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ちっちゃなゾウムシにもふしぎがいっぱい

 10月の公園でちっちゃなゾウムシを見ました。
 ゾウムシは、口が細長くて象の鼻のような甲虫です。

この記事にはの画像があります。


 このちっちゃなゾウムシは、コナラシギゾウムシ。
 名前のように、幼虫はコナラのドングリを食べて育ちます。
 クリの中から時折出てくる白いイモムシの親戚です。


 この細長い針のような口でコナラのどんぐりに穴を開けて、その穴から中に卵を産みます。
 幼虫がどんぐりの中で育つのですから、どんぐりよりもずっと小さく体の大きさは1センチほど。


 よく見ると触角は細長い口の途中から生えています。
 ということは、細長い部分は、チョウやセミのような「口」じゃなくて、頭の先が伸びた部分のようです。
 昆虫の口は複数の「足」が変形した口器が集まっています。
 ということは、コナラシギゾウムシの口の先にもたくさんの「口器」があるのでしょうか。
 昆虫によっては生活方法に合わせて退化させているものもいます。
 コナラシギゾウムシはどんぐりに孔を開けることに特化させ、ほかは退化させているのかもしれません。


 この成虫と出会ったのは10月のはじめ。
 幼虫はドングを食べて育ったあと、蛹やその直前の状態で冬を越してから成虫になるそうです。
 このゾウムシは産卵のすぐ後か、関係ないのか。
 それともオスかメスかもわかりません。
 ふしぎがいっぱいです。

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タグ: コナラシギゾウムシ  ゾウムシ  甲虫  錦織公園の虫  錦織公園 

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地面の上を走り回るはずのオサムシがなぜかひっくりかえってじたばたしていました。

 黄金色に染まる秋の下赤阪の棚田。
 そこで出会った昆虫。

この記事にはの画像があります。


 ヤコンオサムシ。
 多分。
 オサムシの種類は多く、そして同じ種でも地域差があったりと難しい昆虫です。


 それでも、色が黒いこと、大阪にいること、背中(鞘翅)の鎖模様が3本ということで、ヤコンオサムシとしました。
 オサムシは肉食の甲虫ですが、後翅、つまり甲虫が飛ぶときに使う翅が退化し、飛ぶことができません。
 そのため、同じ地域の同じ種でも川を越えれば姿が変わると言われるほど多様性がある昆虫です。


 このオサムシ、なぜかすぐひっくり返ってジタバタしています。
 真っすぐ走れません。
 病気かな、と思いましたが、よく見るとお腹がパンパン。
 卵をたくさん抱えているのでしょう。


 しかし、オサムシ類の多くは成虫で越冬するようです。
 それから産卵は春から初夏。
 ということは、このお腹が膨れたオサムシは、何なのでしょうか。

 オサムシの習性の一つは夜行性。
 それが昼間の陽の光が当たるところに現れてくる。
 もしかして、寄生虫?
 でも、内部寄生の寄生虫が食べるのは体ですから、食べられる虫より大きくなるのはヘンです。
 ということは、オサムシが食べた栄養の横取り?

 それとも、大食漢のオサムシがたくさん食べすぎておなかがふくれただけなのでしょうか。
 謎です。

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タグ: ヤコンオサムシ  オサムシ  甲虫  下赤阪の棚田 

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ヒアリ騒動の被害者その2 蟻型だけどアリじゃない!しかも有毒!!

 危険な外来種のヒアリ騒動でいろいろなアリやアリっぽいクモが潰されています。
 中には家の中に住みついたりと困った虫もいますが、ヒアリほどの害は無いものばかり。

この記事にはの画像があります。


 そんな中で、潰すとちょっとやばい虫がいます。
 アオバアリガタハネカクシ。
 漢字では青翅蟻形羽隠。

 ハネカクシの仲間は甲虫目ハネカクシ科の昆虫。
 カブトムシやコガネムシに代表される甲虫は、4枚のうち前側のはねを固く鎧のようにして、その下のたたんだ翅で飛びます。
 甲虫の特徴は、背中から腹部の先端まで覆う甲羅のような鞘翅ですが、ハネカクシの仲間はその鞘翅が小さく、腹部が丸見えになっています。
 ちょっと変わった甲虫です。


