【 虫(節足動物以外)】

[カテゴリ リスト] 【表示記事リスト】
ビオトープ
┃《ビオトープとは
山・森・里山
川・湖・池
海岸・干潟・海
公園・緑地・田畑
都市
野鳥・鳥
モズ
哺乳類
爬虫類・両生類
恐竜と化石爬虫類

節足動物
甲虫
昆虫(甲虫以外)
甲殻類
虫(節足動物以外)
その他の海の動物
草花
野菜・食用作物
お茶
樹木
花木
果物・実
紅葉・黄葉・褐葉
コケ・シダ
その他植物について
微生物・菌類・細菌 等
地衣類
博物館・植物園・催事 等
季節
本・DVD・物語・伝承
架空・神話・創作
語彙集
フィールドワーク
リンク
ブログのご利用について

〔関連タグ リスト〕

〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

もう原始的とは言わせない? ナミウズムシ

 錦織公園で見つけたナミウズムシ
 通称プラナリア。
 結構面白くて変な生き物です。

この記事にはやわらかい虫の画像があります。


 分類をカブトムシや人間と比べて見ましょうい。

ナミウズムシカブトムシ人間(ヒト)
動物界
旧口動物新口動物
上門 冠輪動物上門脱皮動物上門
扁形動物門節足動物門脊索動物門
ウズムシ綱昆虫綱哺乳綱
ウズムシ目甲虫目霊長目
亜目 ウズムシ亜目カブトムシ亜目直鼻猿亜目
サンカクアタマウズムシ科コガネムシ科ヒト科
ナミウズムシ属カブトムシ属ヒト属

 見てのように人間とは思いっきり遠くて、カブトムシともかなり遠い生きものです。
 ナミウズムシのような扁形動物(へんけいどうぶつ)の特徴は、呼吸器も循環器も無いということ。
 消化器は一応はありますが、入口と出口は同じ、袋状になって体の中に広がっているだけ。
 食べ物は袋の中に広がり、吸収されます。
 呼吸は体の表面で行います。


 このような仕組みの欠点は、体を大きくすることができないこと。
 ですからほとんどが小さく、長さが1mを超すようなオオミスジコウガイビルでも幅は1センチもありません。
 ナミウズムシも含まれるプラナリアの仲間は、体がバラバラにされても、それぞれが一つのプラナリアに成長できます。
 それも、このような単純な仕組みだからかもしれません。

 それでも頭はあり、2つの目や神経が集まった脳もあります。
 頭の上に2つの白い部分があり、中には瞳のような黒い点があります。
 ちょっと寄り目のようにみえて可愛いのですが、光を感じる程度で、人間のように物の形が見えるわけではありません。


 観察してみると、意外と動くのが早く、泳ぐようにスイスイと這っていきます。
 小さなケースの縁から逃げようとするのですが、さすがに水のないところへは行けないようです。
 一緒に捕まえた甲殻類のミズムシは逃げていってしまいましたが。


 呼吸器も循環器もないような単純な体の作りで、原始的な生き物とされています。
 でも、気がつかないだけで、当たり前の生き物として繁栄しているのですから、原始的というより、複雑にする必要がないほど十分な作りなのでしょう。
 ナミウズムシ、おそるべし。

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: ナミウズムシ  プラナリア  扁形動物  錦織公園の虫  水生生物  底生生物  指標生物  錦織公園 

スポンサーサイト

theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

錦織公園源流に住むきれいな水を好む超復元生物プラナリア!

