薄暗い林の中だからこその紅葉があります。
大阪周辺の山はスギやヒノキなどが派手に植林されていて、自然林は神社やお寺のまわりの聖なる場所か、手入れしにくい斜面などにかろうじて残っているだけ。
というところは少なくありません。
冬でも青々していることろばかり。
そんな冬でも青い山でも、いや、そんな青い山だからこその紅葉があります。
いや、黄葉。
鬱蒼としたスギやヒノキの林の下。
そこで黄色く染まる小さな木々。
クロモジやヤマコウバシなど薄暗いところを好む小さな木たち。


光が十分でないところだからでしょうか、黄色くなります。
葉を赤く染めるほどの糖を光合成できないのかもしれません。

低い太陽が横から照らすと、薄暗い林床で黄葉が輝きます。
紅葉など日当たりの良いところで見る紅葉とは、またちがう美しさがあります。


![]() |

- 関連記事
-
- 金剛山を登っていると、となりの尾根が紅葉していました。 (2020/11/28)
- 薄暗い林の中だからこその紅葉があります。 (2020/11/24)
- ほんのわずかのことで、ちがう景色が見られます。錦織公園の褐葉 (2019/12/24)