天王寺動物園でキジの足を見ました。やっぱり地面の上の鳥っぽい!
外国だけでなく日本の動物も展示されている大阪市の天王寺(てんのうじ)動物園。
新世界ゲートの右側に鳥ばかりを集めたコーナーがあります。
その中にいるのが、キジ。
ニホンキジ(日本雉)です。
日本の固有種で、日本の国鳥です。

天王寺動物園の雄と雌のキジ
千早赤阪村(ちはやあかさかむら)の棚田で出会った鳥です。
その時は長い尾を伸ばして歩く姿の恐竜をイメージしましたが、狭い檻の中ではやっぱり鳥。
それでも近くから見ることは動物園だから。
棚田ではよくわからなかった足を見てみます。

恐竜ぽく見えないのは尾羽根が短いから?
かかとに後ろ向きについている第1趾(し)、人間の親指に相当する指です。
ちょっと上の方から生えて短く、爪がやっと地面に付く程度。
樹の枝に止まらない、地面を歩く鳥の特徴です。

キジの趾(あしゆび)
左側の短いのが第1趾。
動物園で見ることができる動物は、必ずしも野生にいる姿と同じではありません。
しかし近くでじっくりと見ることができない動物を観察できるのが動物園。
生き物が住んでいる自然と、飼育されている動物園、標本が展示されている博物館。
それぞれの役割を理解して、使い分けると生き物と自然についてより多くのことを知ることができると思います。


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