六甲山で日本でX番めの危険生物に遭遇!
紅葉も終わった冬の六甲山。
どちらの分岐に行くべきか、と悩んでいると目の前を黒い影が。
イノシシです。

六甲山で出会った黒い影
イノシシというと豚の元になったとも言われる動物で日本には昔から住んでいます。
人間の身近にいるためか古代の神話にも登場します。
しかし。
野生動物に襲われて命を落とす件数が日本で2番目に多いのがイノシシ。ともいわれます。
実は日本で2番目ぐらいに危険な生き物だったのです。
ちなみに1番目くらいはスズメバチ。
よく見ると、小さなイノシシもイます。
子供連れです。
子連れの野生動物は厄介です。
子供を守るために何をするかわかりません。
それがイノシシの勝手な妄想であっても。

六甲山の子連れのイノシシ
なんとなく嫌な予感がしましたが、イノシシ親子はこちらにまったく無視しています。
しかしイノシシがいるのはこれから向かう方向。
通りすぎるのを待つことにしました。
するとそのままイノシシはヤブの中へ。
そこで出発したらいいのですが、野生のイノシシを間近に見る機会などそんなに無いだろうと藪から出てくるの待っていました。
イノシシはすぐに藪から出てきましたが、そのとき、親イノシシが立ち止まったこちらを向きました。
まるでにらんでいるように。
さっきまではまったく無視していたというのに、今になって急に怒りのオーラを纏いはじめました。
イノシシの脳内では妄想が炸裂しているのでしょうか。
これはやばい。
さらに妄想が膨らんで突進してきたら、
危ないのはイノシシの突進を受けた時。
鋭い牙で足などを裂かれ、その時動脈を切られたりすると、出血多量で運が悪ければ……

こちらを睨んでいる(ように見える)六甲山のイノシシ
まず走って逃げても無駄。
突進してきたのを寸前で交わすしか方法がないのでしょう。
と思っていたら、横にベンチがあることを思い出しました。
わずか数十センチの高さしかありませんが、噂通り猪突猛進ならば、イノシシの突進を防ぐことができるでしょう。
さあ、これらの運命は?
数十センチの段差に恐れをなしたのか、それとも何かを悟ったのか、はたまた妄想が終了したのか。
イノシシはこちらを無視して再び食事に戻りました。
ほっと胸をなでおろしたのですが、まだイノシシはいます。
再び妄想が炸裂しないように静かにすみやかにその場を離れました。

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