【 2008年10月】

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お茶の木はどこの木〈お茶栽培日記〉



茶と茶の木


 お茶はツバキ(ぞく)常緑(じょうりょく)照葉樹(しょうようじゅ)です。つまり、冬になっても葉がついていて、葉の表面はつるつるしている木、ということです。
 名前は学術的(がくじゅつてき)には「チャノキ」とよばれるようですので、「茶」というのはその葉からつくったいわゆる「お茶」を指すものなのでしょう。
 果物(くだもの)のモモがなる木は「(もも)の木」、クリがなるのは「(くり)の木」と呼びますので、これと同じことだと思います。


お茶はいつ来た?


 お茶の木は中国(ちゅうごく)雲南省(うんなんしょう)付近(ふきん)からインドの北東地方(ほくとうちほう)にかけての地域(ちいき)自生(じせい)しているといわれています。
 日本には自生(じせい)していたかどうかははっきりとしていません。九州(きゅうしゅう)などでは山の中に自生(じせい)しているところがあるということですが、人が容易(ようい)に入ることができない場所では見つかっていないようです。
 そのため、日本に持ち()まれたものが野生化(やせいか)したといわれています。

 日本にお茶を持ち()んだ人としては平安時代(へいあんじだい)密教僧(みっきょうそう)空海(くうかい)が有名です。
 現在(げいざい)のように日本で栽培(さいばい)されるようになったのは、平安時代(へいあんじだい)(すえ)禅僧(ぜんそう)栄西(えいさい)中国(ちゅうごく)から持ち()んで日本で最初(さいしょ)茶園(ちゃえん)をつくってからだといわれています。
 ただ、日本の中国(ちゅうごく)四国(しこく)地方(ちほう)では中国(ちゅうごく)に無い作り方のお茶がありますので、もっとちがう道筋(みちすじ)で伝わったことがあるのかもしれません。

鹿児島県知覧町の茶園
鹿児島県知覧町の茶園




中国とインドの茶の木


 中国(ちゅうごく)ではかなり古い時代(じだい)から利用(りよう)されていたようで、今から2000年くらい前の(かん)時代(じだい)には南方(なんぽう)異民族(いみんぞく)からの貢物(みつぎもの)だったようです。
 (ぎゃく)にインドでは山間部(さんかんぶ)などで自生(じせい)していながらも、1823年にイギリス人のロバート・ブルースに見つけられて製茶(せいちゃ)産業(さんぎょう)がはじまるまでは利用(りよう)はされていなかったようです。
 インドと中国(ちゅうごく)の中間のミャンマーやラオスでは食用(しょくよう)にされていますが、それがいつからはじまったかはわかりません。

インド ダージリンのハッピーバレー紅茶園
インド ダージリンのハッピーバレー紅茶園


 このように歴史(れきし)が古いながらも、いまひとつはっきりしないところが多いのもお茶のおもしろいところです。


大きな地図で見る
お茶が自生しているといわれている地域の概略地図



カテゴリお茶栽培日記


インド旅行で出合った茶園(旅行記)
○インド旅行記2000〈旅のフィールド〈メモ〉〉
 22.アッサムの茶
○インド旅行記2000〈旅のフィールド〈メモ〉〉
 52.ハッピーバレー紅茶園(ダージリン)



キッズ スペース

(ちゃ)日本中(にほんじゅう)栽培(さいばい)されています。お茶園(ちゃえん)北海道(ほっかいどう)東北(とうほく)北陸(ほくりく)一部(いちぶ)(のぞ)いてほぼ日本中(にほんじゅう)にあります。もしかしたら、近所(きんじょ)にお(ちゃ)()えているかもしれませんね。

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グラジオラスが咲きました

思いがけず花が咲いた


 7月の終わりころ植えた球根(きゅうこん)から花が()きました。
 球根(きゅうこん)が小さかったので、春に植えそびれていたものを、ちょうど植木鉢(うえきばち)()いたので植えてみたのです。
 植え付けの時期も(おく)気味(ぎみ)でしたので花は()かないと思っていました。

 最高(さいこう)気温も20℃前後(ぜんご)、夜には20℃以下(いか)(めずら)しくない季節(きせつ)。夏が大好きなグラジオラスにはちょっと(きび)しいようですが、一所懸命(いっしょけんめい)()いています。

