【 2012年03月】

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梅にウグイス、じゃなくて本当はメジロ、と思ったらジョウビタキだった。大阪城公園梅園


 今年は遅れた梅の季節。

 春分の日の大阪城公園の梅園。



 満開の梅の木に小さな鳥が。



満開の梅の枝にとまる鳥
満開の梅の枝にとまる鳥







 梅といったらウグイス(鴬)

 というのは間違いで、人目につくところが大嫌いのウグイスが、こんな目立つところに出てくることはめったなことではないでしょう。

 ということで、この「ウグイス」はメジロ(目白)のことといわれています。

 花の蜜が好きなメジロは、梅の季節は梅に、桜の季節になったら桜に、花の蜜を吸いにやってきます。

 というわけで、この鳥はメジロ。



 とおもったら、色がちょっと黒すぎます。
 それにオレンジ色も見えます。
 どちらもメジロの色ではありません。

 ということで、この鳥はジョウビタキ(尉鶲)。

 梅の花の蜜を食べに来たようです。



梅に尉鶲
梅に尉鶲

ジョウビタキ(尉鶲)

スズメ目 ツグミ科 ジョウビタキ属
冬鳥
スズメくらいの鳥

黒い上半身と羽、オレンジ色の下半身、羽の白い斑点はジョウビタキの雄の特徴





 そして梅の木の下にはツグミ(鶫)。通称「つぐみん」。

 梅の木まで人がやってこないとはいえ、まわりは大勢の人に囲まれ草はきれいに刈られ、隠れるところはありません。

 気弱なつぐみんは、なんだか落ちつかなそうです。

 でも、薮の方へ飛んでいかないのが、つぐみんです。



梅園につぐみん
梅園につぐみん




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タグ: ジョウビタキツグミつぐみん大阪城公園梅園春の鳥スズメくらいの鳥冬鳥

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長居公園の河津桜 咲いています! 七十二候第十一候「桜始開」


 大阪市の南にある長居(ながい)公園の南西入口からこどもの広場までの間の勝手に仮称の「サクラ属の道」で桜が満開です。

 ちょうど七十二候(しちじゅうにこう)も「桜始開(さくら、はじめてひらく)」。

 と思ったら、咲いていたのはカワヅザクラ(河津桜)。
 早咲きで有名な桜ですが、去年とくらべると一週間から十日ほど遅れているようです。



長居公園のサクラ属の道(仮称)の河津桜
長居公園のサクラ属の道(仮称)の河津桜




 そして長居公園の中の長居植物園では、オオヤマザクラ(大山桜)が咲いていました。

 オオヤマザクラは寒さに強いので北海道では桜の開花の基準木になっています。

 開花はソメイヨシノと同じくらいと言うことですが、隣のソメイヨシノはまだ咲きそうにはありません。



長居植物園の梅コーナーにある大山桜
長居植物園の梅コーナーにある大山桜




 大池の北で小池につながる渓流の西にはサクラ属コーナーがあります。

 咲いているオオヤマザクラは桜コーナーではなく梅コーナー。

 まるで桜みたいな色の梅が咲いているようです。



 桜と梅の花は近くで見れはちがいははっきり。

 枝に引っ付いて咲いているのは梅。
 枝から生えた細い軸(サクランボのあれ)の先に咲いていたら桜です。



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タグ: 河津桜オオヤマザクラ長居公園長居植物園春の花ピンク色の花七十二候桜始開

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動くティラノサウルスにだって化石に負けないだけの情報が詰め込まれています。迫力だけじゃありません。「新絶・恐竜の成長」展 大阪市立自然史博物館


 今までの恐竜展とはちょっとちがう迫力満点の「新絶・恐竜の成長」展。

 大阪の自然史博物館で開催中です。


会場入り口の垂れ幕「新説・恐竜の成長」[大阪市立自然史博物館]
会場入り口の垂れ幕
「新説・恐竜の成長」
[大阪市立自然史博物館]

 展示されている点数は決して多くありませんが、日本初公開の最大のティラノサウルスの頭の化石など見所が多く、恐竜好きにはたまらない特別展でしょう。



 そんな見所の一つがアニマトロニクスの動くティラノサウルス。
 骨ではなく生きていた状態を復元した実物大のティラノサウルスです。

 「アニマトロニクス」というのは、まるで生きているかのよう人形を動かす、ロボット技術のことです。

 恐竜展というと、復元されても骨をつないだだけのものがメイン。
 もしかしたら、大昔の恐竜は骨だけで動いていたと小さな子供は誤解しているかもしれません?



