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実は光るんですが、見た人がとても少ないのです。クロマドボタル

 幼虫が光るクロマドボタルの雄成虫が飛びはじめました。

この記事にはの画像があります。


 メスは翅が退化してオスしか飛ばないホタル。
 そして幼虫は陸上に住む陸棲のホタル。

クロマドボタルのオス成虫

 ホタルといえば、ゲンジボタル、ヘイケボタル、そしてヒメボタルでしょうか。
 どれも明るく、各地で鑑賞会などが行われています。
 クロマドボタルは成虫じゃなくて、幼虫が光るホタル。
 幼虫が光るホタルは珍しくはないのですが、とても暗い。

名前の由来となった「窓」

目のようですがここは背中
擬死中なので頭は腹側に折り曲げていて見えません

 ところが、クロマドボタルの成虫も光ります。
 ただゲンジボタルやヒメボタルのように繁殖行動と関係なく、光る時期も短いということで、自然の中でなかなか観察されないのが誤解の原因のようです。
 飼育されたクロマドボタルは羽化後にはよく光るそうですので、自然の中でも同じだろうということは容易に想像できます。
 つまり、光る器官を持っているはず。
 ということで、擬死(しんだふり)してるクロマドボタルのオス成虫のお腹を見てみましょう。

お腹側からみたクロマドボタルのオス


発光器らしいところをクローズアップ

 一番先の節だけが色がちがいます。
 ちょっと半透明?
 見るからに光りそうですし、ゲンジボタルやヘイケボタルの発光器に似ています。
 クロマドボタルのオスが光ってもふしぎはないですね。
 まだ見たことないですが。

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タグ: クロマドボタル  ホタル  光る虫  初夏の虫 

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ホタルだけどホタルっぽくない? ホタルじゃないけどホタルっぽい? ベニボタル

 6月は蛍の季節。
 また新しいホタルと出会いました。
 今度は金剛山の山頂で、背中が赤いホタルと。
 ベニボタルの仲間。

この記事にはの画像があります。


カクムネベニボタル

 頭部と触覚の感じからすると、カクムネベニボタルのメスでしょうか。


 ベニボタルの仲間は甲虫目 ホタル上科 ベニボタル科。
 いわゆる「ホタル」はホタル上科 ホタル科なので、微妙な距離感で兄弟みたいな親戚って感じでしょうか。
 ということで、ベニボタルは光らないそうです。

 となると、ホタルと言うより、同じホタル上科 ジョウカイボン科のジョウカイボン(浄海坊)に近いような気がします。
 ベニジョウカイボン?
 ジョウカイボンはカミキリムシに似ているけど、体が柔らかいくせに肉食の昆虫。
 カミキリムシはハムシ上科で草食。
 偶然見た目が似てしまっただけのもう意識しないほど遠い親戚って感じでしょうか。

ベニボタル

 ベニボタルが派手な赤い色なのは、毒を持っていることを知らせるためだとか。
 そういう点ではホタルと似ています。
 ほかにもホタル科と共通するところがあるので、ジョウカイボン科よりもホタル科に近いようです。

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タグ: カクムネベニボタル  ベニボタル  夏の虫  金剛山の虫  金剛山の動物 

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新しいホタルとの出会い! でも光るところは見られません? オバボタル

 6月になったころ。
 錦織公園でホタルと出会いました。

この記事にはの画像があります。


 フラフラと低空を飛ぶ黒くて小さい虫。
 いかにもホタルっぽいと追いかけていって草に止まったところを見てみると。

オバボタル

 細くて柔らかそうな甲虫。
 背中の左右に赤い印。
 ホタルです。


 ただし、オバボタル。
 甲虫目 ホタル科 オバボタル属のホタルの仲間。

 錦織公園にはすでにクロマドボタルと出会っています。
 2種類目のホタル。

 クロマドボタルは、幼虫が光るけど、かなり暗いホタル。
 そしてオバボタルは、光るとか光らないとかいろいろ言われる変なホタル。
 ということは、光るかどうかは謎。つまり、光ってるところを見るのは稀なホタルってことでしょう。


 ちょっと残念です。

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タグ: オバボタル  ホタル  錦織公園の虫  錦織公園 

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きれいな虫には毒がある。(毒のないきれいな虫もいっぱいいるけど)ツチハンミョウ

 梅が咲く3月の低山をトレッキングしていると、スズシロソウと思えるロゼットがありました。
 大阪には絶滅危惧種のカワチスズシロソウがあります。
 違うだろうと思いつつ、確認のために写真を撮ろうと思うと……
 あれ?

この記事にはの画像があります。


 瑠璃色に輝く虫が。
 しかし、ルリセンチコガネではありません。
 なんというか、アリを大きくして太らせたような姿。
 これは!
 ツチハンミョウ。

枯れ草の中のツチハンミョウは意外と目立たない?

 「ハンミョウ」といいますが、ハンミョウとはちがう科の甲虫。
 さわると黄色い毒を出す!と言われます。
 どうなったら、どこから、どのように、どの程度の毒を出すのか忘れましたが、とりあえず。
 注意!

