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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

黄色い巨鳥で狭山池の鳥たちがかわっていく?

 築造1400年を迎えた狭山池。
 巨大な黄色い鳥が現れました。

 今から1400年前。奈良時代。
 流域に洪水をもたらす大蛇を封じるため、狭山の地に修験者が遣わした黄色い大鳥の式神が時を経て現代に蘇った。
 のではありません。
 オランダ人アーティスト、フロレンティン・ホフマンさんの現代芸術作品「ラバー・ダック」です。

「ラバー・ダック」
ラバー・ダック

 この狭山池のラバー・ダックについて、批判的な意見を目にしました。
 そのホームページによると、巨大なラバー・ダックを鳥が怖がるというのです。
 言うなれば、狭山池の鳥環境破壊でしょうか。
 確かにラバー・ダックの周りには鳥はいませんでした。
 でも、なんかすっきりしないのでちょっと考えてみました。

 冬の狭山池は多くの水鳥がやってきます。
 でも、4月初旬のこの日はラバー・ダックのまわりどころか、池中に冬の水鳥はいませんでした。
 2週間ほど前には、ちょっと離れた錦織公園の池にもすっかり冬の水鳥はいなくなっていましたので、そういう季節なのかもしれません。
 それに年中池にいるカワウやアオサギ、それにオオバンなどはたくさんいました。

カワウにアオサギにコサギにゴイサギにホシゴイ(ササゴイ幼鳥)
水鳥

 池のまわりがおよそ3キロ弱の狭山池。
 いくらラバー・ダックが大きいからといっても、狭山池全体に影響があるとは思えません。
 それに近くにある給水塔がラバー・ダックと同じくらい。
 大きさが影響あるようにも思えません。
 ただ、風に吹かれてゆっくりと動きますのでそれを怖がるかもしれません。

 ちょっと離れたところにある錦織公園の水鳥が多い奥の池と比べると、狭山池の特徴が見えてきます。
 どちらも見られる水鳥はだいたい同じ。
 ただ、奥の池は小さいので数は全然ちがいますし、種類もすこし少なめ。
 そんな小さな池ですが、オシドリが毎年やってきます。
 ところが狭山池にはやってこないようです。
 すくなくとも、ここ数年見たことはありません。

錦織公園の奥の池のオシドリ
オシドリ

 オシドリは人影を嫌います。
 奥の池は谷間をせき止めてつくった入り組んだ形の池のため、人の目が届かないところがいくつもあります。
 それに対して狭山池は、周遊路が一周し、多くの場所から池全体を見渡すことができ、鳥が隠れる場所がありません。
 鳥がたくさん集まる大きな狭山池ではなく、小さな奥の池をオシドリが選んだのも納得できます。

 実は錦織公園の奥の池も一部に遊歩道があり、それがオシドリがよくいるところのすぐ近くを通っていたりします。
 ところが、遊歩道と池の間を木々が遮り、オシドリからも人間からもお互いが見えなくなっているのです。
 ということは、狭山池も人の目が届かないところをたくさん作れば、オシドリもやってきても不思議はありません。

大きなラバー・ダックも遠くから見ればこんな感じ
狭山池

 それで狭山池のラバー・ダックはどうかというと、単純に鳥のことを考えるとよくないでしょう。
 必要のないものをわざわざ池に置いて、そこに人間が集まってくるのですから。
 でも、現実的には、池全体が人間の視線にさらされていることを思えば、ラバー・ダックよりもそちらのほうが大きな問題のように思えます。

 住宅地のただ中にある狭山池の鳥たちを守っていく上で、大切と思われることのひとつは、できるだけ多くの人に存在を知ってもらうこと。
 特に地元地域の人に。
 そのためには、多くの人に池に来てもらうことは決して悪いことではないと思います。
 ラバー・ダックで地域の人も狭山池に来る機会ができたのであれば、まったく無駄なことではないと思います。
 ベストの方法ではないと思いますが。

ラバー・ダックの画像は別館にもあります。
【いきもの を ぱちり! 狭山池にラバーダックがやってきた!】

■参考外部リンク■
現代アート・『ラバー・ダック』が狭山池にやってきた/大阪狭山市ホームページ

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タグ: ラバー・ダック  狭山池  環境  自然  野鳥 

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theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

