【 2009年08月】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

処暑。陽気とどまりて、初めて退きやまんとすればなり



暑さが止む頃


 二十四節気(にじゅうしせっき)の秋の二つ目の節気です。
 読みは「しょしょ」。
 暑さが止むという意味だそうです。

 昼間は相変わらずの暑さでも、夜は涼しくなったり、暑さがやわらぐ瞬間が出てくるころ。

 またこの頃は台風襲来が特別多い特異日にもなっています。

やっと咲き始めたサルスベリ
やっと咲き始めたサルスベリ




暑さも


 日本にはこういう慣用句もあります。

 「暑さ寒さも彼岸(ひがん)まで」

 彼岸(ひがん)は秋分と立春を中心とした前後3日の一週間のことです。
 ということで本格的に暑さがやわらぐまでは、あと一月ほどありそうです。
 まだまだ暑い日は続きそうです。


秋のはじまり


 高原や高緯度の地域ではお盆も過ぎて確実に夏の終わりと秋の訪れを感じるようになってきたと思います。

 平野部では夜が心なしか涼しくなってきたとはいえ、まだまだ生き物は夏の装いのものが多いように感じます。

 体で感じることができる秋がはじまるには、まだ少し時間が必要なようです。

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タグ: 処暑二十四節気サルスベリ

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黒光りに白い斑点がかっこいいと思うゴマダラカミキリ

ゴマダラカミキリ

 黒くて光沢のある細長い体に白い斑点。
 頭には体よりも長い触角。
 スマートな体に長い手足。
 漢字で書くと「胡麻斑髪切」。

この記事にはカミキリムシの画像があります。




かっこいいけど

 ゴマダラカミキリは好きな甲虫の一つです。
 なんといってもかっこいい。
 体を斜めにしてみるからに重そうな飛び方は格好悪いですが……

ゴマダラカミキリ
ゴマダラカミキリ

顔
ゴマダラカミキリの顔

分類では

 分類ではこんな感じです。

 昆虫鋼
 ┗甲虫目
  ┗カブトムシ亜目
   ┗ハムシ上科
    ┗カミキリムシ科

 カブトムシよりもハムシの方がカミキリムシに近いようです。

ところで

 ゴマダラカミキリの背中の模様がコゲラに似ているのは、収斂進化のせい?
 というか、黒地に白い模様は何か意味があるのでしょうか?

ゴマダラカミキリと背中の模様が似ているコゲラ
ゴマダラカミキリと背中の模様が似ているコゲラ

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タグ: ゴマダラカミキリコゲラ収斂進化カミキリムシ甲虫

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甘いゴーヤー



甘いゴーヤーはどこに?


 沖縄でさかんに食べられる野菜で、本土ではほとんど栽培されていなかった苦瓜、ゴーヤー。
 今では本土のスーパーで普通に買うことができます。珍しくも何もありません。

 苦いことで有名なゴーヤーも品種改良なのか、苦さ控えめなものもたまにあります。

 しかし苦いことには変わりなく、甘いゴーヤーなどスーパーに並んでいません。

つるからぶらさがるゴーヤー
つるからぶらさがるゴーヤー




甘いゴーヤーは


 甘いゴーヤーは品種改良や遺伝子組み換えの新しい種類なのでしょうか?
 それとも原産地といわれるインドの山奥で見つかった新種なのでしょうか?

 どちらともちがいます。

 たぶん特別な種類ではないと思います。

 いったいどういうこと???


甘いゴーヤーを手に入れる


 甘いゴーヤーを手に入れるためには方法が限られます。

 それは、自らゴーヤーを育てることです。

 甘くなるゴーヤーの育て方は……

 ふつうです。

 ふつうのゴーヤーの育て方でいいのです。
 畑に植えて肥料をやって水をやって太陽に当てて。
 気温が高ければあっという間に花が咲いて実がなります。

 それでいいのです。


特別なことはひとつだけ


 甘いゴーヤーは実がなってからがポイントになります。

 それは、何か特別なことをするのでしょうか?

