【 2010年11月】

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初冬の高野山 不動坂の紅葉編

極楽橋駅から女人堂までの道

高野山参詣道


 いままで高野山へは南海高野線の終点の「極楽橋(ごくらくばし)」駅から南海鋼索線(こうさくせん)つまりケーブルカーを使って高野山上への高度差330mを行き来していました。

 言うまでもなく、高野山が開かれたのは1200年前。電車も車も無い時代からはあります。
 大阪にはいくつもの高野山への参詣道があり、今も国道や府道・県道にその名残があります。

 その一つ、極楽橋から高野山へ向かう女人道(にょにんみち)コースの大門(だいもん)までの道を歩いてみました。

 ただし、現在よく使われている道は近年つくられたもので、昔の参詣道(さんけいみち)とはちがうようです。
 名前も「○○坂」という複数の坂が連なっていたようですが、今はまとめて不動坂(ふどうざか)と呼ばれることが多いようです。

極楽橋駅と紅葉する山
極楽橋駅と紅葉する山


不動坂


 極楽橋からはまずは不動坂。花折坂に続いてこれで高野山上の入り口ともいえる女人堂(にょにんどう)まで登ります。

 道は登山道というよりハイキング道で足場もよく歩きやすいですが、ほとんどが上り坂です。

 紀伊山地の北部ということで、ほとんどが植林された杉ですが、杉は常緑樹なので残念ながら紅葉しません。

 途中にもところどころ紅葉を見ることができますが、女人堂に近づくと自然林が増えてきて、いろいろな木の紅葉(こうよう)黄葉(おうよう)褐葉(かつよう)をみることができます。


ケヤキ(欅)

ニレ科
落葉広葉樹
高木
きれいに褐葉している不動坂入り口付近の大ケヤキ
きれいに褐葉している不動坂入り口付近の大ケヤキ



 不動坂も少し上ると杉ばかり。
 大きく育った杉の根元は薄暗く木が育つほどの光はささないように思えます。
 そんなところでも、黄葉している木が生えていました。
 薄暗い杉林の中、絨毯のように黄色く埋め尽くしている様子は、光を浴びて赤く燃えるモミジとはまたちがった美しさがあります。

クロモジ?(黒文字)

クスノキ科
落葉広葉樹
低木
杉林の中で黄葉しているクロモジ?
杉林の中で黄葉しているクロモジ?
木の大きさや葉の形からクロモジではないかと思います。



 そして不動坂も終わりごろ、遠くに車が走る音が聞こえてくるようになると、自然林が増えてきます。
 山の自然林となると、見上げるようなモミジの木があります。
 ここもそうでした。

カエデ(楓)

カエデ科
落葉広葉樹
高木
枝を広げて黄葉しているカエデ
枝を広げて黄葉しているカエデ
種類まではわかりませんが、葉の形からカエデの仲間だと思います。


イロハモミジ?(伊呂波紅葉)

カエデ科
落葉広葉樹
高木
大きく枝を広げたイロハモミジ
大きく枝を広げたイロハモミジ
葉が小さく列片(カエデの葉のとがった部分のこと)も細く切れ込みが深いのでイロハモミジとしました。


オオモミジ(大紅葉)

カエデ科
落葉広葉樹
高木
枝を広げて道を覆うオオモミジ
枝を広げて道を覆うオオモミジ
上のイロハモミジ(推定)よりも葉が大きく列片の真ん中あたりがふくらんでいるのでオオモミジとしました。



 自然林が増えていくほどにカエデ科の木が増えていきます。
 公園などに植えられているモミジの類は小さいの多いですが、イロハモミジやヤマモミジなどみんなとても大きな木になります。
 箕面公園もそうでしたが、公園ではあまり見られない見上げるような大木の紅葉が見ることができるのか、山の紅葉のいいところです。

