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冬の里山の落葉の下の生き物たち 天使の羽を持った小さいな雪だるまみたいな虫

 冬の里山の落葉の下の生き物の中に、見たかった虫がいました。
 マルトビムシ。

この記事にはの画像があります。


 名前のようにトビムシの仲間ですが、細長い体のトビムシとちがう姿。
 頭は丸く、体は胸部と腹部が一つになって丸くなっています。
 頭の小さい丸と体の大きな丸。
 ちょうど雪だるまのようです。
 そんな虫が落ち葉の下から見つかりました。


 ところが。
 写真撮って画像を拡大してみると、なんかヘンです。
 大きさは2ミリほどでマルトビムシの範囲ですが、触角がなんか糸のようにクニャッとした感じです。
 トビムシの触角は節状になっていてカクカクしています。


 そして腹部をむると、あるはずのものがない!
 それは名前の由来となった飛び跳ねるための跳躍器。
 頭の方に折りたたんだ先が分かれた棒状の器官。
 これをはじいてぴょんと飛びます。
 小さい虫なのでまるで突然消えてしまったよう。

腹部には跳躍器がありません

 多くのトビムシにあり、もちろんマルトビムシにもあるはず。
 じゃあ、この虫は一体なに?

 画層を拡大してみると、トビムシにはないものが見つかりました。
 翅(はね)。
 ただし、天使の羽のように飛べそうにない小さいもの。

背中にヤゴのような小さい翅があります

 トビムシの分類は 六脚亜門 内顎綱 トビムシ目。
 よくいる昆虫は 六脚亜門 昆虫綱 有翅下綱。
 そう「有翅」、翅があるのです。
 つまり、トビムシには翅がない。
 ということは、この虫はマルトビムシどころか、トビムシですらありません。

 いろいろ調べてみると、どうやらチャタテムシの幼虫。
 チャタテムシの分類は
 六脚亜門 昆虫綱 有翅下綱 新生類 準新翅亜節 カジリムシ目。
 簡単に言うと、サナギにならないけど結構進んだ体を持ってる昆虫。
 同じ準新翅亜節にはカメムシがいます。

 チャタテムシの仲間はカビを食べるということで、きっと落ち葉の下にいたのでしょう。
 マルトビムシではなかったのですが、チャタテムシもかわいい虫でした。

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タグ: チャタテムシ  落葉の下の生物  冬の虫 

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古い写真の中からみつけたいきもの こいつはでっかいハネカクシ

 昔の写真を見ていて見つけた虫。

この記事にはの画像があります。


 ちょっと大きめのハネカクシ。
 多分、コガタアリガタハネカクシ。

 今回、出会った場所は覚えています。
 高野山の大門のトイレ。
 実は、山や公園のトイレは虫との出会いポイント。
 トイレの壁はだいたい白っぽく、他は何もない。
 そこに虫がいるのですから、よく目立つのは道理。


 アリガタハネカクシはアリっぽく見えて、甲虫。
 カブトムシの仲間。
 甲虫の特徴は、固くなった翅でお腹を隠すこと。
 でもハネカクシは、お腹が出ています。


 翅がなくなっているように見えますが、小さくなった鞘羽の下に飛ぶための翅を隠しています。
 これが「ハネカクシ(羽隠)」の由来。
 こんな変わった甲虫ですが、種類が多いにも関わらず日本では研究する人が少なく、図鑑でも取り扱いが軽かったりします。
 このハネカクシは大きい方で見つけやすいので、図鑑で見つけることができたのでしょう。

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冬の落ち葉の下の生き物たち トビムシ

 ちょっと調べてみた冬の里山の落葉の下の生き物。
 ハネカクシに続く第二弾!。
 トビムシ。

この記事にはの画像があります。


 とても小さい虫。
 大きさはミリ単位なので見えないわけではありませんが、注意をしてなければ見逃してしまうような大きさ。
 でも、実はたくさんいて、ありきたりな虫。
 たとえば、花の植え替えをしているとき、小さな虫がいませんか?
 それも、「虫」と思ったら、一瞬で消えてしまったら、きっとトビムシ。
 お腹側に跳躍器があって、名前のように一瞬で飛んでいってしまいます。