金剛山のモミジ谷の堰堤ビオトープの更新


 10月末に金剛山のモミジ谷に行ってきました。

 大阪と奈良の境にある金剛山。
 その北側の水越峠(みずこしとうげ)からの道の中からでも好きな道の一つです。



 この日はモミジ谷のとなりのサネ尾を登って、モミジ谷を下るコースを選びました。

 サネ尾は右がスギやヒノキの針葉樹の植林、左が広葉樹林、道はその狭間の尾根という、おもしろい道です。

 途中谷に降りる道がありますが、尾根を登りつめるとダイヤモンドトレールに合流して、鳥居のところに出ます。

 そのまま山頂広場へ行き、昼食。

 そして下山。



広葉樹と針葉樹の間を歩くサネ尾
広葉樹と針葉樹の間を歩くサネ尾




 モミジ谷の上流は道も無くなり沢の中を歩くことになるのですが、何度もきているので大丈夫大丈夫と思って上流部へ下ってみると。

 なんか様子が変です。

 V字の狭い谷の沢には角張った花崗岩(かこうがん)の岩が転がっていたはずなのですが、花崗岩の岩盤がむき出しになっています。



 足を滑らさないように気をつけながら水が流れる岩盤の上を歩いて行くと、「道」がなくなっています。

 モミジ谷の上流は岩盤が飛び出し小さな滝がいくつもあるのですが、そこに流木と岩が絡んで谷を塞いでいます。

 水は流木の隙間を流れているのでダムにはなっていませんが、道は完全に断ち切られています。

 台風18号の影響です。



流木で塞がれてしまったモミジ谷支流の小さな滝
流木で塞がれてしまったモミジ谷支流の小さな滝




 流木に力を加えてきっちりと固定されていることを確認して、素早く降りていきます。

 それを何度か繰り返し、冬に凍る第六堰堤(だいろくえんてい)があるモミジ谷本流との分岐に到着。

 遠くから見るだけでも、まるで別のところに来たかのように風景が変わっているのがわかります。



 ここは谷が広くなっているところで、岩の間から草や小さな木が生えていたり、ところどころに苔が生えていたりとモミジ谷らしいところでした。

 それがまるで標高が高い山のように、白い花崗岩の岩が川原を埋め尽くしていました。



花崗岩の河原に変わってしまった支流から見たモミジ谷本流との分岐点
花崗岩の河原に変わってしまった支流から見たモミジ谷本流との分岐点


木々に覆われていた下流から見たモミジ谷本流支流の分岐点(2012年)
木々に覆われていた下流から見たモミジ谷本流支流の分岐点(2012年)
上の写真は左側の支流から見たものです。




 ここからガンドガコバ林道に合流するまで5つの堰堤があります。

 堰堤は大雨などで土石流がおきたときにその被害を減らすため、土石や流木を塞き止めて量を減らすことが目的。

 そのため堰堤の上は土砂がたまってちょっとした広場のようになっています。

 そこには様々な木や草が生え、時にはコケに覆われ、モミジ谷独特の風景を作り出していました。



 しかしどの堰堤の上も草はもちろん多くの木が流され、代わりに白い花崗岩と倒木が絡み合ったまま横たわるだけ。

 どこにも今までのモミジ谷の風景は残っていません。



石だらけになってしまった第4堰堤の上
石だらけになってしまった第4堰堤の上


もとはこんなに草と木に覆われていた第4堰堤の上(2012年)
もとはこんなに草と木に覆われていた第4堰堤の上(2012年)
上は上流から下流に向かって下は下流から上流に向かって




 金剛山のモミジ谷は六甲山のトエンティクロスよりも多くの沢渡を繰り返すのですが、所々で道が崩れ、川の流れも変わって、沢を渡るどころか沢の中を歩かなければならないところも出てきます。

 台風18号は近畿のあちこちで大きな水による被害を出しましたが、その爪あとは金剛山にもくっきりと残っていました。



 堰堤は人間が作ったもの。

 堰堤によってつくりだされたモミジ谷の風景は、人間と川の流れによって作られたもの。

 しかも氾濫する川の上に作られた儚(はかな)い自然。



 しかしそういう場所にも、そういう場所だからこそ育つ植物があります。

 モミジ谷の堰堤の風景は一度リセットされてしまいましたが、次はどのような形で自然が育っていくのかを楽しみにしていこうと思います。



◆タグ モミジ谷 金剛山 川のビオトープ ビオトープ ◆

■参考外部リンク■
金剛山登山道情報(金剛山のホームページ)
金剛山を歩く


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タグ: モミジ谷(金剛山)  金剛山  川のビオトープ  ビオトープ  台風  台風18号(2013)  モミジ谷遷移 

