【 昆虫(甲虫以外)】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

古い写真の中からみつけたいきもの 3月に出会ったっ蝶は長生き? ヒオドシチョウ

 何年か前の3月下旬の岩湧山。
 火入れを前に山頂の茅場のススキは刈られていました。
 そこにチョウが。

この記事にはの画像があります。


 オレンジと黒の模様。
 似たような翅のチョウはたくさんいます。
 このチョウは、ヒオドシチョウ。
 漢字では緋縅蝶。
 学名はNymphalis xanthomelas
 チョウ目 タテハチョウ科 タテハチョウ属。

ヒオドシチョウ
緋縅蝶

 ただ、このときは3月。
 チョウの成虫が飛ぶにはちょっと早いな、と思ったら。
 成虫で冬を越すチョウでした。
 しかも、初夏に生まれた成虫が冬を越して春に産卵するという、長生きのチョウです。
 どうりで、翅の色が図鑑よりもぼんやりしているのと思いました。

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タグ: ヒオドシチョウタテハチョウ岩湧山

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水面直下のマツモムシの謎の毛

 池でニホンアカガエルの観察をしているとき、マツモムシを捕まえました。
 マツモムシは水面の下をお腹を上にして背泳ぎをするカメムシの仲間の水生昆虫。
 いろいろ種類がありますが、捕まえたのは多分マツモムシという名前のマツモムシ。

この記事にはの画像があります。


 捕まえたついでに逃がす前に色々写真を撮りました。

 パソコンの大きな画面で拡大してみると。

 おしりの方に毛が何本も飛び出しています。
 それよりもびっくりしたのか、お腹側にびっしりと細かい毛が並んで生えています。
 まるで鎧のようにぴっちり並んでいるので、拡大しなければ毛には見えません。


 この毛はなにのためにあるのか?
 ちょっと調べてみると、でてきたのが「プラストロン呼吸」。
 水中に住むカメムシの仲間などの呼吸法。
 短い毛で体を覆い、そこに空気を取り込み、その空気を呼吸します。
 もちろん空気の中の酸素は減り、二酸化炭素が増えていきます。
 すると空気と水の境界がエラのような働きをして増えた二酸化炭素を水中へ、減った酸素を水中から交換するのです。
 そのためプラストロン呼吸をする昆虫は水面で空気を交換しなくてもいいのです。

内側に向けてびっしり生えています
マツモムシ

 ただ、マツモムシは水面直下にいる虫。
 そんなことしなくても空気は取り込めます。
 それに、プラストロン呼吸で調べてみても、マツモムシは含まれていません。
 おなじマツモムシの仲間のコマツモムシはプラストロン呼吸ですが、それはいつも水面からずっと下にいるから。

背中にも空気の膜があります
松藻虫

 じゃあマツモムシのお腹の毛はなにのために?
 よくはわかりませんが、マツモムシは気門で空気呼吸します。
 それはプラストロン呼吸をする昆虫も同じです。
 ですから気門のまわりに水があると空気を吸えないので窒息します。
 気門が濡れないように、空気の膜で覆っているのでしょうか。
 そうすればお尻から取り込んだ空気もお腹の気門に自然と行き渡るでしょう。

 ホントのことはわかりませんが、なにか水中で空気呼吸をするための仕組みがかくれているにちがいありません。
 昆虫の呼吸の工夫は、ほんとおもしろい!

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タグ: マツモムシカメムシ目プラストロン呼吸水生昆虫

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冬を越した?トゲナナフシ

 2月の錦織公園。
 中心を通る舗装遠路をあるいていると、目の前を横切る大きな虫が。

この記事にはの画像があります。


 トゲナナフシ。
 全身トゲだらけの太いナナフシ。
 本州から九州に分布し、6センチ前後の大きさ。
 メスだけで世代をつないでいくかわった虫。

トゲナナフシ

 卵で越冬するのですが、成虫は寒さに強く、1月でも見かけるとか。
 いや、今は2月。
 暦の上では春。
 成虫で越冬に成功した?

 これも冬が暖かくなったから?

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タグ: トゲナナフシナナフシ冬の虫錦織公園の虫錦織公園

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古い写真の中からみつけたいきもの ちっちゃいハチはむずかしい! ツノキウンモンチュウレンジ?