 それから鬱蒼とした杉林の薄暗い中で黄葉しているクロモジと思われる木もきれいでした。


◆記事ナビ◆ 〔高野山の紅葉〕 〔高野山〕 〔紅葉〕

■外部リンク■
 高野山宿坊組合・高野山観光協会ホームページ
 悠誘高野山へようこそ

●ハイキングガイド
 南海電鉄
 「おでかけ・レジャー → ハイキング情報 → ぼちぼち&てくてくMAP」
 で今回のコースも含めていろいろなハイキングコースの地図があります。

●近畿地方の私鉄利用に便利なチケット
 スルットKANSAI

●紅葉情報
 京都の紅葉情報 2010:京都新聞
 2010全国紅葉最前線|全国旅そうだん
 紅葉情報 - ウェザーニュース
 紅葉とれたて便2010:るるぶ.com
 紅葉特集2010 みんなでつくる紅葉情報 - Yahoo! JAPAN




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カワセミと新幹線500系

「カワセミ」といえば


 瑠璃(るり)色のきれいな鳥、カワセミ。
 意外と身近にいる鳥で、鮮やかに輝く構造色(こうぞうしょく)で、野鳥写真の被写体ランキングではトップクラスだと思います。

コンクリートの上のカワセミ[木田内川]
コンクリートの上のカワセミ[木田内川]



 その「カワセミ」でイメージするのは、新幹線500系。

 高速でトンネルに突入するときの騒音を押さえるため、空気抵抗を減らす目的で作られた先頭の独特の形状。

 それは高速で川に飛び込み見事に魚を捕らえるカワセミの(くちばし)と頭の形に似せて作ったといわれます。

 実際は理想を求めて設計していった結果、カワセミの嘴から頭の形に似てしまった、ということのようです。


新幹線500系


 新幹線500系の先頭の形は、なかなか言葉で説明するのは難しいのです。
 なんというか、円錐形を半分にして、先頭のとがった部分をちょとだけ削って丸くして、長方形っぽい楕円形(だえんけい)の筒に取り付けたような形、でしょうか。

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 そういうことで、カワセミの嘴から頭にかけての構造はこのように継ぎ目なくすぼまっていくのだろう、と思っていました。

 ところが。


上から見ると


 運よくほぼ真上からカワセミの頭を写す機会がありました。
 その場ではカワセミに気づかれないようにただひたすら写すことに専念していたのですが、家に帰ってパソコンで確認して見るとびっくり。
 つぶれた楕円の頭に細い細い(くちばし)

上から見たカワセミ[木田内川]
上から見たカワセミ[木田内川]



 確かに水の抵抗は少なそうです。
 しかし新幹線500系には似ているように思えません。

 カワセミの画像は横からのものが多いので気付きませんでした。

 でも、横から見ても500系には似ていないような……


◆記事ナビ◆ 〔カワセミ〕





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サザンカの花、咲き始めました。

 この冬も街路のサザンカの花、咲き始めました。

 これからしばらく花は続きます。

咲きはじめたサザンカの花
咲きはじめたサザンカの花



 まずはスズメバチやハナアブのレストランになり、虫が動けなくなるほど寒くなると次ぎはメジロのレストランになります。

 生き物が集まってくるサザンカの花です。


◆記事ナビ◆ 〔サザンカ〕





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そっくり擬態&保護色 でも収斂進化ではありません。 ヨモギエダシャク

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擬態です


 「擬態(ぎたい)」とは、生き物が自分の体の色や形などを変化させ周りに溶け込むことです。
 体の色や模様を周りと同じようにしたものは保護色(ほごしょく)と呼ばれることもあります。

 擬態にはこのように色だけのものや色と形を変えたものがあります。

 ちがう生き物が似たような形になるのは「収斂進化(しゅうれんしんか)」という言葉も思い浮かびます。  しかし同じなのは見た目の色や形だけで、機能や働きはまったくちがうので収斂進化ではありません。
 擬態です。


