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大昔から現代まで、海の生き物大集合!「OCEAN! 海はモンスターでいっぱい」大阪市立自然史博物館


 9月10日からはじまった大阪市立自然史(しぜんし)博物館の特別展「OCEAN! 海はモンスターでいっぱい」に行ってきました。

 今回もブロガー招待があったのですが、例によって仕事でいけませんでした。

 ということで、平日に代休もらってのんびり見てきました。

花と緑と自然の情報センターのアトリウムにある入り口[OCEAN! 海はモンスターでいっぱい/大阪市立自然史博物館]
花と緑と自然の情報センターの
アトリウムにある入り口
[OCEAN! 海はモンスターでいっぱい
/大阪市立自然史博物館]


 古今東西の海の生き物を集めた持ち回りの特別展。

 5億年前のエディアカラ動物からはじまり、人気のバージェス動物の化石から今の海にいる魚の剥製(はくせい)までいろいろ展示されています。



 入り口を入ってすぐには現在のクジラと中生代(ちゅうせいだい)首長竜(くびながりゅう)の骨格が並んでいます。
 クジラはクロミンククジラ。現在の生き物。
 首長竜はタラソメドン。
 今から1億年位前の白亜紀(はくあき)後期の海に住んでいた爬虫類(はちゅうるい)です。


クロミンククジラとタラソメドン[OCEAN! 海はモンスターでいっぱい/大阪市立自然史博物館]
クロミンククジラとタラソメドン
[OCEAN! 海はモンスターでいっぱい/大阪市立自然史博物館]



 どちらも頭から尾までの長さはそんなにかわりません。
 でも、頭が大きいクジラに対して頭が小さすぎる首長竜。

 この差は一体どこから来るのでしょう。

 クジラの頭が大きいのは、恒温動物(こうおんどうぶつ)として巨大な体の体温を保つために大量の食べ物が必要だからでしょう。

 首長竜の頭が小さいのは、今の爬虫類と同じように変温動物(へんおんどうぶつ)だったなら、恒温動物ほど食べ物を必要としないからかもしれません。
 今でも恒温動物のライオンと変温動物のワニでは必要とする食べ物の量がまったくちがいます。


 この真相は素人にはわかりませんが、現実で並ぶことがなかった上に、博物館でも普通は並ばない首長竜とクジラが並んでいるのは見応えあります。



 途中、バージェス動物や三葉虫のような小さな生き物が続いて、おわりにはふたたび首長竜のモレノサウルス。


プレシオサウルス目のモレノサウルス[OCEAN! 海はモンスターでいっぱい/大阪市立自然史博物館]
プレシオサウルス目のモレノサウルス
[OCEAN! 海はモンスターでいっぱい/大阪市立自然史博物館]



 化石展なのに恐竜が一つもありませんが、恐竜に負けないほど迫力満点の巨大生物がずらり。

 しかもすべて日本の博物館の収蔵品です。
 大阪の博物館では、会場となっている大阪市立自然史博物館ときしわだ自然資料館の収蔵品があります。

 大きな博物館が中国から恐竜化石を集めるのもいいですが、日本の地方の自然史系博物館の収蔵品を集めても、こんなにおもしろい展覧会ができることは、すばらしいことです。

 にもかかわらず、鳥取ではじまって大阪、次は岡山に名古屋で終了。
 東日本へ行かないのが残念でなりません。


■外部リンク■
特別展「OCEAN! 海はモンスターでいっぱい」公式サイト
ようこそ大阪市立自然史博物館へ


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タグ: クロミンククジラクジラタラソメドンモレノサウルス首長竜OCEAN!海はモンスターでいっぱい化石骨格標本大阪市立自然史博物館

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恐竜ではない「滄竜」?モササウルスは海の爬虫類![きしわだ自然資料館]


