【 2013年10月】

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天王寺動物園に行って昼間に夜行性動物を見ちゃいました!


 日本で3番目に古く、日本で2番目に総入場者が1億人を超え、毎年百数十万から二百万人の入園者がある日本でもトップクラスの動物園。

 大阪市の天王寺(てんのうじ)動物園。




天王寺動物園新世界ゲート




 動物が住む環境を再現した生態展示が特徴の動物園です。

 アフリカのサバンナを再現したアフリカサバンナゾーンやゾウがいるアジア熱帯雨林ゾーンなどがあります。

 まわりを大きな木で囲み、周囲のビルなどが見えなくしているので、現地にいるような感じがしてきます。
 あべのハルカスができるまでは。




アジア熱帯雨林の奥に立つ300mのあべのハルカス




 動物園の新世界ゲートと天王寺公園の美術館下ゲートをつなぐ通路があります。
 新世界から動物園へ入らずに上を通って天王寺方面へ行く通路です。

 ちょうど動物園を南北に分けるような形になっていますが、下は自由に行き来することができます。

 ベンチがあったりゲームコーナーがあったりしますが、その奥にひっそりとあるのが夜行性動物舎。




入り口がちょっと目立たない夜行性動物舎




 中はもちろん真っ暗、ではなく、薄明かりがついているので、目が慣れれば足元も動物の姿も見ることができます。

 キウイのような外国の動物もいますが、日本の里山に住んでいるような身近な動物もいます。

 身近であっても夜行性なのでなかなか目にすることがない動物たちです。




おしりを向けていたら何かわからないキウイ




カヤネズミ(萱鼠)
ネズミ目 ネズミ科 カヤネズミ属
棲息環境:低地から山地までのススキなど背丈の高い草原,
日本での分布:東北南部の本州,四国,九州,


目が大きいカヤネズミ

カヤネズミの巣
[レッドデータブック]
 環境省RDB:記載なし
 絶滅:東京都,
 絶滅危惧II類:群馬県,長野県,愛知県,福岡県,鹿児島県,
 準絶滅危惧種:茨城県,埼玉県,千葉県,神奈川県,石川県,
  岐阜県,静岡県,滋賀県,京都府,奈良県,岡山県,山口県,
  佐賀県,長崎県,熊本県,大分県,宮崎県,
 情報不足:山形県,福島県,富山県,
 その他:宮城県,栃木県,山梨県,大阪府,





ホンシュウモモンガ(本州摸摸具和)
ネズミ目 リス科 モモンガ属
棲息環境:山地の森林,
日本での分布:本州,
別名:ニホンモモンガ,ホンドモモンガ,モモンガ,


丸まっていたホンシュウモモンガ
[レッドデータブック]
 環境省RDB:記載なし
 絶滅:東京都,
 絶滅危惧I類:愛知県,三重県,滋賀県,岡山県,福岡県,
  熊本県,宮崎県,
 絶滅危惧II類:秋田県,山形県, 神奈川県,京都府,兵庫県,
  奈良県,鳥取県,島根県,山口県,愛媛県,
 準絶滅危惧種:青森県,岩手県,群馬県,埼玉県,富山県 ,
  石川県,福井県,山梨県,長野県,岐阜県,和歌山県,
  広島県,高知県,
 情報不足:静岡県,大分県,
 その他:福島県,栃木県,





ホンドタヌキ(本土狸)
ネコ目 イヌ科 タヌキ属
棲息環境:平地の公園や住宅街から山地まで,
日本での分布:本州,四国,九州,


こっちむいてくれないホンドタヌキ
[レッドデータブック]
 環境省RDB:記載なし
 その他:埼玉県,鹿児島県,





テン(貂,黄鼬)
ネコ目 イタチ科 テン属
棲息環境:山地の森林,
日本での分布(ホンドテン):北海道(移入種)本州、四国、九州,
日本での分布(ツシマテン):対馬,


丸まっているテン
[レッドデータブック]
 環境省RDB:記載なし
 準絶滅危惧種:群馬県,千葉県,愛知県,
 その他:埼玉県,鹿児島県,





アライグマ(洗熊,浣熊)
ネコ目 アライグマ科 アライグマ属
棲息環境:水辺,
原産地:北アメリカ,,


イメージの割りに結構狂暴なアライグマ
特定外来生物





  • 絶滅(EX):我が国ではすでに絶滅したと考えられる種
  • 野生絶滅(EW):飼育・栽培下でのみ存続している種
  • 絶滅危惧I類(CR+EN):絶滅の危機に瀕している種
  • 絶滅危惧II類(VU):絶滅の危険が増大している種
  • 準絶滅危惧(NT):現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種
  • 情報不足(DD):評価するだけの情報が不足している種




 天王寺動物園の夜行性動物舎。

 夜行性の動物を見ることができる貴重な展示室です。



◆タグ 天王寺動物園 レッドデータブック ◆

■参考外部リンク■
天王寺動物園HOMEPAGE

日本のレッドデータ検索システム


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タグ: 天王寺動物園夜行性カヤネズミニホンモモンガモモンガタヌキテンアライグマ動物園レッドデータ