アニマトロニクスのティラノサウルス「新説・恐竜の成長」[大阪市立自然史博物館]
アニマトロニクスのティラノサウルス
「新説・恐竜の成長」[大阪市立自然史博物館]




 意外と博物館ではあまり見かけないアニマトロニクス。

 今回の「新説・恐竜の成長」展では、重要な展示の一つになっています。

 親子連れのトリケラトプスやヒパクロサウルスなどいくつもあるアニマトロニクスの中でも、やっぱり一番目を引くのが奥の部屋にあるティラノサウルス。

 隣に展示されているティラノサウルス・レックス「ワンケル」を元に、今回の展示を監修しているアメリカのロッキー博物館のホーナー博士の解釈による復元です。



会場に展示されているティラノサウルス・レックス「ワンケル」「新説・恐竜の成長」[大阪市立自然史博物館]
会場に展示されているティラノサウルス・レックス「ワンケル」
「新説・恐竜の成長」[大阪市立自然史博物館]




 それが乱杭歯(らんぐいば)を見せ付けて迫ってきます。

 動くのは上半身だけですが、これがもし歩き出したら、と思うと……

 この復元の特徴の一つは小さな前脚。

 人間の腕くらいはあるのですが、ティラノサウルスの巨体に対しては小さく、腕としての役割はあまりなかったと考えられています。

 それでもとなりの「ワンケル」と比べてもなんだか短く見えるのは、腕の半分が体に埋もれているから。

 これもホーナー博士の解釈です。



前肢が短め復元のアニマトロニクスのティラノサウルス「新説・恐竜の成長」[大阪市立自然史博物館]
前肢が短め復元のアニマトロニクスのティラノサウルス
「新説・恐竜の成長」[大阪市立自然史博物館]




 滅んでしまって今はいない恐竜の復元です。

 わかっていることに、推測を加えて完成させます。おそらく推測の占める割合の方が多いのでは。

 きっと研究者の数ほど復元の形があるのでしょう。

 隣のワンケルの骨格と見比べてみると、いろいろとおもしろいところが見つかるかもしれません。



足下から見上げたアニマトロニクスのティラノサウルス「新説・恐竜の成長」[大阪市立自然史博物館]
足下から見上げたアニマトロニクスのティラノサウルス
「新説・恐竜の成長」[大阪市立自然史博物館]




 「新説・恐竜の成長」展は、2012年6月3日まで、大阪市長居(ながい)公園の大阪市立自然史博物館で開催中です。



「お前ら会いにこいよ!」と言っている?ティラノサウルス「新説・恐竜の成長」[大阪市立自然史博物館]
おまえら会いにこいよ!」と言っている?ティラノサウルス
「新説・恐竜の成長」[大阪市立自然史博物館]




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タグ: ティラノサウルス新説・恐竜の成長ジャック・ホーナー大阪市立自然史博物館アニマトロニクス化石恐竜

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梅満開の春分の大阪城公園の梅園 桃園はまだかたい


 春分の大阪城公園。

 本当ならば桃園は白やピンクに彩られているはずですが、今年は寒い日が続いたのでやっといくつかのつぼみが開きはじめた程度。

 満開にはもうちょっと時間が必要なようです。




なんとか開き始めた大阪城公園桃園の寒緋(桃)