theme : 山登り
genre : 趣味・実用

源流まであとわずかの谷で出会った水生生物 金剛山の狼谷


 大阪と奈良の境にある金剛山(こんごうざん)。

 その北側にあるモミジ谷。
 いくつもの谷に分かれます。

 その一つの狼谷。
 モミジ谷の西側を山頂に向って伸びています。



金剛山の位置



 真夏の8月の狼谷。

 モミジ谷も狭いですが、狼谷はもっと狭い谷です。

 入ってすぐ道はなくなります。

 というか、沢を歩くことになります。

 べつに沢登の道具は必要ありません。
 防水してある登山靴で歩けるくらいの水の量です。



この記事にはの画像があります。





倒木だらけの狭い狼谷
倒木だらけの狭い狼谷




 そんなところだから沢に生き物なんていないだろうと思いつつ、足元の花崗岩(かこうがん)の石をひろってみると。

 いました。

 ひとつは水生昆虫。

 まだ小さく形がはっきりしませんが、くろい二つの目と平たい体、2本の尾。

 ヒラタカゲロウの仲間の幼虫でしょうか。



狼谷のヒラタカゲロウの仲間?の幼虫
狼谷のヒラタカゲロウの仲間?の幼虫




 そして同じ石にいたのは体を「C」型に曲げて横になったまま動いています。

 おそらくヨコエビの仲間でしょう。



狼谷の小さなヨコエビ
狼谷の小さなヨコエビ




 カゲロウは昆虫で、幼虫は水の中に住んでいますが、成虫になると翅(はね)をはやして飛ぶことができます。

 それで飛んできて卵を産(う)んだのでしょう。

 しかしヨコエビは甲殻類(こうかくるい)。
 空を飛ぶ事はできません。

 こんな小さい体でこんな上の方まで登ってきたのでしょうか。



生き物がいたあたりの狼谷<
生き物がいたあたりの狼谷




 こういった水も食べ物も少なそうな所に生き物がいると思えなくてちょっとびっくりしました。

 でも水生昆虫の天敵は魚。

 さすがにこんな水の少ないところには魚はいないでしょう。

 ということは、虫たちには必ずしもひどい場所ではないのかもしれません。



 たまったま拾った石に2匹の虫が。
 意外と生き物が多そうです。

 機会を改めて狼谷のビオトープトレッキングをしてみたいと思います。



狼谷は高度な登山技術が必要な場所ではありませんが、道もわかりにくくある程度の登山の知識と経験が必要と思われます。


◆タグ 金剛山の虫 モミジ谷 金剛山 水生生物 ◆

■参考外部リンク■
金剛山登山道情報(金剛山のホームページ)
金剛山を歩く

身近な川の水生昆虫を調べてみよう!兵庫県立 人と自然の博物館


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タグ: カゲロウ  ヨコエビ  金剛山の虫  金剛山  狼谷  きれいな川の生き物  川のビオトープ  ビオトープ  水生昆虫  水生生物 

theme : 博物学・自然・生き物
genre : 学問・文化・芸術

九頭竜川と氾濫といきもの


 福井駅から恐竜博物館がある勝山まで向かうえちぜん鉄道の勝山永平寺(かつやまえいへいじ)線。

 そのほとんどは九頭竜川(くずりゅうがわ)と並んでいます。



 福井県北部を流れる九頭竜川。

 「九頭の竜の川」とも「九つの頭の竜の川」とも読める名前の川です。

 えちぜん鉄道の車内アナウンスでは、よく氾濫(はんらん)するので「崩れ川」が由来となった、とか。

 歴史を見ても、この九頭竜川を治水するということは、とても重要なことだったようです。

 実際、勝山に向かう途中でも、広い河原が広がるところがあります。

 角のとれた大きな石が転がるところと畑にも田んぼに使われていない木に覆われたところがあり、堤防の内側で時折川が氾濫することを思わせます。



えちぜん鉄道福井駅のベンチの恐竜?
えちぜん鉄道福井駅のベンチの恐竜?




