【 2010年11月】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

カワセミと新幹線500系

「カワセミ」といえば


 瑠璃(るり)色のきれいな鳥、カワセミ。
 意外と身近にいる鳥で、鮮やかに輝く構造色(こうぞうしょく)で、野鳥写真の被写体ランキングではトップクラスだと思います。

コンクリートの上のカワセミ[木田内川]
コンクリートの上のカワセミ[木田内川]



 その「カワセミ」でイメージするのは、新幹線500系。

 高速でトンネルに突入するときの騒音を押さえるため、空気抵抗を減らす目的で作られた先頭の独特の形状。

 それは高速で川に飛び込み見事に魚を捕らえるカワセミの(くちばし)と頭の形に似せて作ったといわれます。

 実際は理想を求めて設計していった結果、カワセミの嘴から頭の形に似てしまった、ということのようです。


新幹線500系


 新幹線500系の先頭の形は、なかなか言葉で説明するのは難しいのです。
 なんというか、円錐形を半分にして、先頭のとがった部分をちょとだけ削って丸くして、長方形っぽい楕円形(だえんけい)の筒に取り付けたような形、でしょうか。

 そういうことで、カワセミの嘴から頭にかけての構造はこのように継ぎ目なくすぼまっていくのだろう、と思っていました。

 ところが。


上から見ると


 運よくほぼ真上からカワセミの頭を写す機会がありました。
 その場ではカワセミに気づかれないようにただひたすら写すことに専念していたのですが、家に帰ってパソコンで確認して見るとびっくり。
 つぶれた楕円の頭に細い細い(くちばし)

上から見たカワセミ[木田内川]
上から見たカワセミ[木田内川]



 確かに水の抵抗は少なそうです。
 しかし新幹線500系には似ているように思えません。

 カワセミの画像は横からのものが多いので気付きませんでした。

 でも、横から見ても500系には似ていないような……

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タグ: カワセミ木田内川新幹線500系

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genre : 写真

そっくり擬態&保護色 でも収斂進化ではありません。 ヨモギエダシャク


擬態です


 「擬態(ぎたい)」とは、生き物が自分の体の色や形などを変化させ周りに溶け込むことです。
 体の色や模様を周りと同じようにしたものは保護色(ほごしょく)と呼ばれることもあります。

 擬態にはこのように色だけのものや色と形を変えたものがあります。

 ちがう生き物が似たような形になるのは「収斂進化(しゅうれんしんか)」という言葉も思い浮かびます。  しかし同じなのは見た目の色や形だけで、機能や働きはまったくちがうので収斂進化ではありません。
 擬態です。


今回はイモムシの記事です。
イモムシの画像もあります。
イモムシが苦手な方は【記事の下へ】をクリックしてください。
記事の下にジャンプします。



隠蔽擬態で見つからないようにする


 イモムシは擬態するのが当然のごとく周囲に溶け込んでいるものが多いように思います。
 そんなことは無いよと思う人は、もしかするとイモムシが周囲に溶け込んでいて気がつかないだけかもしれません。

 イモムシが擬態する理由は、人間や鳥などに見つからないようにするためと言われていて、これを隠蔽擬態(いんぺいぎたい)といいます。

 多くはアオムシに代表されるように葉と同じ緑色になる保護色が多いと思いますが、独特の動き方をするシャクトリムシは、保護色にプラスして枝に似せる擬態をする種類がたくさんいます。


アキニレに擬態したヨモギエダシャクの幼虫
アキニレに擬態した
ヨモギエダシャクの幼虫

どこにいるでしょう?


 ということで、アキニレの枝に擬態したヨモギエダシャクです。
 さあ、どこにいるでしょうか。

 ただ木を眺めているだけでは気付かないでしょうが、どこかにいると思って見ているとわかると思います。
 保護色込みの擬態ですが、木としてみると不自然なところがありますから。


ところで


 ヨモギエダシャクは名前に「ヨモギ」とついていますがヨモギを含むキク科以外にも、クワ科やバラ科など草でも木でもお構い無しに食べるイモムシです。

 特にチャノキも対象になっているので、育てているお茶の木もよく食べられます。
 夏の忙しいときなど水やりばかりに気を取られていると、いつの間にか葉がぼろぼろにされていることがあります。

