【 果物・実】
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白い雪の間から見える赤い実は毒があり毒がない
12月下旬の雪が残る低山。
とけかかった雪の間から見える赤いもの。
実?

緑色の葉が見えているので、木の実。
わずかの積雪に埋もれるくらいの小さな木で冬に赤い実があるというと、ミヤマシキミ。
ただこの実は有毒。
実を食べてタネを運んでもらうための実が有毒というのは、なんかヘン。
毒はアルカロイド系。
哺乳類には毒で、鳥には毒でない。
鳥用の実なのでしょう。

食べ物が減る冬によく目立つ赤い実。
きっと毒じゃなくてもおいしくないのでしょう。
鳥にとっては。
ミヤマシキミ
深山樒
Skimmia japonica
ムクロジ目 ミカン科 ミヤマシキミ属の常緑低木
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したたかな冬の実 カラスウリ
11月も中旬になれば冬。
いろんな植物の実が熟す季節。
金網にからまった蔓からぶら下がった赤みが強いオレンジ色の実。
ピンポン玉一つ半くらい?

多分、カラスウリ。
ウリ科の植物。

ウリ科にはキュウリやスイカやカボチャにゴーヤーなど野菜がたくさんあります。
キュウリやゴーヤーなどは毎年苗を買ったり種をまいたりして育てるので一年草のイメージがありますが、カラスウリは多年草。
冬は枯れますが、地面の下にイモ(塊根)をつくり春を待ちます。

冬は地面の下で寒さに耐え、暖かくなるとその栄養を使って一気に蔓を伸ばす。
自分の茎で支えないといけないほかの植物の上を取ることができます。
したたかな植物です。
カラスウリ
烏瓜、唐朱瓜
Trichosanthes cucumeroides
ウリ目 ウリ科 カラスウリ属の蔓性多年草
タグ: カラスウリ ウリ科 赤い実 オレンジ色の実 偽果 ウリ状果 冬の実

食べてほしいのに毒がある? アオツヅラフジ
暦の上では秋ですが、まだまだ暑い8月下旬。
青い実がたくさんなっていました。

アオツヅラフジ。
紺色で丸意味は、水分が多い果肉が硬い殻に入ったタネを覆う核果。
核果に水分が多いのは、動物に実を食べてもらうため。
タネが硬い殻に包まれているのは消化されないため。
フンと一緒に出してもらって新しい場所で芽を出すため。
ところが、アオツヅラフジは有毒。
実も。
食べてもらわなければならない実が有毒というのは全く筋が通らないように思います。

ところが。
アオツヅラフジの毒はアルカロイド系。
人間には毒ですが、鳥は毒にならないこともあるようです。
たしかに実は鳥が丸呑みするにちょうどいい大きさ。
でも、そこまでして人間を避けなくても……
人間は利己的で、そのうえ知恵があることを見透かされているのでしょうか。
アオツヅラフジ
青葛藤
Cocculus orbiculatus
キンポウゲ目 ツヅラフジ科 アオツヅラフジ属の蔓性落葉樹
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アオキの実が赤く色づいてきました。冬を感じます。
このやさいは、なんでしょう? カゴの中にタネがつまったようなヘンな実
大阪府営の錦織公園の河内の里には、いろいろな野菜が植えられています。
そして、見せるためとタネをとるために収穫期をすぎても植えられています。
ですから、いろいろな野菜のスーパーでは見ることができない姿を見ることができます。
ということで、これは何の実でしょうか?
もちろん、野菜です。

花は、こんな感じ。
小さい白い花が円盤状に集まっているのは、セリ科っぽい。

葉はちょっと枯れかけていますが、こんな感じ。
切れ込みがたくさん入って、大きな切れ込みが入って、と繰り返され、全体としてはわりと大きな葉。
これもセリ科っぽい特徴。

食べるところは、地面の下。
だから見えません。
普通は赤い野菜です。
こたえ。
それは。
ニンジンです。
ニンジンはセリ科なので、セリ科の特徴をもっています。
ニンジン
人参、蔘
Daucus carota subsp. sativus
セリ目 セリ科 ニンジン属 亜種ニンジン
中央アジア原産の二年草野菜

theme : 博物学・自然・生き物
genre : 学問・文化・芸術
ミツバアケビの雄花は小さく、雌花はみつけられませんでした。
4月。
ミツバアケビの花が咲いていました。

房状になって咲いている雄花
名前のようにアケビの仲間。
柄の先から小さな葉が3枚でているので、三つ葉。
アケビは5枚なので見分けるポイントになります。
アケビと同じように秋には実がなります。
ただ、ツル植物なので木の上の方へのびることが多く、見つけるのは地面に落ちて動物に食べられた実ばかり。

どこで咲いているかわからないミツバアケビの雄花
食用にもなる実は野生種としては大きめですが、花はとても小さい。
これは雄花ですが、雌花が見当たりません。
目線の高さで咲いているくらいなので、まだ若く、実をつけるまでには成長していないのでしょうか。
秋に甘い実を食べることはむりなのかな?
というか、そもそも公園なので勝手にとって食べることはできないのでした。
ミツバアケビ
三葉木通、三葉通草
Akebia trifoliata
キンポウゲ目 アケビ科 アケビ属の蔓性落葉低木
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