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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

低山の登山道の小さなキノコ くちべにたけ

 9月中旬の低山の登山道で出会った小さなキノコ。

口紅茸

 まるくて小さくて中心のオレンジ色の星型?

クチベニタケ

 シイタケのような形はしていませんが、これもキノコ。
 クチベニタケ。

 中は胞子がつまっていて、熟すとオレンジ色のところが割れ、雨が当たるととびだしてきます。

Calostoma japonicum

 よく似たキノコにホオベニタケがありますが、そちらは全体が赤みがかっています。

 キノコはキノコ型いがいにもいろいろあっておもしろい!

クチベニタケ
口紅茸
Calostoma japonicum P.Henn.
坦子菌門 ハラタケ綱 イグチ目 クチベニタケ科 クチベニタケ属

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ふつうのキノコとちょっとちがうところがいいマンネンタケ

 マンネンタケ生えていました。

マンネンタケ

 タマチョレイタケ目のキノコ。
 サルノコシカケの仲間。

 サルノコシカケというと、何年も成長する木のようにかたいキノコ。
 マンネンタケもかたくて食用にはされませんが、キノコ部分は成長を続けることなく消えてしまいます。
 木から直接傘が生えるように見えるサルノコシカケの仲間とちがい、普通のきのこのように柄があり、地面から生えます。

万年茸

 柄は傘の中心から外れ、傘は柄のところが切れ込んでいてサルノコシカケの仲間らしい形をしています。

 このマンネンタケの傘は4センチ位ですが、大きいものでは15センチにもなるようなので、まだ成長途中でしょうか。

Ganoderma lucidum (Leyss. ex. Fr.) Karst

 誰でも入れる公園の道の近く。
 折られたり踏みつけられたりしなければいいのですが。

マンネンタケ
万年茸
Ganoderma lucidum (Leyss. ex. Fr.) Karst
担子菌門 ハラタケ綱 タマチョレイタケ目 マンネンタケ科 マンネンタケ属
別名:レイシ(霊芝)

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うんちよりはまし? フンホコリ

 梅雨の金剛山を歩いていると、落ちた枝の表面に黒くてボコボコしたものがへばりついていました。


 これは、変形菌の子実体。
 名前は、たぶんフンホコリ。

 確かに黒くてもこもこしてるのでそういう気持ちもわからないではありません。

フンホコリ

 これが植物だったら和名をつけたのは朝ドラらんまんの主人公のモデル、牧野富太郎さんにちがいない、となるのですが、植物ではなく変形菌。

 変形菌というと、牧野さんと同時代の南方熊楠さん。
 確かに熊楠さんがつけそうな感じがします。
 でも熊楠さんはあまり新種の発表に積極的でなかったようで、フンホコリの命名をしたのかわかりません。

 このようにトンデモな感じがする生き物の和名はいろいろあります。
 現在につながる学術的な和名は、百年ちょっと前に0からはじまり、無数にいる生き物に次から次へと名前をつけていかなければならなかったのです。
 ときにトンデモっぽくなってしまうのもしかたないと思います。

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金剛山の登山道でいい感じのツチグリと出会いました。

 金剛山の登山道でいい感じのツチグリと出会いました。

 漢字ではそのまま土栗。
 でもクリの仲間ではなく、キノコ。
 キノコといっても「キノコ型」はしていません。

Astraeus hygrometricus

 謎の宇宙生物のようなおもしろい形は、中に胞子が詰まった球形のまわりを覆っていた部分が開いたため。
 胞子の飛ばし方もユニークで、球形のところに雨粒が当たると、その衝撃で真ん中の穴から胞子が吹き出されます。

土栗

 そのため開くのは雨の日だけ。
 晴れの日には閉じるそうですが、今日は晴れ。
 もう胞子を飛ばしきって、役目を終えたのでしょうか。

ツチグリ

 晴れの日にいい感じのツチグリでした。

ツチグリ
土栗
Astraeus hygrometricus
担子菌門 ハラタケ亜門 ハラタケ綱 イグチ目 ディプロシスティス科 ツチグリ属
宿主範囲の広い外生菌根菌

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朽木の謎の生き物

 金剛山の登山道で出会った、変形菌?
 カビ?

 朽ちた切り株から生えています。
 といっても1センチあるかないか。


 白いのでカビのようですが、塊になっていて、細くて黒い足が何本もはえています。
 カビよりも変形菌の子実体のようですが、こんな感じのものは図鑑でも見た覚えはありません。

 拡大してみると、焦げ茶色のたくさんの足の上で足と同じ色の塊が白いふわふわに包まれています。


 ふわふわには粒がついています。


 焦げ茶色の部分は変形菌のムラサキホコリの仲間そのもの。
 それをカビが覆っているように見えます。

 自然の中にいるカビの種類や名前を探すのはたいへんで、今回も見つけることができませんでした。
 それに写真だけだとどこまでしぼれるのか。
 もちろんすでに名前がついていると思いますが、やっぱり菌類は難しい。

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クヌギの切り株にたくさん生えたた謎のきのこ

 公園のクヌギの切り株にたくさんキノコが生えていました。


 傘がくたびれてるヒラタケ?
 柄が太くなり、そのままヒダになるような感じはヒラタケですが、まだくたびれてないキノコの傘の表面には短い毛が生えているようです。
 ヒラタケの傘には毛はないので別のキノコ。


 調べてみると、アラゲカワキタケに似ています。
 出現時期も初夏から秋ですし。


 食用としてスーパーでも普通に販売されているヒラタケ科のヒラタケに似て近い仲間とされたこともあるようですが、アラゲカワキタケはタマチョレイタケ科。
 タマチョレイタケ科はサルノコシカケ科とも言われます。
 まるで木のように固いサルノコシカケと同じように食用には向かないようです。
 それ以前に野山のキノコを安易に食べるのはおすすめできませんが。

 このキノコを観察しているとそこにはたくさんの生き物たちが。
 それは別の機会に。

アラゲカワキタケ
粗毛乾茸
Panus lecomtei (Fr.) Corner
担子菌門 ハラタケ綱 タマチョレイタケ目 タマチョレイタケ科 カワキタケ属

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謎の生物に遭遇しました!

 先日、謎の生物に遭遇しました。

 公園のクスノキ。
 なにの木かわからないほど苔に覆われています。

 そのコケのすきまに肌色ののっぺりしたものが張り付いていました。


 たいらで一様な表面、大きさも形もいろいろなので、動物ではないでしょう。


 変形菌の子実体が密に並んでいるのかと思いますが、表面にそのように見えるような凹凸はありません。
 ウメノキゴケのような地衣類にも見えますが、厚みがあります。
 それに光合成できそうにない薄い肌色。
 大きさや形が不規則。

 変形菌、地衣類、キノコの中では、キノコの可能性が高そうなので、調べてみると、


 コウヤクタケの仲間?
 担子菌綱ハラタケ亜綱のキノコ。
 公園の木に普通に生えているようなものなのになかなか名前がわかりません。
 キノコの世界は想像のずっと上を行く深い洞窟のようです。
 いや、そもそもキノコではないのかもしれません。
 生き物の世界は一つのことがわかっても、すぐ新しい謎が現れます。
 どこまでいっても先が見えません。

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