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祝「ムラサキ目」新設記念(ちょっと遅れたけど) ムラサキ目ムラサキ科キュウリグサ属 キュウリグサ

 現在、植物の分類に使われているルールのAPG体系。
 遺伝子の情報から被子植物の系統を調べて分類をしています。
 ところが、どこに属すのかわからないグループがあります。
 そのひとつがムラサキ科。
 どこの「目」に属すのがわかりませんでした。

 APG体系は改訂を続け、2016年に最新のAPGIVを公表。
 そこでムラサキ科1科だけが属する「ムラサキ目」が新しく作られました。
 これでムラサキ科も、ほかの植物同様「目」を持つことができました。
 めでたい!

 ムラサキ科には多くの植物がありますが、身近な植物の一つが、キュウリグサ。
 春に水色の小さな花を咲かせる野草です。




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theme : 博物学・自然・生き物
genre : 学問・文化・芸術

見た目は草本、本当は木本 富貴草が満開です! 錦織公園

 春、まだ寒さが残る草の蕾がまだ固そうなころ、樹木の花がいろいろ咲きます。
 梅や桜もそうです。
 そして、フッキソウも。


 ツゲ科の常緑樹。
 漢字で書くと「富貴草」。
 おめでたい名前です。

 ただ草よりも低く、高さは30センチほど。
 どう見ても草。
 でも茎のかなりの部分は地面の下に伸び、見た目よりも「大きい」樹木ですが、やっぱり見た目は草。


 花は白いのですが、これはオシベの色。
 花弁はありません。
 オシベだけの雄花がたくさん並んでいるのです。


 それではメシベがどこかというと、オシベだけの花の下。
 なんか羊の角のような花があります。
 それがメシベだけの雌花。


 錦織公園では、やんちゃの里の入り口からちょっと坂を下りたせせらぎの小径のせせらぎのところに群生しています。

■参考外部リンク■
錦織公園 | 大阪府富田林市 大阪府営公園

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theme : 樹木・花木
genre : 趣味・実用

公園ネコを考える6 餌付けってなにか考えてみることにしました。その1まわりに住む人への影響

 野良猫の問題で、最も取り上げられるのが、「餌付け」かもしれません。
 ただ、「餌付け」そのものではなく、餌付けの結果の方がそもそもの問題なのですが。

これまでの【公園ネコを考える】
【1 ノラネコについて考えてみることにしました。】
【2 分類学的にネコについて考えてみることにしました。】
【3 人間との関係でネコを分類してみることにしました。】
【4 ヤマネコの生態について考えてみることにしました。】
【5 ノラネコの生態について考えてみることにしました。】

「餌付け」とは?

 それを考える前に、まずは、「餌付け」とはなんでしょうか。
 簡単に言うと、動物に餌をやって人間に慣れさせること。
 普通、動物は人間を避けます。
 その警戒心を和らげ、人間が用意した食べ物を食べるようにさせること。
  その結果、よく観察できたり、ペット化したり、捕まえたりすることができます。
 ですから、目的はいろいろあります。


 「餌付け」とは「人間が動物に餌をやること」。
 あまりにも漠然としすぎてしまい、今ひとつわかりにくそうです。
 実際は餌付けをする動物が、人間が管理している動物(ペットや家畜)か、管理していない動物(野生動物)のちがいがあり、このちがいが餌付けの意味に大きく関わってきます。
 普通、動物の餌付けの問題について語るときは、人間が管理していない動物への餌付けになります。
 この場合の「管理している動物」とは、目が行き届く限られた範囲内にいる動物のこと。
 ふらふらと自由に動き回る「野良猫」などは毎日餌をやっていたとしても含まれません。

「餌付け」の影響

 動物に対して餌付けをする人がいる一方、餌付けを否定する人もいます。
 餌付けをする人は、「かわいそう」とシンプルな理由だったりしますが、生き物を「かわいそう」と思う気持ちの一体何が悪いのでしょうか。
 餌付け問題に関しては、大きく分けると2つありそうです。
 一つは、餌付け場所の近隣住民の日常生活に支障がでること。
 もう一つは、環境に影響があること。


