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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

下赤阪の棚田の3月の白~緑色の花

 3月になってくると、急に花が増えてきます!

3月の白い花 タグ:下赤阪の棚田の白い花3月の花

タネツケバナ(種漬花)Cardamine scutata

被子植物門 双子葉類
フウチョウソウ目 アブラナ科 タネツケバナ属
越年草
タグ:タネツケバナ


2014年下旬

水が染み出しているようなところや、水分の多いところに生えます。

ミチタネツケバナ(道種漬花)Cardamine hirsuta

被子植物門 双子葉類
フウチョウソウ目 アブラナ科 タネツケバナ属
越年草
ヨーロッパ原産
タグ:ミチタネツケバナ


2015年下旬

水気の多いところには生えず、乾燥気味のところでも生えます。

ナズナ(薺)Capsella bursa-pastoris

被子植物門 双子葉類
フウチョウソウ目 アブラナ科 ナズナ属
越年草
別名:ペンペングサ
タグ:ナズナ


2015年下旬

オランダガラシ(和蘭芥子)Nasturtium officinale

被子植物門 双子葉類
フウチョウソウ目 アブラナ科 オランダガラシ属
多年草
ヨーロッパ~中央アジア原産
別名:クレソン
タグ:オランダガラシ


2015年下旬

コハコベ (小繁縷) Stellaria media

被子植物門 双子葉類
ナデシコ目 ナデシコ科 ハコベ属
越年草
史前帰化植物
タグ:コハコベ


2015年下旬

茎が赤いとコハコベ

ミドリハコベ(緑繁縷)Stellaria neglecta

被子植物門 双子葉類
ナデシコ目 ナデシコ科 ハコベ属
越年草
タグ:ミドリハコベ


2014年下旬

茎が緑なのでミドリハコベ。

オランダミミナグサ(和蘭耳菜草)Cerastium glomeratum

被子植物門 双子葉類
ナデシコ目 ナデシコ科 ミミナグサ属
一年草
タグ:オランダミミナグサ


2017年下旬

ヒメウズ(姫烏頭)Semiaquilegia adoxoides

被子植物門 単子葉類
キンポウゲ目 キンポウゲ科 ヒメウズ属
多年草
タグ:ヒメウズ


2015年下旬

ユキヤナギ(雪柳)Spiraea thunbergii

被子植物門 双子葉類
バラ目 バラ科 シモツケ属
落葉低木
別名:コゴメヤナギ
タグ:ユキヤナギ


2015年下旬

ウメ(梅)Prunus mume の白梅

被子植物門 双子葉類
バラ目 バラ科 サクラ属
落葉高木
タグ:ウメ


2013年下旬

2017年上旬

花を見ると、白梅だけでも数種類あるようです。

スモモ(酢桃,李)Prunus salicina

被子植物門 双子葉類
バラ目 バラ科 サクラ属
落葉小高木
中国原産
花期:3~4月
果期:6~8月
タグ:スモモ


2014年下旬

スイセン(水仙)Narcissus tazetta var. chinensis

被子植物門 単子葉類
クサスギカズラ目 ヒガンバナ科 スイセン属
多年草
タグ:スイセン


2017年上旬

2017年上旬

たくさんの園芸品種がありますが、下赤阪の棚田でも3種あります。
左上がニホンズイセンと思います。
そのニホンズイセンも、つくりだされた園芸品種です。

白い花
3月の緑色の花 タグ:下赤阪の棚田の緑色の花3月の花

ヤマネコノメソウ(山猫の目草)Chrysosplenium japonicum

被子植物門 双子葉類
ユキノシタ目 ユキノシタ科 ネコノメソウ属
多年草
タグ:ヤマネコノメソウ


2015年下旬

オシベが残っていますが、実が成長しはじめてるようです。
ですので、見た目は花っぽいですが、どちらかというと、実です。
花は黄色っぽく見えます。

緑色の花

タグ♦ 下赤阪の棚田のいきもの目次

■参考外部リンク■
下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会

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theme : 山野草
genre : 趣味・実用

下赤阪の棚田の2月の赤~赤紫~青い花

 2月の赤い花といえば、サザンカと紅梅。
 ちゃんとあります。
 草と木をくらべると、木のほうが寒い時期からきれいに咲くような気がします。

赤い花 タグ:下赤阪の棚田の赤い花2月の花

カンツバキ(寒椿)Camellia sasanqua var. fujikoana

ツツジ目 ツバキ科 ツバキ属
常緑広葉樹
タグ:カンツバキ


2016年上旬

名前は「つばき」ですが、サザンカの仲間。

ですから散るときは、花びら1枚1枚ばらばらに。

ウメ(梅)Prunus mume の赤花品種(紅梅)

