ヤドリギの根はどこ?
ヤドリギだらけ
松山城三の丸のヤドリギです。
ヤドリギの実を食べる鳥は低いところが嫌いなようで、いつもヤドリギは木の上のほうに生えています。
しかし松山城のお堀の土手にはどういうわけか数株手が届きそうな所に生えています。中には本当に手が届くところにもあります。

手の届きそうなヤドリギ
とるのは写真だけ
国の土地に生えている植物をみだりに切ったり持ち帰ったりできません。いや、国の土地でなくてもいけませんが。
ということで、いつもと同じようにとるのは写真だけ攻撃です。
葉や茎や芽だけでなく、木から生えているところも写しました。これがなかなか重要なポイントです。

ヤドリギが木から生えているところ
ヤドリギの根
ヤドリギの根はどんな感じでしょうか。根らしく
しかしその場で見てもヤドリギの根らしいものは見えません。
まるで枝から生えているかのように自然です。
生えている部分だけを見ていると、普通に枝分かれしているようにしか見えません。
しかし、枝や葉を見ると違和感を感じます。それでやっとちがう植物だということがわかるのです。

ヤドリギの根元のアップ
やっぱり寄生してる
ということは宿主の枝の中に深く根を下ろしているのいちがいありません。大風でも吹き飛ばされないように。
太いといってもたかだか太さが10センチや15センチの枝。それでも土や石のあつまりの地面よりもしっかりと体を固定できるのでしょう。
ヤドリギが木に宿るようになったのは丈夫な足場を得るためだったのだろうか、などと考えてしまいます。

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