 どうして餌付けが近隣住民の生活に支障が出るのでしょうか。
 単純な話ですが、動物は食べて出すのが自然の成り行き。
 餌を食べようとして動物が集まると、もちろん、糞がたくさん落ちます。おしっこも。
 糞はもちろん不衛生ですし、おしっこも同じ。
 不快な匂いがあったり、動物によっては人間に有害な寄生虫や病原菌などを媒介することもあります。

 餌付け問題で有名なネコにしろハトにしろ、餌を食べられるわけですから、餌の時間がはじまる前にその場所にたくさん集まってきます。
 もしかしたら居着くかもしれません。
 もちろん、餌場の近くに人の住居があれば、そこにも来るでしょう。
 ということは、そこにも糞をするということ。
 たまに1つ2つならまだしも、それが毎日たくさんとなれば、住人の生活に影響が出ます。
 もしかしたら、病気になるかもしれません。不自由な生活を送らなければならなくなります。


だれが「かわいそう」か

 「かわいそう」という単純な気持ではじめたことですが、たまたまそこに住んでいるだけなのに、日常生活に支障が出てしまう。
 ネコやハトはかわいそうでも、人間はかわいそうではないのでしょうか。
 もし、人間よりもネコやハトがかわいそうなら、他人におしつけるのではなく、まず、餌やりをする人自身が「かわいそう」になり、耐えるべきではないでしょうか。
 もっとも、これも行き過ぎると多頭飼育崩壊して猫屋敷状態になり周辺の人の迷惑になってしまいますので、簡単な問題ではありません。

 でも、餌付け問題の一つは、日常生活の中で普通に考えれば、答えもおもずと明らかなことではないか、と思います。
 ということは、まわりに人が住んでいないところなら誰にも迷惑をかけないので餌付けも問題無いでしょうか。
 いいえ。
 今度は環境の問題がでてきますが、それは次回に。

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タグ: 公園ネコを考える  ネコ  餌付  ネコの餌付 

theme : 博物学・自然・生き物
genre : 学問・文化・芸術

専門家の落とし穴? 保護の対象にする4つの「種」のちがい

 専門家でありながら、視野が狭くてトンデモに走る人がいることはすでに書きました
 なぜ、専門家でありながらトンデモに走るのでしょうか。
 たとえばすでに書いた、チョウを守れば自然環境を守ることになると言ったチョウの専門家。
 その方のポイントは何でしょうか。

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4つの種

 自然を守る、環境を守ると言っても、実際に活動を行う場合、対象が「自然」や「環境」では漠然としていて、何をすればいいのか具体的なことがわかりません。
 また、許可を得たり支援を受けたりするための説明がしにくく、理解されにくいということもあります。
 そこで、特定の生き物を選んで、具体的にわかりやすく、活動しやすくすることがあります。
 その「種」は、4つに分けることができます。
 キーストーン種、アンブレラ種、シンボル種、希少種です。

◆キーストーン種

 絶滅した時、他の生物や環境に大きな影響を与える種のこと。
 たとえば、ニホンオオカミが絶滅したため、シカが増え、シカが山の木や草、そして畑のものを食べるなどの被害が起きているといわれることがあります。
 この場合のニホンオオカミがキーストーン種になります。
 ただし、オオカミがもとからいなかったと言われる屋久島でもシカの食害が増えていることや、同じような害が起きているクマやニホンザルについては説明できていません。
 現実はこのように安易に決められるほど、簡単なものではないようです。

チュウゴクオオカミ〔天王寺動物園〕
チュウゴクオオカミ
ニホンオオカミとエゾオオカミは環境省レッドリスト絶滅

◆アンブレラ種

 行動範囲の広い動物を指します。
 その動物を保護することは、同時に行動範囲の環境も保護することにもなります。
 行動範囲が広いということは、体も大きいということになり、多くの場合、大型の哺乳類や鳥類になります。
 クマやオオタカなどが代表的アンブレラ種です。

