【 雪の金剛山】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

雪の上で出会った謎の足跡 金剛山のUMA?

 冬の金剛山の沢。
 氷の上に雪が積もっています。
 そこに足跡が。


 ヘンな足跡。
 足の裏をぺたりとつけて歩くように細長く、そして指も細長い。
 大きさは15センチ。
 正直、こんな足跡みたことがありません。
 どんな生きものか見当もつきません。


 ヘンなところはいくつもあります。
 足の裏の大きさに対して細長すぎる指。
 狭い歩幅。
 というか、まるで両足を揃えてぴょんぴょん横へ跳ねているよう。
 鳥のように。


 まさか、鳥?
 いや、鳥の足痕は細長指の跡が放射状に3本、または4本。
 足の裏のような痕はつきません。
 しかし、四足の哺乳類の足跡が横に一筋並ぶなんてことは、ちょっと考えられません。
 やはり鳥?

 実はこの場所の数十メートル上流、さっき通り過ぎたところで1羽の鳥を見ました。
 雪の上を歩いて行く、後ろ姿を。
 大きさも雰囲気もツグミくらい。
 でも、体の色は黒っぽいくお尻だけが白。
 ツグミではありません。
 冬のツグミっぽい鳥というと、シロハラ?

シロハラ

 にしては、足痕の長さは15センチほど。
 大きすぎます。
 しかし、細い指のところは5センチくらい。
 ツグミの仲間ならありうる大きさです。

 ということは、ツグミの仲間がつけた足跡?
 そんなに大きな鳥じゃないので、雪に体が埋もれて跡がついた。

 しかしそれでは足の裏のような凹みは説明できませんし、足の幅も広すぎます。
 そもそも、そこまでして鳥が歩くだろうかという気もします。
 飛ぶでしょう。
 それにここまで雪が凹むほど体重があるとも思えません。

 それくらいの体重がある動物というと、体の小さな哺乳類。
 金剛山に生息している動物ではテン。
 傾斜があるので体を滑らせながら登っていった。
 足が滑ったので指が長いような跡になった。

テンの剥製(兵庫県立人と自然の博物館)

 それでもまだスッキリとは納得はできません。
 やはり、謎の足跡。
 つけたのは金剛山に住む謎の動物、UMAなのかもしれません。

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雪の山の小さな小さなアニマルトラック―動物の足跡


 野山にいる野生動物。

 闇雲に野山に出かけても、会えるとは限りません。

 特に哺乳類は数も少ない上に夜行性が多く、人間を避けています。

 出会うのは至難の業。



 でも、そうした動物たちと出会うことはできなくても、そこで生きている証なら、出会えることも少なくありません。

 そういった動物が生きている証拠となる跡、「生活痕(せかつこん)」。

 足跡に糞に巣、食べ残しなど生きている時にできる跡のことです。

 「フィールドサイン」とも言います。




雪が積もった山はアニマルトラックの宝庫(金剛山千早本道)




 フィールドサインの中でも哺乳類の足跡は「アニマルトラック」と呼ばれます。

 特に雪が降った後はいろんな動物の足跡が残り、姿を見ることがない動物たちが確かに住んでいることを実感できます。

 そんな雪が降り積もった金剛山で出会った足跡の中でも、小さな生き物。
 ネズミとリスです。



アカネズミ(赤鼠) ニホンリス(日本栗鼠)
ネズミ目 ネズミ科 アカネズミ属
北海道から九州までの低地から山地
日本固有種
ネズミ目 リス科 リス属
本州・四国・九州の平地から高山
日本固有種
ネズミの足跡の特徴は両足跡の真ん中の1本の筋。
尾を引きずった跡です。

歩くときはイヌやネコのように左右が互いちがいになりますが、跳ねるときは左右がそろいます。
リスは尾を持ち上げて移動しますので跡はつきません。

足跡が逆ハの字型に先が広がります。
リスのほうが大きいので足跡も歩幅も大きくなります。

参考「カヤネズミ」
(天王寺動物園)

アカネズミよりも小さいネズミ

参考「タイワンリス」
(大阪狭山市立市民ふれあいの里)

ニホンリスよりも大きいリス
※足跡がわかりやすいように画像を調節していますので、実際の色とはちがいます。
※雪の上の不明瞭な足跡で種を確定することは困難なので、最も可能性が高いと思える種を選びました。


