【 2011年03月】

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早咲きの桜、咲いてます 大仙公園


 そろそろ梅は終わり頃、やっと桃が咲きはじめた大阪の堺市にある大仙公園(だいせんこうえん)

 ちょうど早咲きの桜が満開でした。


ぎりぎり満開に間に合った大仙公園の梅
ぎりぎり満開に間に合った大仙公園の梅



最近植樹されたらしくまだ小さい大仙公園のカワヅザクラ
最近植樹されたらしくまだ小さい
大仙公園のカワヅザクラ

 見つけたのは河津桜(かわづざくら)

 このブログでも何度か登場している静岡県河津町(かわづちょう)の河津桜。

 暖流のそばにある伊豆半島の河津町では見ごろは終わっているようですが、大阪ではちょうど今頃。

 薄い黄緑色の葉といっしょに薄いピンク色の花が咲いています。

 早咲きの上にはも一緒に出るのが河津桜の特徴です。

花と葉が一緒に出るのがカワヅザクラ[大仙公園]
花と葉が一緒に出るのがカワヅザクラ[大仙公園]




木が花で赤く染まっている大仙公園のカンヒザクラ
木が花で赤く染まっている
大仙公園のカンヒザクラ
 もう一つはカンヒザクラ。
 漢字で書くと「寒緋桜」。

 ヒカンザクラ(緋寒桜)とも呼ばれていますが、ヒガンザクラ(彼岸桜)と間違われるために「ヒカンザクラ」の方がよく使われるようです。

 咲きかけのように見えますが、立派に咲いています。
 名前の通り赤い花が筒状になって下を向いているのが特徴です。


 本土ほど寒くならない沖縄ではソメイヨシノはうまく咲かないそうで、桜といえばこのカンヒザクラ(沖縄では「ヒカンザクラ」のほうがよく使われているようです)をさすそうです。

これでも立派に咲いているヒカンザクラ[大仙公園]
これでも立派に咲いているヒカンザクラ[大仙公園]



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タグ: 河津桜ヒカンザクラ大仙公園春の花ピンク色の花

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トウカイコモウセンゴケの冬越し2011


 おととしの秋に2鉢ではじまったトウカイコモウセンゴケ

 去年の冬は1鉢冬越しに失敗してたった1鉢になってしまいました。

 それでも夏から葉挿しで増やして、そこそこ大きなものが3株2鉢。
 さらに秋に葉挿ししたので冬を越せるかどうか心配な小さいのが4株。

 そして秋に種をまいて芽がでたとても小さい株が複数。

 さあ、冬を越せたでしょうか。


冬を越しそうな2年目のトウカイコモウセンゴケ
冬を越しそうな2年目の
トウカイコモウセンゴケ
左手のゼンマイのようなものが
蕾と花柄

去年開いていた古い葉はみんな枯れ、中心に芽を固く結んでいます。
トウカイコモウセンゴケは冬芽をつくらないので、冬芽をつくるモウセンゴケの性質が強いのでしょうか。

 まだまだ本格的に暖かくなってないので予断を許しませんが、今のところ枯れたものは、一応0です。
 実生の中には枯れたものもあるかもしれませんが。

 トウカイコモウセンゴケは日本の中緯度地帯に自生する種類ですので、基本的には大阪平野部の気温で問題ないとは思いますが、やはり冷え込むときには多少気をつかいました。



 去年冬を越した株は去年と同じようにモウセンゴケを植えている小さな鉢を深鉢に入れて、直接冷気に触れないようにしました。
 ちゃんと中まで日が当たる場所に置いて、気温が氷点下近くまで下がりそうなときは、夜の間だけ家の中に入れました。

 夏の葉挿しでそこそこ大きくなった株は、カブトムシの幼虫を育てていた透明な水槽の中に入れます。
 あとはふたを開けてそのまま。
 ただし氷点下近く案で冷え込みそうなときは、ふたを閉めますが、屋外に置きます。
もう蕾をつけている葉挿し1年目のトウカイコモウセンゴケ
もう蕾をつけている葉挿し1年目の
トウカイコモウセンゴケ
右手のゼンマイのようなものが
蕾と花柄

こちらは冷え込むときは水槽のふたをしていたので去年の葉でもかれていないものもあります。
冬芽もそれほど固くはないようです。

 そして秋の葉挿(はさ)しで小さい株と実生のとても小さい株はそのまま。



 ちょっと過保護かなと思いましたが、小さいにもかかわらずほったらかしにしていてもとりあえず枯れていないようです。

 ただ、暖かくなって盛んに成長するようになると、とたんに枯れることもありますので、まだまだ安心できません。

 でも、2年目を迎える株だけでなく、まだ1歳になっていない葉挿しの株までちいさなちいさな蕾をつけていました。

 でも、花を咲かせると株が弱るといいますので、花を咲かせるのはもっと暖かくなってからにしようと思っています。


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タグ: トウカイコモウセンゴケモウセンゴケ食虫植物

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「啓蟄」? 「蟄虫啓戸」? どっち!?


