梅雨と言ったら銀竜草(ギンリョウソウ)!
ギンリョウソウは梅雨の頃の山で咲く真っ白な花です。
しかしそのギンリョウソウは少し黒っぽく、咲き終わっているようでした。

もう実がふくらんでいる岩湧山きゅうざかの道のギンリョウソウ
ギンリョウソウのシーズン終わりかけ?!
ギンリョウソウは毎年ちがうところで咲くようで、なかなか思うようには出会えません。
金剛山ではシーズン中にかならずといっていいほどギンリョウソウと出会える場所は
ということで自分に最も都合のいい天気予報を好意的に解釈して梅雨の金剛山へ行って来ました。
ということで、千早本道へ。
しかし、千早本道はまだシーズンになっていないのか、ギンリョウソウは殆ど見かけません。
と思っていると、八合目から九合目までのまっすぐ道の途中で見つけました!
ギンリョウソウがまとまって咲いています。
上のほうで咲いているのでちょっと気づきにくいですが。

金剛山千早本道8合目付近のギンリョウソウ

ギンリョウソウの花
ギンリョウソウは木々の下に積もった落ち葉の中でよく咲いているので、以前は
実はそうではなく、根が
共生といっても、葉緑素がなく根も貧弱なギンリョウソウが菌類となにかを交換しているとは考えにくいので、片方だけが得をする
そしてその菌類は別の樹木と菌根を作っているということですので、ギンリョウソウは菌類を使って樹木の栄養をとっているのでしょうか。
ということで、ギンリョウソウと腐葉土は関係なさそうです。
実際、千早本道では、土留めの丸太の下の栄養も何もなさそうな

真砂土のギンリョウソウ(千早本道四合目付近2011年6月)

上のギンリョウソウをちょっと離れてみてみると
登山道のなにもないところからも生えるギンリョウソウ。
ということは、地面の下にはギンリョウソウと共生する菌類のネットワーク、そしてその菌類と共生する樹木の根のネットワークが張り巡らされているのでしょう。
地面の下には見えない世界が広がっているようです。
タグ: ギンリョウソウ 金剛山 岩湧山 梅雨の金剛山 白い花 梅雨の花 金剛山の花 岩湧山の花 千早本道

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