【 2009年02月】

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一ヶ月間咲き続ける沖縄の桜



沖縄では桜の花が咲いています


 まだまだ桜の予想開花日まで1ヶ月ほどありますが、すでに桜が咲いている沖縄は、まだ桜の季節が続いているそうです。

 沖縄の桜が咲いたことを書いたのはおよそ1か月前。
 まだ桜の花は続いているのです。

 1ヶ月間も沖縄中で桜が咲き続けるのはどうしてでしょうか。
 もちろん、ひとつの花が1ヶ月間ちらないということではありません。1ヶ月間、いつもどこかで桜が咲いている、ということなのです。


一斉に咲く桜とばらばらに咲く桜


 一斉に咲いて一斉に散ってしまう本土の桜を見慣れていると、とても信じられないことです。

 なぜこんなにばらばらに咲くのかというと、桜の種類が違うからです。
 本土で一斉に咲くのは、多くは「ソメイヨシノ」という種類。
 しかし、沖縄にあるのは「ヒカンザクラ(カンヒザクラ)」という種類なのです。

沖縄のヒカンザクラ(写真提供 Yara さん)
沖縄のヒカンザクラ
(写真提供 Yara さん)




ソメイヨシノはどこに?


 【1月も終わりなので桜の季節です。】で情報と写真を提供していただいた沖縄在住のYaraさんによると、沖縄ではソメイヨシノは見かけないそうです。
 沖縄にソメイヨシノが無いと言い切ることはできませんが、ものすごく少ないことは間違いないようです。


変なの? 普通なの?


 沖縄の桜の開花がばらばらな最大の理由は、沖縄の桜はソメイヨシノではないから、ということになるでしょう。

 では、どうして沖縄のヒカンザクラはソメイヨシノのように一斉に咲かないのでしょうか。
 変です。


人間が増やす木


 いえいえ、変なのはソメイヨシノの方かもしれません。

 自然が時間をかけて作った種を人間が栽培するようになったヒカンザクラとちがい、ソメイヨシノは百数十年前に品種改良して人間が作った桜なのです。
 そのため種から育てることができません。
 切った枝をほかの木の根元につなげる「接ぎ木」という方法で増やしています。

山で咲くソメイヨシノ
山で咲くソメイヨシノ




みな本人


 接ぎ木というのは、別の木に枝や茎を継ぎ足して増やしていく方法です。
 この方法で増やすと、何本育ててもすべて挿し木した木を切り取った木と同じ遺伝子を持つ木になるということです。
 簡単に言うとクローンです。ですから、木の性質も似ていて当然なのです。

 つまり、同じところにある木が一斉に咲くのはみんな同じ性質だからだ、とも言われています。


長い長い時間を生きてきた


 百数十年前に生まれたソメイヨシノと違い、長い時間を生き抜いてきたヒカンザクラは一つ一つ違う個性をもった木です。

 ですから、咲くタイミングもばらばらで当然ということなのかもしれません。


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雨水。陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり



“雨水”立春と春分の間


 立春(りっしゅん)から春分(しゅんぶん)までの間、毎年2月19日ころのことです。

 つもっていた雪や氷がとけて水となり、空からふってくるのも雪から雨に変わってくるという意味から、「雨水(うすい)」と呼ばれるようになりました。

 雪から雨、氷から水への変化が植物の萌芽(ほうが)をうながすといわれています。
 そのため農耕の準備などは、この雨水のころから始まるともいいますが、もちろん日本中で一斉に始まるわけではありません。

まだまだ春が遠そうなまだ固い桜のつぼみ
まだまだ春が遠そうなまだ固い桜のつぼみ




春の訪れ


 といっても日本の(こよみ)の基準となる京都や東京は、いくら寒いといっても日常的に雪が積もり、池には氷が張るというわけでもないでしょう。

 もしかして、江戸時代には今よりも寒く、京都や江戸の冬には雪や氷が日常的なものだったのでしょうか。

 よくわかりませんが、寒い冬の代名詞である雪や氷がとけることで、春の訪れを表わしたのかもしれません。

もう春のような梅の花
もう春のような梅の花




旧暦と太陽暦・太陰暦


 この二十四節気(にじゅうしせっき)が載っていた暦はいわゆる「旧暦(きゅうれき)」と呼ばれることが多いと思います。

 「旧暦」は「陰暦(いんれき)太陰暦(たいいんれき))」とよく呼ばれています。「太陰」とは月のことで、「太陽」の反対の存在ということです。
 月の満ち欠けの周期がおよそ30日。それが1ヶ月。
 名前の通り月の動きに合わせつくられたカレンダーなのです。