 桃がやっと開き始めたのですから、梅はちょうど満開。

 桃園の近くの梅園には比べ物にならないくらいの人が集まっていました。



満開の大阪城公園梅園
※画像スライドできます ⇒⇒




 ちょうどいい時期に来たようです。
 多くのの梅が満開です。

 ときおり咲き終わったものやまだ咲いていないものがあっても、それらを覆い隠してしまうほど梅の花に覆われています。


 広い梅園には数え切れな種類の梅が植えられていて、それぞれ個性豊かに咲いています。



※それぞれの色はデジカメで写した画像の色をIWO(いきもの は おもしろい!)が独自の判断で分類したものです。
専門的な分類や実際の色とちがうことがあります。
※色は「有職装束研究【綺陽会】」の「色彩と色目」を参考にさせていただきました。
ただし「白梅」という色はありませんので「白」としました。




 濃紅梅(こきこうばい)

紅千鳥(べにちどり)

紅梅でおなじみの「鹿児島紅」もありました。





 薄紅梅(うすきこうばい)

淋子梅(りんしばい)



東雲(しののめ)



思いのまま(おもいのまま)

ピンク色の花と白い花が一つの木に咲くのが特徴です。
中には一つの花で何色も彩られているものもあります。





 白梅(はくばい)

江南(こうなん)






 これらはほんの一握り。
 まだまだいっぱいあります。



 桜は広い公園などに植えられ、木の下で花を見ずに宴会をやっている人がいたりしますが、ここは低い柵で通路と梅が仕切られていて、花の下で大声で騒ぐ人はいません。

 そういう無粋な人がいないからでしょうか、花見人がいっぱいいながらもあまり気にせず梅の花を見ることができました。



 大阪の平野部では今が梅の見ごろのようです。

 そして来週には桃が見ごろになるでしょう。

 その次の週は4月。
 開花予想では桜の見ごろになりそうです。



 長く続いた今年の春先の寒波ですが、おかげで春のバラ科の花見が続けてできそうです。



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タグ: 大阪城公園梅園大阪城公園春の花紅千鳥(梅)淋子梅東雲(梅)思いのまま(梅)江南(梅)大阪城公園桃園

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モササウルスの最新の復元が見られるきしわだ自然資料館。


 ティラノサウルスがいた中生代(ちゅうせいだい)白亜紀(はくあき)末期の海最強の爬虫類(はちゅうるい)とも言われるモササウルスの全身復元骨格を常設展示しているきしわだ自然資料館。

 2階で展示室されている姿は、まるで海中を泳ぐようです。



きしわだ自然資料館2階で常設展示されているモササウルス
きしわだ自然資料館2階で常設展示されているモササウルス





先が折れ曲がっているモササウルスの尻尾
 この骨格、よく見ると尻尾のあたりがちょっと変です。

 伸びてきた尻尾(しっぽ)が先の方で不自然に折れ曲がっています。

 モササウルスは海の中にいますがトカゲやヘビの仲間。
 去年のモササウルス展ではオオトカゲのように尻尾が伸びていました。

 もしかして、展示の失敗なのでしょうか?



2010年11月3日~2011年1月30日の特別展「モササウルス」のときのモササウルス[きしわだ自然資料館]
2010年11月3日~2011年1月30日の特別展「モササウルス」
のときのモササウルス[きしわだ自然資料館]
今展示されているのと同じやつ?




 いえいえ、これは展示の失敗、ではありません。

 実はモササウルスの尾の先はトカゲやヘビのようにまっすぐ伸びるのではなく、下に折れ曲がっていることがわかったのです。

 どうしてそんな奇妙なことになっているのかというと、モササウルスの尾の先は魚の尾ひれ(尾鰭)のようになっていたのです。



 それなら二股に分かれているはず?