 そんなトビムシを大きさ順に。

3.5mm背面


3.5mm腹面 跳躍器が見えます


3mm横面


2.5mm背面


2.5mm腹面 跳躍器が見えます


 トビムシは小さいだけでなくちょっとかわった虫。
 それは、翅がありません。
 もともと持っていたのが退化したのではなく、元から無いのです。痕跡も。
 実は、翅が生える前に別の道に進んでしまった昆虫なのです。

 だから古い姿のままかというと、口の周りにある大顎や小顎などのしくみが内側にへこんだ内顎類。
 これは独自に進化したもので、翅が無いからと言って決して原始的な形というわけではありません。
 トビムシたちなりに進化した結果で、だから翅が無くても何億年も生き残ってこれたのです。
 それに、数だけなら他の昆虫にも負けません。
 見えないだけで、落ち葉の下などには、ものすごくたくさんいます。

 嘘だと思ったら、虫眼鏡を持って落ち葉の下をのぞいてみてください。

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古い写真の中からみつけたいきもの こいつもやけど虫だよ青擬天牛

 昔の写真を見ていると、思わぬ出会いがあります。

 このブログをはじめるまえの写真はすっかり忘れているものばかり、思いがけない発見もあります。

この記事にはの画像があります。


 写したこともまったく覚えていない虫。
 壁の雰囲気からヒメクロゴキブリと同じ場所?

 やたらと目がでかいカミキリムシ?
 ところが、カミキリムシではありません。
 カミキリムシはカミキリムシ科。
 こちらはカミキリモドキ科のアオカミキリモドキ(青擬天牛)。


 カミキリモドキ科は
甲虫目>カブトムシ亜目>ゴミムシダマシ上科>カミキリモドキ科
 カミキリムシ科は
甲虫目>カブトムシ亜目>ハムシ上科>カミキリムシ科
 近い親戚ですが、ちがう種類です。

 カミキリモドキ科の仲間は、柔らかい体をしています。
 甲虫なのに、ヘンな虫。
 甲虫は体を硬くすることで防御していると考えられています。
 にもかかわらず、柔らかく進化したのは、他に防御策をもっているからかもしれません。。
 それがカンタリジン。
 触れると水ぶくれができる毒です。
 体液に含まれています。


 カンタリジンは、柔らかい系の甲虫がよく持つ毒。
 柔らかいのでうっかり潰してしまったら、水ぶくれができていまします。
 そういう甲虫は「やけど虫」と呼ばれることもあります。  昔、やけど虫をわざと腕で潰す度胸試しが、子供の間で行われていたそうです。

 しかし、柔らかい甲虫がカンタリジンで一矢報いたときは、おそらくそのまま命が尽きるような状態でしょう。
 毒は自分を守ることも救うこともできません。
 しかし、死なない程度の苦しい毒なら、もう二度と同じ虫を襲おうとは思わなくなるでしょう。
 見た目が同じ仲間を救うことはできるかもしれません。
 それが世代越えて「食べてはだめな虫」の情報が伝わるような動物なら、なおさら。

 体が硬い甲虫は相手が昆虫なら防御できることも多いと思いますが、鳥や爬虫類、哺乳類には役に立たないことも多いでしょう。
 実際、イタチやそれよりも大きい哺乳類の糞にコガネムシの破片が混ざっているの時折見かけます。
 そういう相手には、硬い体よりも毒のほうが効果が高いような気がします。

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冬の落ち葉の下の生き物たち ハネカクシ

 冬。
 変温動物にとっては活動できない季節。
 と思われていますが、果たして。
 ということで、里山の落葉の生き物をちょっと調べてみました。

この記事にはの画像があります。


 落葉の下の生き物を調べるというと、ツルグレン装置やベールマン装置ですが、今回は簡易ハンドソーティング。
 ツルグレン装置は、土の上から白熱灯の光と熱を当てて、中の生き物たちを下へ下へと追い立て、それを集めて一網打尽にする装置。
 土を水でひたひたにして同じことをするのがベルーマン装置。
 どちらも土の中にいる小さな生き物たちを調べるときによく使われる装置です。
 それに対して、一つ一つピンセットを使って土や落ち葉や虫をより分けていくのが、ハンドソーティング。


