「発掘!モンゴル恐竜化石展」大阪名物と思ったら……恐竜のたまご
モンゴルの恐竜化石の実物がいっぱい展示されている「発掘! モンゴル恐竜化石展」。

3月までの旧展示の会場入口看板
会場入口だけでなくチラシがいつの間にかリニューアル。
裏面を見ると……
「大阪名物、たこ焼き?」??

展示されている「大阪名物、たこ焼き?」
化石展が開かれている大阪に合わせてモンゴル恐竜型のたこ焼きでも作ったのでしょうか?!
チラシの写真では恐竜型をしていませんが、たしかにココアパウダーをまぶしたたこ焼きのようです。
本当にたこ焼き!?
と思いながらも、すでに実物を見ていますから、これがなにか知っています。
なんとたこ焼きのように見えたのは、恐竜の卵の化石でした。
それがたこ焼きのように丸い形のまま固まって化石になったものが展示されているのです。

エクレア風の? 細長い獣脚類の卵
この卵はまるのですがほかにも長細いものなどいろいろ展示されています。
10メートルをこえる大きさにまで成長する恐竜ですから、卵も人間くらいの大きさ……と想像していましますが、ここにあるのはせいぜいソフトボールよりもちょっと大きいかな、というくらい。
意外にも小さい卵です。
ただ、どの恐竜の卵かはっきりとわからないものも多いので、小さな恐竜の卵、という可能性もありますが。

オブラプトルの仲間の胎児の骨も残っている卵の殻
長い骨は足の骨
ただ、大きくても数十センチ。1メートルをこえるような大きな卵は見つかっていないようですので、小さく生まれて大きく育つのが、恐竜の特徴なのでしょう。
ほかにも卵の中に残っていた孵化する前の赤ちゃんの化石や、あかちゃん恐竜も展示さているので、小さな卵から生まれた恐竜が大きく育っていく様子も想像できる「発掘! モンゴル恐竜化石展」。
いつの間にか残り一ヶ月余りになってしまいました。

タグ: 恐竜の卵 発掘!モンゴル恐竜化石展 大阪市立自然史博物館 恐竜

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