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theme : 博物学・自然・生き物
genre : 学問・文化・芸術

暑い暑いと思っていたらいつの間にか秋がやってきていました。


 大阪では10月になって夏のように30℃を超える日が続いています。

 いつまでも夏が続いているようですが、二十四節気で秋の始まりの立春は、今年は8月7日。
 秋の真ん中の秋分は9月23日。

 もうすぐ冬です。



 一体秋はどこに行ったのだろうと、秋を探しに休日の錦織公園(にしこおりこうえん)へ。
 大阪南西部にある里山を利用した大きな公園です。

 公園には山を切り開いて作った遊具がいっぱいある広場があります。

 そこには秋に紅葉する落葉樹が植えられています。



木も遊具もいっぱいの錦織公園のやんちゃの里
木も遊具もいっぱいの錦織公園のやんちゃの里




 その中で、モミジバフウが紅葉をはじめていました。

 まだまだ緑色の木もるのですが、気の早い木はもう葉を落としています。




いつの間にか赤くなっていたモミジバフウ




 きれいに紅葉する条件は、大きな寒暖の差ですが、それは夜の間に植物が盛んに呼吸しないほど低い気温になることです。

 どう考えてもそこまで気温が低いとは思えません。

 それでも結構赤く染まっていました。



名前に「モミジ」がついていますがモミジ(カエデ(楓))の仲間ではなく「フウ(楓)」の仲間
名前に「モミジ」がついていますが
モミジ(カエデ(楓))の仲間ではなく「フウ(楓)」の仲間




モミジのように葉が分かれていますが葉の縁がまっすぐなのでなんとなく違和感がある葉
モミジのように葉が分かれていますが
葉の縁がまっすぐなのでなんとなく違和感がある葉




 近くにはケヤキがあります。

 家の近くのケヤキは黄色く色づいていますが、公園ではもう葉を落としているものもあります。

 となりではほんのりと黄緑色になっているケヤキが。



となりはまだ緑色なのに葉を落としたケヤキ
となりはまだ緑色なのに葉を落としたケヤキ




 暑い暑いと言いつついつの間にか秋になってきていましたが、モミジバフウもケヤキもいつまでも続く暑さにちょっと困っているようにも見えました。



◆タグ 紅葉 錦織公園 ◆

■参考外部リンク■
大阪府営 錦織公園


出会った紅葉を
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タグ: 紅葉モミジバフウケヤキ褐葉錦織公園

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theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

金剛山が育む棚田の生き物 下赤阪の棚田2013年9月 その2 植物編の1


 日本の棚田100選にえらばれた棚田がある大阪府千早赤阪村。

 その棚田が黄色く色付きはじめる9月に出会った生き物たち。

 その植物編の1つ目です。




ほのかに黄色く色付いてきた9月中旬の下赤阪の棚田




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 「出会った時期」は写真を撮ることができた時期のことで、その時期以外にはなかったということではありません。



被子植物門
双子葉植物綱
キク目

ハハコグサ(秋の母子草)

キク目 キク科 ハハコグサ属
一年草
出会った時期:下旬


全部蕾のようですが、これでもちゃんと咲いているものもあります。多分。

本来ハハコグサが咲くのは春で、秋に咲くのはアキノハハコグサ。

アキノハハコグサは葉の付け根が茎をまくようになること、そして環境省のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されるほど希少種になること、そしてハハコグサでも秋に咲くものがあること。

ということで秋ですがハハコグサ。

ヒメジョオン(姫女苑)

キク目 キク科 ムカシヨモギ属
一年草
掲載:P302
出会った時期:中旬


住宅街の公園にも生えるようなよくある雑草。
よく似た植物がありますが、葉の付け根が茎に巻きつかないのが特徴。

アメリカセンダングサ(あめりか栴檀草)

キク目 キク科 センダングサ属
一年草
掲載:P298
出会った時期:中旬

北アメリカ原産の外来種。
種はひっつき虫になります。


ヨメナ(嫁菜)

キク目 

キク科 

シオン属
多年草
出会った時期:中旬・下旬

持っているデジカメではどうしてもノコンギクパープルを再現できません。
実物はきれいな薄紫色をしています。


ヨシノアザミ(吉野薊)?

キク目 キク科 アザミ属
多年草
花期:9~11月
出会った時期:中旬


コウゾリナ(剃刀菜)?