 「九頭竜」という字を見ると一つ少ない「八岐(やまた)の大蛇(おろち)」を連想してしまいます。
 これも島根県の斐伊川(ひいがわ)の氾濫を表しているという説もあります。

 また「くずりゅう」から「クトゥルー」を連想したときは、関係ないはずです。
 多分。



 今でこそ洪水になることが特別の事のように思われていますが、昔は川は洪水を起こすものでした。

 都市を作るためには平らで広い土地(平野)が必要です。

 平野にはかならずある川。
 いや、川があるからこそ平野ができるともいえます。

 そして川が平野を作るために必要なのが氾濫。

 昔から都市を維持することは洪水との戦い。
 都市を作るためには川の氾濫を止める治水の技術が必要でした。



えちぜん鉄道の列車から見た九頭竜川その1
えちぜん鉄道の列車から見た九頭竜川その1




 治水が進んだ今でも川が氾濫し、時には人命を失うほどの大きな被害をもたらすことがあります。

 川の氾濫を異常気象のせいにするのも間違いではないと思いますが、そもそも川は氾濫するものだ、という意識は持ち続けるほうがいいように思います。

 そして気象の変化のサイクルは、時には人間の一生を大きく超えます。

 お年寄りが「生まれて初めて」の災害でも、その土地では当たり前のことかもしれません。



えちぜん鉄道の列車から見た九頭竜川その2
えちぜん鉄道の列車から見た九頭竜川その2
右端で銀色に光っているのが恐竜博物館?




 地球にとってはよくあることでも生き物にとってはめったにないこと。

 氾濫で根こそぎ持っていかれたとしても時間がたてばこのように生き物が復活するのかもしれません。

 とはいえそのような場所に生える植物は水辺が好きな植物。
 木も水辺が好きなハンノキやヤナギの仲間。
 草も栄養が乏しいところでも平気なものばかり。
 山に生える植物とは少しちがいます。

 いくら植物が育ったといっても、時おり起こる氾濫で大きな森になることは無いでしょう。

 しかし、長い時間が流れ、地形が変わって、川の氾濫が起きなくなると、どんどん植物が入れ替わっていき、最後は大きな森になるかもしれません。



◆タグ 川のビオトープ ビオトープ ◆

■参考外部リンク■
地域共生型サービス企業をめざします。 えちぜん鉄道株式会社


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タグ: ビオトープ  九頭竜川  川のビオトープ  えちぜん鉄道 

theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

夏休みの岩湧山の加賀田川源流の沢のビオトープの動物たち


 太平洋と瀬戸内海(大阪湾)を分ける分水嶺が走る和泉山脈。
 その支脈にあるのが岩湧山(いわわきさん)。

 大阪と和歌山の府県境はだいたい分水嶺にそっているので、岩湧山はまるまる大阪の山です。



この記事にはの画像があります。



岩湧寺と岩湧山の位置

 岩湧山への登山ルートは大きく分けて3つ。

 ひとつは紀見峠(きみとうげ)からのダイヤモンドトレール。

 その反対側の滝畑ダムからのダイヤモンドトレール。

 最後は山の中腹にある岩湧寺から。

 岩湧寺には参拝者用とは別に登山者などのために駐車場があり、最短のコースでは1時間あまりで山頂に立つことができます。



 岩湧寺は大阪の河内地方を流れる石川の支流の加賀田川(かがたがわ)の上流にあります。

 標高は500mを超え、897.7mの山頂まで400mほどのところ。
 川というよりも沢という感じですが、駐車場の近くには子供も遊べるような砂地で浅くて広いところもあります。

 夏休みのある日、そこで沢のビオトープの動物を探してみました。




子供も安心な浅くて流れも弱くて岩が少ない沢
ただし堰堤に注意!




節足動物門
昆虫綱
カゲロウ(蜉蝣)
カゲロウ目

ヒラタカゲロウの仲間?

幼虫です。
カゲロウの幼虫は特に川の上流部に多く、種類も豊富です。
それだけに、種類の見分けがつきません。
ヒラタカゲロウの仲間?

ということで、名前がついているものも「とりあえずこれかなぁ……」ということで、多分間違っているでしょう。
ヒラタカゲロウの仲間?

カゲロウは不完全変態で蛹(さなぎ)にはなりません。

幼虫から羽化したものは羽を持ちますが成虫ではなく亜成虫と呼ばれます。
亜成虫が水辺から離れるともう一度脱皮して成虫になります。
タニガワカゲロウの仲間?