今回はイモムシの記事です。
イモムシの画像もあります。
イモムシが苦手な方は【記事の下へ】をクリックしてください。
記事の下にジャンプします。



隠蔽擬態で見つからないようにする


 イモムシは擬態するのが当然のごとく周囲に溶け込んでいるものが多いように思います。
 そんなことは無いよと思う人は、もしかするとイモムシが周囲に溶け込んでいて気がつかないだけかもしれません。

 イモムシが擬態する理由は、人間や鳥などに見つからないようにするためと言われていて、これを隠蔽擬態(いんぺいぎたい)といいます。

 多くはアオムシに代表されるように葉と同じ緑色になる保護色が多いと思いますが、独特の動き方をするシャクトリムシは、保護色にプラスして枝に似せる擬態をする種類がたくさんいます。


アキニレに擬態したヨモギエダシャクの幼虫
アキニレに擬態した
ヨモギエダシャクの幼虫

どこにいるでしょう?


 ということで、アキニレの枝に擬態したヨモギエダシャクです。
 さあ、どこにいるでしょうか。

 ただ木を眺めているだけでは気付かないでしょうが、どこかにいると思って見ているとわかると思います。
 保護色込みの擬態ですが、木としてみると不自然なところがありますから。


ところで


 ヨモギエダシャクは名前に「ヨモギ」とついていますがヨモギを含むキク科以外にも、クワ科やバラ科など草でも木でもお構い無しに食べるイモムシです。

 特にチャノキも対象になっているので、育てているお茶の木もよく食べられます。
 夏の忙しいときなど水やりばかりに気を取られていると、いつの間にか葉がぼろぼろにされていることがあります。

 大食漢で、挿し木や実から育てた定植(ていしょく)前のものがやられると、後の生長が悪くなり、場合によっては枯れてしまいます。

 その気にならなければなかなか見つけにくいシャクトリムシです。


正解です


 さて、正解は……

 画像中央の少し右で、枝がバイパスしているようなところがあります。
 そこでした。

アキニレに擬態したヨモギエダシャクの拡大画像
アキニレに擬態したヨモギエダシャクの拡大画像


 単純に見た目だけで言えば、なかなかうまい擬態です。

 しかし植物の茎や枝がバイパスしないことまでは気がつかなかったようです。
 素直に枯れ枝に擬態していれば見つからなかったことでしょう。


◆記事ナビ◆ 〔ヨモギエダシャク〕 〔擬態〕



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なんきんはぜ。きれいに紅葉しています。


 街路樹のナンキンハゼ(南京黄櫨)がいい感じで紅葉(こうよう)しています。

1本の木でグラデーションがきれいなナンキンハゼの紅葉
1本の木でグラデーションがきれいなナンキンハゼの紅葉



 緑から紫、赤、オレンジ、そして黄色と1本の木で葉が5色に変わるのがナンキンハゼの特徴です。


 木によってはすでに葉を落として白い実を見せいているのもカラ、まだまだがんばって緑色のものもあります。

 ナンキンハゼの紅葉(こうよう)はもうしばらく楽しめそうです。

◆記事ナビ◆ 〔ナンキンハゼ〕 〔紅葉〕


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税込価格:¥1,260
出版:文一総合出版
発行:2008年9月


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今年のカワセミのお気に入りの場所は


 毎年夏になるとどこかへいく木田内川(きたないがわ)(仮称)のカワセミ。

 今年も少し前に木田内川に戻ってきました。

風でふくらんでちょっとカワセミっぽくない木田内川のカワセミ
風でふくらんでちょっとカワセミっぽくない木田内川のカワセミ




 毎年ここにやってくるカワセミが同じカワセミなのかちがうカワセミなのか、まったくわかりません。

 カワセミにはお気に入りのパターンというのがあるようで、見かける場所や逃げ方にかたよりがあります。

 それが毎年変わるので年毎にやってくるのはちがうカワセミなのかもしれません。
 それにここはいい場所なのか、2羽のカワセミが縄張り争いをしているのを何度か見たことがあります。

