箕面公園の地衣類
箕面公園へ
まだまだ
地衣類はそれこそそこらじゅうにいますが、地衣類強化期間として最初に意識して訪れた大阪北部の
見たのは紅葉の季節でしたが、地衣類には季節はあまり関係ありませんので、今でも見た目はそれほど変わらないはずです。
箕面で見た地衣類を分類してみたら
木が多く水が豊富なところはコケにに覆われて生長が遅い地衣類はなかなか苦労しているようです。
そんな中でも岩の上などで見かけた地衣類です。

痂状(かじょう)地衣類ヘリトリゴケ

痂状(かじょう)地衣類レプラゴケ?

葉状地衣類ウメノキゴケ科?

樹状地衣類ヤリノホゴケ?
としてみましたが、まだまだ自信がありません。
地衣類の分類が難しい最大の理由は、似たものがいっぱいあるということです。
もちろん地衣類の中でも区別しにくいものが多いですし、コケの
収斂進化?
蘚苔類、つまりコケは花も咲きませんし種もできませんが、葉緑体が光合成を行うことで基本的な栄養を作り出しているということで、植物と分類されています。
地衣類の体をつくっているのは
菌類は自分で栄養を作り出すことができないので、周りのものを分解して栄養として取り込んでいます。
ですからコケと地衣類は生物進化でみるとまったくちがう生き物ですが、こんなに似ているということは、彼らの生活環境にはあのような形が似合うのでしょうか。
まったくちがう生き物が同じ環境でよく似た姿になっていることを
植物とコケと地衣類
ブログやホームページを見ても地衣類を植物として扱っていることが多く、特に名前に「コケ」がつくのでコケと同じと思っている人もいるようです。
地衣類はそこら中にいますが、コケと同じ扱いにしてもふつうは何も困りません。
実際古典的な二界説では地衣類も植物になります。
ですから地衣類を植物としてもコケの仲間としても何も問題は無いでしょう。
でも、こういう細かいことを区別していくことから生き物を理解していくことにつながっていくのではないかと思います。
タグ: ヘリトリゴケ レプラゴケ ウメノキゴケ ヤリノホゴケ 地衣類 箕面公園

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