 確かにそういう気がしますが、たとえば二股(ふたまた)に分かれたサメの尾ひれは上にしか骨(軟骨)がありませんし、モササウルスと同じ爬虫類の魚竜(ぎょりゅう)の尾の先も二股ですが骨は下側にしか入っていません。
 クジラやイルカは尾の先が左右に広がっていますが、骨は真ん中だけ。

 サメや魚竜はもちろん、モササウルスよりも大きなクジラも自由に泳ぐことができるのですから、下にしか骨が無いササウルスの尻尾も不思議でも変もありません。



 それを復元したのがこの展示。
 去年のモササウルス展のは従来の古い展示。

 きしわだ自然資料館ではこういったことを含めてモササウルスの研究についてもパネルで展示されています。


 まるで岸和田はモササウルスファン巡礼の札所です。



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タグ: モササウルスきしわだ自然資料館化石

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錦織公園の梅園でちょっと遅めの梅が咲き始めました。錦織公園梅園2012 薄紅梅・薄紅梅淡編


 梅の開花が遅れ気味の2012年。

 3月10日をすぎた大阪南河内(みなみがわち)地域の錦織(にしこおり)公園では、多くの梅が花を咲かせはじめました。



 その錦織公園の梅の赤みが淡いもの編です。
 ほかの色の梅はこちらにあります。〔錦織公園梅園2012〕



※名前の読み・花の色・花の形は錦織公園の梅園にある説明板を参考にしましたので、このブログのほかの記事とちがう場合があります。
※それぞれの色はデジカメで写した画像の色をIWO(いきもの は おもしろい!)が独自の判断で分類したものです。
専門的な分類や実際の色とちがうことがあります。
※色は「有職装束研究【綺陽会】」の「色彩と色目」を参考にさせていただきました。
ただし「白梅」という色はありませんので「白」としました。




休憩所から見た錦織公園の梅園
休憩所から見た錦織公園の梅園
※画像スライドできます ⇒⇒




 薄紅梅(うすきこうばい)

思いのまま(おもいのまま)

八重 白・ピンク咲き分け

思いのまま(おもいのまま)
一つの木にピンク色の花と白い花が咲いていました。
一つの木にいろいろな色の花が咲くのがこの品種の特徴です。


故郷の錦(こきょうのにしき)

八重 ピンク
故郷の錦(こきょうのにしき)


道知辺(みちしるべ)

一重 ピンク
道知辺(みちしるべ)





 薄紅梅淡(うすきこうばいあわく)

内裏(だいり)

八重 白・ピンク
内裏(だいり)


鶯宿(おうしゅく)

一重 ピンク
鶯宿(おうしゅく)
平安時代の歌人紀貫之(きのつらゆき)の娘の家にある梅の木を時の村上天皇が移植しようとしました。
献上された梅の木には、「(うぐいす)がやってきて、わたしの家はどこですかときかれたら、何と言ってこたえららいいでしょうか」という意味の歌が書かれた短冊(たんざく)がありました。
その歌に風流を感じた天皇は、梅の木を返したといわれます。
この故事を「鶯宿(おうしゅく)」「鶯宿梅(おうしゅくばい)」といい、それがこの梅の名前の由来です。
しかし、残念ながら薮を好むウグイスは梅の木に止まることはほとんど無いそうで、一般的にメジロのことと言われています。


関守(せきもり)

一重 紅
関守(せきもり)


見驚(けんきょう)

八重 ピンク
見驚(けんきょう)


豊後(ぶんご)

一重 ピンク
豊後(ぶんご)


紅冬至(こうとうじ)

一重 ピンク
紅冬至(こうとうじ)





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タグ: 春の花ピンク色の花薄紅梅薄紅梅淡錦織公園錦織公園梅園2012思いのまま(梅)故郷の錦(梅)鶯宿(梅)

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赤ちゃんから大人までのトリケラトプスの化石が並んで成長していく様子が見られます。「新説・恐竜の成長」展[大阪市立自然史博物館]


