【 甲虫】

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樹液の近くでひたすら待つ虫? ナミクシヒゲハネカクシ

 夏のクヌギというと、樹液に集まるカブトムシ!
 もちろん、他の虫もいろいろあつまります。

この記事にはの画像があります。


 クワガタムシ、カナブンにハナムグリ、さまざまなスズメバチ、ハエやアブや、タテハチョウ、夜にはコメツキムシも。
 樹液を食べに昼も夜もいろいろな虫が集まります。
 クヌギの樹液は虫たちには美味しい食べ物のようです。

樹液に集まる虫たち
シロテンハナムグリとヒアリによく間違われるオオズアリ?

 ところが、ちょっと雰囲気のちがう虫がいました。
 多くの虫たちが集まる樹液が漏れ出てくるところから少し離れて、樹皮の裂け目の中に隠れています。

樹液を食べないで隠れてる虫

 スリムな体で腹部の体節が見えるので幼虫のようですが、背中に小さい甲羅みたいなものがあるので成虫のハサミムシのよう。
 でも、腹部の先端にはハサミはありませんので、ハサミムシではありません。
 この虫は、ハネカクシ。
 ハネカクシ科の甲虫。
 鞘翅が短くてもカブトムシの仲間です。

ナミクシヒゲハネカクシ

 ただ、ハネカクシはわりと小さい昆虫で、大きくても1センチ前後。
 ところがこのハネカクシは、2センチくらいある、大きな種類。
 大きくて、黒くて、触角が太いハネカクシは、ナミクシヒゲハネカクシ?
 きっと漢字では「並櫛髭羽隠」でしょう。


 ハネカクシの多くは肉食性。
 ということで、この大きなハネカクシは、ここで樹液を食べに集まってくる虫たちを狩るため待ち構えているのでしょう。
 しかし、すでにハチやらアブやら集まってますが、クヌギの隙間で一向に動く気配を見せません。
 接写しても逃げません。
 一体、どんな虫を狙っているのでしょうか。

 まさか、最強カブトムシ?!

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タグ: ナミクシヒゲハネカクシ  ハネカクシ  シロテンハナムグリ  オオズアリ  樹液に集まる虫  昆虫   

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地を這う大顎を持った黒くて細長い虫は一体?

 おなじみの錦織公園。
 大阪府の都市公園ですが、緑が多く、一度行けばブログのネタはいくつもみつかります。

この記事にはの画像があります。


 ふと足元を見ると、黒いヤスデが。
 実はここではほとんどヤスデを見ていません。
 ムカデのほうが何倍も見てます。
 最大の理由は、落ち葉の下を見ていないから。
 なぜなら、ヤスデは枯れた植物を食べますから。
 ところが、ヤスデと言うにはちょっと動きが早いような。
 あわてて写真を数枚撮ったところで石垣の隙間に入っていってしまいました。


 そして家に帰ってパソコンで見てみると。
 体が平たくて尾に向かって細くなっていきます。
 どちらもヤスデらしくありません。
 そして足がたくさんではありません。
 ヤスデではなく、昆虫のようです。

マイマイカブリ幼虫

 拡大してみると頭とかわらないくらいの大きな顎。
 昆虫でこんな細長くて大きな顎をもっているのは、動物食(肉食)甲虫の幼虫。
 ということで調べてみると。
 マイマイカブリの幼虫のようです。

大顎

 マイマイカブリは名前のようにカタツムリ(マイマイ)にかぶりつく(食べる)昆虫。
 正しくは、カタツムリの殻に頭を突っ込んで被っているよう見えることからですが。
 大きな顎でカタツムリを噛み切るのかと思ったら、消化液を出して溶かして飲み込むという体外消化。
 大顎は、カタツムリを食べるためではなく、仕留めるためのようです。

 マイマイカブリは、オサムシの仲間では最大級の日本固有種。
 成虫の大きさは5センチ前後。
 この幼虫は2センチあるかないか。
 ですから、きっと1齢の幼虫でしょう。
 1齢幼虫というのは、卵から生まれて一度も脱皮をしていない幼虫のこと。
 2センチで1齢幼虫というのは間違いのようですが、マイマイカブリは卵自体が1センチ位という、昆虫としてはとんでもない大きさ。
 さらに1齢幼虫から脱皮して2齢幼虫になったら、次はサナギという、これもとんでもなく少ない回数。
 普通は何度も何度も脱皮と成長を繰り返して成虫になります。
 それがたった2回。
 すごい昆虫です。