 諸事情で少々荒っぽくなったハンドソーティングの結果。
 まずは、ハネカクシたち。
 見た目はアリかハサミのないハサミムシのようですが、カブトムシと同じ甲虫。
 普通は胸半部と腹を覆う硬い鞘羽を小さくして、その下に飛ぶハネを小さく折りたたんでいるかわった甲虫。
 そして種類が多いのに研究者が少ない昆虫なので、名前を探すのが大変。
 それで、大雑把に大きさで分けました。

7mm


5mm


4mm


3.5mm


3mm



2mm


 手持ちの道具で、ミリ単位の小さな昆虫の撮影が手探りのため、あまりいい写真が撮れませんでした。
 なのにこんなにいろいろな形や大きさのハネカクシが見つかりました。
 それもたった30cm四方もない狭い範囲だけで。
 落ち葉の下のハネカクシは地味で目立たない昆虫ですが、なかなかあなどれないおもしろそうな昆虫のようです。
 きっと装置を使ったら、もっとたくさんの種類のハネカクシが見つかることでしょう。

 冬も落ち葉の下には動物がいっぱい!

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古い写真の中からみつけたいきもの 害虫じゃない林に住む姫黒御器囓

 昔の写真を見ていると、思わぬ出会いがあります。
 このブログをはじめるまえの写真はすっかり忘れているものばかりで、新しい発見もあります。

この記事にはの画像があります。


 いつ写したのかはわかりますが、どこで写したのかはもう何も覚えていません。
 人工物のあるところ、ほかの写真がない、きっと近所なのでしょう。
 一見チャバネゴキブリのようですが、よく見ると色がちがいます。
 そこまでわかって写したのか、チャバネゴキブリと思って写したのかも定かではありません。

ゴキブリ

 特徴は前胸、つまり翅より前の部分の背中側が透明なこと。
 翅脈がはっきりと見えて、分類名「網翅類」のとおりの網目模様。

網翅類

 このゴキブリはヒメクロゴキブリ(姫黒蜚蠊)。
 名前に「クロゴキブリ」とありますが、家に住むクロゴキブリの仲間ではなく、チャバネゴキブリの仲間。
 たしかに雰囲気が似ています。

ヒメクロゴキブリ

 しかし、人間の生活の場所にいるチャバネゴキブリとちがい、森や林など人間の生活の場所から離れたところにいます。
 それがなぜ白い壁のところにいたのか、白い壁はどんなところにあったのか、今となってはなにもわかりません。

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古い写真の中からみつけたいきもの 益虫のムーアシロホシテントウ

 昔の写真を見ていると、思わぬ出会いがあります。
 特に、このブログをはじめるまえの写真はすっかり忘れているものばかりで、発見もあります。

この記事にはの画像があります。


 これはムーアシロホシテントウ(むーあ白星瓢虫)。
 多分。
 似たテントウムシが数種類います。
 頭のすぐ後ろ、胸部の背中側に白点が横に4つ並んでれば、ムーアシロホシテントウ。
 残念ながら頭の部分が写ってないいのでわかりませんが、背中のカバーになっている翅(鞘翅)の白点が円形に並んでいるので、きっとムーアシロホシテントウでしょう。


 テントウムシというと、植物の害虫のアブラムシを食べてくれるナナホシテントウのように肉食の益虫というイメージがあるかもしれません。
 しかしそれはテントウムシの一部。
 実は、植物の葉を食べるニジュウヤホシテントウのような害虫のテントウムシもいます。
 さらに、植物に寄生して病気を引き起こす菌類などを食べる益虫のテントウムシもいます。
 ムーアシロホシテントウは菌類を食べる益虫のテントウムシです。


 ムーアシロホシテントウの「ムーア」は漢字にできません。
 外来語か外国人の名前が関係していると思いますが、よくわかりません。
 日本の虫に中国以外の外国の名前がつくのは、なんかしっくりしません。
 学問的にはすべてカタカナで書くきまりですが、漢字で書けると名前も覚えやすくなるのになぁ。

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都会の植え込みから自然あふれる山まで。
新米ビオトープ管理士でフィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

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