 2012年3月10日から大阪市立自然史博物館ではじまった特別展「新説・恐竜の成長」。

 大人の恐竜と子供の恐竜を並べて、同じ恐竜でも大人と子供でいろいろなちがいがあることを教えてくれます。



 見所のひとつがトリケラトプス。

 なんと頭の化石が7つも並んでいます。

 それも生まれたてのような赤ちゃんから大人まで、成長の順を追って。




成長順に7つも並んだトリケラトプスの頭の化石
「新説・恐竜の成長」[大阪市立自然史博物館]
※画像スライドできます ⇒⇒




 赤ちゃんの化石は丸い形に大きな目、角も襟飾(えりかざ)りも小さくみるからに「赤ちゃん」です。

 でも一抱(ひとかか)えほどありそうな大きさは、「赤ちゃん」ではありません。



 赤ちゃんのとなりの「小型幼体」はまだ子供っぽさが残っていますが、次第に大きくなるにつれ角張ってきて大人になっていくのがわかります。

 そして草食恐竜なのにちょっと怖いほど迫力がある大人の「成体」になります。



 子供から大人まで並べてみると、だんだん大きくなるだけでなく、妙なことに形も変わっていくことがわかります。

 もちろんトリケラトプスとしての基本的な形は変わりませんが、まるでちがう種類のトリケラトプスのようです。



 たとえば目の上の二つの角。

 子供のころは後ろ側に反っているのが途中で前向きに変わります。

 そして後頭部にぐわっと広がった襟飾りも、子供のころについている縁の三角のギザギザが大型亜成体のころにはなくなります。

 成体にもなると襟飾りに穴が開き、展示の監修をしているロッキー博物館の研究が行われるまでは、「トロサウルス」というちがう種類の恐竜と考えられていました。



トロサウルス(トリケラトプスの成体)「新説・恐竜の成長」[大阪市立自然史博物館]
トロサウルス(トリケラトプスの成体)
「新説・恐竜の成長」
[大阪市立自然史博物館]
トリケラトプスの大型幼体「新説・恐竜の成長」[大阪市立自然史博物館]
トリケラトプスの大型幼体
「新説・恐竜の成長」
[大阪市立自然史博物館]
※目の上の角と襟飾りに注意してください※




 大きな頭に大きな目の赤ちゃん顔から大人顔に成長するだけでなく、ちがう種類と思われるほど形が変わる恐竜の成長。

 これだけ多く並べられているのはトリケラトプスだけですが、ティラノサウルスやパキケファロサウルスも子供と大人の化石が並べてあります。

 やはりどれも大きさの違いだけではありません。


 恐竜の成長は、なかなかおもしろそうです。

 それを間近に見ることができるのが、「新説・恐竜の成長」展。

 2012年6月3日まで大阪市立自然史博物館で開催中!



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タグ: 新説・恐竜の成長トリケラトプストロサウルス恐竜化石大阪市立自然史博物館

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白亜紀末期最強? モササウルス登場! きしわだ自然資料館


 NHK朝の連続ドラマ「カーネーション」の舞台になっている大阪府岸和田市(きしわだ)

 その岸和田市の自然科学系博物館のきしわだ自然資料館。
 チリメンジャコの中から海の生き物を探す「チリモン」発祥の博物館です。

 そこでちょうど1年前にやっていたのがモササウルス展。
 2011年1月31日で展示は終わってしまいました。

 と思っていたら、去年の12月に常設展示になったと聞いたのでさっそく行ってきました。



 モササウルスというのは、恐竜のティラノサウルスがいた白亜紀(はくあき)末期の海にいた爬虫類(はちゅうるい)です。
きしわだ自然資料館の入り口
きしわだ自然資料館の入り口

 名前に「サウルス」とついていますが、恐竜ではありません。
 トカゲやヘビの仲間(有鱗目(ゆうりんもく))です。

 大きいものは頭から尻尾の先までで15メートル。
 ティラノサウルスを超える大きさがあり、白亜紀末期の海最強の生き物と言われることもあります。

 岸和田市がある大阪の南西部の泉南(せんなん)地方では、モササウルの化石がいくつも見つかっています。



 資料館2階展示室の入り口に立つとすぐ右手、天井から全身が復元された骨格の模型がぶら下がっています。



モササウルス「クリダステス・プロピトン(アメリカ)」の全身復元骨格模型
モササウルス「クリダステス・プロピトン(アメリカ)」の全身復元骨格模型
※複数の画像をパノラマ処理しているので背景がちょっと変です。