成虫のマイマイカブリ これも錦織公園にて 成虫

 マイマイカブリはほかのオサムシ同様後翅が退化して飛ぶことができません。
 つまり、錦織公園のような孤立したところで一度絶滅してしまうと、二度と戻ってくることはありません。
 もちろんマイマイカブリを守るのは、マイマイカブリただ1種だけのことを考えてもだめです。
 公園の環境が大きく変わらないよう、願っています。

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タグ: マイマイカブリ  肉食昆虫  甲虫  幼虫  飛べない虫  オサムシ  錦織公園 

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実は光るんですが、見た人がとても少ないのです。クロマドボタル

 幼虫が光るクロマドボタルの雄成虫が飛びはじめました。

この記事にはの画像があります。


 メスは翅が退化してオスしか飛ばないホタル。
 そして幼虫は陸上に住む陸棲のホタル。

クロマドボタルのオス成虫

 ホタルといえば、ゲンジボタル、ヘイケボタル、そしてヒメボタルでしょうか。
 どれも明るく、各地で鑑賞会などが行われています。
 クロマドボタルは成虫じゃなくて、幼虫が光るホタル。
 幼虫が光るホタルは珍しくはないのですが、とても暗い。

名前の由来となった「窓」

目のようですがここは背中
擬死中なので頭は腹側に折り曲げていて見えません

 ところが、クロマドボタルの成虫も光ります。
 ただゲンジボタルやヒメボタルのように繁殖行動と関係なく、光る時期も短いということで、自然の中でなかなか観察されないのが誤解の原因のようです。
 飼育されたクロマドボタルは羽化後にはよく光るそうですので、自然の中でも同じだろうということは容易に想像できます。
 つまり、光る器官を持っているはず。
 ということで、擬死(しんだふり)してるクロマドボタルのオス成虫のお腹を見てみましょう。

お腹側からみたクロマドボタルのオス


発光器らしいところをクローズアップ

 一番先の節だけが色がちがいます。
 ちょっと半透明?
 見るからに光りそうですし、ゲンジボタルやヘイケボタルの発光器に似ています。
 クロマドボタルのオスが光ってもふしぎはないですね。
 まだ見たことないですが。

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タグ: クロマドボタル  ホタル  光る虫  初夏の虫 

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ホタルだけどホタルっぽくない? ホタルじゃないけどホタルっぽい? ベニボタル

 6月は蛍の季節。
 また新しいホタルと出会いました。
 今度は金剛山の山頂で、背中が赤いホタルと。
 ベニボタルの仲間。

この記事にはの画像があります。


カクムネベニボタル

 頭部と触覚の感じからすると、カクムネベニボタルのメスでしょうか。


 ベニボタルの仲間は甲虫目 ホタル上科 ベニボタル科。
 いわゆる「ホタル」はホタル上科 ホタル科なので、微妙な距離感で兄弟みたいな親戚って感じでしょうか。
 ということで、ベニボタルは光らないそうです。

 となると、ホタルと言うより、同じホタル上科 ジョウカイボン科のジョウカイボン(浄海坊)に近いような気がします。
 ベニジョウカイボン?
 ジョウカイボンはカミキリムシに似ているけど、体が柔らかいくせに肉食の昆虫。
 カミキリムシはハムシ上科で草食。
 偶然見た目が似てしまっただけのもう意識しないほど遠い親戚って感じでしょうか。

ベニボタル

 ベニボタルが派手な赤い色なのは、毒を持っていることを知らせるためだとか。
 そういう点ではホタルと似ています。
 ほかにもホタル科と共通するところがあるので、ジョウカイボン科よりもホタル科に近いようです。

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新しいホタルとの出会い! でも光るところは見られません? オバボタル