トンボの幼虫のヤゴと同じように成虫になる前に小さな羽が背中にできます。
羽の部分が黒くてよく目立つので成虫になる直前の幼虫でしょうか。


ヒラタカゲロウの仲間?とタニガワカゲロウの仲間?
カゲロウは化石などから最初に翅(はね)を獲得した昆虫の一つと考えられ、その頃は翅も3対6枚持っていたようです。


トビケラ(飛螻蛄)
トビケラ目(毛翅目)

ムラサキトビケラ?

幼虫はカゲロウと同じように川の上流によく住んでいます。
幼虫は糸を吐き出していろいろなものを紡いで巣をつくります。
その巣によって種類を見分けることができますが、こちらもちょっと自信がありません。

カゲロウとちがってこちらは完全変態で蛹になります。
ホタルなどとちがって水中で蛹になり、羽化の前には蛹が水面に移動して、成虫が現れます。




軟甲綱
モクズガニ(藻屑蟹)?
エビ目(十脚目) イワガニ科 モクズガニ属

川の上流にいるカニはサワガニかモクズガニ。
これは子供のカニのようですが、サワガニは稚ガニも赤っぽい色をしているようなので、モクズガニでしょうか。
もちろん、同じとこにはサワガニも住んでいますが、この日は先客がすでにあちこち探しまわっていたので、もう見つけることができませんでした。



脊索動物門
条鰭綱
アマゴ(天魚)?
サケ目 サケ科 タイヘイヨウサケ属

小さな魚です。
ここの下に高さ数メートルの垂直の小さなダム(堰堤〉がありますので、魚は登れないでしょう。
ということで、上流に住んで産卵する魚でしょうか。
となると、アマゴ?
ただ、天然のアマゴは大阪にいないと言われますので、誰かが釣りのために放したもの?
そもそも、アマゴじゃないかもしれません。



両生綱
カジカガエル(河鹿蛙,金襖子)
無尾目 アオガエル科 カジカガエル属

山地の川に住み、吸盤が発達しているので上流の流れの早いところにも住みます。
鳴き声がきれいで江戸時代にはペットとして飼われていました。
夏の季語で、今でも夏の山のイメージの効果音に使われることがあります。
■参考外部リンク■
カジカガエル:カエルの鳴き声図鑑兵庫県立 人と自然の博物館





 沢のビオトープトレッキングは実ははじめて。

 水槽の中では写真を撮るのもなかなかたいへん。

 次はもう少しちゃんとした写真を撮れるように考えなければ。



 もちろん写真をとった後に生き物たちは川へ返しました。



◆タグ きれいな川の生き物 岩湧山 ビオトープ ◆

■参考外部リンク■
河内長野市 岩湧の森 「四季彩館」

カゲロウを調べるとき参考にさせてもらったページです
川の生き物かわ遊び・やま遊びのページ
カゲロウ図鑑・カワゲラ図鑑・トビケラ図鑑進化する昆虫図鑑
水生昆虫WEB図鑑日本産淡水魚の世界へようこそ!
大阪府水生昆虫図鑑 - トップページ
水生昆虫写真鑑
身近な川の水生昆虫を調べてみよう!兵庫県立 人と自然の博物館


身近な河川の
約75種
水生生物を紹介

水生生物ハンドブック

水辺の昆虫
約100種を掲載

わかる!図鑑8
水辺の昆虫


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タグ: きれいな川の生き物  岩湧山  カジカガエル  カゲロウ  トビケラ    淡水ガニ  水生生物  沢のビオトープ  ビオトープ 

theme : 散策・自然観察
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世界的な古代湖の琵琶湖と断層と山