バラ目 バラ科 サクラ属
落葉高木
タグ:ウメ


2016年上旬
赤い花
赤紫色の花 タグ:下赤阪の棚田の赤紫色の花2月の花

ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)Lamium purpureum

シソ目 シソ科 オドリコソウ属
越年草
ヨーロッパ原産の帰化植物
タグ:ヒメオドリコソウ


2016年上旬

花のまわりの葉は、もっと赤紫色になります。

ヒメジョオン(姫女苑)Erigeron annuus

キク目 キク科 ムカシヨモギ属
一年草
北アメリカ原産の帰化植物
要注意外来生物
日本の侵略的外来種ワースト100
タグ:ヒメジョオン


2015年下旬

これは赤紫がかっていますが、白もあります。

ハルジオンと似ていますが、茎葉の付け根が細くなっています。
ハルジオンは太いまま茎を巻くようになります。

赤紫色の花
青い花 タグ:下赤阪の棚田の青色の花2月の花

キュウリグサ(胡瓜草)Trigonotis peduncularis

キク目 ムラサキ科 キュウリグサ属
二年草
タグ:キュウリグサ


2016年上旬

道端でも咲いているような雑草ですが、花が小さいので気づかないことが多いかもしれません。

オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)Veronica persica

シソ目 オオバコ科 クワガタソウ属
越年草
ヨーロッパ原産の帰化植物
別名:瑠璃唐草
タグ:オオイヌノフグリ


2016年上旬
青い花

タグ♦ 下赤阪の棚田のいきもの目次

■参考外部リンク■
下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会

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タグ: 2月の花/SA-tanada  2月の赤い花/SA-tanada  2月の赤紫色の花/SA-tanada  2月の青い花/SA-tanada  赤い花/SA-tanada  赤紫色の花/SA-tanada  青い花/SA-tanada  春の花/SA-tanada  2月の下赤阪の棚田の植物 

theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

コールド・ケース 跡は語る 数多くの足跡と羽毛から

 山を歩いていると、時折事件と出会ってしまいます。
 その日もそうでした。
 3年前の12月。
 その日は雪が薄く積もっていた金剛山。

現場近く

 谷筋を詰め、山頂を目指して斜面を登ったところで、出会ってしまいました。
 たくさんの、異常なつき方をした足跡。
 普通、山で出会う足跡は、山から登山道を横切って、また山に消えます。
 ところが、踏み荒らすようについています。

踏み荒らされたような足跡

 そして、幾つもの遺留品。
 事件です。
 しかも雪が積もっていない足跡。
 それほど時間がたっていないようです。

羽毛の上に残る謎の遺留品

 現場に出会った時にすること。
 情報収集と、プロファイリング。
 現場に残されたものなどから、行動を推定し、犯人を特定します。

 まず、被害者。
 遺体は見当たりません。
 遺留品は、羽毛。

様々な羽毛が飛び散る

 被害者は鳥です。
 しかも、赤褐色の長い羽根。
 まちがいありません。
 ヤマドリです。

長いヤマドリの雄の尾羽根

 ここで、ヤマドリが何者かに襲われ、羽根がむしり取られたのです。
 そして、別の場所に持って行って、食べられたのでしょう。

 そして、犯人は。
 金剛山は大阪平野と奈良盆地と紀の川に挟まれた衝立のような山地の山。
 住んでいる中型以上の脊椎動物の種類は限られます。
 ヤマドリを襲うような動物は、食肉目の哺乳類か、猛禽類。

