【 2011年08月】

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金剛山でヒキガエル

カトラ谷のヒキガエルと出会ったあたり
カトラ谷のヒキガエルと出会ったあたり


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 金剛山のカトラ谷の道を登り、滝を超え、実を付けているクリンソウの斜面を超えてお地蔵さんがある尾根道までの最後の登り。


 ふと足元を見ると、土の上をよたよた歩くカエルがいました。



この記事にはヒキガエルの画像があります。





 黒い体の上にはイボイボがあり、跳ぶのが苦手なのかよたよたと這っています。

 その姿はギアナ高地にいる古い形を残しているカエルといわれるオレオフリネラを連想しますが、大きさはまったく違います。

 オレオフリネラは2センチくらいですが、こちらは4~5センチかそれ以上。

 たぶん、ニホンヒキガエル(日本蟇蛙)の子供……
 というか、オタマジャクシからカエルになってそんなに時間がたっていないものでしょう。


金剛山登山しているニホンヒキガエル?
金剛山登山しているニホンヒキガエル?


 さすが金剛山。

 いろいろな生き物に出会います。


◆タグナビ◆ 〔カエル〕 〔金剛山〕 〔夏の金剛山〕


■外部リンク■ 金剛山カトラ谷のルートが紹介されています
 金剛山愛好会
 金剛山 金剛山登山道・金剛山ハイキングコース
   金剛山四季と風景の写真


日本の爬虫両生類157
ポケット図鑑

大谷 勉著
税込価格:¥1,050
出版:文一総合出版
発行:2009年4月


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タグ: ニホンヒキガエルカエル両生類金剛山カトラ谷金剛山の脊椎動物夏の金剛山

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花がさかんに咲いています。バケツ稲・プランター稲・ペットボトル稲・鉢稲


 バケツ稲、プランター稲、ペットボトル稲、鉢稲、どれも花盛りです。


花盛りのプランター稲
花盛りのプランター稲

 稲の花には花弁(かべん/はなびら)がなく、お米ができたときのモミガラ(籾殻)から雄蕊(おしべ)が飛びだしただけです。
 花の時期のモミガラは「(えい)」と呼ばれます。

 頴も葉と同じ緑色ですから、よく見ないと咲いているのがわからないかもしれません。


 稲の花の特徴のひとつは、朝の短い時間で咲き終わってしまうことです。

 ぱっくりと割れた頴の中から雄蕊が飛び出します。
 それが咲いている稲の花です。


ちょうど咲いている稲の花
ちょうど咲いている稲の花



 そのまま2~3時間過ぎると、雄蕊を挟んだまま頴は閉じてしまいます。


咲き終わってしまった稲の花
咲き終わってしまった稲の花



 ですから、咲いている稲の花は、どこにでもあるのに珍しい花かもしれません。

 その花をじっくり観察できるのも、バケツ稲のおかげです。




◆タグナビ◆ 〔バケツ稲〕 〔稲〕

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のんびりクマゼミ


 セミというと真っ暗になってあたりに人の気配がなくなった夜中に羽化(うか)をするものだと思っていました。

 実際にそうでないことを知ったのは、そんなに昔ではありません。


この記事にはセミの画像があります。




 もちろん種類によってちがいはあるでしょうが、大阪の平野部でもっともメジャーなセミで日本ではトップクラスの大型のセミ、クマゼミは日没後薄暗くなってから羽化を始めます。

 博物館などの観察会も薄暗くなることからはじまります。



 通勤途中。
 つまり朝。

 街路のケヤキの幹にまだ羽が薄黄緑色のクマゼミがいました。
 かなりののんびり屋さんのセミです。

 翅の状況から考えても羽化を始めたのは日の出前後。
 普通のクマゼミの真逆です。

 夏休みで通学の小学生はいないとはいえ、あたりには鳥がいっぱい。


朝の羽化したてののんびりクマゼミ
朝の羽化したてののんびりクマゼミ



 はたしてのんびりクマゼミは生きのびることができたか?