 金剛山では、アカネズミもニホンリスも1回しか見たことがありません。
 しかも一瞬なので写真は1枚もありません。

 そんな稀にしか出会えない動物たちも、足跡なら出会うことができます。



 他にもいろいろ出会っていますが、それらは雪の季節が終わった時にまとめて紹介するつもりです。

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タグ: アニマルトラックフィールドサイン足跡アカネズミニホンリス雪の金剛山冬の金剛山雪の足跡

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雪は足跡の宝庫です。姿の見えない動物を知ることができます。


 山に住む哺乳類の動物と出会うのは結構運が必要です。

 数が少ないこと、夜行性の種類が多いこと、人間を恐れて近寄ってこないこと、他にもいろいろと理由はあるでしょう。

 そんな姿を見ることができない動物たちが、そこで生きている証拠となるのが、フィールドサイン。
 動物たちの生活の痕跡(こんせき)です。




 しかし(ふん)足跡(あしあと)食痕(しょくこん)、寝床などのフィールドサインも、多くの動物ではそう簡単に目にするものではありません。

 そんなフィールドサインにいっぱい出会えるのが、冬。
 雪が積もったとき。

 足跡限定ですが、いろいろな動物のフィールドサインと出会えます。




雪の金剛山


雪の葛城山



 ということで2013年の冬の金剛山地の金剛山(こんごうざん)大和葛城山(やまとかつらぎさん)周辺で出会ったフィールドサインです。


 ただし、間違っている可能性がありますので、ご注意ください。



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ウサギ目
いわゆる「ウサギ」とよばれる動物です。

雪の野山のフィールドサインの定番?

特徴は「Y」字型の足跡と、極端に長い後足の足跡。


ニホンノウサギ(日本野兎)
ウサギ科 ノウサギ属

横に並んだ二つの細長い足跡と、縦に並んだ丸い二つの足跡が特徴。
前にある細長いのが後足で、縦に並んだ小さいほうが前足になります。


旧国道309号線の遊歩道の足跡

葛城山天狗谷道の足跡

葛城山天狗谷道の足跡
藪の中から出てきています。

天狗谷道の足跡

旧国道309号線の遊歩道の足跡



食肉目
別名「ネコ目」ですが「イヌ」も含まれ、ほとんどが肉食です。

山に多いイヌ科の野生動物は足跡の形もよく似ていますが、大きさや歩き方などが見分けるポイントになりそうです。


イエイヌ(家犬)
イヌ科 イヌ属

タヌキの可能性もありますが、車が通る旧国道部分の駐車場から伸びる歩道部分で、人の足跡の上にもついているので飼い犬としました。
爪の跡があるのでネコではないでしょう。

旧国道309号線の遊歩道の足跡

旧国道309号線の遊歩道の足跡
上の二つは蹠球(しょきゅう)と3番目4番目(四つ並んだ内の内側のニつ)の指球(しきゅう)の間が開いているのでタヌキかもしれません。

旧国道309号線の遊歩道の足跡
タヌキ(狸)
イヌ科 タヌキ属

イヌの可能性も捨てられないところですが、山頂付近で近くに人間の足跡がなかったのでタヌキとしました。

大和葛城山山頂付近の足跡
金剛山ダイヤモンドトレイル付近の足跡
金剛山ダイヤモンドトレイル
付近の足跡
左はちょっと小さいのでテンの可能性も。
右は蹠球と3番目4番目の指球の間が開いているのがタヌキっぽい。

大和葛城山山頂
テン(貂)
イタチ科 テン属

金剛山地の山ではよく見かける足跡です。
雪のないときはサインポストの糞をよく見かけます。

よく似た動物にイタチがいますが、イタチは平野の水辺を好むということでテンとしました。

見た目はタヌキやイヌと似ていますが、小さいので区別出来ます。

金剛山ガンドガコバ林道の足跡

大和葛城山天狗谷道の足跡
テンもウサギのような足跡を残すこともあります。
テンは前足も後足も足跡の大きさはそれほど変わりませんが、ウサギは後足のほうが前足の数倍の長さがあります。
左右に並ぶ後足の部分が後に続く前足とそれほど変わらないのでテンとしました。