 ということは、毎年どころか1シーズンでも入れ替わっている可能性もありそうです。



 3年前のカワセミは逃げるときは常に川面を飛んでいました。
 去年と今年のカワセミは、時おり川から離れて住宅街の隣の藪へ飛んでいきます。

 去年のカワセミはコンクリートの護岸の上によくとまっていたので見つけるのが簡単でした。

 今年のカワセミのお気に入りの場所はどこでしょうか。
 写真を写しやすいところだったらうれしいのですが。


◆記事ナビ◆ 〔カワセミ〕 〔木田内川〕



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秋の金剛山で出会った鳥たち


 ちょっと遅れてしまいましたが、秋の金剛山で出会った鳥たちです。

 金剛山のような山は野鳥はとても多いと思うのですが、広すぎて鳥が分散すること、木が多すぎて見通しが悪いこと、登山道や広場など行動範囲が限られることなど、なかなか鳥の姿を見るのは難しかったりします。

 ということもあり、またこのときはキノコに重点を置いていたためにあまり鳥の写真は撮れなかったのですが、それでも近所では見かけない鳥たちに出会うことができました。

■外部リンク■
 金剛山付近の地図(Mapion)



カケス

カケス(懸巣)

カラス科
留鳥
場所:ちはや園地
カケスの後姿
カケスの後姿


 ちはや園地のピクニック広場にいました。
 大きさはハトよりも小さいくらい、模様はモズに鮮やかな色を足してを明るくしたような感じです。
 人影に敏感でカメラを構える前に飛んでいってしまい、木陰でもこちらを向いてくれませんでした。
 ここでは有名な鳥のようです。


ハシブトガラス?

ハシブトカラス(嘴太烏)?

カラス科
留鳥
場所:ちはや園地
ちはや園地の休憩所にいたハシブトガラス?
ちはや園地の休憩所にいたハシブトガラス?


 嘴のふくらみと頭と嘴の境目の段差を考えるとハシボソガラスのようにも思えますが、上の嘴の付け根に羽毛が無いようなので、ハシブトガラスとしました。


コガラ

コガラ(小雀)

シジュウカラ科
留鳥
場所:念仏坂
コガラのお腹
コガラのお腹
コガラの背中
コガラの背中


 あっと言う間に藪の中へ逃げていきました。
 シジュウカラやヒガラに似ていますが、体が丸いこと、白い毛が毛羽立って見えること、背中が灰色なこと(シジュウカラは青みがかった灰色)、そして黒い首輪が無いことでコガラとしました。
 名前の「コガラ」は「小柄」ではありません。
 小さな小鳥ということで、「小雀」と書きます。
 「雀」は「小」と「隹(尾の短い鳥)」の会意文字で、小さい鳥の意味があります。


謎の鳥

木に群れでとまっていましたが、木が邪魔になってなかなかはっきりとは見えません。
偶然見えた瞬間を逃さず写したのですが、写すたびにちがう鳥のようです。
謎の鳥

場所:ちはや園地(野草観察デッキ付近)
お腹側から見るとちょっと黄色いのでトラツグミ
お腹側から見るとちょっと黄色いのでトラツグミ

背中から見るとちょっと黒っぽいツグミ
背中から見るとちょっと黒っぽいツグミ

背中が見えないとトラツグミっぽい
背中が見えないとトラツグミっぽい

こうなるとツグミにしか見えない
こうなるとツグミにしか見えない


 模様と大きさと行動からツグミ科だと思うのですが、謎です。
 もしかしたら、複数の種類の鳥の混群かもしれませんが、ツグミ科が混群するのかどうかはわかりません。
 ということで、特徴を合わせて考えると、マミジロのメスということになりました。
 しかし何羽もいてオスを見かけないというのも変です。
 ということで、謎の鳥のままです。


