【 コケ・シダ】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

初夏の低山で出会ったハナワラビ それはナツノハナワラビ? それともナガホノナツノハナワラビ?

 『新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言』解除されました。
 ということで府県境を越えないよう、大阪府内の低山に登りました。

 尾根道を登っているいると。独特な形をした植物が。
 高さは30センチくらい?
 小さな葉がたくさんついているように細かく分かれた葉を水平に何枚も伸ばし、中央から1本だけ葉のついていない茎を伸ばしています。
 その茎の先には何やら小さい粒のようなものが穂のようにたくさん並んでいます。
 これは?!

ナガホノナツノハナワラビ

 きっとシダのハナワラビの仲間です。
 今は暦の上では夏。
 ということは、ナツノハナワラビ?

長穂の夏の花蕨

 帰ってからしらべてみると、ちょっと混乱してしまいました。
 ナツノハナワラビだけでなく、よく似たナガホノナツノハナワラビというシダがあります。
 そして、手元の図鑑、いろいろなWebサイトをみていても、なかなかわかりやすい画像がありません。
 それだけでなく、まるでゲシュタルト崩壊を起こしたかのようにナツノハナワラビとホナガナツノハナワラビが同じに見えてきます。

Botrychium strictum

 見れば見るほどわからなくなるところを胞子嚢穂の広がり方と、葉の下の茎の色で区別することにしました。
 胞子嚢穂が上の方が狭く下のほうが広い円錐形に広がっていたらナツノハナワラビ、上の方も下の方もそれほど差がない広がり方ならナガホノナツノハナワラビ。
 葉の下の茎が緑色ならナツノハナワラビ、ちょっと茶色がかっていたらナガホノナツノハナワラビ。


 出会ったのは、胞子嚢穂は下はそれほど広がっていません。
 茎の色はわかりにくいですが、どうやら緑の中に少し茶色をしているように見えます。


 ということで、低山で出会ったのはナガホノナツノハナワラビということになりました。

 ナガホノナツノハナワラビ
 長穂の夏の花蕨
 Botrychium strictum
 シダ植物門 マツバラン綱 ハナヤスリ目 ハナヤスリ科 ハナワラビ属の夏緑性シダ

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タグ: ナガホノナツノハナワラビナツノハナワラビハナワラビシダ夏力性シダ

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あちこちに春がおとずれています! つくし

 3月中旬。

 日当たりの良い芝生の上につくし。

つくし

 頭に並ぶ六角形の胞子嚢床の開き具合からすると、顔を出してからちょっと時間が立っているようです。

土筆

 どんどん春の生き物たちがうごきはじめています。

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タグ: つくしスギナシダ山菜

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ちょっと育ちの悪いジャゴケ?

 真冬のちっちゃいジャゴケみたいなコケ。


 ジャゴケと言うと濃い緑色のウロコ模様で、ギュイと伸びて先が2つに分かれ、一面を覆っている、なんか未知の生物感が漂うコケというイメージがあります。

ジャゴケ

 でもこのコケは、色も薄く、小さく、あまり未知の生物感がありません。


 ヒメジャゴケっぽくも見えますが、これだ! というのは見つけられません。

 ということは、ちょっと育ちの悪いジャゴケ?

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タグ: ジャゴケ苔類コケ

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これも冬が暖かくなったから? ナガサキツノゴケ(多分)

 今年のナガサキツノゴケ(多分)。

ナガサキツノゴケ

 名前に「コケ」がついていますが、ゼニゴケ(ゼニゴケ植物門)でも、スギゴケ(マゴケ植物門)でもないツノゴケ植物門。

 だいたい秋のころから地面の上に緑色の小さなモシャモシャっとしたものが現れ、12月から1月にかけて緑色の角がたくさんでてきます。
 でも、今年は角が現れたのが2月。
 緑色のモシャモシャも小さい。
 角も少ない。


 これも冬が暖かくなったから?

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タグ: ナガサキツノゴケツノゴケコケ

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新しいハナワラビとの出会い 大花蕨?

