【 2011年09月】

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空を飛ぶというのは想像するほど簡単じゃない『巨大翼竜は飛べたのか』


 タイトルから想像すると、1冊まるまる翼竜の本のように思えます

 しかしそうではありません。

 なら恐竜の本かというと、そうでもありません。


佐藤 克文著
『巨大翼竜は飛べたのか スケールと行動の動物学』
平凡社新書


 基本は海鳥の本です。

 著者は海鳥の専門家。
 もちろん、生きている鳥たちです。

 どうして海鳥の専門家が大昔に絶滅ししてしまった生き物について書いたのかは、本の終盤に翼竜が出てくるとわかります。

巨大翼竜は飛べたのか
スケールと行動の動物学

平凡社新書
佐藤 克文著 
税込価格:¥945
出版:平凡社
2011年1月


 まずは翼竜について。

 翼竜はその形から空を飛んだと思われる爬虫類の一種です。
 しかし恐竜が誕生する前に分かれて独自に進化したので、恐竜のグループには含まれません。

 しかも出現は中生代のはじまりの三畳紀で恐竜と同じ。
 古い生き物です。

 そして空を飛ぶといっても鳥とは進化的なつながりはありません。
 鳥は恐竜から進化しましたから。

 どうしてそんなに海鳥から遠い存在を著者は扱ったのでしょうか。



 著者の研究の方法は、生き物を扱うだけにフィールドワーク。
 しかもデータロガーと呼ばれる装置を生き物につけて、人間が見えないところでどのような行動をしているのかを調べようという研究です。

 著者の研究対象の一つがペンギン。

 ペンギンというと最近は「行動展示」の動物園や水族館などで、空を飛ぶように泳ぐ姿が見られるようになりました。

 ペンギンが海の中を泳ぐ姿を見ることができるのですから、無理して高価な装置をペンギンにつける必要はあるのでしょうか。


 ところがあるのです。



 動物園や水族館のペンギンは飼われているので、食べ物の心配がいりません。

 しかし自然界のペンギンは子育てのために海に潜って魚を追いかけ、それを食べ続け、巣にもどって子供に与える、というような生活をしています。

 もちろん泳ぐ場所の広さも違いますし、自然界では天敵もいます。
 種類によっては、巣から海まで何日も歩きます。
 そんな自分や子供の命のかかった状況で餌を大量に捕まえるのですから、餌や天敵の心配のない水槽で泳ぐのとは、ちがって当然です。

 いくら行動展示といえども、動物園や水族館のペンギンは自然界のペンギンとは泳ぎがちがうのです。





 そのように直接観察できないペンギンの動きを知ることができたデータロガーも改良され、空を飛ぶ鳥につけられるようになりました。

 空を飛ぶというのはとんでもない行為で、翼の大きさや形、羽ばたく回数、跳ぶために必要な筋肉の量や体の形。
 さらに風や気流などの自然条件
 それらが複雑にからみあって飛ぶことができるのです。

 机の上の計算だけでは想像もできないことばかりですが、データロガーにより次第に鳥が飛んでいる状況がわかるようになります。

 それらを復元された翼竜の姿に照らし合わせると、古生物学者とはちがった予想が次々と現れるのです。



 鳥と翼竜は進化の関係はもちろん、翼の構造もまったくちがいます。
 鳥で分かったことをそのまま翼竜に適応することに古生物学者は反対します。

 しかし飛ぶというきわめて物理的な行動を考えるとき、今の鳥であっても、昔の翼竜であっても、関係する法則は変わらないはずです。

 その範囲であるのならば、鳥のデータを翼竜に使うことができても不思議はありません。


もしかしたらケツァルコアトルスよりも大きいかもしれない翼竜プテラノドン[大阪市立自然史博物館]
もしかしたらケツァルコアトルスよりも大きいかもしれない翼竜プテラノドン
[大阪市立自然史博物館]