野鳥のコツ

 と、画像は少ないですが、鳴き声だけはあちこちで聞きました。
 しかし山では鳴き声は聞けてもなかなか姿を見ることはできません。

 山で野鳥を見るのは、なかなかコツが必要なようです。


◆記事ナビ◆ 〔秋の金剛山〕 〔金剛山〕

■外部リンク■
 ||| 大阪府民の森&箕面ビジターセンター ||| ちはや園地
 金剛山登山道情報(金剛山のホームページ)
 金剛山愛好会
 金剛山 金剛山登山道・金剛山ハイキングコース
   金剛山四季と風景の写真




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ウイルスは菌? その1「まずは“菌”を区別する」


インフルエンザと“菌”


 最近は冬に限らず流行するインフルエンザ。
 ブログでも関連する記事が目白押しです。

 その中でよく目にするのが“(きん)”という言葉。

 インフルエンザは顕微鏡でも見えないとても小さいウイルスが原因となります。
 インフルエンザのウイルスは“菌”なのでしょうか。


“菌”って?


 そもそも“菌”とは何なのでしょうか。

 どうも“菌”という言葉には2種類の意味があるようです。

 一つは、病気を起こしたりものを腐らせたりする目に見えないものに対する漠然とした呼び名。
 結構いいかげんなくくりです。

 そしてもう一つ。
 “菌”という漢字はもともとキノコのことで、キノコのような光合成をしない植物のように見える生き物を指すようになりました。
 きっちりさせるためのくくりです。

 しかし調べてみるとこの“菌”には複数のまったくちがう生き物が混ざっていたのです。
 それも7動物や植物という分類よりももっともっと大きなところでまったくちがう生き物だったことがわかりました。

 そこで、“菌”を真菌(しんきん)真正細菌(しんせいさいきん)古細菌(こさいきん)などと分類するようになりました。


3つの“菌”


 この3つはそれぞれ「真菌」=「菌類(きんるい)」、「真正細菌」=「細菌(さいきん)」「バクテリア」、「古細菌」=「始原菌(しげんきん)」「後生細菌(こうせいさいきん)」などと呼ばれています。

 中でも菌類は私たちの生活に深く関係しています。
 たとえばシイタケやマツタケなどのキノコもそうですし、厄介なカビもそうです。
 生活に必要な味噌(みそ)醤油(しょうゆ)、お酒をつくるのも菌類です。パンも菌類が必要です。
 私たちの生活は菌類に囲まれて菌類に支えられているといってもいいかもしれません。

 ただ、それらも菌類がよく目立つだけで、細菌なども関係いています。

私たちの生活に欠かせない酵母風キャラのコウボくん
私たちの生活に欠かせない酵母風キャラの
コウボくん



“菌”の特徴


 これらの“菌”の特徴は、体の周りの物を吸収し、それらを分解してさまざまな物質をつくりだすことです。
 それがアルコールだったり乳酸(にゅうさん)だったり、場合によっては毒だったりします。

 何かを体に取り込んで、別のものに変えて生きているのが“菌”なのです。

 そして当然ですが、自分の力で増えることができます。
 これは植物と同じで、動物とも同じです。
 つまり、目に見えないような小さな“菌”であっても、わたしたちと同じ生き物だということです。

 ところが、ウイルスはちょっとちがうのです。


 それは……
 次回に。


 今回は「“菌”とウイルスは生き物としてはまったくちがうもの」。
 これがポイントです。


◆記事ナビ◆ 〔インフルエンザ〕 [微生物・菌類・細菌 等]


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南港の野鳥の楽園。だから猛禽類もいます 大阪南港野鳥園 初冬の鳥