 ナミウズムシ。
 別名はプラナリア。
 体を2つに切ると2匹に、3つに切ると3匹に分身する強力な再生能力備えた動物。
 ただし、結構小さい。

この記事には小さな虫の画像があります。


 里山公園の錦織公園にも、います。
 北海道以外の日本に普通にいますが、わりと水のきれいなところにに限られるようです。
 それがなぜ住宅と田畑に囲まれた公園に?
 錦織公園は羽曳野丘陵の南端にありますが、まわりより高くなっています。
 公園から流れ出る川はあっても、流れ込む川はありません。
 つまり、源流だらけなのです。

 遊具がいっぱいあるやんちゃの里の奥、アメンボ池に流れ込む小さな沢。
 その水は奥の谷から流れてきます。
 ここも源流。
 ただ、落葉が積もった中から出てくるので有機物が溶け込んでいるのでしょうか、バクテリアが増えてちょっと赤く染まっています。
 その沢にいるのが、ナミウズムシ。

錦織公園のナミウズムシ 方眼は5ミリ

 ナミウズムシは、環境省の水生生物で調べる水質の指標、環境評価法ではスコア7。
 水質は良好。
 この沢にはほかにオナシカワゲラと甲殻類のミズムシがいます。
 それぞれのスコアは6(良好)と2(良好とはいえない)。
 3種平均で5。
 やや良好。
 汚いところに住むミズムシが足を引っ張ってます。
 落葉のせいかな?

■参考外部リンク■
環境省_「水生生物による水質評価法マニュアル-日本版平均スコア法-」及び「河川生物の絵解き検索」の公表について

新訂 水生生物ハンドブック

新品価格
¥1,512から
(2018/3/8 20:27時点)

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: ナミウズムシ  プラナリア  水生生物  川虫  錦織公園  錦織公園の虫  水質評価法  日本版平均スコア法 

theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

雨の中のぐねぐねはこれからどこへ行く?

 ヤマナメクジと出会った同じ日。
 実はシロマダラと出会ったのも同じ日だったのですが、ほかにも出会った生き物がいました。

この記事にはハリガネムシの画像があります。


 雨が降り続くアスファルトの上に細い紐が落ちてました。
 よく見ると、ぐねぐね動いています。
 長さは20センチあまり。
 色は黒っぽい小豆色? それとも焦茶色?
 ミミズのように伸び縮みはしないようです。
 ただぐねぐねするだけ。
 手足はもちろん、頭もなにか器官のようなものは見えません。


 こんな生き物はひとつしか思い当たりません。
 ハリガネムシ。

 ハリガネムシは、カマキリなど昆虫に寄生する類線形動物。
 消化器や循環器を持たない筋金入りの寄生虫です。
 色々な生き物を渡り歩き、最後にカマキリなどに寄生し、寄生した虫(宿主)の行動をコントロールして水場に行かせ、体内から水の中に出て交尾をして次世代につなぎます。
 水中で生まれた幼虫は、水生昆虫に寄生し、宿主が羽化した後、カマキリなどの肉食昆虫に食べられ、そこで成虫になると考えられています。


 今は水はありますが、ここは道路の上。
 雨が上がるとカラカラに乾いてしまいます。
 このハリガネムシがどこから来たかはわかりませんが、雨水を集める雨水桝(うすいます)にでも入らなければ、次世代に繋ぐことはできません。
 仮に雨水桝に入っても、そこから川に流れ出なければ時間のちがいはなくてもいずれ干上がってしまうでしょう。
 前途多難です。

おもしろい! 進化のふしぎ 続ざんねんないきもの事典

新品価格
¥972から
(2017/11/7 21:23時点)

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: ハリガネムシ  寄生虫  類線形動物  へんな虫 

theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

ただのヤマナメクジと思ったら、秋田県からやってきた奴? 大仙山蛞蝓

 雨の錦織公園。
 雨が降ると気分が滅入り、濡れるのが嫌なので行動範囲も狭くなり、暗くて写真を撮りにくくなり、生き物たちも雨をしのげるところに隠れてる。
 でも、雨の時ならではの出会いがあります。

この記事にはナメクジの画像があります。



 この日の出会いはヤマナメクジ(山蛞蝓)。
 山に住む在来種のナメクジ。
 特徴は、でかいこと!
 長さは最大20センチ。
 そう、長さが20センチのナメクジです。
 幅もそれ相応。
 でかい!!

