大阪アンダーグラウンドのRETURNSがやってきた! ランと菌類〈大阪市立自然史博物館〉
地球の中身から足元の地面の下を教えてくれる大阪アンダーグラウンドRETURNS展。

地面の下で見えないのが菌類。
菌類にはいろいろな種類があります。
植物に病気を起こすものがいますが、水や養分などを渡し、かわりに栄養をもらいながら共生するものもいます。
それがツチアケビの模型で再現されていました。
ツチアケビはランの仲間で赤い実がアケビの実の形に似ていることが由来。

根が露出した状態の模型の端にはキノコの模型が。
ナラタケです。

解説写真を見ると白いツチアケビの根に刺さる黒いひものようなものがナラタケの菌糸束のようです。

ただ、ツチアケビとの関係は共生ではないようです。
光合成をするランは菌類に栄養を渡していることもあるそうですが、ツチアケビは光合成をしないラン。
根の細胞に入ったナラタケの菌糸束を消化しているというか、食べているとか。
栄養はナラタケからとっているようです。
でもよく見るとツチアケビがナラタケを捕まえているのではなく、ナラタケの方からツチアケビの根に入り込んでいるようです。
損ばかりしている、と言うか食べられているのに、どうして自分から向かっていき、離れないのか。
生き物の世界は不思議だらけです。
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