 オオハナワラビらしきシダと出会いました。

オオハナワラビ?
オオハナワラビ

 オオハナワラビ(大花蕨)は、ハナヤスリ科ハナワラビ属のシダ植物。
 細かく分かれた葉を数枚出し、胞子嚢がたくさんついた穂を1本。
 高さは高くても40~50センチくらいのこじんまりとしたシダです。
 秋から冬、熟した胞子嚢穂が金色に見えるのが特徴。

 でも、ちょっとびっくりしました。
 ここには生えていないと思っていましたから。

 オオハナワラビによく似たシダにフユノハナワラビ(冬の花蕨)があります。
 そっくりです。

フユノハナワラビ
フユノハナワラビ

 今までの経験では、生える場所が違っていました。
 オオハナワラビは、低山の林内。
 フユノハナワラビは平地の林内。
 ここはフユノハナワラビがあちこちで生えている場所。
 ですからオオハナワラビはないと思っていました。

 フユノハナワラビをオオハナワラビと勘違いしていないか、同じところに生えているオオハナワラビ(仮)とフユノハナワラビを比べてみます。
 わかりやすい違いは、葉の縁のギザギザ、鋸歯。
 オオハナワラビは鋭頭、というか、先が尖ったギザギザが連続しています。

鋸歯の先が針のようにとがったオオハナワラビ?

 フユノハナワラビは鈍頭、というか、葉の縁がところどころで切れ込むような形。

鋸歯の先がつぶれたようになっているフユノハナワラビ

 たしかにオオハナワラビとフユノハナワラビのようです。

 ほかには、オオハナワラビは茎に毛が生えています。

茎に毛が生えているオオハナワラビ?

 フユノハナワラビは毛がありません。

茎に毛がほとんどないフユノハナワラビ

 また、オオハナワラビの葉とによく似たアカハナワラビも毛がありません。

 くらべてみるとたしかにオオハナワラビのようです。

だいぶ金色に近づいてきたオオハナワラビ?の胞子嚢穂

 実は、オオハナワラビから数メートル離れたところにフユノハナワラビがあります。
 もしかすると、オオハナワラビと思っている中に、両方の雑種のアイフユノハナワラビがあるかもしれません。

 いったい、どっちなんでしょうか。
 いきものはややこしい!

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タグ: オオハナワラビフユノハナワラビハナワラビハナヤスリシダ冬のシダ

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冬になったんだなあと思う ふゆのはなわらび

 11月。

 ちっちゃいフユノハナワラビ。

フユノハナワラビ

 ちっちゃくてもちゃんとフユノハナワラビ。

 水平にギザギザいっぱいの葉を伸ばして、真ん中から小さな花がついた柄をのばす変な形の植物。


 実は、シダ植物。
 花のように見えるのは、胞子が詰まった胞子嚢がたくさん並んだ胞子嚢穂。
 胞子が熟すと金色に見えます。

 冬が楽しみな植物。

 今年の立冬は11月8日。
 冬が来たと実感します。

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「じんがさ」っていわれてもよくわからないけど、おもしろいコケ! 陣笠苔

 ジンガサゴケ。
 公園等の湿った地面で育つ、よくあるコケの一つ。

たくさんの雌器床が見えるジンガサゴケ

 胞子をつくる雌器床(しきしょう)の形を陣笠(じんがさ)に見立てたもの。
 陣笠は、江戸時代の武士が外出時にかぶった帽子のようなもの。
 もとは、下級兵士が兜代わりにかぶった簡易ヘルメットのようなもの。
 傘ではありません。

ジンガサゴケ

 コケですから小さく、湿ったところが好きなので公園の日当たりがあまり良くないところにはえていたりします。
 なかなか目につかない場所。
 でも、雌器床が伸びたとき間近で見ると、おもしろい姿をしています。

雌器床
雌器床

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タグ: ジンガサゴケ苔類コケ錦織公園のコケ錦織公園

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都会の植え込みから自然あふれる山まで。
フィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

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