 大阪の岸和田市のきしわだ自然資料館の特別展で展示されているモササウルス。

 日本で見つかる数少ない中生代、つまり恐竜時代の大型肉食絶滅爬虫類化石の一つです。

 天井からつるされている復元骨格は人間くらいの大きさですが、大きいものは15メートルと、ティラノサウルスやクロノサウルスと変わらないくらいの“長さ”があります。

 路線バスに使われる大型バスは長さが10メートルくらい。
 長さだけでしたらバスよりも大きい生き物になります。

 きしわだでも大型のモササウルスの復元骨格が展示されていますが、写真撮影禁止なので残念ですがここで画像を紹介することはできません。



 モササウルスは魚竜のような細長い口と大きな目、トカゲのような細長いからだと尻尾、イルカのように大きく水をかきやすいけど体を支えることは苦手な短い腕をもった生き物です。

 長い尻尾はサメのような尾びれのようになっていたと言う説もあり、魚竜・クジラと同じで海での生活に適するよう収斂進化の結果、魚類と同じ尾の形になったのかもしれません。
 そうだとすると首長竜と魚竜の中間のような形で、泳ぐのは得意だったことでしょう。

 恐竜の時代の一番最後、白亜紀末に登場しただけあって海で生きていた爬虫類をいろいろ合わせたような姿をしています。
 しかし生物の進化による分類では恐竜やワニよりもトカゲに最も近い生き物として考えられています。

トカゲ類のモササウルスの全身復元骨格標本[きしわだ自然資料館「モササウルス展」]
トカゲ類のモササウルスの全身復元骨格標本
[きしわだ自然資料館「モササウルス展」]

モササウルスと同じ“トカゲ”のミズオオトカゲの骨格標本[きしわだ自然資料館「モササウルス展」]
モササウルスと同じ“トカゲ”のミズオオトカゲの骨格標本
[きしわだ自然資料館「モササウルス展」]


爬虫類の系統図

     古生代    │       中生代       │新生代
  石炭紀 │ ペルム紀│ 三畳紀 │ ジュラ紀│ 白亜紀 │ 現在
      :     :     :     :     :
━有┳爬┳無━━━━━━━━━━━━━━━           カメ類
 羊┃虫┃弓:     :     :     :     :
 膜┃類┃類:     :     :     :     :
 類┃ ┃ :     :     :     :     :
  ┃ ┗双┳鱗┳━━━━鱗┳━━━━━━━━    ━ムカシトカゲ類
  ┃  弓┃竜┃   :竜┃   :     :     :
  ┃  類┃形┃   :類┗有━━━━━━━     モサ…トカゲ類
  ┃   ┃類┃   :  鱗  :     ┃     :
  ┃   ┃ ┃   :  類  :             ヘビ類
  ┃   ┃ ┃   :     :     :     :
  ┃   ┃ ┗鰭┳板━━━━━━:     :     :
  ┃   ┃  竜┃歯:     :     :     :
  ┃   ┃  類┃類:     :     :     :
  ┃   ┃   ┃ :     :     :     :
  ┃   ┃   ┗偽━━━━┳━:     :     :
  ┃   ┃    竜:   ┃ :     :     :
  ┃   ┃    類:   ┗首長竜類━━━━━━エラ…
  ┃   ┃     :     :     :     :
  ┃   ┣━━━━━━━魚竜類━━━━━━━━━━━  :
  ┃   ┃     :     :     :     :
  ┃   ┗主┳━━━━ワ主┳                ワニ類
  ┃   :竜┃   :ニ竜┃  :     :     :
  ┃   :類┃   :型類┗シロ…━━   :     :
  ┃   : ┃   :     :     :     :
  ┃   : ┣━━━━━━翼竜類━━━━━━━━━プテ…
  ┃   : ┃   :     :     :     :
  ┃   : ┗━━━━恐┳竜┳獣━━━━━┳━━━━ティ…
  ┃   :     :竜┃盤┃脚:    ┃:     :
  ┃   :     :類┃類┃類:    ┗         鳥類
  ┃   :     : ┃ ┃ :     :     :
  ┃   :     : ┃ ┗━━━━━竜ブラ…━━━━:
  ┃   :     : ┃   :   脚 :     :
  ┃   :     : ┃   :   類 :     :
  ┃   :     : ┃   :     :     :
  ┃   :     : ┗鳥┳━━━━━━┳━━パラ…━:
  ┃   :     :  盤┃ :    ┃:     :
  ┃   :     :  類┃ :    ┣━パキ…━━:
  ┃   :     :   ┃ :    ┃:     :
  ┃   :     :   ┃ :    ┗━トリ…━━:
  ┃   :     :   ┃ :     :     :
  ┃   :     :   ┗━━━ステ…━━━━━━━:
  ┃   :     :     :     :     :
  ┗単━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━ :     :
   弓  :     :   ┃ :     :     :
   類  :     :   ┗               哺乳類
            ▲     :     :     :
        ペルム紀末大絶滅  ▲     :     ▲
               三畳紀末大絶滅     白亜紀末大絶滅

