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どうしてここまで黄色い必要が? 晩春の黄色いキクラゲ 黄金膠茸

 4月中旬の里山で、落ちてました。
 黄色っぽい橙色の物体が。
 枝にひっついています。


 プルンプルン感でクニャクニャ感はキクラゲのよう。
 その橙色版?

コガネニカワタケ

 たしかに、このキノコはコガネニカワタケ(黄金膠茸)のようです。
 担子菌門シロキクラゲ目シロキクラゲ科シロキクラゲ属のキノコ。
 キクラゲの仲間です。

サクラ(周囲にあるのはヤマザクラ)の枝?

 担子菌は木を食べる種類が多いキノコ。
 枝が下に落ちていたので、もう枯れていたのでしょう。
 でも、地面に落ちたら、地面の上が得意なキノコに横取りされるかも?

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タグ: コガネニカワタケ  キクラゲ  キノコ  春のキノコ  錦織公園のキノコ  錦織公園 

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これぞウメノキゴケ!? 梅の木じゃないけど

 ウメノキゴケ。
 漢字では「梅ノ樹木毛」。
 名前に「コケ」とありますが、地衣類というコケとはまったくちがう生き物。
 コケは植物ですが、地衣類は、強いて言うなら菌類。
 キノコかカビ。
 それが光合成をする藻類と共生したもの。

 地衣類の代表格と言えるウメノキゴケ。
 名前のように梅の木についていることが多いですが、ほかの木にもつきますし、石などにもつきます。
 そのウメノキゴケと出会いました。


 場所は和歌山県九度山町の丹生官省符神社(にうかんしょうぶじんじゃ)の石造大鳥居。
 ここは、高野山の参道の一つ、町石道(ちょういしみち)のスタート地点、慈尊院の上にあります。
 慈尊院と丹生官省符神社を結ぶ石階段の途中に町石道の始まりを表す百八十町の石の卒塔婆(そとば)がたてられています。
 その隣りにあるのが、石造大鳥居。


 梅の木についていないこと以外は典型的とも言えるウメノキゴケかもしれません。
 『「木毛」ウォッチングのための手引き 中級編 近畿の地衣類』によるとウメノキゴケの特徴は。

灰白色から灰緑色
葉状(平たい苔類のコケのような形)
大きさは10cm以上になることも
地衣体の中央部に裂芽(ちいさなつぶ)がある
通常は子器(胞子をつくるところ)はつけない
樹皮状や岩上で生育する普通種

腹面は黒だけど先端は淡褐色
葉縁にはシリア(黒くて短い毛のようなもの)がない

 おお、ぴったり!
 ウメノキゴケです。

 ウメノキゴケなどが木に寄生して枯らすという人が時折います。
 石(多分、栄養がないことで有名な花崗岩)の上でこれだけ大きくなるのですから、樹木からの栄養で育っているわけでないことは明らかでしょう。

 この鳥居が立てられたのは宝永ニ(1705)年。
 ただし、この場所には明治四十三(1910)年に移されたそうです。
 それからおよそ100年。


 地衣類はとても成長が遅く、1年で数ミリと言われます。
 10センチ育つためには数十年。
 このウメノキゴケはここに移されてしばらくたってから芽を出したようです。
 人間の寿命と同じくらい生きているかもしれません。
 町石道の歴史とくべると一瞬ですが、それでもかぞえきれないほどの巡礼者を見送ってきたのでしょう。

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タグ: ウメノキゴケ  地衣類  丹生官省符神社  石造大鳥居  高野山町石道 

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やっと出会ったキノコの驚くべき真実! ツバキキンカクチャワンタケ

 春の公園でやっと出会うことができました。
 キノコに。

やっと出会えたキノコ

 名前は「ツバキキンカクチャワンタケ」。
 漢字では「椿菌核茶椀茸」。
 名前のようにツバキの病害菌ですが、キノコはツバキにはできません。
 地面の上。
 できるのは、春。
 ツバキが咲いている時。

ツバキキンカクチャワンタケ
ツバキキンカクチャワンタケ

 落ちた椿の花についた胞子が菌糸を伸ばし、菌核という塊になり、翌年の花が咲くころにキノコを作り、胞子を飛ばします。
 ということは、生きているツバキを食べるわけではありませんから、病害菌ではないように思います。
 どうやら、咲いている花についた胞子が成長すると、見栄えが悪くなるようです。

 インターネットで見るツバキキンカクチャワンタケの写真は、いつも落ちたばかりの花びらがあるので、ツボミに寄生して花が落ちるとすぐキノコを作るものすごく成長の早いキノコだな、とふしぎに思っていました。
 どうやら、そういった写真はちょっとした「演出」をされたものが多いようです。
 実際、いくつものツバキキンカクチャワンタケを見ましたが、落ちた花と関係なく、すべて地面の中から生えていました。
 細長い柄を伸ばして。

予想に反した地面から生えた長い柄

 ツバキが咲いていて、落葉が積もっているところならわりと簡単に見つけることができました。
 今まで何度も探していたところですが、一度も出会ったことがありません。
 多分、時期が微妙に早かったり遅かったりしたのでしょう。
 もしかしたら、「演出」のため無意識のうちに落ちた花ばかり注意していたのかもしれません。

こんなところに生えてます

 でも、名前から想像するのとちがって地面の上から生えているのがツバキキンカクチャワンタケ。
 ただし、ツバキの木の下、落葉が積もって腐葉土になっているようなところに限るようです。
 この場所でもツバキが植えられてないところまで行くと、急に一つも見えなくなりました。

