【 爬虫類・両生類】
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ツツジの上で固まっている? シマヘビ
公園の切りそろえられたツツジの上にヘビがいました。
黄土色の体に黒い筋。
シマヘビです。
写真を撮ろうと近づいても、動きません。
普通、これくらいの距離ならヘビは逃げていきます。
そうでなければ威嚇してきます。
なぜでしょう?

人間のように活動しやすい体温を維持できない爬虫類。
活動しやすい体温に上げるために日向ぼっこをすることがあります。
でも、今は暦の上では夏。
暑い。

ヘビは体温調節が苦手なので体温が高いときには冷たいところの上で涼むこともあるそうです。
植物は葉の裏の気孔から水を蒸発させることで温度を下げることがあるようです。
曇りなので直射日光があたらず、ツツジが気温を下げるので、シマヘビは涼んでいるのでしょうか。
謎です。
シマヘビ
縞蛇
Elaphe quadrivirgata
爬虫綱 有鱗目 ヘビ亜目 ナミヘビ科 ナメラ属

秋の里山でニホンアカガエル 冬眠にはまだ早い?
秋の里山でニホンアカガエルと出会いました。
名前のように、体が赤いカエルです。
まだ冬眠には早いと思いますが。
大阪にはニホンアカガエルとよく似たカエルがあと2種類います。
ヤマアカガエルとタゴガエル。
タゴガエルは低山の沢付近に住んでいますので、ここにはいるはずがありません。
ヤマアカガエルは丘陵から山を好みますが、ここでは見たことがありません。

タゴガエルとヤマアカガエルはよく似ていいて、喉の部分を見ないとわかりにくいですが、ニホンアカガエルはわりと簡単に見分けられます。
目の後ろからお尻に向けて背中と横腹を分けるように筋状の盛り上がりがあります。
それが黒い部分に沿うように下向きになったあと、折れ曲がってお尻に向かっていればタゴガエルかヤマアカガエル。
まっすぐだとニホンアカガエル。

ということで、ニホンアカガエル。
ニホンアカガエルは丘陵地や平地に住みます。
とくに田んぼは産卵の場所によく使われるようです。

ただ産卵は12月から2月の真冬。
今の田んぼの多くはこの時期に水を張っていません。
そして田んぼそのものが減っています。
そのため大阪では準絶滅危惧種に指定されています。
ただこれは7年前のことですので、今調べるとランクが上がるかもしれません。

ニホンアカガエル
日本赤蛙
Rana japonica
両生綱 無尾目 カエル亜目 アカガエル科 アカガエル属
日本の固有種
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タグ: ニホンアカガエル アカガエル 秋のカエル 赤いカエル

林道で出会ったヘビは隙間に潜り込んでいくヘビでした。
低山の林道を歩いていると、細い長いものが道を横切りました。
ヘビです。
日本には30種類以上のヘビが生息していますが、本州と四国と九州にいるのはたった8種類。
覚えるのがかんたん。
と思いますが、それぞれ色や模様のバリエーションがいくつもあり、小さい頃はマムシに似ているものもあってまぎらわしい。
意外と一筋縄には行きません。
このヘビは濃い黄土色かくらい茶色。
するすると道を横切り舗装の下へ。

刺激しないようにそっと覗くと、向こうもこちらを見ているようです。
隙間で薄暗くてコンパクトデジカメのピントがなかなか合いませんが、ズームしてみると。

頭は鼻先がスパッと切れたような感じの長方形に近い台形。
あごの後ろのエラはあまり張っていなくて、頭からそのまま胴へつながっているよう。
黒いまだら模様がなんとなくヤマカガシのような気もしますが、あごから首にかけての白い筋がありません。
そして、頭に黒いV字模様が。

頭の模様と形などから、このヘビはジムグリ。
名前の由来は、穴に入るところから。
ネズミやモグラなど、穴に住む小型の哺乳類を食べるとか。
この日も舗装の下の隙間に潜り込んでいきました。

ジムグリ
地潜
Elaphe conspicillata
爬虫綱 有鱗目 ヘビ亜目 ナミヘビ科 ジムグリ属

つかまえなければたぶんだいじょうぶだけど毒蛇です やまかがし
低山を歩いていると、地面を動くものが。
ヘビ。
今年はよく出会うような気がします。
この背中に巨大芋虫のような模様が入っているのは、ヤマカガシ。
ヤマカガシというと、黒っぽい色と赤と黄色のまだら模様ですが、色のパターンがいろいろあります。
出会ったのは赤と黄色の無いタイプのようです。

カメラを構えている間にするすると藪の中に入っていきます。

ヤマカガシは毒蛇。
死に至る猛毒。
ただ深く噛まれないと毒は注入されないため無毒と思われていたこと、被害者が極端に少ないことから血清もまともにないこと、などから毒牙で噛まれるととても危険。

みかけてもそっとしておきましょう。
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ヘビはいつも突然現れて、あっという間に消えていく。 マムシの幼蛇
ヒバカリの子供と思しきヘビと出会って数時間後。
登山道を歩いているとまたガサッ。
ヘビだ!
今度は、茶色系の薄い色から濃い色まで楕円形の市松模様のように並んでいます。
これは!
マムシだ!
子供のマムシ。
マムシは北海道から九州まで分布する毒蛇。
その毒はときには死に至ることも。

子供の間マムシそっくりになるヘビが数種いますが
目の瞳孔が縦長になっているのでマムシ

ここは、山の中。
マムシに噛まれたときには安静といわれますが、登山道で安静にしていたら死が訪れるだけ。
とりあえず、助けを呼べるところ、できれば車が来られるところまで行かなければなりません。
そしてなにより、電話の通じるところ。
このまま下れば林道がありますが、手入れされていないので車は入ってこれません。
なによりも携帯電話が通じません。
ここの尾根には林道があるので車は上がってこれますが、携帯電話が通じるかどうかは微妙。
噛まれて、腫れて、痛みを感じる状態で、下るほうが楽か、登るほうが楽か。
一体どっちを選ばべいいのだろうか!
と考えているうちにマムシは藪の中へ消えていきました。
ニホンマムシ
日本蝮
Gloydius blomhoffii
爬虫綱 有鱗目 ヘビ亜目 クサリヘビ科 マムシ属
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