【 霧氷】

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巨樹・古樹・老樹 その55 金剛山の葛木神社の大鳥居の墓碑守の山毛欅

 修験道の開祖が開いたといわれる金剛山。
 山頂には転法輪寺と葛木神社がある、神仏習合の雰囲気を今も残す場所です。

 神社から少し下ったところに大きな鳥居が立ち、その近くに大きなブナの林があります。
 ブナ林には小さな石碑がいくつも並んでいます。
 「阿闍梨」と書かれたものがあり、今でも花などが供えられているので、高僧の墓碑のようです。
 神社から離れ、杉林の中に大きなブナが残ったのは、墓碑があるからなのかもしれません。

 墓碑のすぐそばに立っている大きなブナがあります。
 まるで墓碑を守っているようです。

金剛山の葛木神社の大鳥居の墓碑守の山毛欅(2017年2月)

 すべての葉が落ち霧氷がついた冬のブナ。
 葉が落ちたからこそその大きさがよくわかります。


 ブナの前にもお供え物があり、まるで神様のようです。
 普通、仏教では木を仏として扱うことはないと思うのですが。
 神仏習合としてはじまった修験道ですから、年老いた木に神を見ることもあるのかもしれません。
 それとも、ブナが墓碑がわりなのでしょうか。

巨樹(大きな木)・古樹(樹齢の高い木)・老樹(年老いて見える木)」とはIWO(いきもの は おもしろい!)が以下の独自基準で選んだものです。
1.一般に「巨樹」「古樹」「老樹」と認知されている樹木
2.その場所や地域の中で見た目が「巨樹」「古樹」「老樹」を感じさせる樹木
3.見た目が小さくてもその種として「巨樹」「古樹」「老樹」な樹木
4.地域の自然を愛する組織や団体などが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木
5.その他IWOが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木

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タグ: ブナ  金剛山  金剛山の植物  金剛山の樹木  霧氷  巨樹・古樹・老樹 

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冬の金剛山の木をトゲトゲだらけにする樹霜

 この冬最大とも言われる寒波がやってきた2月中旬の金剛山。
 去年ほどではないですが、雪が少なかった金剛山。
 この冬最後のチャンスでしょう。

 樹氷を楽しみたいときは基本の千早本道。
 道が歩きやすく安全なので、樹氷を楽しめます。
 この日は登山口から道は雪におおわれ、樹氷が楽しめそうです。

一合目付近
金剛山一合目

 登山口のあたりは、樹氷ではなく雪が積もっただけでしたが、三合目をすぎたあたりはもう樹氷。
 山頂がたのしみです。

 登山道の真ん中、五合目。
 東屋の隣の木に霧氷がついています。
 ただ、細い針状の氷がハリネズミのようになっています。



 これは、おそらく、樹霜。
 でき方は基本的には霧氷と同じですが、樹氷は風上に向かってどんどん成長していき、「エビの尻尾」のような姿になります。
 樹霜は、小さな氷がどんどん積み重なって針のようになります。
 ここは尾根筋ですが、平になっていてまわりを厚い杉林が囲んでいます。
 そして隣には東屋。
 風がゆるくなって、樹氷ではなく、樹霜になったのかもしれません。

樹霜

 一時的とはいえ、木々が樹氷に覆われる金剛山。
 生えるのは落葉樹ばかり。
 常緑樹は植えられた針葉樹のスギやヒノキばかりが目立ちます。
 気温が低く、乾燥して、光合成もろくにできない冬に、表面積の大きい葉を残すのは、リスクの方が大きいようです。

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金剛山の霧氷と見返り懸巣

 予想に反して霧氷に覆われた金剛山。


 山頂の霧氷が咲いた枝の間を飛ぶ鳥。
 カケス。
 頭を横に向け、こちらを一瞥して飛んでいってしまいました。


 ハトくらいの大きさのスズメ目カラス科の留鳥。
 目の周りが黒くてとても目付きが悪く見えますが、雑食。
 植物の実か昆虫類。
 鳴き声がちょっと不気味。
 なかなか見た目とちがいます。

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タグ: カケス  霧氷  冬の金剛山  金剛山  ハトくらいの鳥 

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巨樹・古樹・老樹 その36 金剛山の霧氷の仁王杉

 修験道(しゅげんどう)の開祖、役行者(えんのぎょうじゃ)が開いたと言われる金剛山。
 神社とお寺がある山頂にはスギやヒノキが植えられ、守られています。
 材として伐られないので、自由に大きく育っています。

 その一つが仁王杉(におうすぎ)。
 数少ない名前がついた木です。
 名前の由来はわかりませんが、大鳥居の先、神社の裏参道のところ。
 参道脇にすっくと立っている姿を仁王像になぞらえたのかもしれません。

金剛山の仁王杉(2016年1月)

 霧氷をまとって青碧(せいへき)色になっている仁王杉。
 今年はあまりみられません。
 青碧日本の伝統色 和色大辞典 - Traditional colors of Japan