◆タグナビ◆ 〔クマゼミ〕



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陸前高田市立博物館の復興への道


 東日本大震災で発生した津波は多くの被害をもたらしました。



 岩手県の陸前高田市の市立博物館も被害が大きかった施設の一つです。

 2階建ての建物の天井まで津波が達し、館内は瓦礫に埋まり、貴重な収蔵物が泥まみれに。
 そして復旧復興の中心となるはずの職員全員が死亡または行方不明となってしまいました。

 そのような状況の中。周辺の関係者、元職員、そのほか協力者の方々の尽力により4月下旬にやっと収蔵品10万を救出することができました。

 しかし損傷は激しく、生物標本はカビが生え、腐敗しはじめているものもあったそうです。
パネル展「今 地震・津波を考える」[大阪市立自然史博物館]
パネル展「今 地震・津波を考える」
[大阪市立自然史博物館]
2011年8月28日(日)まで



 それらの標本は岩手県立博物館が修復をはじめましたが、もちろん数が多すぎます。

 そこで全国の博物館などに呼び掛け、日本中で修復が始まっています。

 そのなかの昆虫などの生物標本の修復を行っている博物館のひとつが大阪市立自然史博物館。

 自然史博物館の2階で開かれている「今 地震・津波を考える」ではその修復前や修復後の標本が展示されています。



被災したギフチョウの標本(パネル)[大阪市立自然史博物館]


 修復がおわった標本は一時的に岩手県立博物館が保存するそうですが、博物館の復興はかなり大変な事業になると思います。


 あまり報道されない被災地の様子。

 そのひとつが大阪の長居公園の自然史博物館にあります。


■外部リンク■
陸前高田市-公式ホームページ
※市立博物館のページは現在リンク切れのようです。
岩手県立博物館トップページ
What's New: パネル展「今 地震・津波を考える」を開催します
ようこそ大阪市立自然史博物館へ


◆タグナビ◆ 〔東日本大震災〕

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春になったらいっぱい芽が出てきて育っています。トウカイコモウセンゴケ


 去年の秋、トウカイコモウセンゴケの種をまきました。

 生きているコケの上とピートモスを少し混ぜた鹿沼土と赤玉土の上にそれぞれ20個の種をまきました。

 しかしタイミングが悪かったのか、芽がでたのはコケの上の5つだけ。
 思ってたよりも発芽率がよくありません。

 さらに芽がでたのが遅くてとても小さく、冬を越すのは無理だろう、と思っていました。
トウカイコモウセンゴケの種と0.5mmのシャープペンシルの芯
トウカイコモウセンゴケの種と
0.5mmのシャープペンシルの芯