 犯人特定の有力な証拠となるものの一つは、残された足跡。
 まだ雪が少なかったので、足跡は雪を踏み抜き落葉が見え、指や肉球の跡がわかりません。
 雪が残っている足跡も、不明瞭。

足痕がが重なっているのか不鮮明

 しかし、ただ通り過ぎただけかもしれません。
 羽毛のまわりに執拗についている足跡は、その主が犯人であることを示唆していますが、もっと証拠が必要です。

 食肉目と猛禽類では鳥を食べる時のちがいがあります。
 それは羽毛のむしり方。
 ワシタカ類の大型猛禽は、羽毛をクチバシでくわえて引き抜きます。
 それに対して、食肉目のイタチやキツネなどは口で噛みむしりとります。
 そのちがいがわかるのが、羽毛の付け根の羽根の部分。

 猛禽類が引き抜いた羽根はそのまま残ります。
 食肉目が噛みちぎった羽根は途中でちぎれます。
 そこで、このヤマドリの羽根は。


 

 羽毛の毛が終わるところで軸が終わっています。
 そこはギザギザ。
 見るからに噛みちぎったよう。
 猛禽類ではなく、食肉目です。

 ヤマドリはキジの仲間で、ニワトリくらいの大きさの鳥。
 日本にいる鳥としては、大きい方。
 ヤマドリを襲うだけの大きさの食肉目。
 ネコ、イタチ、キツネ、テンでしょうか。

金剛山のヤマドリの雄

 山なので、ネコではないでしょう。
 イタチは平野部の里山周辺の水辺を好みます。
 キツネは、金剛山地と周辺にはいないことになっています。
目撃情報がないわけではありませんが、いたとしてもかなり数が少ないでしょう。
 最後に残ったのは、テン。
 山に住むイタチの仲間で、山頂のライブカメラにもよく映っています。
 そして、足跡の大きさとも合います。

 見つけたすべての証拠や情報がテンに集約しています。
 犯人は、テンの可能性が極めて高そうです。
 ただ、金剛山に住むどのテンか、特定は極めて困難。
 迷宮入りせざるを得ないようです。

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タグ: ヤマドリ  テン  フィールドサイン  プロファイリング  金剛山  冬の金剛山  足跡 

theme : 博物学・自然・生き物
genre : 学問・文化・芸術

錦織公園のいきものたち 錦織公園の植生

 錦織公園のいきものを知るために役立つこと。
 植生。
 動物は、小さな虫でも大きな哺乳類でも、肉食動物が食べるのは草食動物。
 そして草食動物は、植物ならなんでもいいわけではなく、食べられる種類は決まっています。種類が多かったとしても。

展望台から見た公園の南側

遠くに見えるのは和泉葛城山と和泉山脈

植生を知ることは

 また、植物は多くの場合、育つことができる環境が決まっています。
 水分や日当たり、土の成分などでも育つ植物が変わってきます。
 つまり、そこにどんな植物が生えているかを知れば、そこがどのような環境かがわかり、そこに住む動物のこともわかりやすくなります。

 ただ、錦織公園のホームページでも、大阪府のページでも公園の植生を解説した資料を見つけることができません。
 そこで、簡単に見た目をまとめてみました。

公園では少ない小川が流れるせせらぎの小径

フッキソウやツボスミレやカクレミノがあります

 錦織公園は、都市公園法に基づく、大阪府都市公園条例に定められた公園です。
 ところが、里山を利用して作られたため、公園と里山が共存するユニークな作りになっています。
 そこで公園の植生を大きく分けると、人が積極的に立ち入るところと、人がほとんど立ち入らないところに分けることができます。

公園を代表する樹木のコナラ

今は老齢の木ばかりで世代交代が課題

人が積極的に立ち入るところ

 普通の公園と同じようにきれいに刈られた芝生や土、舗装された地面。
 生えているのも植栽された木や草になります。
 そういったところは、明るく、生き物の多様性も少なく、どちらかと言えば乾燥気味の場所で外来種の植物が目立ち、野草は雑草扱いとなるので刈られることもよくあります。
 ただ、梅園があったり、珍しい植物が植えられたりと、植物園のような部分です。

