【 2010年08月】

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泰然自若の熊蜂

今回はクマバチの記事です。
クマバチの画像もあります。
クマバチが苦手な方は【記事の下へ】をクリックしてください。
記事の下にジャンプします。



 クマバチ。
 または、くまんばち。

 体はオオスズメバチよりも大きく感じますが、まるいのであまり怖さは感じません。

 羽ばたく風を感じるくらいカメラを近づけても刺そうとも逃げようともしません。

 人間を刺さないのは、人間を無視しているというか、意に介していないといった感じがします。

 でも刺せないのではなく、刺さないだけなので、近づくときは注意が必要かもしれません。

キバナコスモスの花の上で泰然自若のくまんばち[長居植物園]
キバナコスモスの花の上で泰然自若のくまんばち[長居植物園]




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薄紅色の百日紅が満開です。

薄紅の百日紅の花と小さなミツバチ
薄紅の百日紅の花と小さなミツバチ



 暑い太陽の光を浴びて百日紅(さるすべり)が満開です。

 花の香りに誘われたのか、ミツバチが飛んできました。

 どの花の蜜がおいしいかな、と迷っているのでしょうか。


薄紅色 うすべにいろ


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 WEB色見本 原色大辞典 - HTML Color Names



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トウカイコモウセンゴケを増やしてみよう! その2 窒素はどこから?

【トウカイコモウセンゴケを増やしてみよう! その1 ちっちゃなねとねと葉っぱ】

どんどん生長していきます


 着実に育っているBの葉挿(はさし)のトウカイコモウセンゴケ(東海小毛氈苔)。
 葉の上にっぱい新しい葉が広がっています。
 小さいトウカイコモウセンゴケの葉よりももっと小さいのにすでにねとねとになって、一丁前(いっちょまえ)にモウセンゴケになっています。

 勢いばかりあるのですが、まだ根はなく、水分は古い葉の裏側全体をつかってミズゴケから吸収しているのでしょう。

一丁前にモウセンゴケになった59日目のB
一丁前にモウセンゴケになった59日目のB



酸素と水素と炭素とそれから窒素


 植物がが生長するために必要な元素に酸素と水素と炭素があります。
 体を支える細胞壁や生長するエネルギーになります。
 これらは水と空気からたくさんつくることができますので、適度に水をあげていれば問題ありません。

 そしてもう一つが体を作るタンパク質をつくるために必要な窒素(ちっそ)です。
 生長を続けるためには窒素が必要なはずです。
 この窒素はどこから手に入れるのでしょうか。

 普通は肥料として土に混ぜたものを植物は利用しますが、モウセンゴケはミズゴケの上に乗っているだけ。
 もちろんミズゴケには肥料など加えていません。


タンパク質をさがせ!


 ねとねと葉っぱに虫がつかまればその虫のタンパク質を酵素(こうそ)で分解して吸収すれば、大丈夫です。

 しかし芽を出してからこの小さいモウセンゴケはまだ一度も虫を捕まえていませんので、外から窒素を手に入れているようには思えません。

 それでもみるみる生長を続けています

 でも、虫以外に一つだけ窒素をもらえそうなものがあります。
 それは古い葉っぱです。
 古い葉っぱのタンパク質をもらっているに違いありません。

心なしか元の葉が痩せたように感じる59日目のB
心なしか元の葉が痩せたように感じる59日目のB



葉の役割


 モウセンゴケやハエトリソウは栄養の少ないところに生え、根もひょろひょろとしたとしたヒモの様なものが数本あるだけです。

 たまに捕まえる虫以外、窒素は手に入りそうにありません。
 もしかしたら、その時の窒素を大切にしまっておくのが、葉っぱなのでしょうか。

 そうだとすると養分を捕まえる役割と、栄養を蓄える役割がが一つになったのが、モウセンゴケ葉っぱなのかもしれません。

 だから小さな葉からも新しい芽を出して成長できるのでしょう。


◆記事ナビ◆ 〔トウカイコモウセンゴケ〕




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夏の金剛山で出会ったいきものたち ダイヤモンドトレール編

今回は山の生き物の記事です。
の画像もあります。
が苦手な方は【記事の下へ】をクリックしてください。
記事の下にジャンプします。



◆記事ナビ◆ 【夏の金剛山で出会ったいきものたち 千早本道編】


ダイヤモンドトレールをゆく


金剛山山頂のバス停?
金剛山山頂のバス停?