 雪がかぶったり凍ったりしなかったので、水やり以外は特になもしないまま年が明けました。

 そして春、変化が起きました。



 冬を越した小さなコモウセンゴケははみるみる大きくなっていき、さらに小さな小さなモウセンゴケがいっぱい芽を出してきました。

 数えると、大小あわせて15。発芽の確率75%です。

 ただし、それはコケの上に限ったことです。

 鹿沼土は春になってから二つだけ目を出したので10%、赤玉土は一つも芽がでなかったので0%。


 トウカイコモウセンゴケの種まきは、コケの上がいいようです。


生きたコケの中から葉を伸ばす冬を越した実生トウカイコモウセンゴケ
生きたコケの中から葉を伸ばす冬を越した実生トウカイコモウセンゴケ





◆タグナビ◆ 〔トウカイコモウセンゴケ〕

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カブトエビの短い一生


 2011年の第一次エビ伝説計画は、水質悪化であえなく失敗してしまいました。

 そこで第二次は説明書通りにカルキを抜いた水道水を使うことにしました。

 しかし、なかなか生まれません。

 大抵説明書にある通り水を入れてから一日か二日で孵化(ふか)が始まりますが、今回は二日三日とたっても孵化しません。

 今までエビ伝説で孵化を失敗したことはありませんが、心配です。


この記事にはカブトエビの画像があります。




 と思っていたらやっと四日目に孵化を確認しました。

 しかし、結局孵化をしたのはその一匹だけ。
 一匹しか孵化しなかったのは初めてです。

 このアメリカカブトエビは、基本は(メス)だけしか生まれず、(おす)がいなくても産卵しますので、一匹だけでも卵をうむでしょう。

 しかし、いつ何が起こって死んでしまうかわかりません。
 意外とカブトエビはデリケートです。

 それにたった一尾ではバケツ稲カブトエビもちょっと淋しくなります。
 やはり何匹も稲の間を泳ぎまわっている姿を見たいものです。


たった1匹の2011年度第二次エビ伝説計画のカブトエビ
たった1匹の2011年度第二次エビ伝説計画のカブトエビ



 そんな心配をよそにカブトエビはどんどん大きくなっていきます。

 特に孵化してからしばらくは盛んに脱皮をして、朝と晩で大きさがちがうのがわかるほどものすごい速さで成長します。



 プランクトン丸出しの生まれたてのノープリウス幼生から三日目にはもう小さいながらもカブトエビっぽい形になっています。


 それにしてもこのカブトエビは今までのどのエビ伝説のカブトエビよりも成長するのが早いような気がします。
 食べざかりの時期に餌をとられる心配がないからでしょうか。



 あっという間に大きくなった第二次計画のカブトエビは、あっという間に産卵を始めました。

 水槽の下にオレンジ色の小さな丸い粒があります。
 間違いなく卵です。

 スポイドで吸いこみながら去年のエビ伝説の水槽に移していきます。

 よく見ると水草にも卵が付いています。
 文字通り産みつけたようです。

たった1匹のカブトエビの卵
たった1匹のカブトエビの卵
水草についた茶色い粒
 何かねばねばした成分でひっついているのか、スポイドで吸っただけではとれませんので、そのままにしました。

 そうやって卵回収をすることが日課になったある日。

 たった一匹のカブトエビが死んでしまいました。

 まだ一カ月もたっていません。
 寿命はまだまだだと思います。

 それとも成長が早かった分、死期も早まったのでしょうか。

 数え切れないほどの卵を残して。


◆タグナビ◆ 〔カブトエビ2011〕 〔カブトエビ〕 〔エビ伝説〕

カブトガニ <1匹>

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姿を現した金剛山山頂の夏のウグイス


 7月中旬の金剛山山頂広場。
 まだウグイスが鳴いていました。

 関空が見えるベンチで昼食を食べていると、ウグイスの鳴き声。
 近くです。


金剛山山頂広場近くから見た関空(後ろの山は淡路島)
金剛山山頂広場近くから見た関空(後ろの山は淡路島)



 声のするほうを見てみると。

 枯れ木のてっぺんあたりで鳴いていました。

 こちらの姿を見ると、警戒して薮や木の葉の間に隠れてしまうのですが、人間が怖くないのでしょうか。


枯れ木のてっぺんで鳴いている金剛山のウグイス
枯れ木のてっぺんで鳴いている金剛山のウグイス



 ベンチに座ってただ食べているだけ。
 ウグイスが見えるということは、ウグイスからもこちらがよく見えるということです。


 金剛山山頂広場はウグイスを大胆にするのでしょうか。


◆タグナビ◆ 〔ウグイス〕 〔金剛山の鳥〕


■外部リンク■
金剛山登山道情報(金剛山のホームページ)
金剛山愛好会
金剛山 金剛山登山道・金剛山ハイキングコース
   金剛山四季と風景の写真




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植物の5億年をこの目で見る[大化石展/大阪市立自然史博物館]


 植物はいろんなところに生えています。
 浅い海から標高の高い山まで。

 動物と違って積極的に動くことはできないというのにすごい広がりようです。

 よく見かける植物の特徴は、地面の下に根が広がり、茎が伸びていっぱい葉をつけ、ときおりきれいな花を咲かせる。
 という感じでしょうか。

この階段を上ると大化石展
この階段を上ると大化石展
 この植物の姿はいつはじまったのでしょうか。

 哺乳類が繁栄している今の新生代(しんせいだい)

 恐竜が繁栄していた中生代(ちゅうせいだい)

 昆虫がワガモノガオで動き回っていた古生代(こせいだい)

 もしかして陸上には動物がいなかった(せん)カンブリア紀?