大阪の端の野鳥園


 大阪湾に突き出した埋立地、南港(なんこう)
 咲洲(さきしま)と呼ばれる人工島の通称。

 貯木場、物流倉庫、港、マンション街、そして商業施設と様々な顔を持つ場所です。

 その南港の端にあるのが大阪南港野鳥園。
 「野鳥園」ではありません。「野鳥園」です。

 最寄り駅は南港ポートタウン線の「トレードセンター前」駅。そこから15分ほど歩くことになります。
 土日祝日はとなりの「コスモスクエア」駅からバスがあります。

大阪南港野鳥園と「トレードセンター前」駅周辺の地図



大阪南港の野鳥の楽園


 もともとこのあたりは住吉浦と呼ばれ渡り鳥の生息地の一部でした。
 埋め立てられると、もちろん野鳥は行き場を失います。

 そこでNGOの働きかけなどで埋め立て中の湿地帯を整備し、野鳥を観察できる場所として公開されるようになりました。

 それが大阪南港野鳥園です。

野鳥園の西池と干潟
野鳥園の西池と干潟



拠点展望塔


 野鳥公園の真ん中あたりに展望塔があり、ここからは野鳥園が一望できます。
 職員の方が質問に答えてくれたり、レンタルの望遠鏡や双眼鏡があります。

 野鳥を観察する場所としてはいいのですが、野鳥たちから少し離れています。
 その分ガラス越しに野鳥を見ていても鳥たちはこちらをまったく気にしませんが、どうしても遠くなります。

 写真を撮ろうと思っている人は、高倍率レンズのカメラが必要になります。
 鳥まで遠いのはちょっと残念ですが、その分いろいろな鳥を見ることができるので、しかたありません。

野鳥園の北池と展望塔(中央)
野鳥園の北池と展望塔(中央)



野鳥園の干潟で出会った鳥たち


 まずは中央の展望塔や北観察所から見えた鳥たちです。

水辺の鳥たち

カルガモ(軽鴨)
カモ科
留鳥
こちらの姿を見て気にしながら泳いでいくカルガモの群れ
こちらの姿を見て気にしながら泳いでいくカルガモの群れ

鴨というとカルガモ。といってもいいくらい身近にいる鴨です。
渡りをしない留鳥です。


オナガガモ(尾長鴨)
カモ科
冬鳥
逆立ちして食べるオナガガモ
逆立ちして食べるオナガガモ

水中に上半身を突っ込み逆立ちしながら食べるのがオナガガモの特徴です。
日本には冬にやってくる冬鳥です。


ヒドリガモ♂と♀(緋鳥鴨)
カモ科
冬鳥
頭の真ん中が白いのがオスのヒドリガモ
頭の真ん中が白いのがオスのヒドリガモ

頭に白いラインがあるので恐らくヒドリガモだと思います。


ダイサギ(大鷺)
サギ科
冬鳥(一部留鳥)
嘴が冬仕様になったダイサギ
嘴が冬仕様になったダイサギ

白鷺三兄弟(ダイサギ、チュウサギ、コサギのこと)の長兄(一番大きいということ)。
嘴が黄色いのは冬の装いです。
日本には冬にやってくる冬鳥ということになっていますが、一年中見ることができます。


アオサギ(蒼鷺)
サギ科
留鳥
大きいので飛ぶ様子は迫力があるアオサギ
大きいので飛ぶ様子は迫力があるアオサギ

首を縮めて飛んでいます。
このように首の長い鳥が飛ぶときは首を縮めることが多いようです。
サギ類ではコサギに次いでよく見かける鳥です。


カワウ(川鵜)
ウ科
留鳥
いつも群れでいるカワウ
いつも群れでいるカワウ

淡水の川ではなく海水のある干潟ですが、カワウです。
ウミウは崖があるような岩場にすみ、干潟にはいません。
ちなみに、鵜飼に使われるのは川ですがウミウです。




水辺周辺の林や繁みの鳥たち

ミサゴ(鶚・雎鳩)
タカ科
留鳥
嘴と後頭部が猛禽類っぽいミサゴ
嘴と後頭部が猛禽類っぽいミサゴ

野鳥公園の方に教えていただきました。
いわゆる猛禽類になりますが、小型です。
干潟にいるのは水鳥を狙っているのではなく、魚を狙っているからです。
渡りをしない留鳥です。