花が咲き始めたグラジオラス
花が咲き始めたグラジオラス



古代ローマとグラジオラス


 名前の「グラジオラス(英語(えいご)「Gladiolus」)」は、つぼみの(つら)なった姿(すがた)(つるぎ)に見えるとか、すらりと()びた葉が(つるぎ)のようだというので、ラテン語の(つるぎ)を意味する「Gladius」にちなんでつけられたとか。
 どちらかというと、つぼみの(つら)なりよりも、すらりと()びた葉の方が(つるぎ)のように見えます。


「剣」と「刀」


 漢字の「(つるぎ)」は両側(りょうがわ)()があるもののことで、有名な日本刀(にほんとう)片方(かたほう)にしか()がないので「(つるぎ)」ではなく「(かたな)」ということになります。でも、日本では(かたな)(つるぎ)区別(くべつ)はあまり厳密(げんみつ)ではないようです。
 たとえば、日本刀(にほんとう)を使った武術(ぶじゅつ)由来(ゆらい)剣道(けんどう)の名前には、「(かたな)」ではなく「(つるぎ)」が使われています。


グラディウスとレイピア


 ヨーロッパの(つるぎ)でその名も「グラディウス」と()ばれるものは古代(こだい)ローマの兵士(へいし)に使われたようで、()から先の部分は短いものの、(はば)が広くてがっしりとし、武器(ぶき)として見た目も強そうです。

 でも()いたグラジオラスは(くき)も細く、グラディウスというよりも、レイピアといった感じです。
 「レイピア(英語(えいご)「rapier」)」は細長い(ぼう)のような武器(ぶき)で、北京(ぺきん)オリンピックで注目を集めたフェンシングの(つるぎ)の元になった武器(ぶき)だそうです。


来年は


 花が()いたので球根(きゅうこん)も大きくなっているでしょうから、来年はちゃんと夏に花が()くように植えようと思います。
 ちゃんとグラジオラスになるように。

 でも、きれいな花に勇猛(ゆうもう)武器(ぶき)の名前をつけるのは、なんだかなぁ……

グラジオラスの花
グラジオラスの花



キッズ スペース

「ラテン()」は古代(こだい)ローマ帝国(ていこく)公用語(こうようご)で、(いま)日常生活(にちじょうせいかつ)使(つか)(ひと)がいなくなりましたが、ヨーロッパやアメリカが中心(ちゅうしん)となる学問(がくもん)では専門用語(せんもんようご)などとして使(つか)われています。

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グラジオラスの花がきれいなブログ

○福の神 さんの「◎  花彩々 ◎  135 ネーブル」
 花彩々   花探訪





タグ: グラジオラス  紫色の花  秋の花 

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むかごと種をくらべると



 ヤマイモのむかごは(たね)でなくて(いも)と書きましたが、百聞(ひゃくぶん)一見(いっけん)にしかず、(おも)()ったが吉日(きちじつ)、ということでむかごと(たね)中身(なかみ)(くら)べてみました。


まずは冬瓜の種


 まずは(たね)です。手元(てもと)にあったのが冬瓜(とうがん)(たね)。さっそく外の(から)を取ってみました。
 中からでてきたのは白くてやわらかいもの。
 冬瓜(とうがん)場合(ばあい)はこれは子葉(しよう)といって、()が出たときに双葉(ふたば)になる部分です。大きいのはこれに()がでるための栄養(えいよう)()まっているからです。
 双葉(ふたば)というだけあって二つあります。双葉(ふたば)を分けてみると(はし)に小さなひし形の部分があります。これが胚軸(はいじく)といって根や(くき)になる部分です。(から)に入った状態(じょうたい)でも、わずかに飛び出しているのがわかります。

冬瓜の種の中
冬瓜の種の中




そして柿の種


 次にもうちょっと大きい(かき)(たね)があったのこれも中を見ました。は(から)(かた)いのでそのまま半分(はんぶん)にしました。
 こちらは胚軸(はいじく)部分(ぶぶん)が大きく、その先の三角にふくらんだ部分(ぶぶん)最初(さいしょ)()になる部分(ぶぶん)です。
 ならそれらを(かこ)んだ白い部分(ぶぶん)は何かというと、胚乳(はいにゅう)です。これも冬瓜(とうがん)子葉(しよう)と同じように栄養(えいよう)(たくわ)えているのですが、双葉(ふたば)にはなりません。
 (ねん)のために横に切ってみると、この胚乳(はいにゅう)子葉(しよう)と同じように左右二つに分かれているようですが、胚軸(はいじく)の無いほうはつながっているようですので、やはり子葉(しよう)とはちがうつくりになっています。

柿の種の中
柿の種の中




ついに零余子(むかご)登場!