 広げた翼の幅が12メートルといわれる最大の翼竜ケツァルコアトルスも、実は翼の骨は一部しか見つかっていなくて、そんなに大きくなかったのではないか。

 など、今までの古生物学の世界とはちがう説がどんどん出てきます。

 そのすべてが真実かどうかはわかりませんが、飛ぶという行為を具体的に研究した専門家の話は説得力があります。

 大きな翼に小さな胸、アンバランスな大きな頭。
 本当に大空を飛んだのかと疑いたくなる翼竜にリアリティを与えてくる本かもしれません。



 ただ、翼竜に直接関係する部分は本の一部。
 翼竜にしか興味のない人は、読んでもまったくおもしろくないかもしれません。

 しかし、いきものに興味のある人にとっては、とてもおもしろい本だと思います。


◆タグナビ◆ 〔翼竜〕 〔化石〕

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ようこそ大阪市立自然史博物館へ


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会場はカンブリアの生き物でいっぱい!「OCEAN! 海はモンスターでいっぱい」大阪市立自然史博物館


 海の生き物大集合した「OCEAN! 海はモンスターでいっぱい」。

 日本中の博物館から集めた展示物がいっぱい。

 その一つが、今から5億年前の古生代カンブリア紀のバージェス動物群。

 カナダのブリティッシュコロンビア州のフィールドから見つかったカンブリア紀の動物たちの化石です。

フィールドの場所



 スティーヴン・ジェイ・グールド博士の『ワンダフル・ライフ - バージェス頁岩(けつがん)と生物進化の物語』で有名になったためか、いろいろな博物館で目にします。

 しかし多くの場合、展示されているのは数点でいつも物足りなさを感じるのですが、今回はちがいました。

 アノマロカリスはもちろん、ハルキゲニアにピカイアにオットイアにウィワクシアに……
 『ワンダフルライフ』で見たバージェス動物もちろん、見たことも聞いたことも無いようなカンブリア紀の動物がいっぱいです。


オパビニア〔バージェス動物〕[OCEAN! 海はモンスターでいっぱい/大阪市立自然史博物館]
オパビニア〔バージェス動物〕
節足動物門(エビやカニの仲間)? アノマロカリスの仲間?
[OCEAN! 海はモンスターでいっぱい/大阪市立自然史博物館]



 しかし、大きくても数センチという小さな生き物の上に『ワンダフルライフ』の通り不鮮明な化石があって、本の写真を見るほうがわかりやすかったりするのですが、それでも「実物」や実物そっくりの「レプリカ」には写真に無い価値があります。

 それにはっきりと形のわかるものも少なくありません。

 これだけバージェス動物の化石を見れるだけでも十分です。


レアンチョイリア(レアンコイリア)〔バージェス動物〕[OCEAN! 海はモンスターでいっぱい/大阪市立自然史博物館]
レアンチョイリア(レアンコイリア)〔バージェス動物〕
節足動物門(エビやカニの仲間)
[OCEAN! 海はモンスターでいっぱい/大阪市立自然史博物館]



澄江の場所
 カンブリア紀の動物コーナーに並ぶ化石ですが、よくみると真っ黒な化石と黄色い化石の2種類に分かれます。

 キャプションによると黒い化石はカナダ産、黄色い化石は中国産。

 ということは、黒いほうの化石がカナダのブリティッシュコロンビア州のバージェス動物、黄色いほうが中国雲南省(うんなんしょう)澄江県(ちょうこうけん)澄江(チェンジャン)動物なのでしょう、きっと。

 澄江動物は、バージェス動物よりも2000万年古い時代のカンブリア紀の化石動物です。
 バージェス動物と同じ種類の動物や、バージェスでは見つかっていない動物などいろいろな化石が見つかっています。