和泉葛城山ダイヤモンドトレイルの足跡
一見ウサギのようですが、よく見ると後脚が大きくありません。

金剛山ちはや園地のウサギ型足跡
金剛山モミジ谷のくずれたウサギ型足跡
金剛山モミジ谷の
くずれたウサギ型足跡



ネズミ目
名前の通りネズミの仲間です。

前足と後ろ足の大きさは違うのですが、足跡そのものが小さく大抵崩れているので種の判別は困難。

足跡の真ん中に筋が一つあれば尻尾を引きずったあとでネズミの可能性が高くなりますが、跡がないからといってリスと決めつけるわけにはいきません。
また、スズメのような小鳥の可能性もあります。

ネズミの場合は、山に住んで地面をよく走るアカネズミ、リスの場合は、ホンドリスの可能性が高いと思います。

ということで、とりあえず足跡写真を並べました。


アカネズミ(赤鼠)?
ネズミ科 アカネズミ属

足跡の間に何かを引ずったような細い線があるのでネズミとしました。

葛城山ダイヤモンドトレイルの足跡

大和葛城山天狗谷道の足跡

大和葛城山天狗谷道の足跡
ニホンリス(日本栗鼠)?
リス科 リス属

こちらは足の間に尻尾の跡がないのでリスにしました。

葛城山ダイヤモンドトレイルの足跡

葛城山天狗谷道の足跡


鯨偶蹄目
もとは偶蹄目(ぐうていもく)と言われ、足の先に歩くための大きな爪(蹄)を持つ哺乳類の内、蹄の数が偶数の動物です。

日本の里に近い山ではイノシシとニホンジカがよく現れます。


イノシシ(猪)
イノシシ科 イノシシ属

金剛山地は人が住む平野に挟まれた狭い山でニホンジカを見かけた話は聞きません。
麓ではイノシシ注意の看板を見かけますので、イノシシとしました。

やたらと真っ直ぐな足跡が気になりますが、足跡は幅があり(足が大きい)、歩幅も開いているのでそれこそイノシシくらいの大きさの動物でしょう。

大和葛城山山頂付近の足跡

大和葛城山山頂付近の足跡

大和葛城山山頂付近の足跡
一見タヌキのような食肉目が雪を蹴り飛ばしながら歩いたように見えます。
でもよく見ると右のように2本の指跡らしきものがみえますので、鯨偶蹄目(げいぐうていもく)の動物のイノシシとしました。


サル目
「霊長目」とも言われます。
「霊長類」も同じような意味です。

「サル」と呼ばれる動物ですが、日本の在来種はニホンザルのほか史前帰化と思われる一種しかいません。


ヒト(人)
ヒト科 ヒト属

足跡ではありません。

5、6歳程度の幼体のものと考えられます。
何らかの意図を持った成体によって付けられた可能性が高いと思います。

なにかの儀礼跡かもしれません。





 普段見ることがない動物が確かにいることがわかるフィールドサインは、このように雪が積もった時によくみつかります。

 住宅街でもヒト以外にも色々な生き物のフィールドサインが見つかるかもしれません。

 雪の季節が楽しみです。



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タグ: 足跡フィールドサイン雪の金剛山雪の大和葛城山ニホンノウサギイエイヌタヌキテンイノシシ雪の足跡

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真っ白な葛城山でもいろいろないきものが!


 大阪の南半分を囲むようにあるのが金剛山地(こんごうさんち)和泉山脈(いずみさんみゃく)

 金剛山地が和泉山脈に接したところにある金剛山は冬から春の始まりにかけて冷え込んで天気がくずれた時にはよく白くなります。

 ところが冷たく湿った空気が水越峠(みずこしとうげ)で抜けていって大和葛城山(やまとかつらぎさん)までやってこないのか、金剛山ほど白っぽくなることがありません。



 ことしの2月の冷え込みはちょっと強かったようです。

 大和葛城山も白く色づきました。

 結構雪が積もっているようです。

 これは行くしか無い。



 雪が積もって真っ白になった道や落葉樹に雪が積もった雪の滝を見ながらついた葛城山山頂は。

 真っ白。

 雪はもちろん霧がかかって遠くが見えません。

 そして風が強く、横から吹いてきます。

 雪の中に霧氷(むひょう)に覆われた木があります。



葛城山山頂付近の霧氷に覆われた木
葛城山山頂付近の霧氷に覆われた木




 そして斜めになった霧氷に覆われた杉も。



葛城山山頂付近の霧氷に覆われた傾いた杉
葛城山山頂付近の霧氷に覆われた傾いた杉




 たった標高959.2メートルの奈良・大阪とは思えない風景です。



 そしてしばらくして霧が晴れると、隣の金剛山が現われました。



雪の葛城山山頂付近から見た雪の金剛山
雪の葛城山山頂付近から見た雪の金剛山
※画像スライドできます ⇒⇒




 こんなことになるのは一年の中でわずかな間とは言え、ここにも多くの植物、動物が生きています。



山頂付近の雪の上に残った動物の足跡
山頂付近の雪の上に残った動物の足跡
不明瞭ですが大きさ(5センチ以下)やつき方からして、タヌキ???