 大食漢で、挿し木や実から育てた定植(ていしょく)前のものがやられると、後の生長が悪くなり、場合によっては枯れてしまいます。

 その気にならなければなかなか見つけにくいシャクトリムシです。


正解です


 さて、正解は……

 画像中央の少し右で、枝がバイパスしているようなところがあります。
 そこでした。

アキニレに擬態したヨモギエダシャクの拡大画像
アキニレに擬態したヨモギエダシャクの拡大画像


 単純に見た目だけで言えば、なかなかうまい擬態です。

 しかし植物の茎や枝がバイパスしないことまでは気がつかなかったようです。
 素直に枯れ枝に擬態していれば見つからなかったことでしょう。


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タグ: 擬態ヨモギエダシャクアキニレ

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genre : 趣味・実用

秋の金剛山で出会った植物 花が咲いていなかった編


 今までは秋の金剛山の花を色別に集めてみましたが、今回は花が咲いていなかった植物を集めてみました。

 春に咲いた花、夏に咲いた花、秋のはじめに咲いた花の実がなり始めていました。
 目立ったのはマムシグサ。
 あちこちでトウモロコシみたいな形の赤い実を見かけます。

 そしてこの時は10月下旬でしたが、気の早いトチノキが黄葉していました。


【秋の金剛山で出会った花 その1 ピンク~赤~紫~青色の花】
【秋の金剛山で出会った花 その2 白~黄色~緑色の花】



   実がついていた草木      


マムシグサ(蝮草)

区域:千早本道
まだ緑色のマムシグサの実
まだ緑色のマムシグサの実
マムシグサの仲間は雌雄異体ということですので、実がついているのが雌株、ついてないのが雄株ということなのでしょう。


区域:千早本道
実の無いマムシグサ
実の無いマムシグサ
マムシグサの葉
マムシグサの葉
立派に育っていますが、実がついていないので雄株でしょうか。


区域:山頂~ちはや園地
ほとんどが赤くなっているマムシグサの実
ほとんどが赤くなっているマムシグサの実
実が赤くなっている分葉っぱが枯れかかっている?マムシグサ
実が赤くなっている分葉っぱが枯れかかっている?マムシグサ
実が赤いのは頂上近くの標高の高いところにあるからでしょうか。


区域:念仏坂
食べられたような跡があるまだ緑色のマムシグサの実
食べられたような跡があるまだ緑色のマムシグサの実
実と同じように葉もまだ緑のマムシグサ
実と同じように葉もまだ緑のマムシグサ
このあたり杉の植林地帯ですが、その中にマムシグサが生えています。
日陰でもよく育つのでしょう。
しかし実は鳥に食べられているようです。また緑なのに。
緑色なのは最初のものと同じように標高の低いところだからでしょうか。


ノブキ(野蕗)

区域:千早本道
とげの生えたおもしろい形のノブキの実
とげの生えたおもしろい形のノブキの実
横ではまだ花が咲いていたノブキ
横ではまだ花が咲いていたノブキ
名前の通りこれもキク科のフキ属の植物も種類が多い植物です。


イタドリ(虎杖)

区域:千早本道
まるで宇宙からやってきたかのようなイタドリの実
まるで宇宙からやってきたかのようなイタドリの実
実が鈴なりのイタドリ
実が鈴なりのイタドリ
(たで)食う虫も好き好き」のタデ科です。
(ことわざ)通りイタドリもまずいのか、と思ったら別名は「スカンポ」。酸っぱいそうです。


シバグリ(柴栗)

区域:山頂~ちはや園地
ちょっと小さいシバグリのイガグリ
ちょっと小さいシバグリのイガグリ
まだ枝についているシバグリのイガグリ
まだ枝についているシバグリのイガグリ
小さなクリです。
日本で普通に食べられるクリの野生種のようです。




   気になった草木      


イヌガヤ(犬榧)

区域:千早本道
まだ小さなイヌガヤ
まだ小さなイヌガヤ
小さなイヌガヤの葉
小さなイヌガヤの葉
細くて硬そうな葉だったのでモミかと思いましたが、葉先がとがっていないので恐らくイヌガヤだと思います。


区域:山頂~ちはや園地
見上げるほどの大木のイヌガヤ
見上げるほどの大木のイヌガヤ
そのイヌガヤの葉
そのイヌガヤの葉


トチノキ(橡・栃)

区域:山頂~ちはや園地
まだまだ小さいトチノキ
まだまだ小さいトチノキ
黄葉している小さなトチノキの葉
黄葉している小さなトチノキの葉

千早のトチノキ

区域:念仏坂
大きな千早のトチノキ
大きな千早のトチノキ
まだ緑色の千早のトチノキの葉
まだ緑色の千早のトチノキの葉
大阪府の天然記念物です。
こちらはまだ緑色の葉ですが、山頂付近のちはや園地のトチノキが黄葉していたのは標高のちがいでしょうか。


ブナ(椈・山毛欅)