ミクロディクティオン〔澄江動物〕[OCEAN! 海はモンスターでいっぱい/大阪市立自然史博物館]
ミクロディクティオン〔澄江動物〕
有爪動物門(カギムシの仲間・節足動物の親戚?)?
ハルキゲニアの近い親戚
[OCEAN! 海はモンスターでいっぱい/大阪市立自然史博物館]



 バージェス動物だけでなく澄江動物という2大カンブリア動物群を一緒に見ることができる「OCEAN! 海はモンスターでいっぱい」でした。


■外部リンク■
特別展「OCEAN! 海はモンスターでいっぱい」公式サイト
ようこそ大阪市立自然史博物館へ


カンブリア爆発の謎
チェンジャンモンスターが
残した進化の足跡

宇佐見 義之著
税込価格:¥1,659
出版:技術評論社
発行年月:2008年4月


◆関連タグ◆ 〔OCEAN! 海はモンスターでいっぱい〕
       〔バージェス動物群〕 〔大阪市立自然史博物館〕 〔化石〕


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久しぶりにタマムシに会いました。ただし


 駅へ行く途中でタマムシに会いました。


この記事には昆虫の画像があります。




 近所でタマムシを見かけたのは何年ぶりでしょうか。
 そもそも、昆虫館以外でタマムシを見たこと自体ものすごく久しぶりです。

 というか、子供のころにタマムシを見た記憶があるくらいで、それがいつの頃かはっきりません。

 それくらい久しぶりです。


ヤマトタマムシ(大和玉虫)

コウチュウ目(鞘翅目) タマムシ科 ルリタマムシ属
久しぶりのタマムシ
久しぶりのタマムシ





 キラキラ輝くのは、もちろん構造色のため。
 死んでも輝きはなくならないので装飾に使われることもありました。

 奈良の法隆寺(ほうりゅうじ)に伝わる玉虫厨子(たまむしのずし)は有名です。

 実は出会ったのはもう死んでいるタマムシ。
 でも構造色の輝きは失われていません。


タマムシの裏側 オス?
タマムシの裏側 オス?



 16都県でレッドリストに掲載されていますが、環境省のレッドデータブックや大阪のレッドリストに掲載されていません。

 ならもっと目にしてもよさそうです。

 タマムシの幼虫が食べるのはいろいろな朽木(くちき)や弱った木ですが、成虫はエノキの葉。

 ということで、近所で見かけなくて当然のようです。
 出会うことができたのは、何かの偶然が重なった結果なのでしょう。




◆関連タグ◆ 〔構造色〕

■外部リンク■
日本のレッドデータ検索システム
法隆寺


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お彼岸なのでリコリスです。


 9月後半。

 秋のお彼岸です。

 お彼岸というと、彼岸花(ヒガンバナ)。

 園芸品種の場合は、リコリスという場合も。



園芸品種のヒガンバナのホーディシェリ[花の文化園]
園芸品種のヒガンバナのホーディシェリ[花の文化園]




 葉よりも先に花が咲き、派手で大きな花に、濃い赤い色の花が咲きます。
 園芸品種にはいろいろな色がありますが。

 きれいですがこの派手さは余り日本に似合わないな、と思っていると、中国からやってきた史前帰化植物だそうです。

 そして多くの園芸品種が多いのは、ヨーロッパで盛んに品種改良されたとか。

 たしかに花に餓えているヨーロッパ人が好みそうな花です。




◆関連タグ◆ 〔ヒガンバナ〕 〔秋の花〕 〔白い花〕


■外部リンク■
大阪府立花の文化園公式サイト


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大昔から現代まで、海の生き物大集合!「OCEAN! 海はモンスターでいっぱい」大阪市立自然史博物館


 9月10日からはじまった大阪市立自然史(しぜんし)博物館の特別展「OCEAN! 海はモンスターでいっぱい」に行ってきました。

 今回もブロガー招待があったのですが、例によって仕事でいけませんでした。

 ということで、平日に代休もらってのんびり見てきました。

花と緑と自然の情報センターのアトリウムにある入り口[OCEAN! 海はモンスターでいっぱい/大阪市立自然史博物館]
花と緑と自然の情報センターの
アトリウムにある入り口
[OCEAN! 海はモンスターでいっぱい
/大阪市立自然史博物館]