 アオバアリガタハネカクシは、名前に「蟻型」とあるように、人によってはアリとまちがっても不思議はないでしょう。
 大きさも1センチ足らずでアリっぽいですが、ヒアリは2.5~6ミリですから、ちょっと大き目。
 ヒアリ騒動の巻き添えを食らっているいるのですが、実は、ヒアリほどではありませんが、このハネカクシにも毒があるのです。
 体液に毒が含まれていて、それがつくとミミズ腫れができてしまいます。
 大量に襲ってくるヒアリほどではありませんが、つぶすと厄介な虫です。


 ヒアリっぽい虫を見つけたからと言っても、むやみにつぶすのは、やめたほうがいいようです。
 港湾施設や海外から来たコンテナが輸送された場所ばかりで見つかっていますので、それ以外の場所で出会う可能性は低いと考えられます。
 もちろん、油断はできませんが。

■参考外部リンク■
環境省_ヒアリに関する諸情報について
大阪市:ヒアリ(火蟻)、アカカミアリに関するお知らせ (…>食品・衛生に関する情報>市からのお知らせ)
特別編集「ヒアリ」(文一総合出版)

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タグ: アオバアリガタハネカクシ  ハネカクシ  毒虫    ヒアリ騒動 

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樹液の近くでひたすら待つ虫? ナミクシヒゲハネカクシ

 夏のクヌギというと、樹液に集まるカブトムシ!
 もちろん、他の虫もいろいろあつまります。

この記事にはの画像があります。


 クワガタムシ、カナブンにハナムグリ、さまざまなスズメバチ、ハエやアブや、タテハチョウ、夜にはコメツキムシも。
 樹液を食べに昼も夜もいろいろな虫が集まります。
 クヌギの樹液は虫たちには美味しい食べ物のようです。

樹液に集まる虫たち
シロテンハナムグリとヒアリによく間違われるオオズアリ?

 ところが、ちょっと雰囲気のちがう虫がいました。
 多くの虫たちが集まる樹液が漏れ出てくるところから少し離れて、樹皮の裂け目の中に隠れています。

樹液を食べないで隠れてる虫

 スリムな体で腹部の体節が見えるので幼虫のようですが、背中に小さい甲羅みたいなものがあるので成虫のハサミムシのよう。
 でも、腹部の先端にはハサミはありませんので、ハサミムシではありません。
 この虫は、ハネカクシ。
 ハネカクシ科の甲虫。
 鞘翅が短くてもカブトムシの仲間です。

ナミクシヒゲハネカクシ

 ただ、ハネカクシはわりと小さい昆虫で、大きくても1センチ前後。
 ところがこのハネカクシは、2センチくらいある、大きな種類。
 大きくて、黒くて、触角が太いハネカクシは、ナミクシヒゲハネカクシ?
 きっと漢字では「並櫛髭羽隠」でしょう。


 ハネカクシの多くは肉食性。
 ということで、この大きなハネカクシは、ここで樹液を食べに集まってくる虫たちを狩るため待ち構えているのでしょう。
 しかし、すでにハチやらアブやら集まってますが、クヌギの隙間で一向に動く気配を見せません。
 接写しても逃げません。
 一体、どんな虫を狙っているのでしょうか。

 まさか、最強カブトムシ?!

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地を這う大顎を持った黒くて細長い虫は一体?

 おなじみの錦織公園。
 大阪府の都市公園ですが、緑が多く、一度行けばブログのネタはいくつもみつかります。

この記事にはの画像があります。


 ふと足元を見ると、黒いヤスデが。
 実はここではほとんどヤスデを見ていません。
 ムカデのほうが何倍も見てます。
 最大の理由は、落ち葉の下を見ていないから。
 なぜなら、ヤスデは枯れた植物を食べますから。
 ところが、ヤスデと言うにはちょっと動きが早いような。
 あわてて写真を数枚撮ったところで石垣の隙間に入っていってしまいました。


 そして家に帰ってパソコンで見てみると。
 体が平たくて尾に向かって細くなっていきます。
 どちらもヤスデらしくありません。
 そして足がたくさんではありません。
 ヤスデではなく、昆虫のようです。

マイマイカブリ幼虫

 拡大してみると頭とかわらないくらいの大きな顎。
 昆虫でこんな細長くて大きな顎をもっているのは、動物食(肉食)甲虫の幼虫。
 ということで調べてみると。
 マイマイカブリの幼虫のようです。

大顎

 マイマイカブリは名前のようにカタツムリ(マイマイ)にかぶりつく(食べる)昆虫。
 正しくは、カタツムリの殻に頭を突っ込んで被っているよう見えることからですが。
 大きな顎でカタツムリを噛み切るのかと思ったら、消化液を出して溶かして飲み込むという体外消化。
 大顎は、カタツムリを食べるためではなく、仕留めるためのようです。

