【 コケ・シダ】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

つくし 春のきざし

 公園につくしが。


 春先に現れ、いつの間にか消えてしまう植物。
 実はその後繁茂してくるスギナの胞子を作るためだけの部分。
 春の一時期しか現れません。


 桜の開花のしらせがあちこちから聞こえて、いつ満開になるかと話題になっていますが、足元にも春の兆しを感じます。


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タグ: ツクシスギナシダ春の植物

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theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

いつの間にか生えて、すぐ枯れてしまって、また生えてきてなんとか冬を越した謎のシダ

 枯れたラベンダーの鉢で見つけた謎のシダ。
 その形からハナヤスリ科の仲間?

真ん中の葉が謎のシダ よく見ると葉脈がない

 ラベンダーの後を追うように枯れてしまいましたが、掘ってみるとしっかりとした根が残っていたので土を戻して適度な水やりをしていると。
 小さな鉢で育てているキュウリグサやトキワハゼが芽を出し育ってくると謎のシダも芽を出し、一緒に冬を越しました。

 今の鉢はちょっと大きいので、小さいのに植え替えすることにしました。

 ちょっと気になるのでシダの根のまわりの土をとってみました。

下向きの茶色いのが根?地下茎?

 草の根はだいたい細いのがたくさん生えています。
 まだ葉が数枚しかないようなものでも。
 このシダは根本から3本ほど生えているだけ。
 枝分かれもなく、根というより地下茎。
 まるでまだ小さいネジバナのようです。
 これで水や養分が吸収できるのでしょうか。


 多くの植物は菌類と共生することでより多くの土の中の栄養や水分を得ています。
 このシダはラベンダーが枯れると地上部分が枯れ、キュウリグサなどが生えると葉が出てきたので、他の植物と共生している菌類から水や栄養を横取り?していたのかもしれません。
 ちょうどランのネジバナと同じような感じで。

白くて細いのがトキワハゼの根

 ということで、同じ鉢に生えていたキュウリグサやトキワハゼと一緒に植えてみました。
 今年は胞子葉が見られるかな?

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タグ: シダハナヤスリ

theme : 博物学・自然・生き物
genre : 学問・文化・芸術

瓦も大丈夫 屋根の上の植物

 公園の和風の門。
 瓦屋根を見上げると、棟の上に乗っている熨斗瓦の隙間から植物が生えています。
 さて、この植物は何でしょう。


 観察です。

 細い葉がたくさん出ているのでイネ科でしょうか。

イノモトソウ

 でもよくみると、葉は細い茎の左右同じところから生えているようです。

 さらに葉の両側の縁の色が濃くなっています。

井の許草

 シダ?

 細い葉で屋根に生えそうなシダというと。
 イノモトソウ?

 根元の方を見ると、縁がギザギザの少し太い葉があります。
 別の植物が生えているかのようです。

Pteris multifida

 イノモトソウなら、細くて長い葉は胞子をつける胞子葉。
 葉の縁の色の濃いところに胞子をつけます。
 太くて短い葉は胞子をつけない栄養葉。
 ほかにイノモトソウは人家周辺の石垣などに生える身近なシダ。

 この屋根瓦のシダもイノモトソウでしょうか。

 これから屋根の上でどう育っていくか楽しみですが、きっと掃除されてしまうでしょう。

イノモトソウ
井の許草
Pteris multifida
シダ植物門 シダ綱 イノモトソウ科 イノモトソウ属
常緑性シダ

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タグ: イノモトソウシダ常緑性シダ冬の植物

theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

生き続ける化石 ひかげのかずら

 冬の低山の林道ののり面にちょっと痛そうなスギゴケっぽい植物が。
 スギゴケとの見た目の違いは大きさ。
 ほとんど地面にはうように生えるスギゴケの仲間に対して、所々で立っています。
 10センチくらいも。


 コケは体の作りから草のように上へ上へと伸びていくことができません。
 それが10センチくらい立ち上がれるということは、コケではないでしょう。

 この植物はヒカゲノカズラ。
 コケとはちがい体中に水や栄養を行き渡らせる維管束という管を持っています。
 タネではなく胞子で増えるのでシダの仲間とされることもありますが、遺伝子の解析でシダや草木のグループとはちがうグループとわかりました。


 シダなどと分かれたのは陸上植物が現れた頃とも考えられ、維管束植物最古の生きる化石とも言われています。
 コケよりちょっと大きいくらいの植物ですが、人間より思いっきり先輩です。

ヒカゲノカズラ
日陰鬘、日陰蔓
Lycopodium clavatum
維管束植物 小葉植物 ヒカゲノカズラ綱 ヒカゲノカズラ目 ヒカゲノカズラ科 ヒカゲノカズラ属