キク目 キク科 コウゾリナ属
二年草
出会った時期:中旬・下旬


ちょっと自信がありませんが、硬そうな毛が生えた茎、葉柄がない披針形の葉なのでコウゾリナかな、と思います。
5月ころから10月ころまで咲いている開花期の長い花です。

ヒマワリ(向日葵)

キク目 キク科  ヒマワリ属
一年草
出会った時期:上旬

空いた棚田に植えられていました。
棚田を見に来た人のために植えられているのでしょう。


オオハルシャギク(大春車菊)

キク目 キク科 コスモス属
一年草
出会った時期:下旬

コスモスの和名。
ただし「コスモス」はコスモス属の総称ですが、「オオハルシャギク」はこのタイプのコスモスのことです。
メキシコが原産地の外来種。
中学校の近くの斜面にたくさん植えられています。




シソ目

キツネノマゴ(狐の孫)

シソ目 キツネノマゴ科 キツネノマゴ属
一年草
掲載:P290
出会った時期:上旬・中旬・下旬

下唇ばかり目立つのでシソ科でないように感じますが、よく見ると上唇もありシソ科の花の形をしているのがわかります。
花穂にたくさんついているのですが、なぜか一つが二つくらいしか咲いていません。
そのため長い間咲いています。


シソ(紫蘇)

シソ目 シソ科 シソ属
一年草
出会った時期:中旬

中国からの史前帰化と考えられています。
恐らく以前栽培していたシソの種がこぼれて育ったものでしょう。
シソは雑草のようによく育ちます。


アキノタムラソウ(秋の田村草)

シソ目 シソ科 アキギリ属
多年草
出会った時期:上旬・中旬・下旬

秋になるといつ行っても棚田のどこかで咲いています。




マメ目

クズ(葛)

マメ目 マメ科 クズ属
蔓性多年草
出会った時期:中旬・下旬

駆除の難しい雑草王ですので、棚田の中には生えていません。
上の棚田との間に生えています。


ノアズキ(野小豆)

マメ目 マメ科
蔓性多年草
出会った時期:上旬・中旬・下旬

これも花期の長い植物で秋にはいつ行っても咲いています。


コマツナギ(駒繋)

マメ目 マメ科 コマツナギ属
落葉小低木
掲載:P241
出会った時期:上旬

草のように見えますが、小さくて細い木です。
馬を繋げるくらいしっかりしているというのが由来だそうです。




タデ目

イヌタデ

タデ目 タデ科 ソバカズラ属
一年草
掲載:P256
出会った時期:下旬

この画像では咲いているものはひとつもありません。
咲くと5枚の花びらが広がります。


イタドリ

タデ目 タデ科 ソバカズラ属
多年草
出会った時期:上旬・中旬


春の若芽は山菜になります。
棚田の周りの色んな所に生えています。



その他の目

オオニシキソウ(大錦草)

キントラノオ目 トウダイグサ科 トウダイグサ属
一年草
出会った時期:中旬

アメリカからやって来た外来種。


アレチウリ

ウリ目 ウリ科 アレチウリ属
蔓性一年草
出会った時期:上旬


北米原産の外来種。
日本の侵略的外来種ワースト100に選定されています。

ユウゲショウ(夕化粧)

フトモモ目 アカバナ科 マツヨイグサ属
多年草
出会った時期:上旬・中旬

アメリカ原産の外来種。
住宅街の道端などでもよく見かけます。


ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)

ナデシコ目 ヤマゴボウ科 ヤマゴボウ属
多年草
出会った時期:上旬

アメリが原産の外来種。
実も含めて全体に毒があるので食べないように。
果汁は服につくととれないのでハイキングの時などは注意が必要です。


カタバミ

カタバミ目 カタバミ科 カタバミ属
多年草
掲載:P248
出会った時期:上旬・下旬

花は綺麗ですが、小さな雑草王。
種を四方八方へ飛ばし、球根はパラパラとすぐ崩れてしまうので畑ではなかなか厄介な雑草です。


カラスウリ(烏瓜)

ウリ目 ウリ科 カラスウリ属
蔓性多年草
出会った時期:上旬・下旬


あちこちで実がが熟していましたが、まだ咲いている花がありました。
結構花期が長いようです。

 棚田はきれいに手入れをされていますので大きな雑草は生えていませんが、その隙間や棚田の周りにいろいろな植物が生えています。

 在来種に混じって外来種も少なくないのは人里に近い証拠なのでしょう。



◆タグ 下赤阪の棚田 田んぼ ビオトープ ◆

■参考外部リンク■
下赤阪の棚田(11月にはライトアップ)千早赤阪村ホームページ
下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会
ACRES_棚田の主な役割と「百選」の選定方法
一般社団法人 地域環境資源センター 農村環境部


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タグ: 9月の下赤阪の棚田の植物果実/SA-tanadaヨウシュヤマゴボウアメリカセンダングサユウゲショウシソオオニシキソウ下赤阪の棚田2013下赤阪の棚田201309棚田の植物1309