 さて、とうとうむかごの登場(とうじょう)です。
 むかごには(かわ)はあっても(から)は無いのでかんたんに二つにできます。
 (たて)に切っても横に切っても(なな)めに切っても切り口はまったく同じで、子葉(しよう)胚軸(はいじく)もみあたりません。
 そもそも、冬瓜(とうがん)(たね)も柿の(たね)胚軸(はいじく)のある部分(ぶぶん)(たね)も突起がありますが、むかごにそういうものもありません。
 さらに切り口が見る見る変色してきます。アクが回ってきているようです。冬瓜(とうがん)(たね)(かき)(たね)もそんなことはありません。
 やっぱりむかごは(たね)でないということが納得(なっとく)できました。

ヤマイモのむかごの中
ヤマイモのむかごの中




むかごを食べる


 むかごの検証(けんしょう)も終わり、(のこ)ったむかごですが、むかごご(はん)をつくるには(りょう)が少ないので、そのまま食べることにしました。
 (なべ)でゆでるほどの(りょう)でもないので、よく(あら)ったむかごをぬれたまま皿に入れ、上に塩をふりかけラップ。そのままレンジで1分半。
 出来上(できあ)がりをおいしく食べました。
 当然(とうぜん)、火を通したヤマイモの味。よく()ているのは、サツマイイモでしょうか。
 なかなかおいしいので、むかごの(りょう)が少ないときはこうして食べることにしました。

 ちなみに、ヤマイモは煮物(にもの)にしてもおいしく荷崩(にくず)れしにくいので、ジャガイモ、サツマイモ、サトイモなんかのかわりに料理(りょうり)に使えます。

キッズスペース
(たね)(かた)くて(ちい)さく、包丁(ほうちょう)やナイフで(ふた)つにしようとするとケガをするかもしれません。
(たね)(なか)()るときはお(とう)さんお(かあ)さんや学校(がっこう)先生(せんせい)のような大人(おとな)(ひと)手伝(てつだ)ってもらいましょう。

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関連カテゴリヤマイモ
関連タグむかご



むかごご飯のことが載っているブログ

○テレサさんの「天使の鱗」
【むかごご飯】

○はるみさんの「宮城県大崎市の工務店のよめさんブログ」
【むかごご飯】

○yurimoさんの「*:+*Yurimoの手作り部屋*+:*」
【*むかごご飯*】






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タグ: むかご    冬瓜 

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お茶の花はちょっと早かった〈お茶栽培日記〉



花が咲きました


 畑のお茶に花が()きました。
 いろいろな資料(しりょう)では花が()くのは10月から12月となっていますが、うちの畑ではだいたい11月に入って、そろそろ寒くなってきたなぁ、というころに()きはじめます。
 ですので家の植木鉢(うえきばち)のお茶は、まだまだつぼみは固そうです。

お茶の花
お茶の花



お茶 椿 山茶花


 お茶の木は、ツバキ(椿)と同じツバキ科です。それどころかそのひとつ下の分類(ぶんるい)でもツバキ(もく)で、さらにもうひとつ下のツバキ(ぞく)でもあります。最後(さいご)(しゅ)になってやっとツバキからはなれて「チャノキ」になります。
 ということは、ものすごくツバキに近いけど、やっぱりちょっとだけちがう、ということなのでしょう。
 同じような仲間(なかま)にサザンカ(山茶花)があります。これもツバキ(ぞく)サザンカなので、お茶にとってはツバキと同じくらいの親戚(しんせき)ということになるでしょう。


白いお茶の花


 ということで、茶の木とツバキは見た目も()ていますが、花も()ています。
 でも赤や白の大きなツバキやサザンカに対して、白くて小さくて地味(じみ)なので、観賞用(かんしょうよう)栽培(さいばい)している人は少ないでしょう。
 その(ひか)えめなところが、茶の花のいいところじゃないかな、と思います。


お茶の実は気が長い


 白くて小さな花の横には茶色になりかけている実がありました。去年(きょねん)()いた花の実です。
 ()いてから実がなり(たね)ができるまで1年。それをまいて芽が出るのは次の年の5月ごろ。なんと花が()いてから芽が出るまで1年半かかります。
 さらにこのお茶の実は乾燥(かんそう)に弱く、地面の上に(ころ)がっていると芽は出ません。花だけでなく実まで(ひか)えめです。

お茶の実
お茶の実



 今年は大きな実がいくつもなっています。その中には2~3個の(たね)が入っています。それが地面に落ちたら早速(さっそく)まいてみようと思っています。
 芽が出るまで半年()たないといけませんが。

○yamahahakoさんのページ「花づくりとモノづくりと
 園芸のページにきれいなサザンカの花の画像があります。






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ヤマイモむかごはたった2年?



