中。
イエネコは考えられないでしょう。
岩湧山にいそうな肉食の哺乳類は、テン。
姿は見たことがありませんが、糞(ふん)は見たことがあります。
夜行性で姿を見せないくせに登山道などの目立つところに糞をする習性があるのがテン。
ということで狩ったのはテン。

以前岩湧山登山道で見かけたテンのものと思われる糞
これは植物を多く食べていたよう
次は狩られたのは誰か。
散っている羽毛しか手がかりはありません。
フワフワした羽毛は白いものが多いようです。
つまり腹が白い鳥。
翼になる羽毛は、濃いグレーと、暗い黄緑色。
この取り合わせで、山にいる鳥は……
シジュウカラ。

狩られたと思われるシジュウカラ
さあ、真実は?


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