 梅もそろそろ満開になろうか言う頃。春らしくなってきました。

 というときにやってくるのは二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」と七十二候の「蟄虫啓戸(ちっちゅうけいこ)」。



 「いきもの は おもしろい!」的意訳すると。

啓蟄:土の中に閉じこもった虫を開放する
→ 虫が出てくるほど暖かくなった。


蟄虫啓戸:土の中に閉じこもった虫が出てくる
→ 暖かくなったので虫が出てくる。



 ということで、「いきもの は おもしろい!」では「啓蟄」と「蟄虫啓戸」は微妙に意味がちがいます。

 そこで、暖かい日に戸外に出て虫を探してみました。

多丘公園の梅の花(鹿児島紅)
多丘公園の梅の花(鹿児島紅)

 近所の多丘公園(おおおかこうえん)(仮称)へ行って見ましたが、タイミングが悪かったのか虫を見かけません。
 梅林へ行ってみても、テントウムシはおろかミツバチすら見かけません。

 今年は2月から大雪が降ったりと寒い日が続きましたので、ちょっとくらい暖かくなっても「だまされないぞ!」と虫たちは出てこないのでしょうか。



 どうやら、啓蟄にはなったようですが、蟄虫啓戸にはなっていないようです。


ハナナ畑にミツバチが飛び交っていた一週間ほど前に行った長居植物園
ハナナ畑にミツバチが飛び交っていた一週間ほど前に行った長居植物園
ここはすでに蟄虫啓戸になっていたようです。





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タグ: 啓蟄蟄虫啓戸二十四節気七十二候

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雪でも元気な金剛山の冬の鳥たち(もう立春はすぎてるけど)

路面が完全に雪に覆われた念仏坂
路面が完全に雪に覆われた念仏坂

 雪の金剛山。

 季節はずれの大雪で真っ白になっています。

 氷点下でないとはいえ、雪が溶けないくらいの気温。

 昆虫など節足動物をはじめとする、まわりの温度に体温が左右される変温動物(外温動物)は姿を消してしまいました。

 でもそんな雪の金剛山にも、動物は元気に動き回っています。

 鳥たちです。


スズメくらいの大きさの鳥(約15センチ前後)


カヤクグリ(茅潜)
イワヒバリ科カヤクグリ属
スズメくらいの大きさ(約14cm)
漂鳥
撮影場所:山頂広場
眼が特徴的なカヤクグリ
眼が特徴的なカヤクグリ
比叡山でも見かけた鳥です。
色は地味ですが、なんともいえない鋭い眼光のカッコいい鳥です。
野鳥の餌場周辺にいましたが、もちろんドバトのように近寄ってくることはありません。


ヤマガラ(山雀)
シジュウカラ科シジュウカラ属
スズメくらいの大きさ(約14cm)
留鳥
撮影場所:山頂広場
エサ台のヤマガラ
エサ台のヤマガラ
山頂広場の餌場の主人公でしょう。きっと。
餌場のピーナッツを食べに2羽が交互に飛んできていました。
ここだけでなく、帰りの伏見峠からの念仏坂にもいましたので、山中あちこち飛び回っているのでしょう。


シジュウカラ(四十雀)
シジュウカラ科シジュウカラ属
スズメくらいの大きさ(約14cm)
留鳥
撮影場所:念仏坂
ピントが合っていないけど背中がちょっと緑色なのがシジュウカラ
ピントが合っていないけど背中がちょっと緑色なのがシジュウカラ
住宅街から金剛山まで。
本当に住むところを選ばない鳥たちです。


コゲラ(小啄木鳥)
キツツキ目キツツキ科
スズメくらいの大きさ(約15cm)
留鳥
撮影場所:念仏坂
普通の鳥っぽく木にとまるキツツキのコゲラ
普通の鳥っぽく木にとまるキツツキのコゲラ
シジュウカラと一緒にいましたので、混群かもしれません。
これも住宅街と同じです。
もしかして、シジュウカラと一緒に行動していたらいつの間にか住宅街や山に来ていたりして?




ハトくらいの大きさの鳥(約33cm前後)


キジバト(雉鳩)
ハト科キジバト属
ハトくらいの大きさ(約33cm)
留鳥
撮影場所:山頂広場
なんかドバトと変わらないキジバト
なんかドバトと変わらないキジバト
山頂広場とその周辺、とにかく人が集まるところでしか見かけません。
エサがもらえるので人間に近寄ってくるのはドバトと同じです。


カケス(懸巣)
カラス科カケス属
ハトくらいの大きさ(約33cm)
漂鳥
撮影場所:山上ブナ林
こちらの様子をうかがっている?カケス
こちらの様子をうかがっている?カケス
金剛山で出会うのは2度目です。
すぐ逃げてしまいますので、写真を撮るのは短期決戦です。




謎の鳥


謎の鳥(ビンズイ?アトリ科?)
スズメより大きい?
撮影場所:山上杉林
謎の鳥の横
謎の鳥の横
謎の鳥のお腹
謎の鳥のお腹
離れた杉の木にとまっていた謎の鳥。
遠目ですが、感じとしてはスズメよりもちょっと大きいか大きくてもヒヨドリよりは小さいくらいの大きさ。
頭の方は写っていないものの、たたんだ羽の先の方にある白い帯とお腹の黒い縞模様で名前もある程度は絞れると思います。
この特徴からアトリ科の鳥ではないかと思いますが、決定に欠けました。




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タグ: 金剛山雪の金剛山初春の金剛山金剛山の鳥カヤクグリヤマガラコゲラキジバトカケス初春の鳥

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