むかごを集めよう


 ヤマイモ()りにはまだ早いので、むかごを集めに行きました。
 むかごは漢字では「零余子」と書きます。ヤマイモの(つる)にできる丸いもので、土に植えると()が出るのですが、(たね)ではありません。
 どうして芽が出るのに(たね)でないのかはこちらを。

  ヤマイモの“むかご”は種? 芋?

ヤマイモの蔓にできたむかご
ヤマイモの蔓にできたむかご



むかごを集めるが……


 さて、むかごを集めるわけですが、(じつ)はうちの畑のヤマイモはむかごが小さくて少ないのです。
 葉は(しげ)っていて、見るからにむかごがいっぱいなってそうです。でも少ないのです。

 ヤマイモは2箇所(かしょ)に植えています。それぞれ2年育てて収穫(しゅうかく)しているので、2箇所(かしょ)だとちょうど毎年()れるのです。
 それらを(くら)べてみると、あることに気づきました。
 1年目のヤマイモの(つる)よりも2年目の(つる)の方が太く、1年目のはむかごもついていません。

茂っているヤマイモ
茂っているヤマイモ



ヤマイモは2年?


 ここでことわざをひとつ。
 「桃栗(ももくり)三年、(かき)八年、(うめ)()いとて十三年」
 意味は、(たね)を植えて芽が出てから実がなるまで、(もも)(くり)は3年、(かき)は8年、(うめ)は13年かかるということです。
 ということは「山芋(やまいも)零余子(むかご)はたった二年」。つまりヤマイモが芽を出してからむかごができるようになるのは2年かかるということです。
 うちの畑の場合は。

 ああそうなのか、と納得(なっとく)してる場合ではありません。(もも)(くり)(かき)(うめ)もみんな「木」で、冬になっても()れないで毎年毎年大きくなっていきます。
 でもヤマイモは「草」で、秋には(つる)()れ、冬は地面の上には何もなくなってしまいます。2年どころかたった1年で終わってしまいます。


ヤマイモは毎年毎年


 でもご安心を。ヤマイモは地面の下に「(いも)」を残しています。ここから春になると芽が出てくるのです。
 この(いも)は、(つる)成長(せいちょう)すると同時(どうじ)に小さくしなびていき、最後(さいご)(くさ)ってしまいます。そのかわりに、その(いも)よりも大きな(いも)が新しくできるのです。

 こうして毎年毎年古い(いも)の栄養で育ちながらもっと大きな新しい(いも)を作る。次の年はその栄養(えいよう)でさらに大きな(いも)を作る。という()(かえ)しをヤマイモは(つづ)けていきます。
 地面の下で冬を()すので何年も生きる草、「多年草(たねんそう)」と呼ばれています。

 そうやってだんだん大きくなるヤマイモは、時には1メートルを()えるそうですから、たった1年でそれだけ育つのもすごいですし、次の年にはそれがなくなって、もっと大きなヤマイモができるというのもすごいと思います。

 でも、そんなヤマイモは()りたくないなぁ……

関連カテゴリヤマイモ
関連タグむかご




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タグ: むかご  ヤマイモ  ことわざ 

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クズは紫色できれいだな

 秋になって近所のクズがきれいです。
 いえいえ、「クズ」といってもゴミの「(くず)」ではありません。
 漢字で書くと「葛」。山や(やぶ)、古い空き地なんかで勝手に生えている植物(しょくぶつ)です。
 和菓子屋(わがしや)の夏の定番(ていばん)、スーパーでも売ってる「くずもち」の「クズ」です。

 クズは地面から空に向かって()びる草ではなく、ツタのように細長~く(くき)()ばして地面を()っていき、ほかの木や電柱(でんちゅう)(さく)を見つけるとまきついて上へ上へと()びていく蔓植物(つるしょくぶつ)です。
 日本を代表する雑草(ざっそう)で、北海道(ほっかいどう)から九州(きゅうしゅう)まで、日本のほとんどの地域(ちいき)で見ることができるようです。

木に巻きついているクズ

 秋になってそのクズに花が()き始めました。大きな葉が()(しげ)り、花もそれほど多く()くわけではないので、なかなか気がつきません。
 そっと大きな葉をのけると、そこに()いていました。
 上に向かって()びた(ふさ)に小さな(むらさき)色の花がいっぱい。根元(ねもと)の方から()いていき、先の方のつぼみはまだ固いままです。