 「仁王」は通称。
 本来は金剛力士。
 仏教を守る護法善神で、阿行(あぎょう)吽形(うんぎょう)の二体で門を守っている仏像。
 さて。
 この仁王杉は、阿行吽形どちらでしょう。

巨樹(大きな木)・古樹(樹齢の高い木)・老樹(年老いて見える木)」とはIWO(いきもの は おもしろい!)が以下の独自基準で選んだものです。
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■参考外部リンク■
金剛山登山道情報(金剛山のホームページ)
ちはや星と自然のミュージアム
~ Chihaya Nature and Astronomy Museum ~


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暖かい冬のわずかな霧氷の杉 金剛山転法輪寺

 暖かい日が続くこの冬。
 標高がたった1000メートル余りの金剛山では、霧氷ができる日が限られ、なかなか見られません。
 そんな中でやっと出会えた金剛山の霧氷。
 少し雪も混ざっているような気もしますが。

 山頂の転法輪寺を囲む杉と霧氷。
 修験道の修行の地としての歴史もある金剛山。
 山頂には神社と寺院があり、神聖な場所として杉が守られてきました。

金剛山転法輪寺の霧氷

 常緑の杉の葉に霧氷がつきます。
 冬でもいつとけるかわからないので葉を厚く覆えず、白い氷の向こうから、葉の緑色が透けて見えます。
 それが夏の山では見られない青碧(せいへき)色の杜。
 この時期だけです。
青碧日本の伝統色 和色大辞典 - Traditional colors of Japan

杉と霧氷

 曇だと紺鼠(こんねず)色になってしまいますが、それもまたおもしろい景色です。
紺鼠日本の伝統色 和色大辞典 - Traditional colors of Japan

この冬の金剛山の霧氷は別館 いきもの を ぱちり! にも。

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今年も儚い金剛山の樹氷


 2014年から15年にかけての冬、最初の霧氷は高野山でした

 それに遅れて、金剛山でも霧氷を見てきました。

 冬、空気中の冷えた水蒸気が木にあたって氷になったものが霧氷(むひょう)。

 白くなって木についた霧氷が樹氷(じゅひょう)。



 蔵王の「アイスモンスター」は有名ですが、さすがに大阪の低山ではそのようなものはありません。

 それどころか、ちょっと温度が上がって雨が降るとみんなとけて無くなります。

 この冬も何度かとけています。

 だからこそ、小さな儚(はかな)い樹氷でも、冬の風物詩になります。



 金剛山登山での樹氷ポイントの一つが、最も登山者が多い千早本道の八合目から上。

 実はここは奈良県。
 大阪の樹氷ではなかったりします。



葉を落としたブナにつく樹氷
葉を落としたブナにつく樹氷




向かいの文殊尾根のブナ林も樹氷ポイント
向かいの文殊尾根のブナ林も樹氷ポイント




 八合目からの迂回路はブナ林の中を通ります。

 葉を落としたブナに樹氷がついています。



曇だと水墨画の中にいるようです
曇だと水墨画の中にいるようです




 この冬はちょっと暖かいようで、金剛山の雪もとけたり積もったりを繰り返しています。

 今年も金剛山の山頂は、儚い樹氷になりそうです。



タグ♦ 冬の金剛山

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2015年の初霧氷はお正月の高野山の山頂で


 2015年のお正月の高野山。

 雪の高野山でした。



 鉄道の終点「極楽橋駅」で山上へ向かうケーブルカーに乗り換えず、いつもと同じように巡礼道の不動坂を登って行きました。

 高野山上の入口の一つ、女人堂からは弁天嶽を通って大門へ向かいます。

 極楽橋からずっと木々はに雪こそ積もっていましたが、霧氷はありません。

 まだまだ寒さも本格的でないので仕方ないと、不動坂と同じように雪がつもった登山道で弁天岳へ。

 杉林の中を登りきったそこでは、木々に霧氷がついていました。



霧氷の杉に覆われた弁天嶽山頂の嶽弁天社
霧氷の杉に覆われた弁天嶽山頂の嶽弁天社




 弁天嶽山頂の杉の大木は、雪と霧氷に覆われ青壁(せいへき)色に。

 林床のアセビやアオキは常緑の葉も雪と霧氷に覆われています。

 女人堂からそれほど標高が上がったわけではありませんが、ここよりも低い紀伊山地に遮られなかった湿った空気が、ここに霧氷をつくったのかもしれません。

青壁(せいへき)日本の伝統色 和色大辞典



針状の霧氷(樹霜)に覆われたアセビ
針状の霧氷(樹霜)に覆われたアセビ




アセビの実も樹霜に覆われています
アセビの実も樹霜に覆われています




常緑樹のアオキも樹霜に覆われ寒そう
常緑樹のアオキも樹霜に覆われ寒そう




 この冬の初霧氷は、金剛山ではなく、はじめての雪の高野山でした。



タグ♦ 高野山

■参考外部リンク■
一般社団法人高野山宿坊協会・有限会社高野山参詣講


高野山 のお宿とプラン各種

高野山と一緒に 南紀白浜 へ

南紀アクセスの中心 和歌山市

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新米ビオトープ管理士でフィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

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