 6月になったころ。
 錦織公園でホタルと出会いました。

この記事にはの画像があります。


 フラフラと低空を飛ぶ黒くて小さい虫。
 いかにもホタルっぽいと追いかけていって草に止まったところを見てみると。

オバボタル

 細くて柔らかそうな甲虫。
 背中の左右に赤い印。
 ホタルです。


 ただし、オバボタル。
 甲虫目 ホタル科 オバボタル属のホタルの仲間。

 錦織公園にはすでにクロマドボタルと出会っています。
 2種類目のホタル。

 クロマドボタルは、幼虫が光るけど、かなり暗いホタル。
 そしてオバボタルは、光るとか光らないとかいろいろ言われる変なホタル。
 ということは、光るかどうかは謎。つまり、光ってるところを見るのは稀なホタルってことでしょう。


 ちょっと残念です。

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きれいな虫には毒がある。(毒のないきれいな虫もいっぱいいるけど)ツチハンミョウ

 梅が咲く3月の低山をトレッキングしていると、スズシロソウと思えるロゼットがありました。
 大阪には絶滅危惧種のカワチスズシロソウがあります。
 違うだろうと思いつつ、確認のために写真を撮ろうと思うと……
 あれ?

この記事にはの画像があります。


 瑠璃色に輝く虫が。
 しかし、ルリセンチコガネではありません。
 なんというか、アリを大きくして太らせたような姿。
 これは!
 ツチハンミョウ。

枯れ草の中のツチハンミョウは意外と目立たない?

 「ハンミョウ」といいますが、ハンミョウとはちがう科の甲虫。
 さわると黄色い毒を出す!と言われます。
 どうなったら、どこから、どのように、どの程度の毒を出すのか忘れましたが、とりあえず。
 注意!

 しかし、寒いのか、死んでいるようにほとんど動きません。
 写しやすい!
 刺激しないように、接写。

よく見ると小さな凸凹だらけ

 色はルリセンチコガネよりも瑠璃色。
 でも、光沢のある体には小さな凸凹が。
 そして甲虫なのに小さすぎる翅。
 ふくらんだお腹。
 よく見ると格好いいというより、愛嬌があります。

 ツチハンミョウにはいろいろは種類があり、大阪にいる瑠璃色のツチハンミョウは、ヒメツチハンミョウとキュウシュウツチハンミョウ。
 この2つはよく似ていて、簡単に見分けはつかないそうです。
 ただ、触角にこぶがないのでメスなのはわかります。


 ツチハンミョウの幼虫は、ハナバチの幼虫が育つ巣にもぐりこみ、食べ物を盗み食いしたり、卵を食べたります。
 どうやってハナバチの巣にいくかというと、これがものすごい方法です。
 それは、いきあたりばったり!

 土の中で孵化したツチハンミョウの幼虫は草を上って花のところまで行き、やってきたハチにとりつき、巣穴に戻ったところで降ります。
 もちろん、ハナバチでなかった時には、それまで。
 というわけで、1匹のメスが産む卵は千を超えるとか。
 本当に行き当たりばったりなんですね。

ツチハンミョウ

 調べてみると、ツチハンミョウの毒は足のところから出る黄色い液体。
 触れると水ぶくれができるとか言われますが、なんともなかったという話もあり、よくわかりません。
 また、幼虫の時に蛹のように動かなくなる時期があり、過変態と呼ばれます。
 その様子は、ファーブルさんの『昆虫記』の3巻目に別のツチハンミョウの成長の様子が書かれています。
 なかなかおもしろいいきものです。

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11月中旬の金剛山 冬のセンチコガネ

 動物のうんちを食べて片付けてくれる、と言われるセンチコガネ。
 汚いものを食べますが、見た目はきらきらきれいです。

この記事にはの画像があります。


 身近なセンチコガネには、センチコガネとちょっと大きなオオセンチコガネがいます。
 どちらもよく似た生態なのですが、場所によってセンチコガネのほうが多かったり、オオセンチコガネのほうが多かったりすます。
 金剛山地とそこに連なる和泉山脈はセンチコガネが多いところ。

 暦の上では冬。
 10月中旬の金剛山のセンチコガネ。


 金剛山地の南西ではいろいろな色のセンチコガネがいますが、この黒っぽいのがセンチコガネの基本色。
 金剛山周辺ではこの色ばかりです。


 センチコガネは成虫で冬を越すので、11月でも暖かいと出てきます。
 ただ、暖かいと言っても気温は10℃くらいですが。
 長い冬を乗り越えるために、少しでもたくさん食べておこうと思っているのかもしれません。

頭(頭楯)が半円形なのでセンチコガネ

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新米ビオトープ管理士でフィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

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