【 2010年06月】

[カテゴリ リスト] 【表示記事リスト】
ビオトープ
┃《ビオトープとは
山・森・里山
川・湖・池
海岸・干潟・海
公園・緑地・田畑
都市
野鳥・鳥
モズ
哺乳類
爬虫類・両生類
恐竜と化石爬虫類

節足動物
甲虫
昆虫(甲虫以外)
甲殻類
虫(節足動物以外)
その他の海の動物
草花
野菜・食用作物
お茶
樹木
花木
紅葉・黄葉・褐葉
果物・実
コケ・シダ
その他植物について
微生物・菌類・細菌 等
地衣類
博物館・植物園・催事 等
季節
本・DVD・物語・伝承
架空・神話・創作
語彙集
フィールドワーク
リンク
ブログのご利用について


〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

これぞ本当のウメノキゴケ!

 ケヤキや桜など梅以外の植物で見かける葉状(ようじょう)地衣類(ちいるい)のウメノキゴケ。

 念願かなってついに梅の木で立派なウメノキゴケを見ました。
 多分。

梅の木のウメノキゴケ[奈良公園]
梅の木のウメノキゴケ[奈良公園]


 ウメノキゴケの特徴はのいくつかあります。
 その一つが裂芽(れつが)と呼ばれる細かいつぶつぶが中心に集中して外側には無いこと。

裂芽は地衣体の周辺には少ないように見えるウメノキゴケ(ちょっと不安)[奈良公園]
裂芽は地衣体の周辺には少ないように見えるウメノキゴケ(ちょっと不安)
[奈良公園]


 そして地衣類の本体になる地衣体(ちいたい)の裏側の周辺部は薄い褐色で、短い根のような偽根(ぎこん)が無いこと。

偽根が見当たらないウメノキゴケの地衣体の裏側[奈良公園]
偽根が見当たらないウメノキゴケの地衣体の裏側[奈良公園]



 まだちょっと不安なところはありますが、梅の木のウメノキゴケでした。


››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: ウメノキゴケ地衣類奈良公園

関連記事
スポンサーサイト



theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

ドクダミの花は本当は何色?


 近所でドクダミが咲いていました。

 ドクダミは結構どこでも生えているような草です。平たく言うと雑草。

 葉などをちぎると臭いニオイがすることと「ドクダミ」というたった4音の中にダ行音が二つもあるためかなんかいいイメージがない草かもしれません。


 ドクダミはちょうど今が花の時期。
 あちこちで白い花を咲かせています。

道端で咲いているドクダミの花
道端で咲いているドクダミの花







 いえいえ、実は白い花ではありません。
 白い部分は総苞(そうほう)といってつぼみを覆っていた葉なのです。
 それが白くなって花びらのように見えているのがどくだみの花。


 花は白い総苞片(そうほうへん)の中央の黄色い塔のようなところです。
 つまり黄色い花。

黄色い塔のようなものが本当のドクダミの花
黄色い塔のようなものが本当のドクダミの花


 しかし本当の花には本当の花びらがありません。
 ですので黄色く見えるのは雄蕊(おしべ)雌蕊(めしべ)


 わざわざ総苞片を花びらのようにするくらいなら花びらを残していればいいのに、と思いますが、一体なにがあったのでしょうか。

 不明です。



››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: ドクダミ苞の花夏の花白い花黄色い花雑草

関連記事

theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

モヒカン=ヒバリ

 池井菜湖(ちいさいこ)ではヒバリが鳴いています。

ヒバリ 通常体
ヒバリ 通常体



 春を告げる鳥といわれるヒバリですが、立夏をすぎても鳴いています。

 さえずりながら空を飛んで、地面にプイと降りてきます。

 頭の天辺には冠羽(かんう)とよばれる羽毛があり、立てることができます。
 冠羽を立てた姿は、なんだかモヒカン刈りしたようです。

ヒバリ モヒカン体
ヒバリ モヒカン体



 鳴き声がきれいなヒバリも、スズメのような茶色ベースの体にモヒカン頭。
 ちょっとおもしろいと思います。

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: ヒバリ冠羽池井菜湖

関連記事

theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

瑠璃色写真館-飛火野ルリセンチコガネ-

この記事にはの画像があります。


 きれいなルリセンチコガネ。
 漢字で書くと「瑠璃雪隠黄金虫」。
 瑠璃(るり)というのは青色のきれいな石、昔から装飾やなどにつかわれていました。別名ラピスラズリ。
 その瑠璃のように青くてきれいなのでルリセンチコガネというのでしょう。