 去年の4月。
 タンポポに小さな虫がとまっていました。

この記事にはの画像があります。


 黒い体に透明な翅。
 4枚あるので、ハエではありません。
 精悍な頭部なので、多分ハチの仲間。
 翅の先3分の1くらいのところに黒い帯が特徴になるでしょう。


 調べてみると、ウンモンチュウレンジ?
 ハチの中でも幼虫が葉っぱを食べるハバチの仲間。
 ただ、ウンモンチュウレンジの触覚は黒。


 このハチはオレンジ色?
 ということで、ツノキウンモンチュウレンジ?


 幼虫はバラ科カマツカを食べるようなので、ここにいても不思議はありません。
 多くはありませんが、あちこちにカマツカは生えていますので。

 ウンモンチュウレンジにはいろいろな種が含まれているらしく、分類中だとか。
 このハチの本当の名前はどうなるのでしょう。

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タグ: ツノキウンモンチュウレンジウンモンチュウレンジハバチハチ

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古い写真の中からみつけたいきもの ムネアカアワフキでいいのかな?

 去年の4月。
 タンポポを調べていたら、花茎に小さな虫が。

この記事にはの画像があります。


 翅が硬そうですが、透明な部分があるようなので甲虫ではなく、多分カメムシ目。
 丸い形から植物の樹液を吸うセミやハゴロモの仲間。

Hindoloides bipunctata Haupt

 絞り込んで調べてみたら、どうやらムネアカアワフキの雄のよう。
 背中の翅の間が赤いのが特徴。
 でも、多くの画像ではムネアカアワフキの翅はぜんぶが黒く見えます。
 これは横や下のほうが透明のように見えます。

ムネアカアワフキ

 ちがう泡吹虫なのでしょうか?

胸赤泡吹虫

 ムネアカアワフキ。
 胸赤泡吹虫。
 Hindoloides bipunctata Haupt
 カメムシ目 ヨコバイ亜目 トゲアワフキ科。

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古い写真の中からみつけたいきもの 南からタイワンウチワヤンマ北上中

 5年前の7月。
 大阪市の長居植物園。
 池のほとりにいた、タイワンウチワヤンマ。

この記事にはの画像があります。


 タイワンウチワヤンマ。
 台湾団扇蜻蜒。
 Ictinogomphus pertinax
 トンボ目 サナエトンボ科 タイワンウチワヤンマ属。


 名前に「ヤンマ」とついていますが、ヤンマ科でもオニヤンマ科でもなくサナエトンボ科。
 名前に「タイワン」とついていますが、外来種ではなく在来種のようです。
 ただ、本来は南方系で沖縄など温かいところにいたのが、九州や四国南部、そして近畿と太平洋岸を東へと広がり、関東まで広がっているようです。


 タイワンウチワヤンマが北上するにつれ、ウチワヤンマと見分ける必要がでてきました。
 わかりやすいのは、名前の由来となった腹部の先の「うちわ」の部分。
 大きくて黄色い色がついていたらウチワヤンマ。
 黒くて小ぶりならタイワンウチワヤンマ。
 のようです。

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タグ: タイワンウチワヤンマトンボサナエトンボ

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古い写真の中からみつけたいきもの わりとはやくみつかったガ

 ガは嫌いです。
 というか、あまり積極的に好きにはなれません。

この記事にはの画像があります。


 なぜかというと。
 種類が多い。
 似ているのが多い。
 全然分類が絞り込めない。
 から。

 出会ったガの名前を調べるのにいつも、ものすご~く時間がかかってしまいます。
 ガが好きな人にとっては造作もないことなのでしょうが。

 1年前の9月に出会った白いガ。
 今回は比較的はやく名前が見つかりました。
 よかった。


 ウンモンオオシロヒメシャク。
 雲紋大白姫尺蛾。
 Somatina indicataria morata
 チョウ目 シャクガ科 ヒメシャク亜科。
 北海道から九州まで分布して、それほど珍しいガではないようです。
 幼虫はスイカズラ科植物の葉。
 ここにはスイカズラがあちこちに生えているので、いるのでしょう。

 一見白っぽい地味なガのようですが、よくみると白地に淡い黄色の帯があり、薄墨のような色の連続した紋が入る綺麗なガです。

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