オオ!アカゲラと出会った高野山
ちょっと遅れた桜を見に行ったゴールデンウイークの高野山。
スルッとKANSAIの乗り放題の3dayチケットを使っても

自然豊かな不動坂
「山」ですが、霊場として人間の手が加わっている高野山の中で、自然にふれあえる場所の一つだからです。
舗装され、軽自動車が走れるほどの幅がある道で、ゆるやかな上りが続く1時間くらいの道です。
途中杉林もありますが、広葉樹林も少なくありません。
ショウジョウバカマも終わってしまい、スミレも遅咲きの白くて小さいニョイスミレばかりになってしまってちょっと寂しい思いをしながら歩いていると、鳥の羽ばたく音が聞こえてきました。
音の感じからすると、スズメよりももっと大きい鳥のようです。
すると、ちょっと離れた木に鳥がとまりました。
樹の幹に縦向きにとまって、白と黒のまだら模様。キツツキのコゲラのようです。
しかしコゲラよりも大きくて頭のてっぺんが赤。
キツツキのアカゲラです。

高野山で出会ったアカゲラ
小型のキツツキならコゲラが近所にもいますので珍しくはありませんが、もっと大きいアオゲラもアカゲラもまだ見たことがありません。
高倍率のカメラを用意していたので、すぐ写します。
アカゲラはこちらに気付いたようで、すぐ飛んでいってしまいました。
その後、道を歩いていると何度かキツツキが木をつつく音が聞こえてきましたので、きっとあのアカゲラなのでしょう。
コゲラはちょっと離れたりすると聞こえなくなるほど木をつつく音は小さいのですが、これくらいの大きさのキツツキの音は大きく、まるで森の神や妖怪が人間を惑わかそうとしているようです。
家に帰ってパソコンの大きなモニタで見ながら念の為に図鑑で確認してみると、アカゲラではありません。
アカゲラの頭は赤くなく黒、赤いのは後頭部だけ。
そして腹の下のほうが赤。
しかし画像のキツツキは頭のてっぺんが赤い上に、腹には黒い
なんと、オオアカゲラのようです。

オオアカゲラ(大赤啄木鳥)
キツツキ目 キツツキ科 アカゲラ属
留鳥
ハトより小さい
キツツキ目 キツツキ科 アカゲラ属
留鳥
ハトより小さい
環境庁は指定していないものの30都府県で準絶滅危惧種などに指定されています。
高野山がある和歌山県でも環境の変化によっては絶滅危惧種になる可能性がある「準絶滅危惧種」に指定されています。
オオアカゲラは一年中同じ所にいる留鳥。
何度も通ったことのある道ですが、キツツキに出会ったのははじめて。
次に来た時には、どんな生き物に出会えるのか楽しみです。
タグ: オオアカゲラ キツツキ ハトより小さい鳥 留鳥 高野山の鳥 高野山 春の高野山 不動坂 レッドデータ

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