イヌワシ〔天王寺動物園〕
イヌワシ
環境省レッドリスト絶滅危惧IB

◆シンボル種

 その地域や場所を象徴する種のこと。
 通常、よく目立ち、多くの人に好感を持たれる種が選ばれます。
 その反面、よく注意していないと、その場所に元からいた他の生き物の絶滅や、環境を破壊してしまうことにもなりかねない危険性を持っています。
 たとえば、ゲンジボタルを保護するため、幼虫の餌となるカワニナをほかの地域から大量に持ち込み、その地域に住んでいたカワニナを減らしてしまうことなどがあります。

ゲンジボタルのひかり〔橿原市昆虫館〕
ゲンジボタル
16都府県のレッドリストに記載

◆希少種

 数が少なくなった種のこと。
 わかりやすいのは、レッドデータブックに記載された種。
 絶滅にひんしている場合はすみやかに保護活動を行う必要があります。
 ただし、キーストーン種やアンブレラ種でない場合、注意をしなければシンボル種と同じ過ちをしてしまうことになりかねません。

オオムラサキ〔橿原市昆虫館〕
オオムラサキ
環境省レッドリスト準絶滅危惧

落とし穴

 例のチョウの専門家は、希少種をシンボル種として保護活動をしてしまったようです。
 保護活動は資金も必要ですし、活動のためにその場所の持ち主の理解を得て許可してもらうことも必要です。
 シンボル種という目立って好感を持たれる生き物なら、だれでも直感的に保護の必要性を感じることができるでしょう。
 しかしその結果、なぜチョウを保護するのかという単純で基本的なことにすら、答えることができなくなり、チョウさえ保護すれば他のことは考えなくてもいい、という状況に陥ってしまったようです。
 これは愛好家が専門家になって活動家になった場合に起きる落とし穴なのかもしれません。

 こういった基本的な説明は大切なことで、活動を行う上でもちゃんと説明できないことは、お世辞にもいいことではないと思います。
 そして、このような活動が個人の資産や一般のスポンサーの寄付などで行われているのであるのならばまだしも、行政などから補助を受けている場合は、明確な説明ができないことはとても問題があるのではないでしょうか。
 そのチョウの専門家はどうなのかはわかりませんが。

セツブンソウ 〔花の文化園〕
セツブンソウ
環境省レッドリスト準絶滅危惧

安易は至難

 生き物や環境を守るため行動を起こすことはとても大切だと思います。
 しかし、具体的な行動に至る前に現状を把握し、どの生き物をどのように守っていくのかを、十分考えなければならないのではないでしょうか。
 特定の生き物が好きでその生き物が絶滅しそうだからといって、安易に保護活動を行うのは、「保護」の名を借りた「破壊」になりかねません。

 生き物を見るときは、こういった落とし穴を避けるため、できるだけ視野を広くし、想像力を働かせることが必要なのかもしれません。
 そして、私たちが思っているほど簡単でも単純でもないことを意識することも。
 言葉では簡単な、たった2文字の「自然」や「環境」が、実はとても複雑なものだったのです。

■参考外部リンク■
天王寺動物園HOMEPAGE
橿原市/橿原市昆虫館
大阪府立花の文化園公式サイト

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タグ: キーストーン種  アンブレラ種  シンボル種  希少種  保護活動  チュウゴクオオカミ  イヌワシ  ゲンジボタル  オオムラサキ  セツブンソウ 

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APG植物分類体系で ものすご~くおおざっぱに被子植物の進化をみてみると