公園イベントにも使用される東西に細長い一の谷芝生広場

元は田んぼだったそうです

人があまり立ち入らないところ

 面積としては公園の半分以上を占めています。
 自然が残された植生、と言いたいところですが、すでに説明したように大規模な植樹がされています。
 また里山としても積極的に使われていたようなので、一体どこが「自然」の植生なのかはわかりません。
 ただ、開園30年。
 ヒサカキやイヌツゲ、ヤブコウジにサルトリイバラと、あまり植栽されそうにない木々もあちこちに生えています。
 ある程度自然な形で移り変わっているようです。
 もしかすると、里山としてアカマツに覆われていた時よりも、本来あるべき姿に近いのかもしれません。

丘の中腹を通るつつじが原

今は日当たりが悪くツツジも元気がありません

 丘と谷が連続するユニークなつくりのため、風の通りがいい尾根では乾燥気味のところもありますが、多くはありません。
 尾根から続く斜面は湿潤で、湿り気の多いところを好む生き物をよく目にします。
 谷には水が染みだすようなところも多く、古い航空写真を見ると田畑に使われていたようです。
 ただ周辺で最も高いところにあり、流れこむ川もないので田畑に水を供給するためあちこちに小さな池が掘られていたようです。
 今も残っているものもあれば、ただの窪みになっているものまでいろいろあります。

冬にはたくさんのどんぐりをつけるアラカシ

公園樹木界の中でコナラの座を虎視眈々と狙っています

人があまり立ち入らないところの植生をもう少し

 人があまり立ち入らないところの植生をもう少し見てみます。
 基本的に、コナラとアラカシに覆われていますが、そこにアカメガシワやハゼノキ類にカキノキ、ナナミノキやソヨゴなどの高木が樹冠を作ります。
 その下にはヒサカキやイヌツゲなどの陰樹が、所によってはジャングルの如き生えています。
 そういった木々は樹齢30年ほどのものもあり、開園当時から生えていたものも少なくないようです。

昔はこの場所の主役だったアカマツ

松枯れ病のため年々アカマツが減っています

 樹林内が乾燥しないようにフタをする役目があるマント群落には、半陰樹の幼木や陰樹、モチツツジのような低木、場所によってはササ類が生え、さらにサルトリイバラやアオツヅラフジなどのツル植物が覆っています。
 広場周辺では、こういったマント群落がきれいに刈られ、樹林の中を見渡せるようになっています。
 遊歩道や立ち入りを制限したいような場所にマント集落が残されているようです。
 このように公園内には自然・不自然の様々な条件の場所がつくられ、それぞれに応じた野草が自生しています。

春には大勢の人が集まる桜木の里

花のシーズン以外はのんびりとピクニックを楽しむ人がいます

 とても簡単ですが、錦織公園の植生はこんな感じです。
 人工的に作られたと思われる環境で、公園として植生が管理されているところもありますが、30年という時間の流れで本来ならこうなっていたであろう状態になってきているようです。

■参考外部リンク■
錦織公園 | 大阪府富田林市 大阪府営公園

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タグ: 錦織公園  植生  里山  公園  都市公園  錦織公園の生物 

theme : 博物学・自然・生き物
genre : 学問・文化・芸術

錦織公園のいきものたち 錦織公園について

 今まで、身近な動植物について金剛山の麓の千早赤阪村の下赤阪の棚田で出会った動植物を紹介してきました。
 棚田は山の斜面を使って段々になった田んぼです。
 平地の田んぼとちがい様々な環境があり、多種多様な生き物が住みます。
 ところが、人がひらいた田んぼですので、樹木についてはどうしても種類が限られていまします。
 そこで、樹木の種類が豊富な大阪府富田林市の錦織公園の樹木を紹介することにしました。


岩湧山山頂から見た冬の錦織公園(中央)

「錦織」

 まずは大阪府営錦織公園について。
 「錦織」のよみかたは「にしおり」。
 「にしこり」でも「にしおり」でもありません。
 ただ、「にしこおり」が公園の公式ですが、「錦織」は由緒のある地名で、 地元では「にしおり」「にしごり」ともよばれています。