 千早(ちはや)本道から無事金剛山(こんごうざん)登頂に成功したので、今度は下山。もちろんロープウエイは使いません。
 下るのは伏見(ふしみ)峠の道。そこまでは尾根伝いに歩いていきます。

 途中、葛木神社(かつらぎじんじゃ)転法輪寺(てんぽうりんじ)の社寺や、ちはや園地やちはや星と自然のミュージアムのような観光施設、そして宿泊できる香楠荘(こうなんそう)などいろいろな施設が並んでいます。

 山頂から伏見峠まではいくつか道がありますが、その一つがダイヤモンドトレール。
 大阪と奈良・和歌山の府県境にまたがる山々の尾根伝いにつながる全長約50kmの道。

 もちろん歩くのはその中のほんのわずかな区間です。


シダ


 山頂広場の木にシダ(羊歯)が着生していました。
 平地なら間違いなくノキシノブなのですが、葉の裏のツブツブがないので違う種類のようです。

木に着生している金剛山のシダ
木に着生している金剛山のシダ




使徒襲来!? いやいやザトウムシ?


 同じく山頂広場にいた脚の長いクモ……
 にしてはなんかヘンです。

 クモは頭と胸が一緒になって脚が生えた頭胸部(とうきょうぶ)と腹部でできていますが、この虫は丸い体全体から脚が生えているように見えます。
 脚が4本なのでクモの仲間のようですが。

 どうやらこの奇妙なクモはザトウムシ(座頭虫)のようです。

 アニメをよく見る方は何となくどこかで見たことがあるような気がするかもしれません。

 丸い体から四方八方へ長い足が伸びている姿は、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』(TV版)の第9使徒マトリエルそっくりです。
 ザトウムシをモチーフのデザインをしたと言われています。

 ともかく得体のしれない怪生物のように見慣れぬすごい形をしている虫、かもしれません。

 ザトウムシはクモ綱ザトウムシ目ということで、クモには近い仲間のようです。
 確かにちょっと違和感を感じるクモといった様な姿です。

金剛山のザトウムシ
金剛山のザトウムシ



『新世紀エヴァンゲリオン』(TV版)の第9使徒マトリエル

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ブナの林


 金剛山山頂付近というと、ブナ(山毛欅)の林が有名です。

 ブナ林というと東北を中心とする東日本や中部日本の山岳部が有名ですが、近畿ではなかなか目にすることはありません。
 そんな中でかろうじてブナ林が残っているところの一つが、この金剛山山頂付近です。

 高く伸び、葉を茂らせているブナ林の様子はまるでジャングルです。

 幹には多く生き物が着生しています。
 地衣類(ちいるい)蘚苔類(せんたいるい)(コケ)、シダ類。

 木に地衣類がつくと枯れてしまうという人がいますが、そんなことを一気に否定していまうほど、ブナ林は茂っています。

 ブナ林は地衣類から哺乳類まで幅広い生き物たちに食料や住処を提供している豊かな森の象徴のようなところです。

金剛山のブナの大木
金剛山のブナの大木




菌糸束?


 道端の朽ち果てた倒木に何やら白い紐のようなものがからみついていました。
 カビのようにも見えますが、ちょっと太すぎます。

 これはおそらく菌糸束(きんしそく)でしょう。
 菌類、つまりキノコが育つために栄養を求めて張り巡らせた菌糸の束です。

 こういうキノコたちのおかげで、命を終えた木が分解され、また新たな命を支える栄養になるのです。

倒木を這う金剛山の菌糸束?
倒木を這う金剛山の菌糸束?




ホタル??


 道端のシダに何か虫が飛んできました。
 なんか(ほたる)のようです。
 昼間なのに活発に活動する蛍。

 しかしよく見るとなんか違和感を感じます。
 なんか偽物っぽい感じがしてなりません。

 蛍の中には毒を持つものがあり、そのため昆虫が身を守るために蛍に似せた擬態(ぎたい)をしている例がいくつかあります。

 毒を持つ虫に擬態する例をベイツ型擬態といいいいます。
 そいう虫でしょうか。
 なら逆説的にいえば毒がないはずですから、そういう意味では安全です。

 でも擬態には毒を持つ生き物がお互いを似せてしまうミュラー型擬態というのもありますので、擬態しているから毒がなという保証にはなりません。

 とにかく写真だけとって調べてみたら、なんと蛍でした。
 その名オオオバボタル(大姥蛍)。
 昼間活動するあまり光らないホタルです。
 そして幼虫は陸上で生活します。

 やっぱりゲンジボタルやヘイケボタルとはちょっと違う蛍のようです。

シダの上の金剛山のオオオバボタル
シダの上の金剛山のオオオバボタル




地衣類


 標高1000mの山の上ということだからでしょうか、都市部には生えない地衣類がありました。
 基本的に天然の土地ということだからでしょうか。高野山ほど多くは目にしません。

金剛山のセンシゴケ(ウメノキゴケ科)?
金剛山のセンシゴケ(ウメノキゴケ科)?



