花の文化園でナンバンギセルが咲いていました。
花の文化園でナンバンギセル(南蛮煙管)が咲いていました。
ナンバンギセルというのは、イネ科の植物に寄生する植物です。
白い色で日の当たらないススキの根元に隠れるように咲いている姿は、ギンリョウソウに似ています。
しかし、ナンバンギセルは
双子葉植物綱
ゴマノハグサ目
ハマウツボ科
ナンバンギセル属

花の文化園のナンバンギセル
ギンリョウソウは
双子葉植物綱
ツツジ目
シャクジョウソウ科
ギンリョウソウ属

金剛山のギンリョウソウ
ということで、「
全寄生植物のナンバンギセルは半寄生植物ヤドリギとちがって緑色の部分がありません。つまり葉緑体が無いので光合成をしません。
ですから光合成でつくられる栄養は、ほかのものからもらいます。
ナンバンギセルの場合は、寄生するのはイネ科の植物で、よく見つかるのはススキのようです。
光合成を行わないのは真っ白なギンリョウソウも同じです。
しかしギンリョウソウはほかの植物からではなく、菌類、キノコやカビの仲間から栄養をもらっているのです。
そのため、寄生植物ではなく、「
花の文化園の野草園のナンバンギセルは、ススキの根元に隠れるように咲いています。
![ススキの根元のナンバンギセル[花の文化園]](http://blog-imgs-47.fc2.com/i/k/i/ikimono8000/065103.jpg)
ススキの根元のナンバンギセル[花の文化園]
光合成できるヤドリギですらいくつも寄生されると大木でも枯れるそうです。
光合成をしないナンバンギセルがこんなにいっぱい生えていると、小さいススキは大丈夫なのか心配になってしまいます。
植物園ですから、ススキには特別な栄養が与えられているのでしょうか?
気になります。

タグ: ナンバンギセル 寄生 花の文化園 秋の花 紫色の花 寄生植物

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