 琵琶湖(びわこ)博物館C展示室の展望室からは、目の前に広がる琵琶湖とその後ろに聳える比良山地(ひらさんち)がよく見えます。



 比良山地は比良断層と花折断層(はなおれだんそう)に挟まれ盛り上がってできた山地です。

 琵琶湖博物館がある東岸は平野が広がり田んぼが広がっていますが、西岸の比良山地は琵琶湖から一気に立ち上がっています。



琵琶湖博物館C展示室の展望室から見た琵琶湖と琵琶湖大橋と比良山地
琵琶湖博物館C展示室の展望室から見た琵琶湖と琵琶湖大橋と比良山地
※画像スライドできます ⇒⇒




 琵琶湖西岸には比良山地の他にも山が連なっていますが、山々と琵琶湖の境には断層も連続。
 それらの断層を合わせて「琵琶湖西岸断層帯」と呼ばれています。

 今よりも南東の三重県北西部にあった琵琶湖がだんだん北西によってきて、琵琶湖西岸断層帯で盛り上がった山々に止められたような形になりました。

 そのため、琵琶湖の水深も西側の方が深くなっています。




琵琶湖博物館と比良山地の地図
中央下のチェックされているところが琵琶湖博物館
博物館のすぐ北の橋が琵琶湖大橋
その北の「蓬莱山」「武奈ヶ岳」があるのが比良山地




 早ければ数千年、もって10万年といわれる湖の寿命ですが、それが数百万年も続いているのが琵琶湖。
 今の場所に落ち着いてからでも40万年以上過ぎています。

 確認されている固有種だけで60種以上。

 琵琶湖は日本だけでなく、世界でも貴重な湖です。



 滋賀県立琵琶湖博物館では、琵琶湖の地理や生き物だけでなく人々の暮らしまで、自然科学から人文科学まで幅広く展示されています。





◆関連タグ◆ 〔琵琶湖〕 〔淀川水系〕


■外部リンク■
琵琶湖博物館インターネット展示室

●琵琶湖について
独立行政法人水資源機構 琵琶湖開発総合管理所
滋賀県琵琶湖環境科学研究センター

●琵琶湖周辺の断層について
琵琶湖西岸断層帯地震調査研究推進本部
三方・花折断層帯地震調査研究推進本部
※どちらも30年以内に地震が起きる確率はほぼ0%です。


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タグ: 琵琶湖  淀川水系  琵琶湖博物館  比良山地  琵琶湖西岸断層  古代湖  断層  ビオトープ 

theme : 博物学・自然・生き物
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淀川の流れは絶えずして、しかも琵琶湖の水のみにあらず。わんどを泳ぐ魚蝦は、かつ消えかつ生まれて、久しくとどまることなし。

 淀川(よどがわ)

 大阪の北部を北東から南西へ向かって二つに分けるように流れる一級河川、つまり国や地域にとって重要な川です。

 「淀川水系」というと上流の琵琶湖(びわこ)も含まれますが、一般的に淀川と呼ばれているのは大阪の北東で京都の南西のところにある島本町(しまもとちょう)八幡市(やわたし)で、宇治川(うじがわ)桂川(かつらがわ)木津川(きづがわ)が合流する「三川合流(さんせんごうりゅう)」から大阪湾までの約36km部分です。

三川合流から大阪湾までの淀川の地図




 滋賀・京都・大阪と大きな都市を流れる淀川ですが、実は固有種や絶滅危惧(きぐ)種が住んでいるという大都市を流れる川とは思えないところが特徴の一つです。

 貴重な生き物が住んでいるのは、上流に世界で3番目、日本で一番古い湖の琵琶湖があることが最大の理由でしょう。
 さらに川岸には芦が茂る場所が多く、また「わんど」と呼ばれる水のたまり場所があることも今まで貴重な生き物たちが残ってきた理由だといわれています。

海老江干潟あたりの淀川
海老江(えびえ)干潟(ひがた)あたりの淀川




 このように大きな都市をいくつも流れながらも、豊かな生態系を残している一級河川は日本でも数少ないでしょう。

 同じように大阪を流れる大和川には固有種がまったくいないことと対照的でもあります。

淀川河口付近
淀川河口付近




 このような貴重な生態系を維持しているにもかかわらず、大都市を流れる川ですからちょっとしたことで大きく環境が変わり、生き物が絶滅するかもしれません。

 それが固有種の場合はもう二度と元に戻ることはないでしょう。

 淀川を大切にしなければなりません。

大山崎から大阪湾に流れる淀川(ガーデンミュージアム比叡の展望台より)
三川合流して大阪湾に流れる淀川
(ガーデンミュージアム比叡(ひえい)の展望台より)

手前の右の大きな山が「天下分け目」の天王山(てんのうざん)、左の小さな山が石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)がある男山(おとこやま)
ここで三つの川が合流して淀川となります。
しばらく蛇行したあと、右手奥の大阪湾に向かってまっすぐ流れていきます。




◆記事ナビ◆ 〔淀川〕


■外部リンク■
淀川資料館

ガーデンミュージアム比叡






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都会の植え込みから自然あふれる山まで。
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