場所

 大阪の南東部にある羽曳野丘陵の南端に位置し、住宅地や田んぼに囲まれた中に残された「自然」豊かな公園です。
 面積は66.7ヘクタール(667,000平方メートル)で甲子園球場の約16倍。
 生き物が豊富と言われる明治神宮より少しだけ小さい公園です。


役割

 大阪府は、南河内の植物や生き物等の自然に親しむことができる公園と位置づけ、河内地域の植生をイメージして様々な木々が植樹されています。
 いくつもある丘は樹木に覆われ、桜園や梅園などがあるだけでなく数カ所の芝生広場、2カ所の遊具施設などがあります。
 農業用の溜池には冬になると何種類もの水鳥がやってきます。
 このように四季折々の自然を楽しめるだけでなく、子どもたちが元気に遊ぶこともできる場所になっています。


国道170号線から見えるロードサイン

現在の「自然」

 開園しておよそ30年。
 大きな樹木が林冠をつくり、コナラやアラカシなどが混ざり合っています。
 コナラは明るいところでなければ芽生えが育ちません。
 里山ということで、コナラが園内に植えられたそうですが、今は老木ばかり。
 多少薄暗くても芽生えが育つことができるアラカシにその座を奪われつつあります。

植林と環境

 今の公園はコナラとアラカシに覆われていますが、公園として整備するときに、相当な数が植えられたそうです。
 つまり、園内の植物は、必ずしももとからあったとは限らないということです。
 ただ、園内には長距離の移動ができない飛べない昆虫やかたつむりの仲間が多数います。
 部分的には開園以前からの人の手があまり入っていない環境が残っているようです。


オシドリがやってくる奥の池

開園以前の松林

 公園の近くの住宅街、廿山(つづやま)。
 だんじりを持ち、お寺もあるので江戸時代から続く集落です。
 ですから公園ができる前から住んでいる人もいて、時折むかしの話を聞くことがあります。
 以前はアカマツに覆われていて、マツタケがよく取れたそうです。
 今もアカマツはあちこちに残っているものの、「アカマツ林」と呼べるものはありません。
 アカマツは落ち松葉を焚き付けに使うなど、ガスが普及する以前の貴重な燃料のひとつでした。
 森林の木々の変化(遷移)の最初の頃に生える樹木で、時間がたてばほかの木と入れ替わってしまいます。
 つまり、アカマツ林が続いているということは、人が手を入れ、里山として利用されていたということです。


瓦の建物がある河内の里

錦織と錦郡と錦部

 「錦織」と書いて、「にしこおり」。
 公園がある地域は、古くは「錦郡村(にしこりむら)」でしたが、太平洋戦争中の1942年に周辺の村と合併し、富田林町の一部になりました。
 江戸時代後期の観光ガイドブック『名所図会』シリーズの河内地方版『河内名所圖會』に書かれている地名は「錦部郡(にしきべこおり)」。
 実は「錦織」ではなかったのです。


20種をこえる梅が見られる梅の里

錦織神社

 公園から少し離れたところに「錦織神社(にしこおりじんじゃ・にしきおりじんじゃ)」があります。
 『河内名所圖會』にも「錦織神祠(にしごりのやしろ)」として紹介されています。
 この地の産土神(うぶすながみ/土地の神様)と書かれていますので、神社にあやかって文字を変えたのかもしれません。
 神社の本殿は室町時代につくられたもの。
 特殊な様式で、日光東照宮など様々な神社建築に影響を与えたと言われ、国の重要文化財に指定されています。
 境内の発掘調査では、平安時代の瓦が発見されたため、少なくとも平安時代にはこの地にあったと考えられています。

錦部氏

 「錦織」という地名や姓は、古墳時代頃に朝鮮半島などから織物(おりもの)の技術を持って日本にやってきた人達に由来すると言われます。
 錦織神社の由緒にも雄略天皇が機織りの技術などを持った集団を住まわせたとあります。
 それが錦部(にしごり)氏。
 雄略天皇は5世紀ころの天皇(当時はまだ「天皇」という称号はありません)と言われています。
 錦織神社は、その錦部氏の氏神ですので、相当古い神社のようです。