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タグ: ヒカゲノカズラ小葉植物

theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

いつの間にか生えて、すぐ枯れてしまって、また生えてきた謎のシダ

 枯れたラベンダーの鉢に生えていた謎の植物のその後。

 葉は大きくなることも増えることもなく、やがて枯れてしまいました。
 その後そっと鉢の土を取り除いてみると、スギナの根を細くしたようなものがありました。
 どうやらシダっぽい植物は、やっぱりシダのようです。
 そっと土を戻し、乾かないように水やりを続けました。

 しばらくすると雑草のトキワハゼやキュウリグサが生えてきて、謎のシダがあったあたりから緑色の葉が出てきました。

Ophioglossum petiolatum

 そして次々と葉が出てきます。
 葉の大きさは数センチ。
 最初に出てきた1枚と同じくらいの大きさ。
 披針形というよりちょっと形が崩れたひし形?。

小広葉花鑢

 胞子を作る葉は出ていませんが、この葉の形で調べると。
 コヒロハハナヤスリ?
 夏の間に葉を広げて、冬は地面の下でがんばるハナヤスリの仲間のシダ。
 それが暖かくなる頃に枯れて、夏になって出てきたのか不思議。

コヒロハハナヤスリ

 シダ枯れたのはラベンダーが枯れたから?
 そのあと何も変化はなくてトキワハゼが育ってきてから生えてきた。
 なにか植物が生えていないと葉を出すことができないのでしょうか。

 謎です。

コヒロハハナヤスリ
小広葉花鑢
Ophioglossum petiolatum
維管束植物門 大葉シダ綱 ハナヤスリ亜綱 ハナヤスリ目 ハナヤスリ科 ハナヤスリ属
夏緑性多年生シダ

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タグ: コヒロハハナヤスリシダハナヤスリ夏緑性多年生シダ

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genre : 趣味・実用

いつの間にか鉢に生えていた謎の植物

 枯れてしまった鉢植えのラベンダーを片付けようと茎を切っていると、見たこともない植物が生えていました。


 と言ってもたった一枚の葉っぱだけ。
 茎も見えません。
 葉だけが生えています。
 いったなにの葉でしょうか?

 数日様子を見ても葉は1枚だけで成長は止まり、2枚めが出る様子はありません。
 となると、カタクリやササユリのようなユリ科の単子葉植物でしょうか。

 でも、よく見ると葉脈がありません。
 葉の中心に走る主脈も見えません。
 単子葉植物でもないようです。


 葉脈がはっきりしないというと。
 シダ植物。

 しかし、シダはワラビのようにたくさん分かれた葉をたくさんつけます。
 このような形はしていません。

 なのですが、ちょっとかわったシダの仲間がいます。
 ハナヤスリ。
 このように楕円形の葉が1枚か2枚くらいしかない小さなシダ。

ハナヤスリの仲間 種は不明
ハナヤスリ

 しかし、近所では見たことがないハナヤスリの胞子がこんなところに飛んできたのでしょうか。
 それとも気が付かないだけで、身近にたくさん生えているのでしょうか。
 謎は残ります。

 このまま枯らさないようにして、胞子葉ができるまで育てるしかないようです。
 種類がわからなければ、日当たりや水の加減が分からないのでたいへんです。
 でもハナヤスリなら乾燥しないようにして、明るいところにおいていればなんとかなりそうです。

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タグ: ハナヤスリシダ

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石垣の謎の物体。クサリゴケでいいの?

 花崗岩の石垣に張り付いていた小さな謎の生物らしき物体
 その正体に一歩近づいたようです。


 コケや地衣類の観察のテクニックのひとつに、水をかけるというものがあります。
 どちらも乾燥すると縮んで変色し図鑑などとはちがう姿になってしまいます。
 そこで霧吹きなどで水をかけ復活させ、特徴をわかりやすくします。

 ということで謎の物体にも霧吹きで水をかけました。


 だんだん色が薄くなってきます。


 まだ赤みが残っていますが、拡大してみると、緑?
 どうやら植物のようです。
 コケでしょう。


 調べてみると、クサリゴケの仲間のように感じます。
 しかしまったく自信はありません。
 それにクサリゴケの仲間がひっつくのは、普通は樹皮。
 それでも岩につくこともあるようなので、完全に否定されたわけではありませんが。

 これから先は顕微鏡が必要になりそうです。
 なんとかデジカメのマクロモードできれいに撮れる方法を考えて、正体解明に再挑戦です。

クサリゴケ科
Lejeuneaceae
ゼニゴケ植物門 ウロコゴケ綱 ウロコゴケ目 クサリゴケ科

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タグ: クサリゴケコケ苔類

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フィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

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