 しかし、寒いのか、死んでいるようにほとんど動きません。
 写しやすい!
 刺激しないように、接写。

よく見ると小さな凸凹だらけ

 色はルリセンチコガネよりも瑠璃色。
 でも、光沢のある体には小さな凸凹が。
 そして甲虫なのに小さすぎる翅。
 ふくらんだお腹。
 よく見ると格好いいというより、愛嬌があります。

 ツチハンミョウにはいろいろは種類があり、大阪にいる瑠璃色のツチハンミョウは、ヒメツチハンミョウとキュウシュウツチハンミョウ。
 この2つはよく似ていて、簡単に見分けはつかないそうです。
 ただ、触角にこぶがないのでメスなのはわかります。


 ツチハンミョウの幼虫は、ハナバチの幼虫が育つ巣にもぐりこみ、食べ物を盗み食いしたり、卵を食べたります。
 どうやってハナバチの巣にいくかというと、これがものすごい方法です。
 それは、いきあたりばったり!

 土の中で孵化したツチハンミョウの幼虫は草を上って花のところまで行き、やってきたハチにとりつき、巣穴に戻ったところで降ります。
 もちろん、ハナバチでなかった時には、それまで。
 というわけで、1匹のメスが産む卵は千を超えるとか。
 本当に行き当たりばったりなんですね。

ツチハンミョウ

 調べてみると、ツチハンミョウの毒は足のところから出る黄色い液体。
 触れると水ぶくれができるとか言われますが、なんともなかったという話もあり、よくわかりません。
 また、幼虫の時に蛹のように動かなくなる時期があり、過変態と呼ばれます。
 その様子は、ファーブルさんの『昆虫記』の3巻目に別のツチハンミョウの成長の様子が書かれています。
 なかなかおもしろいいきものです。

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11月中旬の金剛山 冬のセンチコガネ

 動物のうんちを食べて片付けてくれる、と言われるセンチコガネ。
 汚いものを食べますが、見た目はきらきらきれいです。

この記事にはの画像があります。


 身近なセンチコガネには、センチコガネとちょっと大きなオオセンチコガネがいます。
 どちらもよく似た生態なのですが、場所によってセンチコガネのほうが多かったり、オオセンチコガネのほうが多かったりすます。
 金剛山地とそこに連なる和泉山脈はセンチコガネが多いところ。

 暦の上では冬。
 10月中旬の金剛山のセンチコガネ。


 金剛山地の南西ではいろいろな色のセンチコガネがいますが、この黒っぽいのがセンチコガネの基本色。
 金剛山周辺ではこの色ばかりです。


 センチコガネは成虫で冬を越すので、11月でも暖かいと出てきます。
 ただ、暖かいと言っても気温は10℃くらいですが。
 長い冬を乗り越えるために、少しでもたくさん食べておこうと思っているのかもしれません。

頭(頭楯)が半円形なのでセンチコガネ

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ちっちゃなちっちゃな富士山のいろいろセンチコガネ

 秋のちっちゃいちっちゃい富士山、大阪府河内長野市の旗尾岳近くのセンチコガネ。
 みんな一箇所にいました。
 ということは、大きなうんちがあったはずですが、見当たりません。
 きっとセンチコガネが食べてしまったのでしょう。

この記事にはの画像があります。


 同じ所にいたのに、色はいろいろ。
 中にはオオセンチコガネの青緑色(ルリセンチ)や緑色(ミドリセンチ)にそっくりのも。









 もちろん、部頭にある頭楯が半円形なのを確認しているので、オオセンチコガネじゃなくて、センチコガネ。


 センチコガネというと、図鑑などでは黒~濃紺系が基本のようです。
 実際、金剛山地や和泉山脈の中心部、そして六甲山では黒系。
 ところが、金剛山以西の金剛山地は色のバリエーションが豊富。
 旗尾岳は金剛山地の西のはずれの北のはずれ。
 理由はよくわかりませんが、なんか不思議です。

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タグ: センチコガネ  糞虫  旗尾岳  金剛山地  センチコガネ(種) 

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ダイヤモンドトレール西端のセンチコガネ

 センチコガネ。
 哺乳動物のうんちを食べる糞虫(ふんちゅう)の仲間。
 よく「フンコロガシ」と呼ばれますが、フンコロガシ(スカラベ)はコガネムシ科タマオシコガネ属。
 センチコガネはセンチコガネ科センチコガネ属。
 例えて言うなら、クワガタムシ(クワガタムシ科)を指さして、カブトムシ(コガネムシ科)というようなもの。
 ちょっと変ですね。
 なにより、センチコガネは糞を丸めて転がしたりはしませんから。

この記事にはの画像があります。


 同じセンチコガネ属にオオセンチコガネがいます。
 色と大きさがちょっとちがうくらいで、食べ物も生態もよく似ています。
 ところが、なにかちがいがあるようで、所によってオオセンチコガネが多かったり、センチコガネが多かったりします。
 たとえば、奈良公園や高野山はオオセンチコガネが圧倒的に多いですが、金剛山地~紀伊山脈ではセンチコガネばかり。

 ということで、9月のはじめ頃の金剛山地の西端、中葛城山(なかかつらぎさん)と紀見峠(きみとうげ)の間で出会ったセンチコガネです。


センチコガネにはいろいろな色があります


 センチコガネとオオセンチコガネのわかりやすい違いは頭の先の平らなところの頭楯(とうじゅん)。
 ここがきれいな半円形ならセンチコガネ。
 ちょっと台形っぽかったらオオセンチコガネ。


頭の先に向かって丸くなっているのでセンチコガネ

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都会の植え込みから自然あふれる山まで。
新米ビオトープ管理士でフィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

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