モササウルス展に使われていた表をもとにしています。
実物はもっと細かくてわかりやすくできています。



 中生代の爬虫類といわれるとすぐ「恐竜」というイメージですが、なかなかどうして、いろいろな爬虫類が海から空までいろいろなところにいっぱいいたようです。


 ところで。

 「滄竜(そうりゅう)」は生き物の分類の名前ではなく、モササウルスの昔の呼び名です。

 モササウルスの展は2011年1月30日まで。もうすぐ終わり。

 いそげっ!


■外部リンク■
きしわだ自然資料館 - 大阪府岸和田市公式ウェブサイト:祭都きしわだ


◆記事ナビ◆ 〔モササウルス〕 [恐竜と化石爬虫類]




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ウネンラギアとアナビセティア、鳥に近いのはどっち?〈大恐竜展-大阪市立自然史博物館-〉

 長居(ながい)公園の大阪市立自然史(しぜんし)博物館の特別展、「大恐竜展~知られざる南半球の支配者~」は、今まで書いてきたような大きな肉食恐竜の展示だけではありません。

 羽毛が生えた恐竜が多く確認され、鳥類の先祖とも言われるドロマエオサウルス科の恐竜の化石も展示されています。

 それがウネンラギア。
 人間と変わらない大きさの復元された骨格が展示されています。

ウネンラギアの復元骨格標本〈大恐竜展-大阪市立自然史博物館〉
ウネンラギアの復元骨格標本〈大恐竜展-大阪市立自然史博物館〉



 肩の関節の様子から、羽ばたくような運動もできたと考えられていますが、体のほかの部分の特徴からは飛ぶどころか滑空することもできなかったようです。



 鳥と比べてみようということで、去年同じ博物館で行われた特別展「ホネホネ探検隊」で展示されていた現在の鳥、エミューの骨も見てみましょう。

エミューの骨格標本〈ホネホネ探検隊-大阪市立自然史博物館〉
エミューの骨格標本〈ホネホネ探検隊-大阪市立自然史博物館〉




 こうしてみると、ウネンラギアは鳥ではなく恐竜そのもののような気がします。

 となりには同じくらいの大きさの恐竜アナビセティアの骨格があります。
 こちらの方がエミューに近いように感じます。

アナビセティアの復元骨格標本〈大恐竜展-大阪市立自然史博物館〉
アナビセティアの復元骨格標本〈大恐竜展-大阪市立自然史博物館〉




 どちらも白亜紀(はくあき)後期の恐竜ですが、アナビセティアは鳥盤類(ちょうばんるい)の恐竜。
 鳥の先祖といわるドロマエオサウルス科は竜盤類(りゅうばんるい)の恐竜。つまりウネンラギアのほうが進化の系統では鳥に近いのです。


 エミューは飛べない巨大な鳥です。一般的な鳥とはちょっとちがいます。
 もすかすると、2本足で陸上生活するうちにお互いに似た姿になったのでしょうか。

 いや、ひょっとして、エミューは恐竜化した鳥なのでしょうか。



 そうだと、おもしろい!

■外部リンク■
 大恐竜展~知られざる南半球の支配者~
 大阪市立自然史博物館 ホネホネ探検隊(もう終了しています)
 ようこそ大阪市立自然史博物館へ



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