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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

実は彼らは身近にいます まみじろはえとり

 公園の枯れ枝の上に小さなクモがいました。
 おそらくハエトリグモの仲間。

この記事にはの画像があります。


 8本の足で立ち、体をこちらへ向けています。
 頭と胸が一緒になった頭胸部は概ね四角。
 目が並ぶ正面がまっすぐ平ら。
 たしかにハエトリグモのようです。


 特徴的なのは、頭胸部の全面、目が4つ並ぶところの上に白い帯。
 日本のハエトリグモがほとんど載っているという『ハエトリグモハンドブック』で調べてみると、この特徴を持つのはマミジロハエトリ。

Evarcha albaria

 頭胸部の黒、腹部の白と茶色、関節のところが白くなってる黒い脚。
 マミジロハエトリのオスのようです。

 「マミ」は辞書で調べると「目見」がでてきます。
 「目見」は目つきや眼差しのこと。
 どう見ても白いのは目ではなくその上。
 変ですが、「まみ」には眉の意味もあるので「眉白蝿取」ならこのクモにぴったり。

マミジロハエトリ

 北海道から九州まで分布し、平地から山地まで生息している身近なハエトリグモの一つ。
 巣を作らないし小さいので目立ちにくいですが、ハエトリグモは身近にいます。

マミジロハエトリ
Evarcha albaria (L. Koch, 1878)
鋏角亜門 クモ綱 クモ目 ハエトリグモ科 マミジロハエトリグモ属

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幼虫はイカツい虫です

 木の枝の上に虫がいました。

この記事にはの画像があります。


 枝の上を早足で移動する様子はカメムシ?


 なんか、肩のところにトゲがあるように見えます。

 止まったところを写すと。
 たしかに黒いトゲがあります。
 背中に翅はないので、幼虫?


 この虫はウシカメムシの幼虫のようです。
 牛と言うには角は肩のところですが、牛の顔を正面から見てると想像すれば、たしかに雄牛が睨んでいるように見えないこともないような。

 幼虫ですでにこのようなので、成虫になったらどれだけイカツくなるかと思ったら。

 肩の角はあるものの、なんかすこしおとなしくなったように感じます。

以前出会ったウシカメムシの成虫

ウシカメムシ
牛亀虫
Alcimocoris japonensis(Scott, 1880)
カメムシ目 カメムシ亜目 カメムシ科 ウシカメムシ属

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危険じゃなさそうなのが実は危険 チャイロスズメバチ

 樹液を求めていろいろな虫が集まるクヌギ。
 以前は昼間でもカブトムシがいたのですが、最近はスズメバチの仲間とタテハチョウの仲間、他には無数のハエ類など。
 カブトムシはみかけません。

この記事にはの画像があります。


 中型のスズメバチに混ざって、妙に日焼けしたスズメバチが。
 いや、生きた虫が日焼けはしないでしょうから、茶色いスズメバチが。


 チャイロスズメバチ。
 名前の通り茶色のスズメバチ。
 スズメバチが黒と黄色の目立つ縞模様なのは、まわりに自分は危険な生き物だと知らせるための警告色と言われます。
 ならば地味なチャイロスズメバチは危険じゃないのかというと、そうではないようです。
 むしろ攻撃性が高く危険とか。


 樹液を食べているときのスズメバチはこちらのことなど全く無視で、横取りしようとする他の虫たちにしか興味を示しません。
 ところがチャイロスズメバチはこちらを意識しているようです。


 というか、チャイロスズメバチがいるのは幹と樹皮の隙間。
 もしかして、巣がある?

 退散しました。

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タグ: チャイロスズメバチスズメバチ

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名前にはごまかされない。シオカラトンボ? オオシオカラトンボ?

 公園で見かけたトンボ。

この記事にはの画像があります。


 黒と黄色ですが、縞になっていないのでトラっぽくありません。


 シオカラトンボのメスのように見えますが。


 腹部の先のほうが下側に膨らんでいるので、オオシオカラトンボのメス?