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genre : 趣味・実用

5億年前の重防御生物に似た生き物が大阪湾にいるなんて知らなかった!「いきもの いっぱい 大阪湾 ~フナムシからクジラまで~」


 大阪湾にいる生き物がいっぱい集まった大阪市立自然史博物館の「いきもの いっぱい 大阪湾 ~フナムシからクジラまで~」。

 チラシを見た時から気になっている生き物がいました。



この記事には変わったウニの画像があります。





会場入り口の釣り看板<
会場入り口の釣り看板




 チラシには展示されている生き物たちのキャラクターがいっぱい載っています。

 みんなマンガっぽくなっていますが、よく特徴を捉えていて、自分が知っている生き物ならすぐわかります。

 その中で気になるのが、丸くって毛がモジャモジャで何かトゲのようなものが生えているいきもの。

 まるで5億年前のカンブリア紀中期のバージェス動物群の「ウィワクシア」のようです。

 まさか大阪湾の底に大絶滅を何度も生き抜いた「生きた化石」がいるのでしょうか。



 そのイラストの生き物はオカメブンブク。

 会場に展示されているはずです。

 果たして実物は?



 残念ながら標本になっていましたが、ちゃんといました!

 体は丸い玉のようですが、イラストのように毛、それも硬そうな毛が同じ方向に流れていて、ウィワクシアほど重防御ではありませんが、同じ仲間のようにも見えます。

 でも、オカメブンブクはウニの仲間。



ウニには見えない淡路島の成ヶ島のオカメブンブクの標本
ウニには見えない淡路島の成ヶ島のオカメブンブクの標本




 オカメブンブクなどのブンブクチャガマと呼ばれるウニの仲間は、海底の砂の中に潜って生活します。
 砂に潜りやすいようにトゲが細く同じ方向に向くように進化したようです。

 カンブリア紀のウィワクシアはどの分類に所属するかよくわからない生き物の一つで、背中は鱗(うろこ)で覆われ、トゲは剣のようになっています。

 逆に体の下側は巻き貝のようにひっついて動く平らな“足”になっていたと考えられていて、体のつくりが左右対称(左右相称(さゆうそうしょう))になっている生き物です。



 それに対してウニは下側にも動くためのトゲや管足がならび真ん中には口があります。

 体の作りも同じ構造のものを5つ星形に並べた五放射相称(ごほうしゃそうしょう)になっています。
 ウニも含まれる棘皮動物(きょくひどうぶつ)と言われる生き物の特徴です。

 ここまでちがうとウィワクシアとオカメブンブクは親戚どころかまったくちがう生き物です。



垂井沖のオカメブンブクの背中?
垂井沖のオカメブンブクの背中?
垂井沖のオカメブンブクのお腹?
垂井沖のオカメブンブクのお腹?


 ということで、大阪湾には5億年生き延びた古代生物はいないようですが、こんなかわったウニがいることがわかりました。



 ほかにも見たことも聞いたこともないいきものがいっぱい展示されているのが「いきもの いっぱい 大阪湾」。

 もちろん大阪湾に住んでいる、住んでいた生き物たち。

 簡単に会えない生き物もいっぱいいます。

 そんな生き物に会えるのもあとわずか。

 2013年10月14日(祝)まで!



■参考外部リンク■
第44回特別展 いきもの いっぱい 大阪湾 ~フナムシからクジラまで~ | 大阪市立自然史博物館
ようこそ大阪市立自然史博物館へ


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タグ: いきものいっぱい大阪湾44オカメブンブクウニ棘皮動物大阪湾

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theme : 博物学・自然・生き物
genre : 学問・文化・芸術

恐竜だけでない恐竜博物館 最初の花を見ました。


 恐竜では日本一と言われる福井県立恐竜博物館。

 もちろん恐竜の展示が中心ですが、他に地球の生き物の歴史も展示されています。

 その中でも気になったものの一つが、植物。



福井県立恐竜博物館で出迎えてくれるティラノサウルスロボット
福井県立恐竜博物館で出迎えてくれるティラノサウルスロボット




 身近な植物というと、コケの仲間と茎がある維管束植物(いかんそくしょくぶつ)。

 維管束植物はシダ植物と種子植物(しゅししょくぶつ)に分かれます。

 種子植物は「花」のない裸子植物(らししょくぶつ)と、「花」が咲く被子植物(ひししょくぶつ)に分かれます。

 植物の進化はだいたいこの順番と考えられています。

 つまり、花が咲く被子植物は、一番最後に現れたと考えられているのです。



 最初の花が咲く植物の一つと考えられているのが、アルカエアントゥス。

 恐竜博物館の2階、「生命の歴史」の「恐竜時代の森」に復元された模型が展示されています。

 アルカエアントゥスは中生代(ちゅうせいだい)中頃の植物で、現在のモクレンに似た花と実をつけていましたので、モクレンの仲間と考えられています。

 つまり、モクレンは最も原始的な花の植物の仲間なのです。



恐竜博物館のアルカエアントゥスの復元模型
恐竜博物館のアルカエアントゥスの復元模型




 しかしそれはちょっと意外に感じます。

 なぜかというと、モクレンの花は花弁(はなびら)と萼(がく)が変化したものなのです。

 生き物の進化は、基本的に減る方向に進み、なにか新しいものが創りだされることはめったにありません。
 新しく見えるものも、実はすでにあるものが変化したものだったりするのです。