 古今東西の海の生き物を集めた持ち回りの特別展。

 5億年前のエディアカラ動物からはじまり、人気のバージェス動物の化石から今の海にいる魚の剥製(はくせい)までいろいろ展示されています。



 入り口を入ってすぐには現在のクジラと中生代(ちゅうせいだい)首長竜(くびながりゅう)の骨格が並んでいます。
 クジラはクロミンククジラ。現在の生き物。
 首長竜はタラソメドン。
 今から1億年位前の白亜紀(はくあき)後期の海に住んでいた爬虫類(はちゅうるい)です。


クロミンククジラとタラソメドン[OCEAN! 海はモンスターでいっぱい/大阪市立自然史博物館]
クロミンククジラとタラソメドン
[OCEAN! 海はモンスターでいっぱい/大阪市立自然史博物館]



 どちらも頭から尾までの長さはそんなにかわりません。
 でも、頭が大きいクジラに対して頭が小さすぎる首長竜。

 この差は一体どこから来るのでしょう。

 クジラの頭が大きいのは、恒温動物(こうおんどうぶつ)として巨大な体の体温を保つために大量の食べ物が必要だからでしょう。

 首長竜の頭が小さいのは、今の爬虫類と同じように変温動物(へんおんどうぶつ)だったなら、恒温動物ほど食べ物を必要としないからかもしれません。
 今でも恒温動物のライオンと変温動物のワニでは必要とする食べ物の量がまったくちがいます。


 この真相は素人にはわかりませんが、現実で並ぶことがなかった上に、博物館でも普通は並ばない首長竜とクジラが並んでいるのは見応えあります。



 途中、バージェス動物や三葉虫のような小さな生き物が続いて、おわりにはふたたび首長竜のモレノサウルス。


プレシオサウルス目のモレノサウルス[OCEAN! 海はモンスターでいっぱい/大阪市立自然史博物館]
プレシオサウルス目のモレノサウルス
[OCEAN! 海はモンスターでいっぱい/大阪市立自然史博物館]



 化石展なのに恐竜が一つもありませんが、恐竜に負けないほど迫力満点の巨大生物がずらり。

 しかもすべて日本の博物館の収蔵品です。
 大阪の博物館では、会場となっている大阪市立自然史博物館ときしわだ自然資料館の収蔵品があります。

 大きな博物館が中国から恐竜化石を集めるのもいいですが、日本の地方の自然史系博物館の収蔵品を集めても、こんなにおもしろい展覧会ができることは、すばらしいことです。

 にもかかわらず、鳥取ではじまって大阪、次は岡山に名古屋で終了。
 東日本へ行かないのが残念でなりません。


■外部リンク■
特別展「OCEAN! 海はモンスターでいっぱい」公式サイト
ようこそ大阪市立自然史博物館へ




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       〔大阪市立自然史博物館〕


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東京上野にある国立科学博物館の「恐竜博2011」へ行ってきました。


科博の夏のオヤクソク


 科博(かはく)(国立科学博物館)の夏のオヤクソク。
 恐竜展。

 夏休みも終わったというのに30分待ち。
 夏休み中だったら、どれだけ待つことになったでしょうか。

常設展とはちがう入り口です
常設展とはちがう入り口です


さすが科博


 暑いのをガマンしたやっと入ってみると。

 恐竜が登場した三畳紀から展示が始まります。
 それも全身復元骨格展示が次から次へと。

 さすが国立博物館。
 予算がちがいます。

 爬虫類が二足歩行することからはじまった恐竜は、三畳紀にはすでに恐竜らしいカッコいいものが登場します。


三畳紀の次はジュラ紀


 そしてジュラ紀。
 有名な恐竜が少ない三畳紀とちがい、有名な恐竜が登場。

 肉食のアロサウルスが出迎えてくれます。
 ジュラ紀後期の大型肉食恐竜で、白亜紀後期のティラノサウルスの大先輩にあたります。


スマートなアロサウルス[恐竜博2011/国立科学博物館]
スマートなアロサウルス[恐竜博2011/国立科学博物館]