 マイマイカブリは、オサムシの仲間では最大級の日本固有種。
 成虫の大きさは5センチ前後。
 この幼虫は2センチあるかないか。
 ですから、きっと1齢の幼虫でしょう。
 1齢幼虫というのは、卵から生まれて一度も脱皮をしていない幼虫のこと。
 2センチで1齢幼虫というのは間違いのようですが、マイマイカブリは卵自体が1センチ位という、昆虫としてはとんでもない大きさ。
 さらに1齢幼虫から脱皮して2齢幼虫になったら、次はサナギという、これもとんでもなく少ない回数。
 普通は何度も何度も脱皮と成長を繰り返して成虫になります。
 それがたった2回。
 すごい昆虫です。

成虫のマイマイカブリ これも錦織公園にて 成虫

 マイマイカブリはほかのオサムシ同様後翅が退化して飛ぶことができません。
 つまり、錦織公園のような孤立したところで一度絶滅してしまうと、二度と戻ってくることはありません。
 もちろんマイマイカブリを守るのは、マイマイカブリただ1種だけのことを考えてもだめです。
 公園の環境が大きく変わらないよう、願っています。

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タグ: マイマイカブリ  肉食昆虫  甲虫  幼虫  飛べない虫  オサムシ  錦織公園 

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実は光るんですが、見た人がとても少ないのです。クロマドボタル

 幼虫が光るクロマドボタルの雄成虫が飛びはじめました。

この記事にはの画像があります。


 メスは翅が退化してオスしか飛ばないホタル。
 そして幼虫は陸上に住む陸棲のホタル。

クロマドボタルのオス成虫

 ホタルといえば、ゲンジボタル、ヘイケボタル、そしてヒメボタルでしょうか。
 どれも明るく、各地で鑑賞会などが行われています。
 クロマドボタルは成虫じゃなくて、幼虫が光るホタル。
 幼虫が光るホタルは珍しくはないのですが、とても暗い。

名前の由来となった「窓」

目のようですがここは背中
擬死中なので頭は腹側に折り曲げていて見えません

 ところが、クロマドボタルの成虫も光ります。
 ただゲンジボタルやヒメボタルのように繁殖行動と関係なく、光る時期も短いということで、自然の中でなかなか観察されないのが誤解の原因のようです。
 飼育されたクロマドボタルは羽化後にはよく光るそうですので、自然の中でも同じだろうということは容易に想像できます。
 つまり、光る器官を持っているはず。
 ということで、擬死(しんだふり)してるクロマドボタルのオス成虫のお腹を見てみましょう。

お腹側からみたクロマドボタルのオス


発光器らしいところをクローズアップ

 一番先の節だけが色がちがいます。
 ちょっと半透明?
 見るからに光りそうですし、ゲンジボタルやヘイケボタルの発光器に似ています。
 クロマドボタルのオスが光ってもふしぎはないですね。
 まだ見たことないですが。

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タグ: クロマドボタル  ホタル  光る虫  初夏の虫 

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ホタルだけどホタルっぽくない? ホタルじゃないけどホタルっぽい? ベニボタル

 6月は蛍の季節。
 また新しいホタルと出会いました。
 今度は金剛山の山頂で、背中が赤いホタルと。
 ベニボタルの仲間。

この記事にはの画像があります。


カクムネベニボタル

 頭部と触覚の感じからすると、カクムネベニボタルのメスでしょうか。


 ベニボタルの仲間は甲虫目 ホタル上科 ベニボタル科。
 いわゆる「ホタル」はホタル上科 ホタル科なので、微妙な距離感で兄弟みたいな親戚って感じでしょうか。
 ということで、ベニボタルは光らないそうです。

 となると、ホタルと言うより、同じホタル上科 ジョウカイボン科のジョウカイボン(浄海坊)に近いような気がします。
 ベニジョウカイボン?
 ジョウカイボンはカミキリムシに似ているけど、体が柔らかいくせに肉食の昆虫。
 カミキリムシはハムシ上科で草食。
 偶然見た目が似てしまっただけのもう意識しないほど遠い親戚って感じでしょうか。

ベニボタル

 ベニボタルが派手な赤い色なのは、毒を持っていることを知らせるためだとか。
 そういう点ではホタルと似ています。
 ほかにもホタル科と共通するところがあるので、ジョウカイボン科よりもホタル科に近いようです。

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新米ビオトープ管理士でフィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

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