 いいえ、特別なことはなにもしません。
 ただ光と水があればあとは何もいりません。

 ただ気をつけなければならないのは、収穫しないこと。

 収穫しないこと?


甘いゴーヤーまであと一歩


 毎日水をやればやるほどゴーヤーは大きくなっていきます。
 しかし収穫をしてはいけません、
 ほったらかすのです。
 みるみる実は大きくなっていきます。

 するとある日、当然実の下の方から黄色くなってきます。
 そうなるととりごろです。
 もうすぐ甘いゴーヤーを食べることができます。


包まれてる


 家にって帰ってすることは包丁で真っ二つにすることです。縦に切るほうがいいでしょう。

 そして真っ二つにすると、驚くことが。

縦に真っ二つにしたゴーヤー(あまり種が赤くない)
縦に真っ二つにしたゴーヤー(あまり種が赤くない)



 真っ赤です。ゴーヤーの実が真っ赤です。
 正確にはゴーヤーの種が真っ赤な物にくるまれています。

真っ赤なものに包まれたゴーヤーの種
真っ赤なものに包まれたゴーヤーの種




赤いところを


 この赤い部分を口にほうりこんでください。

 ちょっと青臭い味はしますが、これがあの苦いゴーヤー? と思えるほどの甘みがあります。

 もっとも甘いところはゴーヤーの種を覆っている部分だけで、種は堅いし実はもう美味しくないし、野菜としてのゴーヤーの価値はなくなっています。

見るからに硬そうなゴーヤーの種
見るからに硬そうなゴーヤーの種




寸前に


 もしゴーヤーを育てていて、実が大きくなりすぎたときは黄色くなるまで育ててみて、赤くなった中の実を食べてみるのも面白いかもしれません。
 もちろん残った種は来年の初夏にまいてみましょう。

 ただ黄色くなったゴーヤーは破裂する寸前で、破裂してしまったら、赤い種は地面にばらまかれ、虫や動物たちの食べ物になってしまいますから。

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タグ: ゴーヤー苦瓜ニガウリ夏の実

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福井の猛禽“フクイラプトル”に出会った大恐竜帝国



日本の恐竜


 大阪南港のATCでやっている「大恐竜帝国」。
 展示内容を大きく分けると、化石のレプリカとリアルに動く巨大恐竜ロボットの2種類になるでしょう。

 化石レプリカもいろいろなものがありますが、やはり目玉は日本で見つかったフクイサウルスとフクイラプトルの全身骨格標本。

 どちらも福井県内で発掘されたので「フクイ」がつきます。

フクイラプトル(大恐竜帝国)
フクイラプトル(大恐竜帝国)




肉食の


 「サウルス」は「トカゲ」のことですが、「ラプトル」は
「raptor」と書いて英語では「猛禽(もうきん)」という意味があります。
 「猛禽(もうきん)」は簡単に言うと、狩りをする肉食の鳥のことです。

 つまり「フクイラプトル」は「福井の猛禽(もうきん)」ということになるかもしれません。


ラプトルとサウルス


 名前に「ラプトル」がつく恐竜が多いドロマエオサウルス科は、羽毛が生えていたと考えられる恐竜が増えてきました。

 となると最初は鳥みたいと思っていた「ラプトル」という名前も、実はトカゲを意味する「サウルス」よりもっと恐竜には似合う名前なのかもしれません。


羽毛と恐竜


 フクイラプトルはドロマエオサウルス科ではないのですが、子供には毛が生えていたといわれるティラノサウルスのようにドロマエオサウルス科以外でも羽毛が生えていたと考えられる恐竜もいます。
 フクイラプトルも全身羽毛に覆われ、「猛禽(もうきん)」っぽかったのかもしれません。


 手の届くところにある日本で最初に復元された肉食恐竜、フクイラプトルの化石を見て、羽毛をまとった姿を想像してみるのも面白そうです。

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タグ: フクイラプトル大恐竜帝国恐竜ドロマエオサウルス科羽毛恐竜化石

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