区域:千早本道

金剛山山頂付近のブナ林
金剛山山頂付近のブナ林
古くから杉が植林されている近畿の都市部周辺の山では数少ないブナです。

イロハモミジとブナ

区域:千早本道
イロハモミジとブナ
イロハモミジとブナ
このように他の落葉広葉樹と一緒に森をつくっていることもあります。




   コケと植物じゃないけど地衣類      


蘚類と苔類のコケ

区域:念仏坂
念仏坂の上の方の水場の蘚類と苔類のコケ
念仏坂の上の方の水場の蘚類と苔類のコケ
念仏坂の上の方の水場です。
水場だけにコケが隙間なく生えていました。
蘚類と苔類がひしめき合っています。


ヒメジョウゴゴケ(姫漏斗苔)

区域:ケーブル前バス停
コケに勝っているように見えるヒメジョウゴゴケ
コケに勝っているように見えるヒメジョウゴゴケ
植物ではなく地衣類です




 今まで紹介してきた植物はほんの一部。
 植林されているとはいえ、下草などはいろいろな植物が生えています。
 それらをすべてチェックしていくと山を登るどころか下りることもできなくなってしまいます。
 ということで、本当に目立つものしかチェックしていません。
 生えていても草叢(くさむら)の一部となってスルーしたものや、時期でないので種になって眠っているものも少なくないでしょう。

 杉が植林された山とはいえ、いろいろな植物が生える金剛山。
 春もきっと花がいっぱい咲いてることでしょう。


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タグ: 金剛山秋の金剛山金剛山の実金剛山の木金剛山の植物

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theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

恐竜と恐竜みたいなワニ。二足歩行の行方[地球最古の恐竜展(大阪南港ATCホール)]


豊富な復元模型


 「地球最古の恐竜展」の特徴の一つは、多くの恐竜展ではメインにならなかった恐竜が登場したの三畳紀(さんじょうき)がメインとなっていること。
 もう一つがまだ見つかっていない部分を補って全体の復元骨格と、生きていたときの姿の復元模型も多く展示されていること。
 そして、同時代の恐竜以外の爬虫類(はちゅうるい)が数多く展示されていること。

恐竜(竜盤類)のフレングエリサウルス(左)と哺乳類の祖先になる爬虫類(単弓類)のイスチグアラスティアの復元模型[地球最古の恐竜展(大阪南港ATCミュージアム)]
恐竜(竜盤類)のフレングエリサウルス(左)と
哺乳類の祖先になる爬虫類(単弓類)のイスチグアラスティアの復元模型
[地球最古の恐竜展(大阪南港ATCミュージアム)]



恐竜と恐竜みたいなワニの祖先


 展示の中で興味深いものの一つが、恐竜のように二足歩行(にそくほこう)していたワニの祖先。
 もともと恐竜とワニは同じ主竜類から分かれた爬虫類です。
 ですから今も生き残っている爬虫類、ワニ、トカゲ、ヘビ、カメの中で最も恐竜に近いのはワニなのです。

 ただし、いまも生きている最も恐竜に近い生き物は鳥になるかもしれませんが。

二足歩行のワニの祖先シロスクスの復元骨格[地球最古の恐竜展(大阪南港ATCミュージアム)]
二足歩行のワニの祖先シロスクスの復元骨格
[地球最古の恐竜展(大阪南港ATCミュージアム)]



恐竜と恐竜みたいなワニを比べてみる


 そのワニが恐竜と同じ二足歩行するわけです。
 展示されているシロスクスの見た目は恐竜そっくり。
 しかしワニはワニ。恐竜ではありません。

 恐竜もワニの祖先も四足歩行(しそくほこう)していた爬虫類から進化しました。

 このように違う種類の生き物が違う進化の道筋を通り同じような形になり、同じような機能を持つようになることを「収斂進化(しゅうれんしんか)」といいます。


 ちょっとはなれたところに展示されている恐竜のフレングエリサウルスと比べて、収斂進化の様子を見ましょう。


ポイントは足首


 いろいろとちがうところはあるのですが、それが恐竜とワニの祖先のちがいなのか、種類の違いなのかわよくわかりません。
 それでもはっきりとちがうところ。

 それは、足。地面につく部分です。

 ワニの祖先のシロスクスの足は、ベタ足。そう、人間と同じような足。
 同じクルロタルシ類の四足歩行のサウロスクスもベタ足です。

 しかし、フレングエリサウルスは爪先立ちです。
 恐竜はもちろん犬や猫のように地面の上を自由に動き回る脊椎動物(せきついどうぶつ)の足はつま先立ちのものが少なくない。

恐竜のフレングエリサウルスの復元骨格の足首[地球最古の恐竜展(大阪南港ATCミュージアム)]
恐竜のフレングエリサウルスの復元骨格の足首
[地球最古の恐竜展(大阪南港ATCミュージアム)]
比べやすいよう足の向きを同じにするために画像の左右を反転させています
ワニの祖先のシロスクスの復元骨格の足首[地球最古の恐竜展(大阪南港ATCミュージアム)]
ワニの祖先のシロスクスの復元骨格の足首
[地球最古の恐竜展(大阪南港ATCミュージアム)]


