小さな展示場で牧野さんのことを知れる展示 長居植物園のMAKINO展
植物学者の牧野富太郎さん。
2023年前期の朝ドラの主人公のモデルになったので、さまざまな植物園や自然史系の博物館でゆかりのものが展示されています。
常設の展示に解説文をつけたり、収蔵庫から資料をだしてきたり、高知の牧野植物園所蔵の資料を借りたり、展示もさまざま。
この会場は大阪市の長居公園の花と緑と自然の情報センターの1階のひふみホール。

コンビニよりも狭いような感じですが、無料スペースなのでさらに牧野さんゆかりのものを見たければ、隣りにある植物園や博物館へ、ということなのでしょう。
牧野さんの経歴や会場がある大阪との縁のまとめ、博物館が所蔵している牧野さんの標本の一部と、直筆の手紙など。

手書きの年賀状は、筆を使い、きれいな字で書かれています。
その年によってデザインは様々。
わりと左右対称のデザインが好きなのかなと思ったら、全面字に覆われているものも。

それを書いたが80代なのですから、生涯植物学の探求を続けた牧野さん力を感じます。
牧野さんのスケッチも展示されています。
植物を細密な線で表したスケッチを描くためにはこれだけの力が必要なのでしょう。

広くない展示室に少ない資料ですが、牧野さんのことを知れる展示です。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術