 植物をはじめ生き物の分類にはよく「〇〇科(か)」とか「△△属(ぞく)」と書かれていることがあります。

 これは生き物のことをわかりやすくするため、共通点を持つグループに分類する方法の一つ。

 元は生き物の体の構造で分類していましたが、進化の系統での分け方が主流になってきました。

 植物の遺伝子でそれをやっているのがAPG植物分類体系です。



 遺伝子には生き物の設計図が含まれていています。

 設計図ですから同じ種でもそれぞれの個体によってもわずかなちがいがありますし、グループが離れれば離れるほどちがいが大きくなります。

 そのちがいの大きさで、進化の枝分かれをしたところを見つけて、分けていきます。

 ただし、今のところ被子植物だけ。
 そして2度変更され、まだ完成はしていません。


 そのAPGの分類を時間の流れに沿って、一部の植物だけですが、ものすごく簡単かつものすごく大雑把に表にしてみました。

 「こんな雰囲気かな」程度でお願いします。



億年前














0.00 新生代
新植代 シダ植物 裸子植物 スイレン属 コショウ科 クスノキ属 モクレン属 単子葉類 キンポウゲ科 ケシ科 ナデシコ科 キク科 ツツジ科 ニレ科 ブドウ目
0.66 中生代 白亜紀後期 コショウ目 クスノキ目 モクレン目 ナデシコ目 キク目 ツツジ目 バラ目





1.01 白亜紀前期 中植代

スイレン科 キンポウゲ目

キク類 バラ類




1.45 ジュラ紀


モクレン類





被子植物


2.01 三畳紀
2.52 古生代 ペルム紀

古植代/シダ
2.99 石炭紀
3.59 デボン紀 古植代/コケ等


4.19 シルル紀


4.43 オルドビス紀



年代と名称は国際年代層序表を参考にしています。
古生代までは【年代層序表〈顕生代〉β2 動物と植物】へ。



 植物の分類を大きい方から並べてみると「綱>目>科>属>種」になりますが、まだもっと細かく分類されています。

 表の中で「類」と書かれているのは、上の分類に割り振ることができないグループです。

 「新植代」「中植代」「古植代」は、植物の変化からみた地質年代の分け方。
 「新植代」は被子植物の時代、「中植代」は裸子植物の時代、「古植代」はシダ植物の時代とコケ植物の時代に分かれます。

 「裸子植物」は種になる胚珠(はいしゅ)がむき出しになっていて花粉が直接つく植物。
 「被子植物」は胚珠が子房に覆われてメシベになっている植物。



 表を見てみると、モクレンやキンポウゲ、ドクダミ(コショウ目)など、花弁を持たず、苞(ほう)や萼(がく)が花弁のようになったグループが古い段階で登場しているのがおもしろいところ。

 被子植物の特徴とされる花弁は、花より遅れてできたようです。

 今でも花弁をもたず苞や萼が花のようになっている植物は、結構古いタイプの植物なのかもしれません。



古い時代の名残があるモクレンの花
古い時代の名残があるモクレンの花




 被子植物は恐竜より後に出現して、恐竜時代の中生代にどんどん種類を増やしていきます。

 しかし、それはまだまだ裸子植物が繁栄していた中植代。
 それにシダ植物も衰えていません。

 そんな状態で後発の被子植物が多様化していったのは、シダ植物、そして裸子植物が繁栄しているように見えつつも、被子植物が入り込める隙間(ニッチ)がまだまだ残っていたのかもしれません。



タグ♦ 地質年代表

■参考外部リンク■
Angiosperm Phylogeny Website
Missouri Botanical Garden/英語)
日本地質学会 - 地質系統・年代の日本語記述ガイドライン


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タグ: 年代層序  地質時代  地質年代  地質年代表  中生代  新生代  新植代  中植代  古植代 

theme : 雑学・情報
genre : 学問・文化・芸術

年代層序表〈顕生代〉β2 動物と植物


 前回作ってから時間がたちましたので、新たに作りました。

 今回は植物に関する時代区分も追加しています。

 一般的な時代の大きな区切りは、動物の絶滅や発展と関係している事が多いのですが、実は植物の変化は動物とちょっとズレがあります。

 大雑把ですが比べてみると、なかなおもしろいことが見えてきます。



前回とは参考にしている資料がちがいますので、年代などがかわっていることがあります。
今回も直感的に時代の長さがわかるように概ね時代の長さと同じ比率で表の高さを設定しています。
ただし一部の極端に短い時代については、最低限度幅に固定しています。
名称と年代は国際年代層序表を参考にしています。