陸上を自由に素早く動き回るには


 ということを考えてみると、脊椎動物にとって陸上で自由に素早く動き回るのは爪先立ちがベストなのでしょうか。

 もしかすると恐竜が三畳紀末の大絶滅を乗り越えたのに、二足歩行のワニの祖先が乗り越えられなかった理由がそこにあるのかもしれません。


 そうだとすると、なかなか興味深い。


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タグ: 恐竜フレングエリサウルスシロスクス三畳紀地球最古の恐竜展収斂進化化石

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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

秋の金剛山で出会った虫たち


 今回の金剛山(こんごうざん)は「虫」です。

 中心になるのは昆虫ですが、クモなど昆虫ではない生き物もありますので、小さな生き物のうち、脊椎動物(せきついどうぶつ)を除いたものを「虫」としました。

 今回は、昆虫綱とクモ鋼を合わせて「虫」としました。


今回は虫やクモの記事です。
虫やクモの画像もあります。
虫やクモが苦手な方は【記事の下へ】をクリックしてください。
記事の下にジャンプします。



トラマルハナバチ(虎丸花蜂)


 平野部では花に跳んでくるハチというとニホンミツバチなのですが、金剛山で目にするのはこのハナバチばかり。
 ニホンミツバチは山にはあまり似合わないのでしょうか?
 いや、和歌山の山間部では確かニホンミツバチの養蜂があったはず……

アザミとトラマルハナバチその1
アザミとトラマルハナバチその1
アザミとトラマルハナバチその2
アザミとトラマルハナバチその2



アリジゴク(蟻地獄)(ウスバカゲロウ(薄羽蜉蝣)の幼虫)


 ご存知ウスバカゲロウの幼虫です。
 砂にすり鉢状の穴を作り、そこに落ちた小さな虫を食べる虫です。

アリジゴク本体
アリジゴク本体
アリジゴクの巣
アリジゴクの巣



ベッコウバエ(鼈甲蠅)


 アブやハチに見えますがハエです。
 とまっているのはスッポンタケのクレバ。
 ここには胞子があり、くさい臭いに集まってきたハエになめられることで胞子を運んでもらいます。

スッポンタケのクレバをなめとっているベッコウバエ
スッポンタケのクレバをなめとっているベッコウバエ
スッポンタケ
スッポンタケ



シャクガの一種と思われるイモムシ


 外来種のシュウカイドウに取り付いていたので、この幼虫も外来種?

シュウカイドウのオシベにとまっているイモムシ
シュウカイドウのオシベにとまっているイモムシ
シュウカイドウの花
シュウカイドウの花



コアリガタハネカクシ(小蟻形隠翅虫)


 見た目はハサミが無いだけのハサミムシの仲間(ハサミムシ目(革翅目(かくしもく)))のようですが、実はカブトムシやコガネムシの仲間(甲虫目(鞘翅目(しょうしもく)))です。
 硬い前翅(ぜんし)は小さくなり、飛ぶための後翅(こうし)はその下に折りたたんでいます。
 ハネカクシは種類が多いので有名で、10万種類以上いるといわれています。

 このハネカクシによく似たアオバアリガタハネカクシは身近にいて有毒ですので、見かけた時は注意が必要。

コアリガタハネカクシ
コアリガタハネカクシ



昆虫ではないオオナミザトウムシ(大波座頭虫)


 ザトウムシは節足動物門鋏角亜門(きょうかくあもん)クモ綱ザトウムシ目の生き物。
 クモ綱ですから、見た目の通りクモに近い仲間です。
 多くはダニのように小さいようですが、中にはこのように大きなものもいます。

 体のつくりは基本的にクモと同じですが、頭胸部(とうきょうぶ)と腹部が一つながりのように見えるのが特徴です。
 あと近づけば頭胸部の上に単眼が一対二つしかないのがわかります。
 クモは単眼が前に二対四つついています。

 糸は出さないものの、小さな虫などを食べるところはクモと同じです。

足が長いオオナミザトウムシ
足が長いオオナミザトウムシ
マトリエルポーズのオオナミザトウムシ
マトリエルポーズのオオナミザトウムシ
蜘蛛型のコガネグモ(黄金蜘蛛)
蜘蛛型のコガネグモ(黄金蜘蛛)



 たったこれだけの紹介ですが、本当はもっといっぱいいました。
 今回はキノコに重点を置いていたので虫は目立つものだけになってしまいました。

 金剛山は逃げませんので他の虫はまたの機会に。


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タグ: 金剛山秋の金剛山金剛山の虫トラマルハナバチアリジゴクベッコウバエコアリガタハネカクシオオナミザトウムシザトウムシ

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