チョウゲンボウ(長元坊)
ハヤブサ科
漂鳥
遠くを飛ぶばかりできれいに写せないチョウゲンボウ
遠くを飛ぶばかりできれいに写せないチョウゲンボウ

野鳥園の方に教えていただきました。
こちらも猛禽類ですが小型ですので虫や小鳥を食べます。
渡りをしませんが、高地と低地を行き来する漂鳥です。


モズ♂(百舌・百舌鳥)
モズ科
留鳥
この角度ではスズメっぽい嘴のモズのオス
この角度ではスズメっぽい嘴のモズのオス

一般的に猛禽類と呼ばれるのはタカ目とフクロウ目の鳥のことです。
モズはスズメ目なのですが、小型のタカ目の鳥と同じように虫やカエル、時にはスズメを狩ることもあるので猛禽類に加えられることもあります。
留鳥です

モズ♀(百舌・百舌鳥)
モズ科
留鳥
この角度なら猛禽ぽい嘴のモズのメス
この角度なら猛禽ぽい嘴のモズのメス

基本的に大きさも模様も同じなので、遠目に見分けるのにはちょっと難しいところがあります。
メスの特徴は、眼線(眼のところにある黒い線)が無い(または薄い)こと、お腹に茶色い鱗のような模様があること。
慣れればなんとなくわかるようになります。
肉食なので繁殖期以外はいつも1匹で縄張を見張っています。




野鳥園の緑地で出会った鳥


 野鳥園のおよそ1/3は緑地です。
 植物園のようにいろいろな植物が植えられていますので、林を好む鳥たちも住んでいます。


ジョウビタキ♀(尉鶲)
ヒタキ科
冬鳥
スズメくらいの大きさのジョウビタキのメス
スズメくらいの大きさのジョウビタキのメス

色数は少ないですが、すっきりとしたデザインが特徴です。


シジュウカラ(四十雀)
シジュウカラ科
留鳥
腹側からだとネクタイのような黒い線が特徴のシジュウカラ
腹側からだとネクタイのような黒い線が特徴のシジュウカラ

いつも群れで行動する小鳥です。
住宅街でも街路樹が多いところにはよくいます。
鳴き声も豊富で、知っている鳥の声を消去法で消していって残ったら、この鳥の声かもしれません。
留鳥です。


メジロ(目白)
メジロ科
留鳥
ぐにゃりと体を曲げたメジロ
ぐにゃりと体を曲げたメジロ

この骨が無いようなぐにゃりと体を伸ばすのがメジロの特徴です。
あまり人間をこわがらないのか、
チュルチュルという泣き声がかわいい小鳥です。
群れで行動して横向きにとまったり枝からぶら下がったりと見ていて飽きません。




野鳥園への道



 トレードセンター前駅と野鳥園の間のおよそ1kmの間は歩道を覆うように木が植えられていて、ここにも林を好む鳥たちがいます。
 野鳥と出会えるなかなか侮れない場所です。


ツグミ(鶇)
ツグミ科
冬鳥
物陰からこちらを伺うツグミ

物陰からこちらを伺うツグミ
もうやってきていました。
つぐみんらしくすぐ植え込みの向こうへ隠れてしまいました。
気弱なのか、人影を見るとすぐ逃げてしまいます。
うちのつぐみんはまだですが、もう日本に来てました。
冬鳥です。


シロハラ(白腹)
ツグミ科
冬鳥
大きさも行動も雰囲気もツグミに似ているシロハラ
大きさも行動も雰囲気もツグミに似ているシロハラ

つぐみ位の大きさで、最初はつぐみと思いましたが、画像を拡大して見るとちがうことがわかりました。
同じツグミ科だからでしょうか、ツグミ同様人影を見るとすぐ逃げます。
ツグミ科らしく?冬鳥です。


