似ているのは形だけではありません。収斂進化
ちがうのにおなじ
わかりやすい例だとイルカやクジラは人間と同じ哺乳類ですが、その姿は魚に似ていて、住んでいるのも魚と同じ水の中です。
コウモリも人間と同じ哺乳類ですが、空を自由に飛ぶことができるのは鳥と同じです。
進化と変化
生き物の分類は、今は生き物の進化の経路を基本に考えられるようになってきます。
魚は登場した時から水の中を泳ぐ存在だったようですし、鳥もやはり羽毛を持った今の鳥に近い形だったようです。
しかしイルカやクジラ、コウモリも元たどれば四本足の
四足の
収斂進化と擬態
ただ気をつけなければならないことがあります。
たとえば東南アジアなどに住むコノハムシは葉っぱそっくりな形をしていますがが、これは
![コノハムシ(腹側も葉の裏側のようになっています)[伊丹市昆虫館]](http://blog-imgs-43.fc2.com/i/k/i/ikimono8000/026001.jpg)
コノハムシ
(腹側も葉の裏側のようになっています)
[伊丹市昆虫館]
ハナカマキリの幼虫はある種類の花によく似ていますが、これも
![ハナカマキリの幼虫(ある種のランの花に似ているそうです)[伊丹市昆虫館]](http://blog-imgs-43.fc2.com/i/k/i/ikimono8000/026002.jpg)
ハナカマキリの幼虫
(ある種のランの花に似ているそうです)
[伊丹市昆虫館]
これらは
形と役割が同じこと
つまり、
イルカやクジラの形は、魚同様水の中を泳ぐのに適した形になっていますし、コウモリの
しかしコノハムシの体は木や草の葉のように
ただの見た目だけでなく、その働きも同じになることがあって
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