 例えばイルカの背びれと尾びれ。

 背びれや尾びれはもちろん魚にもあります。
 ところが魚の背びれや尾びれには骨がありますが、イルカにはありません。

 魚がは両生類・爬虫類へと進化して失った背びれや尾びれの骨は、哺乳類が海に戻って魚みたいな形のイルカになっても、戻ってくることはなかったのです。

 そこで筋肉や皮膚などを変化させて魚みたいな背びれや尾びれを作ったのです。



恐竜博物館のアルカエアントゥスの花
恐竜博物館の
アルカエアントゥスの花
ハクモクレンの花(花の文化園)
ハクモクレンの花(花の文化園)
※展示されていません



 それと同じように、花弁のようになった萼が、葉っぱのような緑の萼に戻ることはないような気がします。

 アルカエアントゥスの花の萼がモクレンのように花弁のようになっていたかどうかはわかりません。

 すでに萼が花弁のようになっていたとすると、萼が緑色の花はモクレンの仲間以外の植物から進化したのかもしれません。

 恐竜博物館も、恐竜以外に目を向ければ、もっといろいろとおもしろいことが見えてきます。



■参考外部リンク■
FPDM: 福井県立恐竜博物館

大阪府立花の文化園公式サイト


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タグ: アルカエアントゥス中生代モクレン恐竜博物館植物ハクモクレン

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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

金剛山が育む棚田の生き物 下赤阪の棚田2013年9月 その1 動物編の1


 大阪唯一の村、千早赤阪村。

 その棚田が黄色く色づき始める9月に出会った生き物たち。

 まずは動物の昆虫、その1つ目です。



この記事にはいろいろな虫の画像があります。






まだまだ緑が濃い9月上旬の下赤阪の棚田




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節足動物門
昆虫綱
チョウ目
ミドリヒョウモン(緑豹紋)
タテハチョウ科 ミドリヒョウモン属
出会った時期:中旬

ヒョウモンチョウにはいろいろ種類があります。
翅(はね)の表面や裏面の模様で見分けるようなので、この向きだけではまちがっているかもしれません。


コジャノメ(小蛇目)
タテハチョウ科 コジャノメ属
出会った時期:下旬

翅に目のような模様があるのがジャノメチョウの仲間の特徴です。
裏側にも目のような模様があります。


ヤマトシジミ(ヤマト小灰蝶)
シジミチョウ科 ヤマトシジミ属
出会った時期:上旬

シルビアシジミにも似ています。
翅の裏側の模様で区別できるようですが、表側はよく似ています。


ルリシジミ(瑠璃小灰蝶)
シジミチョウ科 ルリシジミ属
出会った時期:上旬



ナミアゲハ(並揚羽)
アゲハチョウ科 アゲハチョウ属
掲載:P113
出会った時期:中旬

アゲハにもよく似た種類があります。
前翅(ぜんし)の付け根あたりが黒くベタ塗りになっているのがキアゲハ。
黒い筋になっているのがナミアゲハ(アゲハ)。
ということで、これはナミアゲハ。


オオチャバネセセリ(大茶羽せせり)
セセリチョウ科 オオチャバネセセリ属
出会った時期:上旬

こちらもよく似たチョウにイチモンジセセリチャバネセセリなどがあります。
区別は翅に並ぶ白い点。
名前の通りまっすぐ並んでいるのがイチモンジセセリ。
丸く弧を描いているのがチャバネセセリ。
バラバラに並んでいるのがオオチャバネセセリ。
ということでこちらはオオチャバネセセリ。

イチモンジセセリやチャバネセセリと言うと稲も食べる害虫ですが、オオチャバネセセリは竹やススキなどを食べます。


ホシホウジャク(星蜂雀)
スズメガ科 ホウジャク属
出会った時期:中旬

花にとまらずホバリングしながら蜜を吸うのがスズメガの特徴です。


ホタルガ(蛍蛾)
マダラガ科
出会った時期:下旬



フクラスズメ(脹雀)の幼虫
ヤガ科 フクラスズメ属
出会った時期:上旬


カラムシを食べていました。
雑草を食べているので益虫でしょうか。
糞(ふん)の上に幼虫は見当たりませんでしたが、他のイモムシを見つけることができなかったので、フクラスズメのものでしょう。

カラムシが好きなようで、ラミーカミキリよりもよく見かけます。

チャミノガ
ミノガ科
出会った時期:下旬

ミノムシの一つ。
ミノの形や素材で種類がわかりますが、これは小枝ばかり使っているのでチャミノガと思われます。
細かい葉や小枝だとオオミノガ。
大きな葉をつなぎ合わせてればニトベミノガ。