万年前 累代 植代 出来事・生物
0 顕生代 新生代 第四紀
新植代 被子植物の時代 人類の出現
250 新第三紀 鮮新世 スミロドン
530 中新世 デスモスチルス
2300 古第三紀 漸新世
3390 始新世 バシロサウルス
5600 暁新世 被子植物の繁栄
6600 中生代 白亜紀 後期 白亜紀末の大量絶滅
ティラノサウルス
プテラノドン
1億 50 前期 中植代 裸子植物の時代 被子植物の出現
ステゴサウルス
有胎盤類の出現
1億4500 ジュラ紀 後期 アーケオプテリクス
アロサウルス
1億6350 中期
1億7410 前期
2億 130 三畳紀 後期 三畳紀末の大量絶滅
哺乳類の出現
2億3700 中期 恐竜の出現
2億4720 前期
2億5220 古生代 ペルム紀 後期 ペルム紀末の大量絶滅
2億5980 中期 裸子植物の繁栄
2億7230 前期 古植代 シダとシダ種子植物の時代
2億9890 石炭紀 後期 爬虫類の出現
メガネウラ
3億2320 前期 木性シダ類の繁栄
完全変態昆虫の出現
3億5890 デボン紀 後期 原始陸上植物の時代 デボン紀後期の大量絶滅
シダ種子植物の出現
3億8270 中期 両生類の出現
3億9330 前期 アンモナイトの出現
硬骨魚類の出現
昆虫の出現
4億1920 シルル紀
シダ植物の出現
4億4340 オルドビス紀 後期 オルドビス紀末の大量絶滅

4億5840 中期 地上植物の出現
4億7000 前期 太古植代 海生藻類の時代
4億8540 カンブリア紀

4億9700

5億 900
節足動物の繁栄
5億2100
バージェス澄江動物群
カンブリア爆発
5億4100
先カンブリア時代
原生代 エディアカラン紀 エディアカラ動物群
万年前 累代 植代 出来事・生物



 タイトルにもある「顕生代(けんせいだい)」は、古生代から現在までを含み、地球の歴史の9分の1ほどの時代です。

 複雑な生物が現れて、瞬く間に海に広がり、少し遅れて陸上にも広がり、地球環境を大きくつくりかえることになります。

 顕生代は「古生代」「中生代」「新生代」の3つの時代に分かれます。

 古生代は複雑な生物が現れて、地球上に広がっていった時代です。

 中生代は爬虫類が多様化して、陸・海・空に広がっていった時代です。人気がある恐竜もその中の一つ。

 新生代は恐竜をはじめ多様化した爬虫類の多くが絶滅し、かわりに鳥と哺乳類が多様化した時代です。



ちっちゃいアノマロカリス・ナトルスティ〈橿原市昆虫館〉
ちっちゃいアノマロカリス・ナトルスティ〈橿原市昆虫館〉




 以上は動物を中心とした時代区分です。

 植物も同じように「古植代」「中植代」「新植代」の3つに分けることができます。

 古植代はコケのような原始的な植物が陸上に進出した時代と、シダ植物が繁栄した時代に分かれます。

 水辺を植物が覆うことで、動物の陸上進出がはじまりました。

 シダは巨大化し、地球上にはじめて森林を作りました。

 そして腐ることもなく地中に埋もれ、大量の石炭を作り出すと同時に、大気中の二酸化炭素の量も減ることになります。



 中植代は裸子植物が繁栄を始めた時代です。

 裸子植物は種を作る植物で、シダ植物よりも乾燥に強くなります。

 この時代に植物が内陸へ進出をはじめたのでしょう。

 中生代の恐竜の繁栄の基礎がつくられたのかもしれません。



 新植代は被子植物がシダ植物や裸子植物にかわって繁栄した時代です。

 被子植物は、胚珠が外に出ていた裸子植物とちがい子房で胚珠をすっぽりと覆う植物です。

 また受粉を風まかせにしていた裸子植物とちがい、動物を呼び寄せるための花を作り花粉を運ばせ、子房を食べられるようにして動物に種を運んでもらうという、繁殖に動物を利用するようになりました。