 しかし空に見える太陽の動きと月の動きはまったくちがっているので、月に合わせたカレンダーだと1年を12ヶ月できれいに分けることができないのです。


月とカレンダーと農業


 その誤差も何年もたつと1ヶ月分になり、1年13ヶ月の年もできてしまいます。

 もちろんそうなると月と季節のずれも大きくなり、カレンダーを見ているだけでは農業ができなくなってしまいます。
 種まきが1ヶ月もずれてしまうと、野菜の生長は大きく違ってきます。場合によっては収穫できません

 それではいけないですので、その埋め合わせをするために太陽の動きに合わせた「二十四節気(にじゅうしせっき)」とそれをさらに細かくした「七十二候(しちじゅうにこう)」、二十四節気を基準とした八十八夜などの「雑節(ざっせつ)」をつくったのです。

 日々の生活は月に合わせた「太陰歴」で送り、農業は太陽に合わせた二十四節気をもとに生活していました。


季節と二十四節気


 このように太陰暦と一緒に使われていたのですが、二十四節気は太陽に合わせた(こよみ)だったのです。
 なので今のカレンダーに二十四節気や雑節を写しこめば、カレンダーとのずれも1日か2日ですみます。

 1年の日数のばらつきが大きい太陰暦よりも、今の太陽暦の方がいろいろと便利だと思いますが、今使っているグレゴリオ暦は冬至(とうじ)合わせでちょっとしっくりしません。
 ですので春分合わせの二十四節気・七十二候を使えばしっくりします。

 さすがに七十二候はあまり見かけませんが、二十四節気は今のカレンダーでもよく書かれています。
 身近なカレンダーのすみっこに注意して、二十四節気で四季の移り変わりを感じてみるおもおもしろいです。


二十四節気については 記事【二十四節気表】
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スクープ! 百舌鳥太郎に熱愛発覚?!



いつも1羽のモズ


 モズというのは肉食の鳥らしく縄張りをもっています。つまり、自分の餌場を持っていて、そこにほかの鳥が入ってくると場所の取り合いがはじまるのです。
 勝てばその場所を取り、負ければ追い出されます。
 ですので、モズを見かけるときはいつも1羽だけ。


縄張りとモズ


 畑はいい餌場なのか、毎年少なくとも2羽のモズが縄張りにしているようです。もちろん最も広い縄張りを持っているのが百舌鳥太郎です。

 畑を見下ろす電線の上によくとまっているのですが、モズによって場所が決まっているようです。
 だいたい10mでしょうか。もっとあるでしょうか。少なくとも、デジカメでツーショットを撮れるような距離ではありません。
 それだけ離れています。

百舌鳥太郎(オス)
百舌鳥太郎(オス)




微妙なモズの距離


 ところが、今年はちょっと雰囲気がちがいます。
 2羽のモズがわずか数メートルの距離にとまっています。
 1羽は百舌鳥太郎です。もう1羽は……デジカメの画像を拡大してみると、どうやらメスのようです。
 百舌鳥太郎の彼女でしょうか。

モズのメス
モズのメス



 しかし、2羽のモズはモズ同士としては近すぎるほどの距離にいますが、隣り合うことはありませんが、追いかけることもありません。ものすごく微妙な距離のような気がします。


モズの恋の季節?


 ある日、コガネムシの幼虫をくわえた百舌鳥太郎は電線の上にとまりました。
 するとメスが飛んできて、百舌鳥太郎に接近です。
 しかし百舌鳥太郎は餌をやるわけでもなく、なにか鳴き声をかけるわけでもなく、無視しているようです。
 そして公園の木々のほうへ飛んで行ってしまいました。
 メスも追いかけますが、その後どうなったのかはわかりません。


「熱愛」の距離


 モズもそろそろ子育ての季節です。
 百舌鳥太郎があのメスとつがいになり、子育てを始めるのを楽しみにしています。
 あとは、民家の庭ではなく、公園の木に巣を作ってくれることを祈るだけです。

 でも、「熱愛」というには少々ふたりの間に距離があるような。
 いや、モズにとってはこれでも「熱愛」の距離なのかもしれません。

微妙な距離の百舌鳥太郎とメスのモズ
微妙な距離の百舌鳥太郎とメスのモズ




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立春。春の気立つをもってなり



春の()()つをもってなり。


立春


 今日は立春(りっしゅん)です。

 1年を24個に分けた二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつで、いろいろな暦日(れきじつ)はこの日を一年の基準(きじゅん)にします。
 たとえば、節分(せつぶん)立春(りっしゅん)の前日になりますし、新茶を()む時期といわれる八十八夜(はちじゅうはちや)もこの立春(りっしゅん)から数え始めます。
 旧暦(きゅうれき)の正月も立春(りっしゅん)の直前の新月(しんげつ)の日です。