イラガ(刺蛾)の繭
イラガ科 イラガ属
出会った時期:下旬

幼虫は毒を持つので注意が必要です。




バッタ目
コバネイナゴ(小翅稲子)
バッタ科 イナゴ属
掲載:P111
出会った時期:下旬

翅が腹部より短いのが特徴。
長いとハネナガイナゴ。


ショウリョウバッタ(精霊蝗虫)
バッタ科 ショウリョウバッタ属
出会った時期:上旬・下旬


上旬

下旬


イナゴモドキ(擬蝗虫)
バッタ科
出会った時期:上旬



ササキリ(笹螽斯)の仲間?
キリギリス科
出会った時期:上旬

キリギリスの仲間も種類が多いのですが、顔しか写せてませんので、間違っている可能性があります。


セスジツユムシ(背条露虫)のメス
キリギリス科 ツユムシ属
出会った時期:中旬



ツチイナゴ(土稲子)の幼虫
イナゴ科 ツチイナゴ
出会った時期:中旬





ハチ目
オオスズメバチ(大雀蜂)
スズメバチ科 スズメバチ属
出会った時期:上旬

取りついているのはクヌギ。
樹液を飲みに来たようです。


セイヨウミツバチ(西洋蜜蜂)
ミツバチ科 ミツバチ属
出会った時期:下旬

少し体が黒っぽいとも思いますが、セイヨウミツバチとしました。




トンボ目
オオシオカラトンボ(大塩辛蜻蛉)
トンボ科 シオカラトンボ属
掲載:P127
出会った時期:上旬

名前の通りシオカラトンボとよく似ています。
後翅(こうし)の付け根が黒いのがオオシオカラトンボ。
透明なのがシオカラトンボ。


シオカラトンボ(塩辛蜻蛉)
トンボ科 シオカラトンボ属
掲載:P126
出会った時期:上旬

それ以外にも腹部の先の黒いところが長いのがシオカラトンボ。
短いのがオオシオカラトンボ。




カメムシ目
ナミアメンボ
アメンボ科
出会った時期:中旬

アメンボも種類が多くて困りました。


アメンボの仲間
アメンボ科
出会った時期:中旬

小さいアメンボですが、後肢(こうし)が後(うしろ)についている種類を見つけることができませんでした。




その他の目
ナナホシテントウ(七星天道)
甲虫目 テントウムシ科 コッキネラ属
掲載:P92
出会った時期:上旬



オオハナアブ(大花虻)
ハエ目 ハナアブ科 ナミハナアブ属
出会った時期:下旬

ハチのように見えますが、ハナアブですので刺しません。
ハチのふりをして天敵から逃れようとしています。
これを「ベイツ型擬態」といいます。
ハナアブはほかにもハチに似ている種類が多くいます。

胸と腹の間がくびれていないこと、複眼が大きいことがアブの特徴。
翅も2枚しかありません。


オオカマキリ(大蟷螂)
カマキリ目 カマキリ
出会った時期:中旬

チョウセンカマキリとよく似ています。
オオカマキリの成虫としては小ぶりに思えたのでチョウセンカマキリかと思いましたが、前肢(ぜんし)の付け根が薄い黄色でしたのでオオカマキリのオスでしょう。
チョウセンカマキリの前肢の付け根はオレンジ色です。




 いろいろと昆虫と出会いましたが、ほとんどは稲以外の植物の上。

 棚田は田んぼに使えないような斜面などには果樹などが植えられたりします。

 多様な植物が生え、周りには山。

 田んぼと言いながら生物多様性が高いようです。



 まだまだ他の動物や植物の紹介が続きます。



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うんちビオトープの虫たち


 夏の金剛山のガンドガコバ林道。

 大きなトラックも走れるように広くしっかりと作られた林道のまんなかに、アレが。

 うんち。

 それもけっこう大きいやつ。



この記事には動物のうんちの画像があります。





ガンドガコバ林道から見た金剛山
ガンドガコバ林道から見た金剛山



 ということでうんちのプロファイリング。

 まず見た目から哺乳綱食肉目。
 イノシシやウサギは除外。
 もちろんネズミやリスも除外。

 大きさは中型犬くらい?
 ということで、イタチやテンは除外。

 考えられるのは、アライグマ、アナグマ、ハクビシン。
 そして中型犬。



林道に落ちていた謎のうんち
林道に落ちていた謎のうんち




 外来種と考えられるハクビシンは大阪では見つかっていないという話もありますし、うんちもこれより小さいようですので、除外。

 山の中なので比較的新しい外来種のアライグマも除外。

 アナグマが残りましたが、野生のアナグマはものを食べるとき土も一緒に食べるようで糞(ふん)は見た目水分の少ないズシリとした感じのものになるようです。

 ということで、これは中型犬?
うんちも載ってる
フィールドサイン図鑑


哺乳類のフィールドサイン
観察ガイド

 どうせ山だから、と飼い主が放置したものでしょうか。



 さてとりあえず飼い犬とちょっと残念な結論が出たうんちですが、よく見ると虫がたかっています。
 カメムシの仲間のようです。

 カメムシの口は刺す口ですからうんちの水分を飲んでいるのでしょうか。



これも糞虫?のカメムシの仲間(ホソヘリカメムシ?)
これも糞虫?のカメムシの仲間(ホソヘリカメムシ?)