 そして鳥の先祖とも言われた始祖鳥が登場。

 しかも有名なベルリン標本だけでなく、いろいろな始祖鳥の化石が展示されています。
 そのほか、飛べない羽毛恐竜も多数。

 これほど多くの羽毛恐竜を一度に見たことはありません。


大きなトリケラトプスの顔


 次はいよいよ恐竜が絶滅する白亜紀末です。

 いきなりトリケラトプスの大きな顔。

 それに驚いてはいけません。
 その向こうには、トリケラトプスがおしりを向けて立っています。

 どうしておしりを向けているのだろう、と思っていると、トリケラトプスの向かっている先、角を曲がったところになんだか丸い塊のようなものが。


巨大な顔と口


 ほかの恐竜とはちがう巨大な顔と口。

 あ、ティラノサウルスだ!

 ただ、なんかちょっとヘン。

 大きなお腹を地面にこすり付けています。
 寝ているのでしょうか。

 そうではありません。
 なんと、角の向こうにいるトリケラトプスを待ち構えているのです!


展示室の角でトリケラトプスを待ち構えているティラノサウルス[恐竜博2011/国立科学博物館]
展示室の角でトリケラトプスを待ち構えているティラノサウルス
[恐竜博2011/国立科学博物館]



 狩りのための待ち伏せをするティラノサウルス。
 世界ではじめての復元。

 ティラノサウルスというと二本足で立って大きな口を開けている姿が定番ですが、こういう寝そべっているのもなんだか愛嬌があります。


第二会場へ


 そのあとは恐竜の最新研究成果の展示があり、第二会場では日本の東北で発掘された恐竜や、モササウルスをはじめとする絶滅爬虫類化石の展示があります。

 その隣はグッズ売り場。

 恐竜展会場に負けないほど人がいっぱいでした。


 7月2日にはじまった恐竜博も、もう1ヶ月もありません。
 でも、最後まで人がいっぱいはいりそう。


■外部リンク■
特別展「恐竜博2011」
国立科学博物館 National Museum of Nature and Science,Tokyo




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バケツ稲の稲刈り。いや、メインはプランター稲刈り


 まだまだ田んぼは青々としていますが、バケツ稲を収穫しました。

 田植えがちょっと早かったので、稲刈りがちょっと早いのも当たり前でしょう。



 稲刈りのタイミングは、黄色になった稲穂の根元1割くらいにまだ緑色が残っているころ、だそうですが、まあ、穂を一つ一つ刈るわけではないので、適当でいいでしょう。

 元は同じ苗なのですが、植え付け時期と土がちがうため成長にも差があります。

 見た感じでは、プランターと市販の稲作用土の相性がよく、田んぼの稲に負けないくらい育っています。



黄金色に実ったプランター稲



 しかし赤土に肥料をブレンドしただけのバケツ稲の方はいまひとつよくありません。

 ペットボトルも市販の稲作用培養土のほうが成長がいいようです。

 そして植木鉢。

 ちゃんと育って実りましたが、やはり株も小さく穂も小さいようです。
 水稲を陸稲として育てることはできますが、実りは少なくなるようです。

 ということで、とりあえずプランターとバケツ、そして成長がいいペットボトルを駆ることにしました。



 ノコギリ刃の鎌で根元5センチくらい残して刈り取り、適当な量を束ねて根元をビニールテープで縛って、軒下につるしました。

 乾燥させるのは10日ほど。

 そしたら、次の作業が待っています。




