【 微生物・菌類・細菌 等】
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かわいたキクラゲがありました。
コンクリートの汚れではありません 粒橙木毛
地衣類を見つけました。
地衣類は不思議な生き物で、簡単に言うと、菌類と藻類が一緒になったもの。
菌類が家を作り、そこに住み着いた藻類が光合成してつくった栄養を家賃のように菌類に渡して一緒に生活しています。
分類では形を作っている菌類で分けられます。

このオレンジ色の地衣類はたぶんツブダイダイゴケ。

よくコンクリートの上がオレンジ色のしみのように汚れてみることがあります。
それは、たぶん、ツブダイダイゴケ。

もしかしたら一番身近で、一番目にする地衣類かもしれません。

ツブダイダイゴケ
粒橙木毛
Caloplaca flavovirescens
菌界 子嚢菌門 チャワンタケ亜門 チャシブゴケ菌綱 チャシブゴケ目 チャシブゴケ科 ダイダイゴケ属
痂状地衣類

落ちしていた朽ち枝についてたキノコの謎
林の中に落ちていた枝。
それについていたたくさんの白いキノコ。

乾燥して硬そうな見た目。
軸は無いようで平たい傘。
カワラタケなどの仲間?
傘の表が白。

裏が縞模様?

逆じゃないの?
と思いますが、枝が分かれる方、つまり枝の先の方に向いているのが白い部分。
だからそっちが上だと思うのですが。

でも傘の上側が白で下側が縞模様のカワラタケみたいなキノコは見つかりません。
逆に上側が縞模様で下側が白いキノコならありました。
チャウロコタケ。
枯れて、折れて、下向きにぶら下がっていたところでキノコが生えたのかもしれません。
それが強い風で下に落ちてきた。
自然は複雑。
何がどのように関係して物事が変化するかは想像するしかありません。
そこがおもしろい!
チャウロコタケ
茶鱗茸
Stereum ostrea
坦子菌門 ハラタケ綱 ベニタケ目 ウロコタケ科 キウロコタケ属

小さく赤いキノコは種類がたくさん
赤茶色のぬめぬめっぽいキノコがありました。
キノコは見て楽しむのがいいと思う 鬼茸
秋の公園を歩いていると、キノコ。

すっくと立ち上がってばっと傘を広げたキノコっぽいキノコ。
傘は横に開いて円盤型、直径は7センチくらい。
色は茶色の地がひび割れて白っぽくなったような感じ。

傘の裏はヒダ。
ヒダの間隔は狭く、柄の周りは凹んでいます。

柄の色は色で、上も下も同じくらいの太さ。
真ん中より少し上に膜のようなものが下がっていますが、根本にはそのようなものは見えません。
広葉樹林の林縁の苔に覆われた地面から1本だけ生えています。

これらの特徴に近い普通のキノコは?
オニタケ?
ただ、オニタケは落ち葉が溜まったところや地面の上で朽ちかけた木から生える腐朽菌(ふきゅうきん)。
そこは苔に覆われていますが、その下は土の地面のよう。
オニタケとはちがうキノコかもしれません。
オニタケ
鬼茸
Lepiota aspera
坦子菌門 ハラタケ亜門 ハラタケ綱 ハラタケ目 ハラタケ科 キツネノカラカサ属の腐朽菌
オニタケは毒があるようです。
キノコはよく似たものが多く、食用キノコと毒キノコがよく似てることも珍しくはありません。
毒があるかどうかを図鑑やネット画像などで判断するのはおすすめしません。
食べるつもりなら、専門家の指導の元で。
キノコは見て楽しむことをおすすめします。