 もしやと思って落ちていた棒を使ってウンチをひっくり返してみると、穴が空いています。
 食べ痕です。

 穴の大きさからしてエンマコガネ。

 ちょっとほじくり返してみると、2匹のエンマコガネが出てきました。

 金剛山の初エンマコガネです。



エンマコガネも載ってる
ポケット昆虫図鑑
日本の昆虫1400


2. トンボ・コウチュウ・ハチ
 エンマコガネはセンチコガネと同じ動物の糞などを食べる食糞性(しょくふんせい)コガネムシと呼ばれる種類です。

 二匹はよく見ると、ちょっと形が違うようです。

 ひとつは丸い頭(正しくは「前胸背板(ぜんきょうはいばん)」)。もう一つは小さな角のようなものが2つあります。

 エンマコガネは小さく見た目だけで区別するのは難しいのですが、そこはいつもの様に強引に。

 頭がまるくなっているのが多分「クロマルエンマコガネ」。
 頭の真ん中がへこんで角みたいになっているのが多分「コブマルエンマコガネ」。



ちょっとかこいいコブマルエンマコガネ
ちょっとかこいいコブマルエンマコガネ




奈良公園の常連クロマルエンマコガネ
奈良公園の常連クロマルエンマコガネ



 金剛山ではセンチコガネをよく見かけますが、エンマコガネは小さいためか見たことがありません。

 これが金剛山で初めてのエンマコガネです。

 もっと他にもいるかな、と思ったのですが、うんちをバラバラにしてしまって食事のじゃまをするのも悪いなと思い、うんちとエンマコガネをあつめておきました。



◆タグ エンマコガネ 糞虫 金剛山の虫 ◆

■参考外部リンク■
金剛山登山道情報(金剛山のホームページ)


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タグ: エンマコガネクロマルエンマコガネコブマルエンマコガネカメムシ糞虫金剛山の虫金剛山金剛山の甲虫金剛山の昆虫

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金剛山が育む棚田の稲刈り 下赤阪の棚田2013年10月


 大阪南東部にある大阪唯一の村、千早赤阪村。

 そこにある日本の棚田百選にも選ばれた下赤阪の棚田。

 ちょうど七十二候の第四十八候「水始涸(みず、はじめてかるる)」。
 田んぼの水を干して稲刈りにそなえる時期です。

 6日に「棚田ふるさとファンクラブ」の稲刈りがあるというので行ってみました。



稲刈りがはじまっていた下赤阪の棚田
稲刈りがはじまっていた下赤阪の棚田
※画像スライドできます ⇒⇒


 棚田は田んぼによって稲の色づき具合は違っています。
 田植えの時期も違っていました。

 それは水や日当たりの具合もあるでしょうし、全部同じ人や団体が管理しているわけでもないようなので、ほかにもいろいろとちがいもあるでしょう。

 ということで、稲刈りが終わっているのは下赤阪城址の谷の半分くらいでしょうか。



稲刈りが終わった田んぼのとなりにはまだ黄金色の稲穂
稲刈りが終わった田んぼのとなりにはまだ黄金色の稲穂




 稲刈りの終わった田んぼには丸太を組み合わせた稲木(いなぎ)が作られ、刈り取られた稲の束が掛けられています。
 棚田のお米は自然乾燥のようです。

 昔は自然乾燥が当たり前でしたが、今ではコンバインで刈り取りと同時に脱穀(だっこく)して機械で乾燥するのが当たり前になっています。

 棚田はコンバインが入らないので、自然乾燥なのかもしれません。



稲木に垂れる刈り取られたばかりの稲
稲木に垂れる刈り取られたばかりの稲




 半年稲を育ててきた棚田もそろそろ半年のお休み。

 毎日毎日黄金の稲が刈り取られ、冬の棚田へと変わっていっています。



◆タグ 下赤阪の棚田 田んぼ ビオトープ ◆

■参考外部リンク■
大阪府/棚田ふるさとファンクラブ
下赤阪の棚田(11月にはライトアップ)千早赤阪村ホームページ
下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会


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タグ: 下赤阪の棚田棚田田んぼビオトープ稲刈り七十二候水始涸下赤阪の棚田2013下赤阪の棚田201310

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天王寺動物園でキジの足を見ました。やっぱり地面の上の鳥っぽい!


 外国だけでなく日本の動物も展示されている大阪市の天王寺(てんのうじ)動物園。

 新世界ゲートの右側に鳥ばかりを集めたコーナーがあります。

 その中にいるのが、キジ。
 ニホンキジ(日本雉)です。

 日本の固有種で、日本の国鳥です。



天王寺動物園の雄と雌のキジ
天王寺動物園の雄と雌のキジ




 千早赤阪村(ちはやあかさかむら)の棚田で出会った鳥です。

 その時は長い尾を伸ばして歩く姿の恐竜をイメージしましたが、狭い檻の中ではやっぱり鳥。

 それでも近くから見ることは動物園だから。

 棚田ではよくわからなかった足を見てみます。



恐竜ぽく見えないのは尾羽根が短いから?
恐竜ぽく見えないのは尾羽根が短いから?