 シオカラトンボとオオシオカラトンボはオスもメスもよく似ています。
 別角度では翅の付け根が黒っぽく見え、先もわずかに黒いので、やっぱりオオシオカラトンボのメスのようです。
 名前は大きなシオカラトンボですが、それほど大きくありません。


 昆虫は種類が多いので似たものもたくさん。
 どの昆虫か探すのも時には一苦労。
 そこが楽しいところです。

オオシオカラトンボ
大塩辛蜻蛉
Orthetrum melania melania (Selys, 1883)
トンボ目 トンボ科 シオカラトンボ属

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身近な生き物だからといってすべてがわかっているわけではありません。ヨコジマオオハリバエ

 生き物観察をしていると、近くの草にとまったアブ?
 けっこう大きい。

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 ヨコジマオオハリバエ。
 アブじゃななくてヤドリバエ科のハエでした。


 ハリバエの仲間は幼虫が他の昆虫に寄生します。
 当然寄生する昆虫よりは大きくありません。
 ヨコジマオオハリバエは普通のハエよりも大きく、図鑑などでは体長19mmとあります。
 どんな昆虫に寄生するのでしょうか。
 植物の上に幼虫を産み、幼虫はその植物に訪れた昆虫に取り付く、という説明を見ました。
 まるでツチハンミョウです。
 ツチハンミョウのようにハナバチに巣まで運んでもらうのでしょうか。


 身近な生き物だからといって、わからないことだらけ。
 種類が多い昆虫ではよくあること。

 生き物のおもしろいところです。

ヨコジマオオハリバエ
横縞大針蠅
Servillia jakovlewii
ハエ目 短角亜目 ヤドリバエ科 セスジハリバエ亜科

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岩湧山の登山道で出会ったセンチコガネの仲間は、やっぱり?

 大阪南部の低山、岩湧山の登山道で出会ったセンチコガネの仲間。
 光沢がきれいな甲虫。

この記事にはの画像があります。


 このあたりにいそうなセンチコガネの仲間は、オオセンチコガネと、センチコガネの2種。
 見分け方は、頭部の平らなところが半円形ならセンチコガネ、台形っぽい三角形ならオオセンチコガネ。


 このセンチコガネ類は。



 半円形。
 センチコガネでした。

 大阪と奈良・和歌山の府県境に連なる生駒山地・金剛山地・和泉山脈で出会うのはいつもセンチコガネ。
 不思議です。

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タグ: センチコガネセンチコガネ類コガネムシ甲虫夏の虫岩湧山の虫岩湧山

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タマムシはきれいなだけじゃなくてかっこういいな!

 久しぶりのタマムシ。
 キラキラ輝く甲虫の仲間。

この記事にはの画像があります。


 タマムシの名前を出すと必ずといっていいほどついてくるのが玉虫厨子。
 仏像などを室内に安置するためのもの。
 その装飾に使われたほど、タマムシの鞘翅は美しい。
 ということらしい。

 実際、タマムシの翅はきれいです。
 これは構造色といういろいろな色の光を複雑に反射して色々な色に見えるもの。
 構造色を持つ虫、特に甲虫は数が多く、その中でもどうしてタマムシが選ばれたのでしょうか。
 よくわかりませんが、単純に大きいから、のような気がします。

玉虫

 どの虫が一番かはともかく、タマムシがきれいなのは確か。

 えのきやけやきなどを食べる植物食ですが、顔を見ると複眼が大きく、昭和の仮面ライダーのよう。
 強うそうな顔です。

タマムシ

タマムシ
玉虫、吉丁虫、金花虫
Chrysochroa fulgidissima (Schonherr, 1817)
甲虫目(鞘翅目) カブトムシ亜目 タマムシ科 ルリタマムシ属

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フィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

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