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花の文化園でナンバンギセルが咲いていました。


 花の文化園でナンバンギセル(南蛮煙管)が咲いていました。


 ナンバンギセルというのは、イネ科の植物に寄生する植物です。

 白い色で日の当たらないススキの根元に隠れるように咲いている姿は、ギンリョウソウに似ています。



 しかし、ナンバンギセルは

双子葉植物綱
ゴマノハグサ目
ハマウツボ科
ナンバンギセル属

花の文化園のナンバンギセル
花の文化園のナンバンギセル



 ギンリョウソウは

双子葉植物綱
ツツジ目
シャクジョウソウ科
ギンリョウソウ属

金剛山のギンリョウソウ
金剛山のギンリョウソウ



 ということで、「(もく)」からちがうので、別の植物といえるでしょう。



 全寄生植物のナンバンギセルは半寄生植物ヤドリギとちがって緑色の部分がありません。つまり葉緑体が無いので光合成をしません。
 ですから光合成でつくられる栄養は、ほかのものからもらいます。

 ナンバンギセルの場合は、寄生するのはイネ科の植物で、よく見つかるのはススキのようです。


 光合成を行わないのは真っ白なギンリョウソウも同じです。
 しかしギンリョウソウはほかの植物からではなく、菌類、キノコやカビの仲間から栄養をもらっているのです。

 そのため、寄生植物ではなく、「腐生植物(ふせいしょくぶつ)」と呼ばれています。



 花の文化園の野草園のナンバンギセルは、ススキの根元に隠れるように咲いています。

ススキの根元のナンバンギセル[花の文化園]
ススキの根元のナンバンギセル[花の文化園]


 光合成できるヤドリギですらいくつも寄生されると大木でも枯れるそうです。

 光合成をしないナンバンギセルがこんなにいっぱい生えていると、小さいススキは大丈夫なのか心配になってしまいます。
 植物園ですから、ススキには特別な栄養が与えられているのでしょうか?

 気になります。


■外部リンク■
大阪府立花の文化園公式サイト
金剛山登山道情報(金剛山のホームページ)




◆関連タグ◆ 〔寄生〕 〔ギンリョウソウ〕 〔ヤドリギ〕 〔花の文化園〕


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高度2万メートルに広がる最強知的生命体は敵か友達か?『空の中』



 著者の自衛隊三部作の「空」に当たる二作目の作品です。

 一作目はすでに取り上げた『塩の街』


二つの航空機事故

 日本領空の高度2万メートルという、普通は飛行機が飛ばない高度で起きた二つの原因不明の航空機事故。

 その事故で生き残った航空自衛隊パイロットによって、空にいる巨大な見えない「生き物」が関係していることがわかります。

 同じころ、高知県に住む少年がクラゲのような奇妙な「生き物」と出会います。

 まったくつながりがあるようにも思えないこの出来事が話が進むにつれて重要な意味を持つようになります。

空の中
有川 浩著
税込価格:¥740
出版:角川書店
   角川文庫
発行:2008年6月

「自衛隊三部作」

 「自衛隊三部作」に物語に登場する「怪獣」。

 『塩の街』ではそもそも生物か何かもはっきりしない存在でしたが、この作品ではコミュニケーションがとれるだけの知能があり、電磁波を自由に操り防ぎようのない破壊力を持ち、人類は有効な対抗兵器を持たない上に、本人に悪意がないというなかなか最強に近い「怪獣」です。