まだつぼみが固い遅咲きの鶯宿梅
まだつぼみが固い遅咲きの鶯宿梅(おうしゅくばい)




すぐそこまで来た春


 そろそろ寒さも(とうげ)をこえ、気温も上昇し始め、草木の芽も少しずつですが(ふく)らみ始める時期です。
 まだまだ落葉樹(らくようじゅ)の多くは葉を落とした寒々とした姿ですが、気の早い花はもう咲き始めていたりします。
 少し離れた公園の梅林(ばいりん)南高梅(なんこううめ)はもうちらほらと咲き始めていました。

 まだまだ寒いながら、気がつくと日暮(ひぐ)れが遅くなっていて、いつの間にか春がすぐそこまで来てることを知ります。

開きはじめた南高梅
開きはじめた南高梅




太陽と星座


 立春(りっしゅん)はだいたい毎年2月5日ころになり、この日を年越(としこし)と考える風習があるために正月節(しょうがつせつ)歳首月(さいしゅづき)などともいいます。

 太陽は日日(ひび)昇っては沈んでを繰り返しますが、その道筋は毎日わずかにちがい、高いところを通る夏と低いところを通る冬の間を行ったりきたりしています。

 この太陽の位置は、夜空に見える星座と(くら)べてもずれていきます。
 もちろん太陽が出ているときは星座は見えませんが、夜の同じ時間に見える星座が季節で違ってくるのは、太陽と星座の位置が毎日変わっているからです。


太陽の通り道


 もちろん太陽と星座は一緒(いっしょ)に空を動いていくように見えますが、実は太陽と星座では動く早さがちがいます。
 ただ、その差がとても小さいので、目で見てもわからないだけなのです。

 毎日の太陽の位置を星座の上に書き写していくと、1本の線になります。
 プラネタリウムのように丸く空をつないでみると、その線は一つにつながって、輪になります。
 その太陽の通り道の輪のことを「黄道(こうどう)」といいます。

 その黄道(こうどう)を24に分けたのが二十四節気(にじゅうしせっき)なのです。


冬と春の境


 昔は冬至(とうじ)基準(きじゅん)にしていましたが、今は昼と夜の時間が同じになる春分(しゅんぶん)から翌年(よくねん)春分(しゅんぶん)までを、一番昼が長い夏至(げし)春分(しゅうぶん)と同じように昼と夜の長さが同じ秋分(しゅんぶん)、そして夜が一番長い冬至(とうじ)で4つに分けます。
 そして、それぞれを6つに分けると、4×6で24に分けられます。

 その中で冬至(とうじ)春分(しゅんぶん)のちょうど真ん中が、今日の立春(りっしゅん)なのです。

 今のカレンダーは、冬至(とうじ)に合わせた形で1年が始まりますが、昔の日本のように立春(りっしゅん)に合わせて一年の始まりを感じてみましょう。

 草木や鳥、虫たちも、一年の始まりとしてそろそろ活動し始めているかもしれません。


大きな地図で見る
南北に長い日本

南国に長い日本


 ただし、日本の二十四節気(にじゅうしせっき)は昔から(みやこ)が置かれた京都(きょうと)や今の東京(とうきょう)気候(きこう)にあわせて考えられています。
 日本は人が住んでいる範囲(はんい)だけでも、南北に2500kmもあるとても長い国です。

 たとえば、北海道(ほっかいどう)最北端(さいほくたん)宗谷岬(そうやみさき)と同じくらいの緯度(いど)はというとヨーロッパのイタリア北部、ちょうどアルプス山脈(さんみゃく)のあたりになります。
 そして人が住んでる最南端(さいなんたん)沖縄県(おきなわけん)波照間島(はてるまじま)と同じくらいの緯度のところは、なんと地中海(ちちゅうかい)を通り抜け、アフリカのアルジェリアやリビアの南部、サハラ砂漠(さばく)()只中(ただなか)になります。

 これほど長い国ですので、二十四節気(にじゅうしせっき)の意味も地方によって大きく変わってきます。


キッズ スペース
(はる)になったといってもまだまだ(さむ)()がありますので、服装(ふくそう)には()をつけましょう。

キッズgoo



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都会の植え込みから自然あふれる山まで。
新米ビオトープ管理士でフィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

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