クズの花

 見た目は同じマメ科のフジの花によく似ていますが、クズの(ふさ)は上向き、花の色も濃い(むらさき)色です。フジのような(あわ)い色あいではありませんが、クズも十分きれいだと思います。
 でも、フジのように多く()きませんし、(ふさ)が上向きですので、「藤棚(ふじだな)」のような「葛棚(くずだな)」がないのでしょう。

 ありふれた草にもかかわらず、きれいな花が()くのに見向きもされません。
 クズには、これでもか! ってくらいにカメムシが付き、そばによっただけでもカメムシのくさいにおいがしてくるような気がします。
 このカメムシがいなければ、クズのきれいな花を見ようと思う人も、()えてくる、のかなぁ?

クズの茎に群がるカメムシ

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タグ: クズ  マルカメムシ  紫色の花  秋の花  雑草 

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秋はカマキリの季節?

 なんだか最近カマキリをよく見かけるような気がします。
 今までは草むらの中にいていて目立たなかったのが、草むらから出てきて家の(かべ)(へい)の上をうろうろしているのをよく見かけます。
 羽の生えた成虫(せいちゅう)ばかりなので、(めす)(たまご)()む場所を(さが)してる?
 もちろんおなかがふくれた雌も見かけますが、おなかが平らなカマキリもいっぱい見かけます。雄かまだ卵を産めるようになっていない雌でしょう。

オオカマキリ?

 (えさ)が少なくなってきてるのかな、と思いましたが、草むらにはいっぱいバッタがいますし、コオロギも昼間から鳴いていますし、畑にはまだチョウが飛んでいます。
 さっぱりわかりません。

オオカマキリ?のメス

 俳句(はいく)の世界では、カマキリは秋の季語(きご)になっていますので、理由はわかりませんが秋になるとカマキリが目立ってくるのでしょう。

 そのカマキリも冬は()しません。命を次の世代(せだい)に受け(わた)して、死んでしまいます。

 そして春が来ると、ドームのような形をした(たまご)(かたまり)卵鞘(らんしょう)からたくさんの子供が生まれてきます。
 本当にたくさんのカマキリが。

 子供のころ、そんなこと知らず家の中においていたタマゴから子供が(かえ)り、家中カマキリだらけになって家族全員がおおあわてしたことを思い出しました。

カマキリの卵鞘と生まれたての子供

  
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シカの角はツンツンとがってる

 奈良(なら)公園で鹿の角切りがはじまりました。奈良の秋の恒例行事(こうれいぎょうじ)です。
 奈良公園のシカは放し飼い(はなしがい)で自由にあちこち歩き回っています。人間も(こわ)がりません。
 それどころかシカの方から寄ってきます。
 そういうわけで、奈良公園はシカと直接(ちょくせつ)()れあえる場所のひとつです。

 「シカ」といってもいろいろな種類がいて、奈良公園のシカは「ニホンジカ」と呼ばれるそうですが、普通「シカ」と聞いて想像するのは、このニホンジカでしょう。

奈良公園のニホンジカ

 ニホンジカの角は先がとがっていて、もし角に()されるようなことがあると、大怪我(おおけが)をしてしまいます。
 ですから、角が()びてオスの気が(あら)くなる秋に角を切るのです。
 (いた)そうですが、シカの角は骨ではないので切っても痛くなく、また来年になると生えてきます。
 シカの角は皮膚(ひふ)が変化したものということなので、人間の爪と同じようなものなのでしょう。

 ところで、奈良というと2010年の「平城遷都(へいじょうせんと)1300年祭」のマスコット「せんとくん」。奈良のあちこちで見かけます。
 頭に角が生えていると言って問題になっていましたが、奈良公園のシカを見ているとなんか変な感じがします。特に角が。

 シカの角は頭の上からそのまま上に向かって(えだ)を広げるように伸び、先はツンツンとがっています。
 でも「せんとくん」の角は、頭の横の方から左右に広がって、さらに先は丸くなっています。
 てっきり奈良公園のシカの角をまねたと思っていたのですが、ちがうようです。

 どうして奈良のお祭のキャラクターの角が、奈良で有名なニホンジカの角でないのかは、(なぞ)です。

 そういえば、「せんとくん」が話題になったときに登場した「まんとくん」の角は、ちゃんととがっていますね。

平城遷都1300年祭
 せんとくんマスコットキャラの「平城遷都1300年祭」のページ

まんとくんネット/奈良のキャラクター「まんとくん」公式ホームページ
 まんとくんの公式ページ


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タグ: ニホンジカ  シカ  奈良公園 

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コウフクが飛び込んできた!