ジョウビタキ♂(尉鶲)
ヒタキ科
冬鳥
コントラストがきれいなジョウビタキのオス
コントラストがきれいなジョウビタキのオス

オスはこのきれいな模様が特徴です。
色あいは違いますが、オスとよく似たデザインです。


シジュウカラ(四十雀)
シジュウカラ科
留鳥
メジロのように横向きに止まったシジュウカラ
メジロのように横向きに止まったシジュウカラ

かわいい見た目ですが、虫も食べます。
木から木へ群れで移りますので、野鳥園内の林と行き来しているでしょう。


メジロ(目白)
メジロ科
留鳥
じっとしていないメジロ
じっとしていないメジロ

常に動き回ってまわって木の上でじっとしているときはありません。
群れで行動し、決まったコースを巡回することが多いようです。


コゲラ(小啄木鳥)
キツツキ科
留鳥
枯れ木をつつくコゲラ
枯れ木をつつくコゲラ

住宅街にもいるキツツキです。
ヒヨドリくらいのかわいい鳥ですが、「ギィ~ギィ~」という似合わない鳴き声が特徴です。


キジバト(雉鳩)
ハト科
留鳥
正面から見るとカワラバトにも見えるキジバト
正面から見るとカワラバトにも見えるキジバト

正面からはわかりにくいですが、かすかに見えた首の横縞が特徴です。
そこらじゅうにいるカワラバト(ドバト)は首の横が緑色の構造色で縞模様になっていません。




 このようにいろいろな種類の野鳥に出会えます。
 そして、ミサゴやチョウゲンボウ、そしてハヤブサもいるそうですので、野生の猛禽類と出会える可能性のある場所のひとつです。
 ただや長がいるところから離れていますので、レンタルもありますが低い倍率のものでもいいですから双眼鏡や単眼鏡を持っていくほうがより楽しめると思います。
 写真を撮りたいときはできるだけ光学倍率の高い機種を持っていくほうがいいでしょう。

 それからトレードセンター前駅と野鳥園の間の並木道も要チェックです。


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タルサトイモの収穫

サトイモの収穫時期


 11月になりました。

 (たる)で育てたサトイモ、タルサトイモもそろそろ葉が枯れてきました。

 サトイモは暖かい地域原産といわれているので枯れる時期というのがありません。
 早く掘りすぎてしまうと芋が小さいですし、ほっておいて(しも)を浴びてしまうと腐ってしまいます。

 ということで、霜がおりる直前というのは理屈上最高のタイミングということになります。
 あくまで理屈上です。
 ぎりぎりまで待って運悪く霜にあたってしまうと、もうだめです。

 ということで、冷え込んできても霜はまだおりないころというのが一つの目処です。


タルサトイモの収穫


 ということで、タルサトイモを掘り出しました。
 いや、樽をひっくり返しました。
大きく育ったタルサトイモの芋茎の根元
大きく育ったタルサトイモの芋茎の根元
外側は枯れているがまだ中心は瑞々しい

 その結果は……いっぱありました!

 皮をむいたら一緒に取れてしまいそうな小さなものももありますが、サトイモとして親芋子芋から分けることができるものを1個として数えてみました。

 勝手なイメージですが、店で売っているような大きさ以上のものを「中」、それ以下のものを「小」としました。


今年の数は


 今年は勢いで去年よりもいっぱい植えつけましたので、イモができた親芋は5株。
 ということで、一つ一つは小さいものになってしまいました。

 去年は3株で26個。今年はいくつでしょうか。

1.小 4個
2.小 2個
3.中 1個  小 4個
4.中 1個  小 2個
5.小中合わせて19個

 合計33個


 樽とはいえ侮れません。

19個ついていたサトイモの株
19個ついていたサトイモの株
中央の大きな親芋のほかに目を出した子芋が二つ、
それ以外は目を出していない子芋か孫芋。



 今年も予想以上に収穫できましたが、樽で育てるのはそれなりに面倒なことも多く、来年はどうなるか、現在考慮中です。

大きな子芋と小さな孫芋
大きな子芋と小さな孫芋




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新米ビオトープ管理士でフィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

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