金剛山のヤリノホゴケ(多分)
金剛山のヤリノホゴケ(多分)




声はすれども姿は……ウグイス


 山の中は野鳥を見るのにはあまりいい環境ではありません。
 行動が制限され、障害物が多いからです。

 よくウグイスの声を聞いていたのですが、なかなか姿を見ることはできません。
 そんな中でやっと写すことができたウグイス、のおしり。

金剛山のウグイスのおしり
金剛山のウグイスのおしり




植物


 山頂から登山道まで、いたるところでホタルブクロ(蛍袋)が咲いています。
 今が花の季節なのでしょう。

金剛山のホタルブクロ
金剛山のホタルブクロ




 ギンリョウソウ(銀竜草)はいたるところというわけではありませんが、たまに目にします。
 いろいろな人口の施設がありながらもまだ豊かな森があることの証でしょうか。

金剛山のギンリョウソウ
金剛山のギンリョウソウ




 展望台へ向かう道の途中、なんとドクダミが生えていました。
 都市部でも生きていける結構タフな植物だと思っていたのですが、このような山で見られるとはなんか意外です。

金剛山のドクダミ
金剛山のドクダミ




大和二山?


 展望台からは奈良の大和三山(やまとさんざん)が見えます。
 大和三山とは、平坦な奈良盆地の南にあるきれいな円錐形の、香具山(かぐやま)畝傍山(うねびやま)耳成山(みみなしやま)の三つの山です。

 この角度では香具山がちょっと離れてしまいますので、畝傍山と耳成山の大和二山をアップで写しました。

展望台から見た畝傍山(手前)と耳成山(奥)の大和二山
展望台から見た畝傍山(手前)と耳成山(奥)の大和二山




 そして、伏見峠に到着。
 ダイヤモンドトレールとわかれて下山です。


◆記事ナビ◆ 【夏の金剛山で出会ったいきものたち 千早本道編】
         〔金剛山〕



■外部リンク■
 ||| 大阪府民の森&箕面ビジターセンター ||| ちはや園地
 ちはや星と自然のミュージアム
 香楠荘

 金剛山登山道情報(金剛山のホームページ)
 金剛山愛好会
 金剛山 金剛山登山道・金剛山ハイキングコース
  金剛山四季と風景の写真



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ヤンマ&ヤンマ? 大泉緑地の大泉池の大きなトンボ

今回はトンボの記事です。
トンボの画像もあります。
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 大阪の堺市にある大泉緑地の大泉池のまわりにはいっぱいトンボが飛んでいました。

 その大きさや早さからヤンマの一種ではないかと思いますが、ヤンマらしくまったくとまってくれません。
 いつも目の前をすごいスピードで飛んでいきます。

ものすごいスピードで飛び回っている大泉緑地の大きなトンボ
ものすごいスピードで飛び回っている大泉緑地の大きなトンボ


 デジカメで写そうと思うのですが、飛んでいる虫を種類がわかるほどの大きさで写すのは結構、というかかなり大変です。

 カメラの設定を変えながら何度も挑戦しましたが、きれいに映っているものは1枚もありません。
 トンボだというのがわかるのはいいほうで、何がなんだからわからないものやトンボが写っていないものがほとんどです。

 それでもなんとかトンボだとわかるもの数枚を見てみると、きれいな黄緑色の体で胸と腹の境きれいな水色があります。

 このふたつがポイントです。
 ギンヤンマに違いありません。

ギンヤンマと思われる大泉緑地の大きなトンボ
ギンヤンマと思われる大泉緑地の大きなトンボ



 そして別の場所。

 今度は木の枝の先にヤンマのような大きなトンボが止まっています。
 逆光になってしまうので細かい模様などはわかりません。
 でも、今度はじっとしてくれるのでいろいろな角度で写真を撮ることができました。

 拡大して確認してみると、黒地に黄色というか、黄色地に黒というか、とにかくこの2色の網目模様をもった大きなトンボです。

 ということで、これはオニヤンマ! と思ったのですが、一つ気になるところがあります。

 尻尾の先が膨らんでいるのです。
 というか、尻尾の先に半円形のものが付いているという感じです。
 ということは、これはウチワヤンマ?