 「植物」つまり葉緑体で光合成をする生き物の登場は新しくはありませんが、私たちが目にするような植物の登場は案外新しいものです。
 地球の歴史から見ると。


◆記事ナビ◆ 【地質年代表〈顕生代編〉β】


中生代のはじめ三畳紀の被子植物のギンゴイテス[大化石展]<
中生代のはじめ三畳紀の被子植物のギンゴイテス[大化石展]
イチョウの仲間です。つまりイチョウは古い植物です。



 種が果実の中にある被子植物(ひししょくぶつ)が登場するのは恐竜の中生代後期のジュラ紀(1億4550万年前~1億9960万前)ごろ。
 でもそのころはまだまだマイナーな存在でした。

 種がそのままの針葉樹などの裸子植物(らししょくぶつ)は古生代後期の石炭紀(せきたんき)(2億9900万年前~3億5920万年前)には現れたと考えられています。

 裸子植物の登場以前、三葉虫(さんようちゅう)の古生代の後期にはシダ類の大木が茂っていました。
 シダは光合成をして水や栄養を送る管を持っていますが、花を咲かせないで種子でなく胞子で増える植物です。
 しかしこの頃のシダには種子をつける種類もありました。

 今では森や林の木の下で育つ日陰の草という感じのシダですが、地球上で初めて森林を作ったのは、シダの大木です。

 石炭のもとになった植物はこのような大木のシダだといわれています。


石炭紀のシダのリンボクの樹皮の化石[大化石展]
石炭紀のシダのリンボクの樹皮の化石[大化石展]



 人の背丈もないような今のシダからは想像もつきませんが、現在の沖縄や小笠原に自生しているヘゴやマルハチのようなシダは、数メートルも伸びますので、昔の面影を残しているのかもしれません。


現在の沖縄に自生しているシダのヒカゲヘゴ[花と緑と自然の情報センター(長居植物園)]
現在の沖縄に自生しているシダのヒカゲヘゴ
[花と緑と自然の情報センター(長居植物園)]



 そしてもっと時間をさかのぼって古生代も前期のオルドビス紀(4億4370万年前~4億8830万年前)のころに生物の陸上への進出が始まりました。

 初期の植物は丈が低く花はもちろん葉も無く、茎で光合成をしていたと思われています。

 きっとオルドビス紀の地面の上は、水の周りだけにコケが生えているような緑の塊がところどころにあるだけで、恐竜はもちろん虫もいない石ばかりの荒涼とした景色だったでしょう。


デボン紀のクックソニアの復元模型[大化石展] デボン紀のクックソニアの復元模型[大化石展]



 「化石」というと恐竜を中心とした脊椎動物(せきついどうぶつ)ばかり目が行きますが、大阪市立自然史博物館の「大化石展」には、ちゃんと植物の化石も時代ごとに展示されています。

 植物は草食動物の食べ物になります。

 ですから、植物の変化は動物の変化も引き起こします。

 動物の化石だけでなく同じ時代の植物の化石も見ることができるのが、「大化石展」です。


◆外部リンク◆
大阪市立自然史博物館「大化石展」
ようこそ大阪市立自然史博物館へ

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◆タグナビ◆ 〔大化石展〕 〔地質年代表〕

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ダンゴムシの「心」と人間の「心」『ダンゴムシに心はあるのか』