 さすがに15メートルものであはありませんが、人間よりも大きそうです。

 口を大きく開けて今にも獲物に喰らいつこうとしています。

 白亜紀末期の大阪湾に潜ると、このような状態で出遭ったかもしれません。



 モササウルルスのように絶滅して化石しか残っていない大昔から現在まで、泉南地方の自然について幅広く展示されているのが、きしわだ自然資料館。

 リチモン体験などのイベントも積極的に行っている楽しい博物館です。



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長居公園では十月桜が咲きはじめて?います。


 植物園や博物館、競技場やプールがある大阪市の長居(ながい)公園。


 地下鉄長居駅の3番出口すぐの南西入口からこどもの広場までの間にいろいろな種類の桜の仲間が植えられています。


 そのなかでジュウガツザクラが咲いていました。

 漢字で書くと「十月桜」。

 その名前の通り秋に咲く桜で、そのまま年を越して春まで花を咲かせることもあります。



雨の中咲いている長居公園のジュウガツザクラ
雨の中咲いている長居公園のジュウガツザクラ




 このジュウガツザクラは1月に来た時も咲いていましたから、暖かくなったから咲いたというわけではないようです。

 しかし、2ヶ月近く咲き続ける桜ってすごいと思います。



1月の長居公園のジュウガツザクラ
1月の長居公園のジュウガツザクラ




 今年は春先の冷え込みで今やっと梅の季節になったところです。

 今年のソメイヨシノは遅れるのでしょうか。


 もしかしたら、梅が桃の季節に咲いて、桃が桜の季節に咲いて、ソメイヨシノがヤエザクラの季節に咲く、かも?



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12メートルのティラノサウルスが吼え、乱杭歯を震わせてせまってくる! 「新説・恐竜の成長」展[大阪市立自然史博物館]


 大阪市立自然史博物館で2012年3月10日から特別展「新説・恐竜の成長」がはじまります。
 映画「ジュラシック・パーク」の監修をしたアメリカ・ロッキー博物館の古生物学者ホーナー博士の研究成果が展示されています。

 その内覧会にブロガー招待で参加させていただきました。



会場入り口の階段
会場入り口の階段




 ティラノサウルスやトリケラトプスなどの有名恐竜の化石から、恐竜が成長していく様子の展示がメインテーマです。

 そして日本初公開の、現在見つかっている中で最大のティラノサウルスの頭の化石の実物が展示されているのが見所です。



 まずはトリケラトプスのコーナー。

 人間の頭よりも大きいくせに丸くって赤ちゃんぽい化石から、人間よりの大きい大人の化石まで順番に並んでいます。

 どれも3つの角がありトリケラトプスなのはわかりますが、角の大きさや向き、後頭部に広がる襟飾(えりかざ)りの形もちがい、まるでちがう種の恐竜のようです。

 最近までちがう種類だと考えられていたというのも納得できます。



成長順に並ぶトリケラトプスの頭の化石
成長順に並ぶトリケラトプスの頭の化石




 そしてヒパクロサウルスの大きな復元模型の次は、いよいよティラノサウルスです。

 展示室の中央には12メートルのティラノサウルスロボットが、来館者を見回しています。

 大人になったティラノサウルスは11~13メートルの大きさがあるといわれていますので、実物大。
 それが動き乱杭歯(らんぐいば)の口をあけて向かってくるのですから、すごい迫力です。



動く吼えるアニマトロニクスのティラノサウルス
動く吼えるアニマトロニクスのティラノサウルス




 そして壁の方には全身の復元骨格。
 こちらの方がなじみのあるティラノサウルスかもしれません。

 そして透明のケースに入っているのが、世界最大のティラノサウルスの頭の化石。
 しかも本物です。

 ティラノサウルスの化石の展示は珍しいものではありませんが、多くの場合はレプリカ。

 本物が展示されるのは珍しいことだそうです。



世界最大のティラノサウルスの頭の化石の実物
世界最大のティラノサウルスの頭の化石の実物




 そのほかにも大阪会場特別展示のヒパクロサウルスの全身骨格など、恐竜展らしい大きく迫力があるものばかりの「新説・恐竜の成長」展でです!



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