遊具がたくさんの水辺の広場

歴史

 このように錦織地区は古く、1500年あまりの歴史があるようです。
 園内には少なくとも2基の古墳があります。
 木がなければ東を流れる石川を見下ろせる場所につくられています。
 その石川の西岸地域が錦郡村。
 錦織公園の歴史は30年ほどですが、この場所の里山としての歴史は1000年をはるかに超えるようです。

■参考外部リンク■
錦織公園 | 大阪府富田林市 大阪府営公園

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タグ: 錦織公園の生物  錦織公園  錦織  錦織神社 

theme : 博物学・自然・生き物
genre : 学問・文化・芸術

棚田のいきもの 2016年10月中旬の脊椎動物

 冬に一部の動物たちが動かないでじっとしていることを「冬眠」といいます。
 そういった動物のほとんどが冬の寒さでは体温が下がって動けなくなるからですが、冬でも体温が下がらないはずの哺乳類の中にもじっとしているものがいます。
 同じような感じがしますが、哺乳類など恒温動物の場合を「冬眠」、変温動物の場合を「冬越」ということがあります。
 ということで、カエルは冬越の準備のための活動かもしれません。

この記事にはカエルの画像があります。



動物界
脊索動物門 脊椎動物亜門 タグ:棚田の脊椎動物
両生綱 幼生が鰓を持つ脊椎動物 タグ:両生類
無尾目 カエルの仲間の両生類 タグ:無尾目

トノサマガエル(殿様蛙)
Rana nigromaculata

カエル目
アカガエル科
アカガエル属
タグ:トノサマガエル

ヌマガエル(沼蛙)Fejervarya kawamurai

カエル目 アカガエル科 ヌマガエル属
タグ:ヌマガエル

背中の筋が細長いのがヌマガエル。
太短かったらツチガエル(イボガエル)。

無尾目
両生綱
動物界 脊索動物門 脊椎動物亜門
哺乳綱 タグ:下赤阪の棚田の哺乳類

アライグマ(洗熊,浣熊)の足跡
Procyon lotor

ネコ目
アライグマ科
アライグマ属
北アメリカ原産の外来種
タグ:アライグマ

哺乳綱
脊索動物門 脊椎動物亜門
動物界

タグ♦ 下赤阪の棚田のいきもの目次

■参考外部リンク■
下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会

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theme : 散策・自然観察
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棚田のいきもの 2016年8月初旬のその他植物・隠花植物

 8月の下赤阪の棚田ビオトープで、花も見もない植物と植物風の生き物を集めてみました。


その他植物
植物界
被子植物門 単子葉植物綱

アオウキクサ(青浮草)
Lemna aoukikusa

オモダカ目
サトイモ科
アオウキクサ属
多年草
タグ:アオウキクサ

下赤阪の棚田では、ウキクサは2種類見かけますが、こちらは小さい方。

といってもこれがあるだけではわかりませんが、大きい方(ウキクサ)の葉の長さで3分の1くらい。

小さいです。

被子植物門 単子葉植物綱
植物界
シダ植物門 シダ綱

カニクサ(蟹草)
Lygodium japonicum

フサシダ目
フサシダ科
カニクサ属
夏緑性
タグ:カニクサ

特にコンクリートの隙間が好きなシダ。
シダなのにツル性。巻き付くところがなくてもそれなりに育ちます。

ただ、「ツル」と言っても巻きつくのは茎ではなく、葉柄。
ということは、とても長い葉のシダということになります。

シダ植物門 シダ綱
植物界
その他植物
隠花植物
真正細菌 藍色細菌門 藍色細菌綱

イシクラゲ(石水母)
Nostoc commune

ネンジュモ目
ネンジュモ科
ネンジュモ属
タグ:イシクラゲ

雨が降ると水がたまるような地面にできるグニョグニョとしたもの。

糸状につながる藻類がかたまったものです。

なんでも食用になるそうです。
食べたくなるような見た目ではありませんが。

真正細菌 藍色細菌門 藍色細菌綱
隠花植物

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■参考外部リンク■
下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会

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二十四節気・七十二候
プロフィール

ノート

Author:ノート
都会の植え込みから自然あふれる山まで。
新米ビオトープ管理士でフィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

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