 どうやらそのようです。

 調べてみると、ウチワヤンマはギンヤンマのようなヤンマ科ではなく、サナエトンボ科。
 サナエトンボの仲間は木とか草によくとまることがあるそうです。

 ヤンマなのにじっと木の枝に止まっているのは珍しいな、と思ったのですが、ヤンマ科ではなくサナエトンボ科だったからでしょう。たぶん。

ウチワヤンマと思われる大泉緑地の大きなトンボ
ウチワヤンマと思われる大泉緑地の大きなトンボ



◆記事ナビ◆ [昆虫] 〔大泉緑地〕

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大泉緑地(財団法人大阪府公園協会)



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大泉緑地の謎の白鷺

 大阪の堺市にある大泉緑地の大泉池。
 水面に葉が広がっています。菱でしょうか。

 その上を地面のように歩く白い水鳥。
 鷺です。

大泉池の水面を覆った葉の上を歩く白鷺[大泉緑地]
大泉池の水面を覆った葉の上を歩く白鷺[大泉緑地]



 大きさからするとチュウサギのような感じがしますが、夏のチュウサギは嘴が黒。ちなみにダイサギも嘴は黒。
 しかしこのサギは黄色。

 もう冬羽になってしまった? 毎日熱帯夜だというのに。



 まだまだ暑い初秋の池でであった謎の白鷺です。


◆記事ナビ◆ [鳥]

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大泉緑地(財団法人大阪府公園協会)




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淀川のいきもの大集合!「みんなでつくる淀川大図鑑」―大阪市立自然史博物館―

大阪市立自然史博物館と友の会


 自然史系博物館の地域密着型活動の先駆けになったといわれる大阪市立自然史博物館。

 学芸員の方々とプロアマと問わず多くの方が集まった友の会が一体となって大阪を中心としたさまざまな場所でフィールドワーク行っています。

 もう何十年も続いてる活動で、さまざまな成果が発表されています。

 その中の一つが今回の特別展。


「みんなでつくる淀川大図鑑」


 大阪市の長居(ながい)公園にある自然史博物館の夏の特別展です。

 単に「淀川(よどがわ)」と呼ばれている部分だけでなく、上流や支流を含む淀川水系と呼ばれている広い範囲についての展示になります。

 淀川は上流に世界有数の古さを誇る日本最大の湖の琵琶湖を持ち、滋賀・京都・大阪という歴史の古い都市の間を流れつつも、ほかの川にはない固有種が多いというのが特徴です。

 また一つの水系に流れ込む川の数では日本一というほんとうにすごい川なのです。
 そのわりにはいまひとつそのすごさが伝わらないのですが……

琵琶湖の固有種のセタシジミ[みんなでつくる淀川大図鑑(大阪市立自然史博物館)]
琵琶湖の固有種のセタシジミ
[みんなでつくる淀川大図鑑(大阪市立自然史博物館)]




淀川水系の中の淀川


 展示を見て感じることは、京都と大阪の境で宇治川・・木津川(きづがわ)三川合流(さんせんごうりゅう)してから大阪湾に流れ込む「淀川」と呼ばれる部分だけでも結構豊かな自然があるということです。

 その豊かな自然を維持してきたのがわんど(湾処)になります。
 見た目は河原にできた大きな水たまり。
 川につながっているので水の出入りはありますが、流れから切り離され、まるで池のように淀みになっています。

 淀川に今も残る、そして残っていた貴重な生き物たちの多くが住んでいるのが、このわんどです。

淀川水系の中流から上流にかけてにすんでいるカワヨシノボリ[みんなでつくる淀川大図鑑(大阪市立自然史博物館)]
淀川水系の中流から上流にかけてにすんでいるカワヨシノボリ
[みんなでつくる淀川大図鑑(大阪市立自然史博物館)]