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のんびり屋さんでもコケに負けないとんがり地衣類

 錦織公園を歩いていると、園路を飾るヒラドツツジの根元にトンガリ地衣類が。


 見た目はヤリノホゴケですが、地面の上に生えているのでちがいます。
 ということで、ヒメレンゲゴケ?
 ちょっと雰囲気はちがいますが。


 高さは5センチもありませんが、地衣類はとても成長がおそいので何年もかかっているでしょう。


 地衣類の多くは、空気の汚れに敏感で、交通量の多いところではほとんど見かけません。
 大きな地衣類がたくさんあるのは、長い間空気がきれいなことの証です。

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冬のキノコはホコリを吐き出すちょっとかわったキノコ ホコリタケ

 キノコというと、秋をイメージするかもしれません。
 梅雨時というイメージかもしれません。
 たしかに秋や梅雨時にはキノコをたくさん見かけます。
 でも、冬にだってキノコはあります。

 12月。
 冬の林床で落ち葉の間に顔を覗かせていた焦茶色のキノコ。
 ホコリタケ。


 担子菌門 ハラタケ綱 ハラタケ目 ハラタケ科 ホコリタケ属。
 担子菌のハラタケというと傘を開いた「キノコ型」のキノコ。
 でも、ホコリタケは丸い袋でてっぺんに穴が開いているというヘンなかたち。


 穴はなんのために開いてるかというと、胞子を飛ばすため。
 普通、キノコは傘の裏のひだの間から風に乗せて胞子を飛ばします。
 ホコリタケは、ちょっとユニーク。
 それはその穴から胞子を吐き出すのです。
 それも他人の力を使って。


 袋は柔らかく、木の枝や実、雨粒が当たるとへこみ、その勢いで中の空気と一緒にホコリを吐き出すのです。
 もちろん、手で触っても胞子を吐き出します。
 その様子がまるでホコリが飛び出したようなので、ホコリタケ。
 多分。

 キノコ型をしてないだけでなく、胞子の飛ばし方もユニークなキノコです。

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積もった落葉の放射状の白い糸と炭素循環

 冬。
 里山で、林に厚く積もった落葉をとってみると。
 表面に放射状に白い“糸”が張り付いていました。

 落葉はまだ黄土色で、分解は進んでいません。
 この白い糸は、多分、糸状菌。
 簡単に言えば、カビ。


 植物は酸素と炭素と水素の塊。
 この酸素と炭素と水素の塊は「植物繊維」と言われることもあります。
 実は動物は植物繊維を消化して吸収することはできません。
 草食の動物は内臓に植物繊維を分解できる微生物を住まわせ、その微生物が分解してできた養分を吸収したり、植物繊維を食べて増えた微生物の方を消化したりしています。

 落葉に伸びた放射状の糸はおそらく、菌類の菌糸。
 落葉を分解し、水と二酸化炭素に変え、再び植物が光合成をして成長するための糧をつくっています。
 実は、森の地面はただひたすらに落ち葉や倒木に埋められているのではなく、こうやって分解され、循環しているのです。
 つまり、植物が蓄えた二酸化炭素も、いずれ空気の中に戻っていきます。
 「炭素循環」です。

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ポプラの切り株からいきなり生えてきたいかにも美味しそうなキノコは?

 最近街路樹のポプラがよく切られています。
 ポプラは大きく育つのに意外と寿命が短いのか、数十年で幹に虚(うろ)ができ、それが広がって、ある日突然倒れることがあります。
 そこでまっすぐ育ったポプラが突然切られることになリます。

 最近切られたポプラ。
 その切り株から、キノコが生えていました。
 小さくて丸い傘は艶のある焦茶色。


 ブナシメジっぽく、美味しそう。
 しかし、見るからに美味しそうなところが、逆に恐くもあります。


 日に日に大きくなっていきます。
 キノコの種類はなんでしょうか。
 キノコを見分ける特徴がよく現れるのが、傘の裏と軸。
 傘の裏が襞になっているか、小さな穴になっているか。
 襞が柄のところで終わっているか、柄にまで続いているかなど、幾つものポイントがあります。
 それらと傘の形や色、生えているところで絞っていくことができます。
 ブナシメジの襞は、軸のところで終わっています。
 ところが、このキノコは軸にまで襞が続いています。


 そこで、ポプラに秋から冬にかけて生えるキノコで調べてみると。
 ヒラタケが見つかりました。

 もちろん、野生のキノコは素人は見る・観察する以上は危険。
 ということで、観察を続けました。
 ここは住宅街。
 色んな人が通ります。
 大きくなってくると、きっと子供かおっさんがもぎ取るでしょう。

 と思っていたら、キノコの塊の真ん中だけがほじられていました。
 多分、カラスでしょう。


 そして、ついに一番大きなかたまりがごっそりいかれる時が来ました。
 これは間違いなく人間でしょう。


 さて、どうしてこんなにたくさんのキノコがいきなり生えてきたのでしょうか。
 よく見ると、このポプラにも虚ができています。
 そこには木を食べる昆虫の糞のようなものがたくさん転がっています。
 さらに、根も生えていますから、ずいぶん昔からあったようです。


 きっと何年も前からヒラタケの菌糸が育っていたのでしょう。
 もしかしたらキノコもできていたのかもしれません。
 キノコは、実は胞子を飛ばすための器官で、本体は木や土の中に広がっています。
 そして時期になると、植物が花を咲かせるようにキノコを作ります。

 もしかしたら、木を切り倒したときのショックで、「これはやばい!」と思った菌糸が慌ててたくさんのキノコを作ったのかもしれません。

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タグ: ヒラタケ  キノコ  冬のキノコ  ポプラ 

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フィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

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