 現在植物の多くは被子植物で、シダ植物で残ったものはほとんどが草。裸子植物に至っては、大きく種の数を減らしています。




この表に書かれていない20億年前のいきものの化石〈橿原市昆虫館〉




 この植物の変化を動物の変化を比べてみると、動物の多様性が大きく変わる大絶滅の前に、すでに新しい植物の繁栄が始まっています。

 植物が原因となって大絶滅が起きるわけではないと思いますが、植物によって作られた新しい環境に、新しい動物たちが多様化して対応していったかのようです。

 植物は陸上の環境と大きく関係し、そして直接的・間接的に動物の食べ物になります。

 植物の進化がわかると、陸上の動物の進化もわかりやすくなることもあります。

 動物に興味がある人も、植物の進化を知ると絶滅した動物たちが生き生きと動き回る姿を想像できるようになるかもしれません。



タグ♦ 地質年代表

■参考外部リンク■
日本地質学会 - 地質系統・年代の日本語記述ガイドライン

橿原市/橿原市昆虫館


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二酸化炭素はぐるぐるまわる その3「二酸化炭素と植物」


 今、地球温暖化の原因として問題になっている二酸化炭素。

 地球にはもともとはもっとたくさんの二酸化炭素がありましたが、空気中から取り除くシステムのおかげで、ほとんどなくなるまで減ったのが、現在の地球。

 前回は海のシステムについて書きましたが、もちろん陸上でも二酸化炭素を取り除くシステムがあります。



今までの「二酸化炭素はぐるぐるまわる」
その1「地球温暖化と二酸化炭素」 その2「二酸化炭素の行き先」



 陸上で二酸化炭素の姿を変えるのは植物。

 学校で習うように、植物は空気中の二酸化炭素を使って炭水化物(たんすいかぶつ)を作ります。

 炭水化物はもちろん栄養として生きるために使いますが、それ以外に体を支えるためにも使います。
 「木」として見える部分、「木材」として使う部分は、二酸化炭素が姿を変えた炭水化物でできているのです。

 ですから二酸化炭素を減らすために植物を植えようという声がよくあります。

 それについて考える前に、まずは二酸化炭素と植物の関係を考えてみましょう。



高野山の大きな杉も二酸化炭素の塊
高野山の大きな杉も二酸化炭素の塊




植物は二酸化炭素のかたまり?!