夕食を食べているとき、突然(とつぜん)何かが部屋の中を飛んで行きました。
家の中を飛ぶものといえば、まずハエやカの(たぐい)なわけですが、もっと大きなものです。
ならゴキブリということになりますが、それよりももっと大きく重たい感じです。しかも黒い。
それは目の前のカーテンにとまりました。よく見ても黒い(かたまり)にしか見えません。大きさは赤ちゃんのにぎりこぶしくらい。

もしかして?!
と近づいていくと、そう、コウモリでした。

家に飛び込んできたアブラコウモリ?
コウモリというとなんか不吉なイメージかもしれませんが、それは西洋のイメージが日本に伝わったもので、もともと日本では嫌われ者ではなかったようです。
それどころか中国ではおめでたい幸福のしるしとしていろいろなものにデザインされています。

どうして家の中にコウモリが?
別に洞窟(どうくつ)の中に住んでいるわけでも、山の中に住んでいるわけでもありません。
実は、コウモリはとても身近な生き物なのです。
小型のアブラコウモリは、日本に住むコウモリの中で唯一(ゆいいつ)人間の家を()みかにするコウモリだそうです。
きっと家に飛び込んできたのもこのコウモリでしょう。
このようにアブラコウモリは農村だけでなく、住宅街に普通に住んでいるのです。
ただ昼間は暗いところに(かく)れているので目立たないだけなのです。

動きはじめるのは太陽が沈んでから。鳥が巣へ帰ることになると、なんだか(みょう)にへたくそな感じの飛び方の鳥が(あらわ)れてくると思います。
鳥は空をすべるようなめらかに飛びます。でも、それはなんだかバタバタと一生懸命(いっしょうけんめい)はばたいているようです。
多分、それがコウモリです。

暗くても超音波(ちょうおんぱ)でまわりを調べながら飛ぶので決して人間に近づいてくることはありません。
ですのでいくら身近な生き物とはいえ、家の中に入ってくるのはめったにないことだと思います。

夜、暗くなったら窓から空を見てみましょう。
もしかしたらバタバタと一生懸命はばたいている“鳥”が見えるかもしれません。
きっとそれがコウモリです。

あ、好物は虫で、人間の血は吸いませんので安心してください。
でも、かみつくので気をつけてください。

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ヤマイモの“むかご”は種? 芋?

秋はヤマイモの季節


 秋なのでヤマイモの季節です。といっても、ヤマイモを()るのはもうちょっと先ですが。
 ヤマイモは細長く、生のまますりおろして「とろろ」として食べる(いも)です。

 多分スーパーでも太くて長くて黄土色(おうどいろ)でひげの生えた「ナガイモ」を売っていると思いますが、それとは種類(しゅるい)がちがうようです。
 確かにヤマイモはあんなにきれいに太くてまっすぐじゃないですが、すりおろしてしまえば素人(しろうと)にはわかりません。


むかご登場!


 で、秋になるとヤマイモに「むかご」というのがつきます。漢字で書くと「零余子」。
(つる)(くき)に1センチもない小さくて丸いイモみたいなものがつきます。
 それは植えると()が出てきますので(たね)だと聞いていましたが、食べるとヤマイモと同じ味ですし、中には双葉(ふたば)もなにもなくほんとうにイモのようです。
 どう考えても(たね)とは思えません。

ヤマイモのむかご
ヤマイモのむかご




地面の上のイモ


 (くき)にできるイモ?

 (たし)かに(たね)ではないようです。
 「栄養繁殖器官(えいようはんしょくきかん)」というようですが、ヤマイモはもちろんジャガイモもサツマイモも同じ「栄養繁殖器官(えいようはんしょくきかん)」だそうです。
 「(いも)」というのは、地面の下にできる「栄養繁殖器官(えいようはんしょくきかん)」のことのようなので、むかごも簡単(かんたん)に言うと「地面の上の(いも)」かもしれません。

カテゴリ「ヤマイモ

むかごと種をくらべると
ヤマイモむかごはたった2年?



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ヤマイモは(なま)()べることができますが、ほとんどのイモは(なま)()べることができません。ヤマイモは特別(とくべつ)なのです。

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新米ビオトープ管理士でフィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

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