 かかとに後ろ向きについている第1趾(し)、人間の親指に相当する指です。

 ちょっと上の方から生えて短く、爪がやっと地面に付く程度。

 樹の枝に止まらない、地面を歩く鳥の特徴です。



キジの趾(あしゆび)
キジの趾(あしゆび)
左側の短いのが第1趾。




 動物園で見ることができる動物は、必ずしも野生にいる姿と同じではありません。

 しかし近くでじっくりと見ることができない動物を観察できるのが動物園。

 生き物が住んでいる自然と、飼育されている動物園、標本が展示されている博物館。

 それぞれの役割を理解して、使い分けると生き物と自然についてより多くのことを知ることができると思います。



◆タグ キジ 天王寺動物園 ◆

■参考外部リンク■
天王寺動物園HOMEPAGE


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タグ: キジ天王寺動物園

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進化した生きた化石サメ ドタブカ「いきもの いっぱい 大阪湾 ~フナムシからクジラまで~」


 大阪湾にいる生き物がいっぱい集まった大阪市立自然史博物館の「いきもの いっぱい 大阪湾 ~フナムシからクジラまで~」。

 大阪湾とその周辺に住む生き物の標本がいろいろと展示されていますが、大阪湾に迷い込んできたと思える生き物もいっぱい展示されています。



恒例の階段幕
恒例の階段幕




 深さが20から40mほどの大阪湾。

 大きなクジラはほとんどが迷いこんできたり、流されてきたりしたもの。

 名前が決まったマッコウクジラの「マッコ」やハセイルカ、アカウミガメなどの大きな標本は展示の後半

 入り口の小さなクジラのスナメリの模型の次に天上からぶらさがって待ち構えている大きな生き物は、サメ。

 人間よりも大きい、“人喰いザメ”型のサメです。



天井から下るサメ
天井から下るサメ




 これはドタブカ。
 メジロザメ科のサメ。
 その剥製(はくせい)。

 これの大きさは3.2m、明石海峡(あかしかいきょう)の底引き網にかかったもの。

 このドタブカはメスで、お腹には子サメが8匹いたそうです。

 その1匹が反対側の「外海とのつながりのコーナー」に展示されています。



ドタブカの顎の実物
ドタブカの顎の実物




 子ドタブカは、クロマグロと同じ水槽に入っていました。

 大きさは90cm。
 水族館の水槽で普通泳いでいるような大きさ。

 それが8匹もお腹の中に入っていたとは、とても信じられません。



子ドタブカ
子ドタブカ



 もっと信じられないことは、この子ドタブカにはへその緒(お)がついていること。
 魚類に「へその緒」という表現は間違っていないのか、そもそも胸のあたりから出ているので「むねの緒」じゃないか……

 というのは置いといて、へその緒はお腹の中の赤ちゃんがお母さんから栄養などをもらったりいらないものを送り返したりするための器官で、哺乳類の中の有胎盤類(ゆうたいばんるい)がもつものです。

 卵から生まれる爬虫類や両生類に無いのはもちろん、同じ哺乳類で有袋類(ゆうたいるい)には無いしくみなのです。



 いくらお腹の中で卵を孵化(ふか)させるからといって、生きた化石と言われるほどのサメにへその緒があるとはびっくりしました。

 もちろん、へその緒の端には胎盤があります。

 いつの間にか軟骨魚類が人間と同じ哺乳類の有胎盤類に進化したのでしょうか?



サメの“へその緒”
サメの“へその緒”
と胎盤
と胎盤



 子供(と言うより「胎児」?)のドタブカの胎盤は、卵の栄養部分の卵黄をつつんでいた卵黄嚢(らんおうのう)が変化したもの。

 卵黄を使い果たしあと胎盤となって母親から栄養をもらうことになります。

 だからこんなに大きな子供が8匹も育つことができるのでしょう。



 中生代からほとんど形が変わっていないので「生きた化石」と言われるサメ。

 でも長い間、海の食物連鎖の生態系ピラミッドの頂点に立ち続けているのですから、この姿はサメのような生活では完成形に近いものなのかもしれません。


 そんな進化したサメも展示されている「いきもの いっぱい 大阪湾」も、2013年10月14日まで。

 あとわずか!



◆タグ いきもの いっぱい 大阪湾 海水魚 生きた化石 ◆

■参考外部リンク■
第44回特別展 いきもの いっぱい 大阪湾 ~フナムシからクジラまで~ | 大阪市立自然史博物館
ようこそ大阪市立自然史博物館へ


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タグ: いきものいっぱい大阪湾ドタブカサメ大阪湾44胎盤臍の緒海水魚生きた化石

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