大きな実は目立つけど、小さな花は目立たないかも カカオノキ
人の背丈より大きな木の、小さな白い花。

カカオノキ。
アオイ科で、身近な植物はオクラにワタ、木なら街路樹に使われるアオギリの仲間。

チョコレートやココアの原料の実がなる木。
中央アメリカから南アメリカの熱帯地域原産と言われ、沖縄や小笠原などの南方以外の日本の気候にはあいそうにありません。
それでもチョコレートの原料になる植物だからでしょうか、植物園の温室ではわりと見かけます。
今回は大阪市の咲くやこの花館。
よく見ると枝のあちこちで咲いていますが、小さいので気づかず通り過ぎそうです。
実もなっています。
熱帯の植物なので花と実が同時に見られるのでしょうか。

実は花よりずっと大きく、中にはチョコレートの原料となるカカオ豆と呼ばれるタネが数十個入っています。
実はなんとなくチョコレートになりそうに思えますが、花はぜんぜんそう思えません。
ふしぎな植物です。

カカオ
加加阿・柯柯阿
Theobroma cacao
アオイ目 アオイ科 カカオ属

タグ: カカオ カカオノキ 白い花 熱帯の花 チョコレート ココア

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genre : 学問・文化・芸術