「わんど」


 わんどのおもしろいところは、自然にできた地形ではなく、ほんの100年ちょっと前に人間が作った地形ということです。

 上流の鴨川(かもがわ)がそうだったように淀川も氾濫川だったようです。
 淀川くらいの川になると氾濫をしたときの被害も想像を絶するものがあったと思います。

 江戸時代に上町台地を切り裂くという大改修を行った大和川に対して、淀川は明治になってから近代的な改修を受けることになりました。

 貨物船の航行を考慮して掘削され、また流れを緩やかにするために川幅を狭めました。その過程で出来上がったのがわんどです。

 意図せずして、人間の都合のための工事がビオトープを作り出すことになったのです。


わんどの今


 そのわんども現代的な治水工事などで埋め立てられたり、水位が下がって干上がったりと数が減ってしまいました。

 しかしビオトープとしてのわんどが広く知られるようになり、今では従来のわんどの整備と同時に新たにわんどをつくり、生き物を呼び戻す試みが行われています。

 このような思いがけないわんどの効用が認められ、東京の隅田川(すみだがわ)などでも参考にしてわんどが作られ、効果を上げているようです。


淀川の固有種と外来種


 淀川というと大阪でも人口の多いところを流れる川できれいとは言いにくいイメージがあります。
 しかし固有種の存在という貴重な自然がまだ残っているのは驚きました。

 淀川の生き物たちは決して見た人が驚くような奇妙な生き物でも、誰でも知っているような希少種でもありません。
 むしろそういうのは淀川に割り込んできた外来生物の方が多いかもしれません。

 しかし有名無名にかかわらず、身近な生き物たちの小さな声に耳を傾けることが大切ではないか、と思います。

淀川流域に生息している外来種のヌートリア(画像は大阪城北外濠のもの)
淀川流域に生息している外来種のヌートリア(画像は大阪城北外濠のもの)
会場では剥製が展示されています




淀川から自然を考える


 今回の展示は、淀川の地理や歴史を含めて、広い視野で淀川水系の生き物たちのことを知ることができるようになっています。

 淀川水系の観察ポイントもおしえてくれます。
 海に接した干潟から上流の清流まで、公共交通機関で行きやすいところも多々あります。

 自然観察の参考になるでしょうし、都市にある淀川を通して日本の自然について考えるきっかけになるかもしれません。

 さすが大阪市立自然史博物館。


■外部リンク■
 大阪市立自然史博物館 みんなでつくる淀川大図鑑
 ようこそ大阪市立自然史博物館へ



◆記事ナビ◆ 〔大阪市立自然史博物館〕






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綿の花が咲いていました。〈七十二候 第四十候〉

 綿柎開。

 よみは「わたのはなしべひらく」。

 「()」は「うてな(台のこと)」を意味し、植物のつぼみを覆っている(がく)のことです。

 萼が開く、つまり花が咲くことを表すのでしょうが、表現がおもしろいと思います。


 綿は熱帯の植物で、育つのには25℃以上の平均気温と、発芽から綿ができるまでおよそ3ヶ月半という時間が必要だそうです。
 そのうち、綿の収穫までが開花から1ヵ月半。

 確かに今が綿の花の季節のようです。

綿の花[長居植物園]
綿の花[長居植物園]




 日本に綿が伝わるまでは布は高価な絹か、苧麻(ちょま)(カラムシ)などの植物の皮からつくった繊維が使われていました。

 日本の衣服が着心地良くなったのは、綿のおかげだと言えるかもしれません。

 様々な機能を持った化学繊維の衣服が簡単に手に入る現在、綿は安い布の代名詞のようになってしまいました。
 しかし七十二侯(しちじゅうにこう)に綿が登場するのも、昔はそれだけ綿が大切なものの一つだったからかもしれません。

■外部リンク■
大阪市立長居植物園



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い~い砂だな スズメの砂あび



砂の上きもちいいな~
砂の上きもちいいな~




 スズメが砂浴びしています。

 体についた寄生虫を落とすためとかいわれていますが、よくわかりません。

 理由はどうであれ、気持ちよさそうです。



砂浴びきもちいいな~
砂浴びきもちいいな~




 写真はおなじみ長居(ながい)植物園。入り口を入ってまっすぐ、大池の手前にある植え込みの根元。

 乾いた砂が好きなスズメは、こういう雑草が生えていない植え込みのある辺りや、砂場をよく選びます。



頭も砂の中~
頭も砂の中~




 もし砂に意味不明のお茶碗くらいの丸い凹みがあったら、スズメの砂浴び場かもしれません。



植え込みの土の上の意味不明のお茶碗くらいの丸い凹み
植え込みの土の上の意味不明のお茶碗くらいの丸い凹み




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大阪市立長居植物園



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トウカイコモウセンゴケを増やしてみよう! その1 ちっちゃなねとねと葉っぱ