ダンゴムシに心はあるのか
新しい心の科学
森山 徹著
税込価格:¥840
出版:PHP研究所
発行年月:2011年4月

森山 徹著
『ダンゴムシに心はあるのか』
PHPサイエンス・ワールド新書
PHP研究所


 小さな節足動物(せっそくどうぶつ)にも「心」があるのでしょうか。

 思わずびっくりするようなタイトルの本です。



 科学者が書いた本です。

 科学の基本は、言葉の意味をはっきりさせること。

 ということで、この本でも「心」の意味がはっきりされています。


今回は本の紹介ですが、本のテーマになっているダンゴムシの画像もあります。
ダンゴムシが苦手な方は【記事の下へ】をクリックしてください。
記事の下にジャンプします。



 その前に、科学者でないわたしたちは「心」をどのような意味で使っているでしょうか。

 「心が痛む」
 「心を込めろ!」
 「心の無いやつだっ!」

 どうやら、人間が人間らしくあるための感情などの形の無い精神の動きのようなもののようです。

 ですから「ダンゴムシに心がある」といわれれば驚いてしまうのかもしれません。



 それでこの本の「心」とは。

 なかなか難しいですが、むりやり簡単にすると。
本能的な行動を、無意識に押さえて別の行動を行わせる命令を出す脳(神経)の部分。
 でしょうか。
 自信はありませんが。

 ともかく、この本の「心」は「人間特有の精神活動」ではありません。
 どうやら、虫も含めて広い意味での動物が持っているもののようです。


水は嫌いだけど湿ったところ大好きなオカダンゴムシ
水は嫌いだけど湿ったところ大好きなオカダンゴムシ



 ダンゴムシは障害物に当たると、左右のどちらかに向きを変えて歩いていきます。
 そしてまた障害物に当たると、今度はさっきとは逆の方に向きを変え、次に障害物に当たるとまた逆に……
 つまり、たとえば 右→左→右→ というようにジグザグに歩いていくことが知られています。
 それがダンゴムシが持って生まれた本能的な行動パターンなのです。

 ところが、時おりそれ以外の変わった行動をするダンゴムシがいます。
 障害物を乗り越えたり、大嫌いな水に飛び込んだり。

 その変わった行動をさせるのが、「ダンゴムシの心」なのです。多分。



 この本の基本はダンゴムシを中心とした動物の行動に関すること。

 著者は様々な方法で「ダンゴムシの心」を出現させようとします。
 山あり水あり。

 ダンゴムシは「心」で著者の意表をつき、どうやってその窮地を脱出するのでしょうか。

 しかしダンゴムシも「心」のないムシもいるようで、いつまでたってもジグザグにしか動かないのもいるようです。



 環境に応じて本能的な行動を変更して新しい活路を見出すのが「ダンゴムシの心」。

 落ち葉の下でダンゴムシを見かけたときは、心のあるダンゴムシか心のないダンゴムシか、ちょっと調べてみてもおもしろいかもしれません。


◆タグナビ◆ 〔虫〕 〔甲殻類〕

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タルサトイモの脇芽が出ました。


 暑くなって朝晩の水やりが日課になってしまったタルサトイモ。

 気がついたら小さな芽が出ていました。


タルサトイモの子芋の芽
タルサトイモの子芋の芽



 これは子イモから出た目。

 土の下では子イモがどんどん育っている証拠です。

 まだ収穫までは3か月。

 いまごろ出てくる芽はどんどん大きくなった葉を茂らせます。
 そして子イモをいっぱいつけます。
 最初に植えたイモからすると孫芋です。


タルサトイモの子芋の芽のアップ
タルサトイモの子芋の芽のアップ



 よく見てみると、新芽は3つ。
 それぞれの親イモから出ています。

 大抵よく育つイモとそうでないイモの差が出るのですが、今年はみんながばっているようです。



 11月の収穫が楽しみな、2011年のタルサトイモです。




◆タグナビ◆ 〔タルサトイモ2011〕 〔タルサトイモ〕

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