瑠璃。別名ラピスラズリ
瑠璃。別名ラピスラズリ

 といっても、その色は様々。
 奈良公園の飛火野(とびひの)のものは青というよりも少し緑がかっているものが多いよう思います。
 お腹は瑠璃色ですが。
 そして青というよりも緑といったほうがいいのも稀にいます。
 もっとも構造色(こうぞうしょく)の輝きですので、光の加減などで多少の変化はあります。
 落ち葉に隠れているときなど、光の量が少ない状態ではわりと緑色に見えることが多いような気がします。

 ということで、奈良公園の飛火野という狭い範囲でのルリセンチコガネの写真集です。

わりと瑠璃色っぽい飛火野ルリセンチコガネ
わりと瑠璃色っぽい飛火野ルリセンチコガネ

ちょっと緑がかった飛火野ルリセンチコガネ
ちょっと緑がかった飛火野ルリセンチコガネ

2色の飛火野ルリセンチコガネ(ストロボでちょっと色が変)
2色の飛火野ルリセンチコガネ(ストロボでちょっと色が変)

もはや瑠璃色ではない飛火野ルリセンチコガネ
もはや瑠璃色ではない飛火野ルリセンチコガネ

最後はやっぱり瑠璃色の飛火野ルリセンチコガネ
最後はやっぱり瑠璃色の飛火野ルリセンチコガネ

 生き物の名前につく「瑠璃(るり)」は、青くてきれいな色を表すためのもので瑠璃の色を正確に表しているものではありません。
 ですので「瑠璃」=「ルリ」は、「きれいな青色の」と読み直してもいいかもしれません。

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: ルリセンチコガネオオセンチコガネ飛火野瑠璃構造色

関連記事

theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

住宅街になぜかイソヒヨドリ?


 朝の通勤途中。
 いきなりかわった鳥に出会いました。

通勤途中に出会ったちょっとかわった鳥
通勤途中に出会ったちょっとかわった鳥


 大きさはムクドリやヒヨドリくらいで、頭は空のような水色で背中は黒く見えるほどの濃い青、そしてちょっと茶色っぽい赤なお腹。
 コンクリートの上にいるとものすごく目立つ鳥です。

 このあたりでははじめてみる鳥ですが、見覚えがあります。
 たしか図鑑でしげしげと見た記憶があります。






 思い出しました。
 確かイソヒヨドリです。

 去年の今頃、愛媛県の中島へ行ったとき、電線の上で見かけた鳥です。
 といっても、遠目だったのでいまひとつ自信がなかったのですが、そのときに図鑑を見ておぼえていたのです。

愛媛県中島でみたイソヒヨドリらしき鳥
愛媛県中島でみたイソヒヨドリらしき鳥


 イソヒヨドリは漢字で書くと「磯鵯」海の近くにいる鳥です。

 内陸の都市ではありませんが、いくらなんでも「磯」というには海は遠すぎます。

 最近は都市部に住み着くイソヒヨドリが増えているそうですが、ここに住み着く気なのでしょうか。


 でも、色がきれいなので住み着いてほしいと思います。

中島のイソヒヨドリのオスらしき鳥と一緒にいたイソヒヨドリのメスらしき鳥
中島のイソヒヨドリのオスらしき鳥と一緒にいたイソヒヨドリのメスらしき鳥


 それから、「ヒヨドリ」といってもツグミ科。
 立ってる姿は、ツグミっぽいような。

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: イソヒヨドリ留鳥野鳥ハトより小さい鳥

関連記事

theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

二十四節気・七十二候
プロフィール

ノート

Author:ノート
都会の植え込みから自然あふれる山まで。
フィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

検索フォーム
カレンダー
05 | 2010/06 | 07
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
リンク
BLOG & NEWS | 動物プロダクション SCIENCE FACTORY ltd.
けろんの100円で昆虫採集!
相生山からのメッセージ
ななこの『生き物のお世話』ブログ
雑記帳~身の回りの出来事やら自然やら~
とある昆虫研究者のメモ
ACTOW
徳川広和・恐竜・古生物・模型・フィギュア作品ギャラリー
コトラ&ミーのこんにちは ご近所さん
すみれ奏へようこそ
そぞろ歩き
デジカメ・昆虫・写真
くろねこのチラシの裏
どくだみ荘日乗
故郷の廃家
とらログ
ようこそ大阪市立自然史博物館へ
インターネットミュージアム
いきもの を ぱちり!
管理画面
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
最近記事のRSS
最新コメントのRSS
最新トラックバックのRSS