 植物が二酸化炭素からつくりだす炭水化物は生き物に必要な栄養で、酸素を使って二酸化炭素と水に分解するときのエネルギーで生きています。

 もちろん植物も同じですが、それ以外に炭水化物を植物繊維にして体を支えるために貯めこみます。

 ですから大きな樹木はたくさんの二酸化炭素を形を変えて蓄えています。

 つまり植物は二酸化炭素の塊ということもできます。



 樹木は人間よりも寿命が短いものも少なくなく、人間より長生きの樹木でも永遠に生きているわけではありません。

 寿命を迎えた樹木は、倒れ、朽ちていきます。

 この「朽ちる」というのは、カビやキノコや虫や微生物などに樹木が食べられてなくなることです。

 生き物が食べるということは、炭水化物を二酸化炭素と水に変えること。
 例外もありますが、多くがそうです。

 つまり、「木が朽ちる」ということは、木が溜め込んだ二酸化炭素を地球表面を覆っている空気、つまり大気中に戻すことなのです。

 実は、樹木が蓄えた二酸化炭素は、大気の中から一時的に取り除かれただけなのです。

 ですから地球の変化を考える学問では、植物の吸収した二酸化炭素の量は大気中にあるものと同じ、と考えられることもあります。



高野山の木を食べているキノコ
高野山の木を食べているキノコ




時間をかけてぐるぐる回る二酸化炭素

 樹木を永遠に朽ちさせないようにしないかぎり、いくら樹木を植えても大気中の二酸化炭素を取り除いたことにはなりません。

 一見、木を植えるとその木が大きくなっていく限りずっと二酸化炭素を大気から取り除き続けているように見ます。

 たしかに小さな視野ではそうですが、もっと広げた視野で見てみると、その木が成長している間にもどこかで必ず木が寿命を迎え、朽ちていきます。

 単純に言うと、木を植えて成長して二酸化炭素を吸収し続けいても、どこかで寿命を迎えた木が朽ちて二酸化炭素を発生させ続けているのです。



 樹木1本だけを見るのなら、間違いなく樹木は二酸化炭素を取り込んで成長を続けていっています。

 その樹木が人間よりも長生きしたら、二酸化炭素を吸収していく一方に見えます。

 しかし。

 視野を森全体、山全体に移していけばどうでしょうか。

 間違いなく、あちこちで木が寿命を終えて朽ちていっているはずです。

 蓄えた二酸化炭素をどんどん大気中に戻していっているのです。

 樹木をたくさん植えると、たしかに大気中の二酸化炭素を取り除くことができます。

 しかしその木ですら、子や孫、曾孫の代になって寿命を迎えると、逆に二酸化炭素の発生源になってしまうのです。

 このように大きく広い地球の環境を考えるときには、広い視野と想像力が必要なのです。



高野山の森のなかで朽ちていく木
高野山の森のなかで朽ちていく木




地球表面の二酸化炭素循環

 大気中の二酸化炭素は地球の表面をぐるぐる回っているだけで、樹木を植えても、樹木を切っても現実的には、量は変わりません。

 たとえば、木を燃やして木を植えるようなことを行っていれば、問題はありません。

 植物と大気の間をぐるぐる回る二酸化炭素サイクルの中にありますから、二酸化炭素の量は減りませんが、増えもしません。



 地球温暖化を防ぐ手段として「バイオマス燃料」「バイオ燃料」という言葉が聞かれます。

 工場で加工したり、微生物を使うなどして、樹木や食べ物などから燃料をつくろうというのです。

 これは、いきものに姿を変えた二酸化炭素を燃料として使うるわけです。

 バイオマス燃料を燃やしてももちろん二酸化炭素はできますが、それは地球表面にある生き物だったものから作られるのです。

 これは地球表面をグルグル回っている二酸化炭素のコースをちょっと変えただけですから、大気中の二酸化炭素を増やしたことにならないのです。



高野山の木々はどれだけ二酸化炭素を蓄えているのでしょうか
高野山の木々はどれだけ二酸化炭素を蓄えているのでしょうか




広い視野と想像力

 人間が文明をつくるようになって数千年。

 その間にも燃料として多くの植物が燃やされ、多くの森林を失いました。

 でも問題になるほど二酸化炭素の量が増えなかったのは、地球表面の二酸化炭素サイクルの中に収まっていたからかもしれません。

 IPCCの報告書にもあるように、大気中の二酸化炭素の量が増えてきたのは、地球表面以外の場所から、つまり地面の下深くから持ってきた炭素(石炭や石油などの化石燃料)を燃やしはじめたからと考えられています。

 化石燃料は、長い時間をかけて、地球が取り込んで地面の奥底深くに「封印」した二酸化炭素が姿を変えたものなのです。

 もちろん、そのお陰で大気中の二酸化炭素の量が大きく減ったのが、現在の地球です。



 実際には二酸化炭素サイクルにはいろいろな種類があり、複雑な経路を通っています。

 光合成ですら、とても複雑なシステムで、二酸化炭素を分解しています。

 とてもややこしいですが、数字や途中経過を抜きにして単純化して考えると、決してややこしくて難しいことではありません。

 むしろとても単純なことなのです。



 地球環境を考えるときには、ちょっと視野を広げて想像力を使ってみましょう。

 そうすれば、新しいことが見えてくるかもしれません。

 決して難しいことではありません。



タグ♦ 炭素循環 二酸化炭素

■参考外部リンク■
気象庁 Japan Meteorological Agency
(IPCC(気候変動に関する政府間パネル))

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二十四節気・七十二候
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Author:ノート
都会の植え込みから自然あふれる山まで。
新米ビオトープ管理士でフィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

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