七十二候(しちじゅうにこう)の第五十九候「朔風払葉」。
よみは「きたかぜ このはをはらう」。
二十四節気「小雪」の2つ目の候です。
「朔風(さくふう)」は北風のこと。
落葉を飛ばす程の強い北風が吹きはじめる季節がやって来ました。
冬のはじまりに吹く強い北風というと、木枯(こが)らし。
気象用語としての「木枯らし」は、10月半ばから11月末にかけて西高東低の冬型の気圧配置になった時に吹く、北よりの風速8メートル以上の風のこと。
風速8メートルの風というと傘がさせないような「強い風」ではありませんが、落ち葉を吹き飛ばすくらいの強さはある風です。
ということで、風で飛ばされた落ち葉の中でちょっと顔っぽいものを集めてみました。

端正な“顔”
ソメイヨシノ
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宇宙人ぽい“顔”
ソメイヨシノ
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ザラブ星人っぽい“顔”
黄色いソメイヨシノ
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ちょっととぼけた“顔”
茶色になったソメイヨシノ
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デニム地の上のなかよし“顔”
ソメイヨシノと先のほうが欠けた茶色くなったソメイヨシノ
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顔みたいな虫食い跡のある落ち葉。
インターネットで探してみたのですが、呼び名を見つけることができなかったので、「顔おちば(顔落ち葉)」と勝手に決めました。
落ち葉の穴はイモムシが開けたものだと思います。
食べることが仕事のようなイモムシが、まるで目のように対照的な位置にだけ開けた穴。
偶然だと思いますが、芸術的なイモムシもいるのかもしれません。
ただ才能のあるイモムシはとても少ないようで、海のような落ち葉の中から「顔おちば」を探すのは、なかなかむずかしいものがあります。
だからその分面白さがあるのかもしれません。
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