 去年2鉢買った小さなモウセンゴケ。
 その小さく丸く葉が広がるトウカイコモウセンゴケ(東海小毛氈苔)はお気に入りです。


 1鉢は冬越しに失敗したのか春に枯れてしまいました。
 残り1鉢ではそれが枯れたらトウカイコモウセンゴケが無くなってしまうのでもう少し増やしたいと思っていました。

 いろいろ調べてみると、モウセンゴケの殖やし方は実で増やす実生(みしょう)と、葉をさして育てる葉挿(はさ)しの二通りあるようです。

 トウカイコモウセンゴケがどちらに合うのかわかりませんが、まずはすぐにはじめられる葉挿しをしてみることにしました。
 ただ、モウセンゴケの場合は土に挿さずに、よく水を含んだミズゴケの上に置くだけですので、「置き葉」といったほうがいいかもしれませんが。


腐葉土にわいた小バエを食べてくれるトウカイコモウセンゴケ
腐葉土にわいた小バエを食べてくれるトウカイコモウセンゴケ




 観察日記には3種類の葉挿しを並べて書いています。
 それぞれべつの日に切り取ったものですが、葉挿ししてから成長していく様子を比較できるように、時間経過をそろえて書きました。


初日


 葉挿しにするためモウセンゴケの葉を切り取りました。
 どの葉を選ぶのかというのは問題です。

 あまり若すぎず、かと言って元気のないものでもなく、1回くらいは虫を捕まえたことがありそな真ん中くらいのところから切り取りました。

 最初に切りとったのをA、次をBとします。
 その後に試験的に小粒鹿沼土(かぬまつち)100%を用土にしたのがCです。


初日のA
初日のA




 小さな苗用のポットに水を含ませたミズゴケを詰めてから上に切り離したモウセンゴケの葉を置きます。
 毎日たっぷりと水をやり、ポットの下の受け皿に十分な量の水をため(腰水)、ミズゴケが乾かないようにしました。

 ポットを置いたところはあまり直射日光があたらないけど明るいところ。
 Cも用土が鹿沼土ということ以外は同じ条件です。

 最初は緑色だった葉もしだいに赤くなり元気がなくなってきているのがわかります。
 本当に芽が出るのかと半信半疑のまま時間が過ぎて行きました。


26日目


B.小さいイボのようなものが葉のなんかなあたりに数箇所できているのを発見。


小さな芽が現れた26日目のB
小さな芽が現れた26日目のB




31日目


C.葉が赤くなってきたのでもうだめかと思っていたのですが、柄のところに小さなこぶができました。
 ミズゴケでなくて鹿沼土(かぬまつち)でもいけるのかもしれません。


鹿沼土でも小さな芽ができた31日目のC
鹿沼土でも小さな芽ができた31日目のC




34日目


A.葉の柄のところ小さな何かができているのを発見。植物の芽のようです。

B.イボは小さいながらもモウセンゴケの形になっています。


葉の上に小さなモウセンゴケができた34日目のB
葉の上に小さなモウセンゴケができた34日目のB




41日目


A.小さな芽が枯れてしまいました。葉も半分くらい枯れているのでその影響でしょう。

B.葉に生えた小さなモウセンゴケの葉にはねばねばもついていて、大きさ以外はもう立派なモウセンゴケのようです。


見た目は完全にモウセンゴケになった41日目のB
見た目は完全にモウセンゴケになった41日目のB




 しかし不思議なことにこの状態になってもまだ根がありません。。
 トウカイコモウセンゴケはハエトリグサと同じように1株に根はあっても1本か2本、根毛も無くひょろひょろと伸びるだけですので、もともと根が吸い上げる水は当てにしていないのでしょう。
 ということは、葉全体で水を吸収するのにちがいありません。


結構育っているように見えてもまだ根が無い41日目のBの裏
結構育っているように見えてもまだ根が無い41日目のBの裏




48日目


A.小さな芽だけでなく元の葉自体が半分以上枯れたのでもうだめでしょう。

B.元になった葉が見えないほど小さなねとねと葉っぱを広げていますが、ものすごく小さいまま、普通の大きさの葉を広げるようになるのはまだまだ時間がかかりそうです。
 この小さなモウセンゴケがどれくらい大きくなるのか楽しみですが、まだ根もないこんな小さな葉がちゃんと成長してくれるのとても心配です。


小さなねとねと葉っぱをいっぱい広げた48日目のB
小さなねとねと葉っぱをいっぱい広げた48日目のB




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