2万メートルの怪獣

 その怪獣は高度2万メートルに浮かび、空に擬態する上に電波を通してしまうので、存在することを人間は知らなかったのです。

 前作とのちがいは明らかに「怪獣」は“生物”であること、そして高い知能を持っていて人間とコミュニケーションがとれること。

 コミュニケーションがとれて悪意がないということは、交渉できるということです。
 そこで多くの怪獣物とちがい、武力による防衛ではなく、交渉による防衛を模索します。

 そのため、未知の状況で右往左往する人間の物語だった『塩の街』に対して、この作品は人間ではない知的な生命体とのファーストコンタクトの物語でもあります。


エディアカラ動物

 空に浮かぶ巨大な生物ということで、『白鯨』にちなんで「ディック」と名付けられます。

 物語では謎が多い先カンブリア紀のエディアカラ動物群の生き残りとしているようです。

 エディアカラ動物群というのは、アノマロカリスやハルキゲニアなどのバージェス動物群のカンブリア紀よりもさらに古い今から5億5千万年以上前の先カンブリア紀の動物と思われる謎の化石のことです。
 最古の多細胞生物とも言われています。

 平たい謎が多い生き物というところは、ディックも確かにエディアカラの動物ぽくはあります。


楕円形をしたエディアカラ動物群「ディッキンソニア」の化石[兵庫県立人と自然の博物館]
楕円形をしたエディアカラ動物群「ディッキンソニア」の化石
[兵庫県立人と自然の博物館]



怪獣は動植物より奇なり

 しかし一都市を覆ってしまうほどの大きさですし、どうやって空に浮かんで、しかもさまざまな電磁波を操ることができるようになったのか、まったくわかりません。

 いやいや、そこにこだわっていては、怪獣は楽しめません。

 そして怪獣をまじめに考えるということは、そのまま生き物について知ることにもなるでしょう。

 「事実は小説よりも奇なり」という言葉がありますが、すくなとも怪獣については当てはまらないようです。

 どうして怪獣は動物でも植物でもなく怪獣なのか。

 そこに生き物の秘密と不思議が隠れているような気がします。


◆タグナビ◆ 〔怪獣〕 〔自衛隊三部作〕 〔有川浩〕

■外部リンク
兵庫県立 人と自然の博物館


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あのセスジスズメが最後の一匹とは思えない。サトイモ栽培を続けて行うとしたら、あのセスジスズメの同類がまたここに現れてくるにちがいない。


 【サトイモの葉に小さな招かれざる者が!】で駆除したまだまだ小さいセスジスズメと思われるイモムシ。たった1匹。
イモムシハンドブック
税込価格:¥1,470
文一総合出版

 しかしイモムシがたった1匹だけとは思えません。

 と気にしつつも忙しさにかまけてほったらかしにしていました。


この記事にはイモムシなどの画像があります。

 

 そして1週間後。

 よく見るとタルサトイモの葉っぱの縁がギザギザになっていました。

 夏の暑さに葉が焼けて枯れてきているのですが、それとはちがうような気がします。



 果たして。
 葉の裏には黒くて大きなイモムシが。

 長さは6センチくらい。
 ちょっと灰色がかった黒い体の左右には黄色い丸が並んでいます。

 ということで、黄緑色していた1週間前のイモムシは「セスジスズメの幼虫」確定です。
1週間前の小さなセスジスズメの幼虫
1週間前の小さなセスジスズメの幼虫


 大きくなったセスジスズメの幼虫は黄緑色の葉っぱの上ではいやでも目立つ色ですが、不気味な色使いは逆に避けられるのかもしれません。

 ということは、この色使いは人間だけでなく鳥にとってもいやな色なのでしょうか。

 鳥の好みはわかりませんが、人間には効き目があるかもしれません。


大きくなったセスジスズメの幼虫
大きくなったセスジスズメの幼虫



 しかし。

 写真を撮ったあとはすぐに駆除しました。

 人間には効き目は無いようです?


◆タグナビ◆ 〔セスジスズメ〕 〔タルサトイモ2011〕 〔害虫〕


【DVD】 ゴジラ
税込価格:¥4,725
レーベル:東宝
発売日:2008年1月


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二十四節気・七十二候
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Author:ノート
都会の植え込みから自然あふれる山まで。
新米ビオトープ管理士でフィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

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