 錦織公園では稀に出会うナメクジです。
 雨降りの日にはほとんどこないためか、在来種のナメクジ(Meghimatium bilineatum)にはまだ出会っていませんし、外来種のチャコウラナメクジに一度出会っただけ。
 それに対して、ヤマナメクジは三度。

定規が裏返しになっていますが10センチ級ヤマナメクジ

カタツムリより触角が短いのが特徴

 ところが、出会うヤマナメクジには2タイプあります。
 背中がつるっと茶色いものと、背中に黒い筋と斑模様があるもの。

黒筋斑の15センチ級ヤマナメクジ

 ハンディ図鑑で調べても、在来種の巨大ナメクジはヤマナメクジだけ。
 外来種なら大きいのもいますが、見た目はいかにも外来種っぽい。
 ナメクジが含まれるカタツムリの仲間は雌雄同体。
 1匹がオスとメス両方の機能を持ちます。
 つまり、外見でオスメスのちがいはありません。
 というか、「オス」や「メス」という性別がないのです。

 同じ種でも、まるでちがう種類のような模様の生き物は珍しくないの、ずっとそんなものかと思っていました。
 かなり「もやもや」していましたが。

ちょっと濃い目の斑無しタイプ

 そのもやもやが、少し晴れてきました。
 実は、ヤマナメクジには亜種がいたのです。
 「亜種」は同じ種ですが、ちょっとちがう特徴を持ったグループのこと。
 名前はダイセンヤマナメクジ(大仙山蛞蝓)。

 「ダイセン」と聞くとすぐ思い出すのが、鳥取県にある日本百名山の山。
 ところが百名山の「だいせん」は「大」。「大きな山」。
 ヤマナメクジの「だいせん」は「大」。「大きな仙人」。
 「大仙」は秋田県にある市の名前ですが、ダイセンヤマナメクジの分布は西日本。
 秋田県大仙市が由来ではないようです。

 ほかに「大仙」と聞いて思い浮かぶのは、世界一面積が広い墓と言われる「仁徳天皇陵(にんとくてんのうりょう)」。
 仁徳天皇の陵墓と宮内庁が主張する前方後円墳です。
 学術的には被葬者は不明で、仁徳天皇ではないとされます。
 ということで、歴史学的には「大仙陵古墳(だいせんりょうこふん)」と呼ばれます。
 そう「大仙」。

大仙陵古墳

 これは古墳がある場所の地名でもあり、現在でも「大仙町」として残っています。
 ということは、仁徳天皇陵でみつかった?
 そもそも仁徳天皇陵は100年以上立入禁止なので、それはないでしょう。
 じゃあ、「大仙」の由来は?

 ヤマナメクジの謎が更新されました。

 余談ですが、ヤマナメクジも寄生虫の広東住血線虫(かんとんじゅうけつせんちゅう)を持っている可能性があるので、むやみに触ったりしないほうがいいようです。

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: ダイセンヤマナメクジ  ヤマナメクジ  ナメクジ  錦織公園の動物 

theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

謎のちっちゃいカタツムリ 少し解けてきました!

 秋雨の中で出会った謎の小さなカタツムリ
 カタツムリというととても身近な生き物ですが、実は、とても種類が多く、分類がかなり難しいのです。
 そして同じ種類でも地域差や個体差が多く、素人がおいそれを手を出せない怖さがあります。
※個人の感想です。

 そんな「謎のカタツムリ」のヒントをいただきました!
 ブログ「相生山からのメッセージ」のアイさんから資料を紹介していただきました。
 アイさんは相生山と呼ばれる名古屋市の丘陵に残された自然環境を保全されていて、ブログをよく参考にさせてもらっています。

 それで、あっという間によく似たカタツムリを発見。
 ナミヒメベッコウ。
 さらにいろいろたどっていっても、やっぱりナミヒメベッコウ。


 ただ、色んなサイトの「ナミヒメベッコウ」を見ると、殻の色も模様もさまざま。
 気持ちよく「ナミヒメベッコウ」とはいえません。

 まだ納得できるところまではいっていませんが、前進しています。
 ほんと、カタツムリは、むずかしい!