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タグ: 大和葛城山雪の金剛山フィールドサインタヌキ霧氷雪の大和葛城山金剛山

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金剛山の凍った滝の氷漬けの植物の4 モミジ谷第六堰堤2013


 金剛山の氷瀑(ひょうばく)で有名なモミジ谷の第六堰堤(えんてい)

 堰堤というのは人工的に作られた水をせき止めるもの。
 小さなダム。

 ですから、名前からすると小さなコンクリートの壁が凍っているだけのような気がします。

 しかしここは第六堰堤の下にある天然の滝が凍るのです。



氷よりも雪が目立つモミジ谷大六堰堤の氷瀑2013
氷よりも雪が目立つモミジ谷大六堰堤の氷瀑2013




 冷え込みが今ひとつだったので、2月半ばに行ったときは去年よりも凍っていませんでした。

 それでもあいかわらず滝の右隣には滝以上の氷の壁が。
 どういうわけか滝があるのに岩を伝い流れる水が凍ったもののようです。



凍った滝の隣のもっと凍った崖
凍った滝の隣のもっと凍った崖




 今年もコケや小さな種子植物が氷に飲み込まれています。
 そしてスゲ(菅)も。

 厚そうな氷は、ここ数日の冷え込みで固まったように見えません。
 つまり何日も氷の下にいるにちがいありません。



左半分氷の中のスゲの仲間
左半分氷の中のスゲの仲間




 こんな過酷な状況でも生き延びる植物。

 地球を何度も襲った氷河時代でも生き物が絶滅しなかったのもうなづけます。



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金剛山の雪の滝


 雪が積もってはすぐ解けを繰り返していた今年の金剛山(こんごうざん)

 雪が積もったタイミングをねらって向かったモミジ谷。



 大阪と奈良の府県境にある金剛山。
 そのモミジ谷は小さな狭い谷ですが、緑が生い茂り、四季を通して楽しめるきれいなところです。

 木々が真っ白です。

 霧氷(むひょう)ではありません。
 雪が積もったのです。



雪が積もって真っ白になったモミジ谷道
雪が積もって真っ白になったモミジ谷道




 空気中の水分が凍りつた霧氷とちがい、枝の上に雪が積もっただけなので近くで見るとなんだかもっちゃりとしているのですが、離れてみると山が白く覆われて、霧氷とはまたちがった美しさを感じます。



 杉林の中、ほんの数メートルの高さしか無い小さな落葉樹の集まりにに雪がつもり、まるで山の斜面を激しく流れ落ちる滝のようです。



金剛山のモミジ谷の雪の滝
金剛山のモミジ谷の雪の滝




 氷の滝で有名なモミジ谷ですが、雪の降ったあとには、雪の滝があちこちに現われていました。



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金剛山の凍った滝の氷漬けの植物の3 ツツジオ谷二ノ滝2013


 もうすぐ立春だというのにまだまだ寒かった1月下旬の金剛山。

 滝が凍り始めたらしいとい噂を聞いて行ってきました。

 金剛山で凍る滝(氷瀑(ひょうばく))で有名なのはツツジオ谷の二ノ滝と、紅葉谷本流第六堰堤(えんてい)



 行ったのはツツジオ谷の二ノ滝。

 凍り始めているものの、「氷瀑」というにはまだ遠い二ノ滝。



凍りはじめの二ノ滝
凍りはじめの二ノ滝




 滝はまだ凍ってないものの、左右の壁には厚い氷が。

 今年も植物が氷の下に。

 名前はわかりませんが、種子植物と(こけ)のようです。



氷の下の植物
氷の下の植物




 一日や二日では融けそうにない氷。

 その下で何日も耐えることができる植物。
 すごい生き物です。


 でも、今年は去年とちがい、冬になっても何度も雨が降っています。
 滝の氷結はどこまで進むのか気になります。



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