■参考外部リンク■
相生山からのメッセージ

カタツムリハント?フ?ック

新品価格
¥1,728から
(2017/9/22 21:56時点)

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: ナミヒメベッコウ  カタツムリ  錦織公園 

theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

秋雨の中で出会ったちっちゃなカタツムリは謎のカタツムリ

 秋雨の里山。
 ちっちゃなカタツムリがいました。
 カタツムリは動きがのんびりなので、色んな角度で写真撮って、図鑑で確認。


 このカタツムリの特徴は、ちっちゃいこと。


 そして殻の巻数がちょっと多いこと。
 よく見かけるカタツムリの殻は5~6巻き。
 ところがこのカタツムリは6~7巻き。


 そして、殻を横から見ると、三角じゃなくて、丸くなっています。
 よく見るカタツムリは、殻を横から見ると、三角。
 とんがるか、つぶれるかのちがいはありますが、三角。


 かなり特徴的なカタツムリです。
 図鑑ではヤマタカマイマイが近いような気がします。
 なだらかに盛り上がった殻や黒い斑模様(火炎彩)もよく似ています。
 大きさがちがうので、幼貝?
 しかし、Webでいろいろ画像を見ていると少し形が違うようです。
 そしてににより小さいのに多い巻数。
 カタツムリは、成長いていくにつれ、殻の口のところを伸ばすようにして巻数を増やしていきます。
 1センチに満たないのに、ほかのカタツムリよりも多い巻数ということは、おそらく、このカタツムリは子供ではありません。


 となると、もう、図鑑には載っていません。
 ふしぎな謎のちいさなカタツムリ。
 自然の生き物は、奥深い!

カタツムリハント?フ?ック

新品価格
¥1,728から
(2017/9/22 21:56時点)

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: カタツムリ  錦織公園 

theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

梅雨の森のちょうどいい感じのカタツムリ

 梅雨の里山でちょっとかっこいいカタツムリが。


 よく見るクチベニマイマイやナミマイマイとちがって全体が少し黒っぽく、全体にまだら模様。
 貝殻の高さ(螺塔)もなだらかでちょうどいい感じ。
 渦巻きも6層で、ちょうどいい感じ。
 軟体部も黒っぽくて長いのもいい感じ。



 このカタツムリは、多分、コベソマイマイ。
 森に住むカタツムリです。


カタツムリハント?フ?ック

新品価格
¥1,728から
(2017/7/24 21:48時点)

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: コベソマイマイ  カタツムリ  森のカタツムリ 

theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

二十四節気・七十二候
プロフィール

ノート

Author:ノート
都会の植え込みから自然あふれる山まで。
フィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

検索フォーム
カレンダー
06 | 2018/07 | 08
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
bk1
リンク
BLOG & NEWS | 動物プロダクション SCIENCE FACTORY ltd.
けろんの100円で昆虫採集!
相生山からのメッセージ
ななこの『生き物のお世話』ブログ
雑記帳~身の回りの出来事やら自然やら~
とある昆虫研究者のメモ
ACTOW
徳川広和・恐竜・古生物・模型・フィギュア作品ギャラリー
コトラ&ミーのこんにちは ご近所さん
すみれ奏へようこそ
そぞろ歩き
デジカメ・昆虫・写真
くろねこのチラシの裏
どくだみ荘日乗
故郷の廃家
とらログ
ようこそ大阪市立自然史博物館へ
インターネットミュージアム
いきもの を ぱちり!
管理画面
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

最新トラックバック
QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
最近記事のRSS
最新コメントのRSS
最新トラックバックのRSS
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる