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海岸を歩いて海の生き物探し 由来は不明?の海藻 ミル

 海の中の生き物は、海の中に行かないと出会うことはできません。

 ということでもありません。
 海岸を歩いていると打ち上げられた海の生き物と出会うことがあります。
 多くの場合、海の生き物だったもの、ですが。

 砂ではなく小石が目立つ海岸に打ち上げられていた謎の生物。


 漁具かなにかのひもがからまったゴミのようにも見えます。

ミル

 緑色の絡み合い枝分かれしたつる植物。
 のようですが、色がなんかちがいます。
 ザラザラとした表面も木でも草でもありません。
 植物に似せようとして失敗した宇宙から来た謎の生物のようです。

海松

 この謎の生き物は、おそらく、ミル。
 海藻の一種。
 海藻といっても、コンブやワカメのように草や木のような植物とは離れた生き物ではなく、植物の親戚。

Codium fragile

 簡単に言うと、陸上に出る前の原始的な植物。
 花は咲きませんし、実もなりません。
 シダやコケみたいな方法で増えますが、様々。

 海の生き物はふしぎがいっぱいです。

ミル
海松
Codium fragile
植物界 緑藻植物門 アオサ藻綱 ミル目 ミル科 ミル属

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タグ: ミル緑藻海藻ビーチコーミング冬の海長松海岸

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海岸を歩いて海の生き物探し ムラサキウニ?

 イソヒヨドリと出会った大阪南部の海岸。
 砂浜、というか砂利浜があります。
 こういうところには海の生き物が打ち上げられていたりします。
 それを観察することで、陸上で海の中の生き物のことを知ることができます。
 これもビーチコーミングでしょうか。

 この日もいろいろ見つけましたが、そのひとつがウニ。
 色などからすると、ムラサキウニ?。

Heliocidaris crassispina?

 片側に大きな穴が開き、中身がなくなっています。
 誰かが海に潜って撮ってきたうにを海岸で食べてから捨てたのでしょうか。

 その可能性がないわけではありませんが、今真冬に海に潜る人はそんなにいないでしょう。
 それに、普通、ウニを食べるときは殻を真っ二つに割ります。

ムラサキウニ?

 何年か前にこの海岸に来たときにはアオサギがウニを食べていました。
 これもアオサギが食べたのかもしれません。
 でも、前回は岩場。
 タイドプールにいたものを捕まえたのでしょう。

 今回は砂利浜。
 アオサギが立てるほどの浅瀬にウニがいるのでしょうか。

紫海胆?

 鳥に食べられたというより、海底で魚に食べられた後、打ち上げられたのかもしれません。

 詳しい人が見れば、簡単に解けるかもしれませんが、謎です。

ムラサキウニ
紫海胆
Heliocidaris crassispina
棘皮動物門 ウニ綱 ホンウニ目 ナガウニ科 ムラサキウニ属

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タグ: ムラサキウニウニ棘皮動物ビーチコーミング冬の海長松海岸

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河? 海? フグはどっち

大阪の自然海岸

 海に行きました。
 もちろん海の生き物を見に。
 行き先は大阪にほんのわずかに残った自然の海岸があるところ。大阪の南端の岬町(みさきちょう)の長松海岸。
 引潮時を見計らって行って来ました。

海草だらけの春の海岸
海草だらけの春の海岸

小さなフグ

 海草だらけの海岸の潮溜(しおだま)りには小さなヤドカリやカニばかり。
 そんな中で見かけた唯一の魚。
 フグ。
 冬になるとテレビでよく見るトラフグによく似ていますのですぐわかりました。
 でも大きさは15センチくらいでしょうか。
 きっとクサフグでしょう。

海で見たクサフグ
海で見たクサフグ

「河豚」

 フグ。
 漢字で書くと「河豚」。
 「海豚」ではありません。「“河”豚」です。
 もちろん中国語でも「河豚(ホートゥン)」。
 海水魚なのに「河」?
 中国では「河」というと大河の黄河(こうが)のこと。
 実際黄河にはフグがいるとか。
 意外と思うかもしれませんが、ナイル川にアマゾン川と大河にもちゃんと住んでいます。
 実は、淡水のフグはそれほど珍しいものではないようです。

河でも海でも大丈夫

 このときも海に流れ込んでいる小川でフグが泳いでいました。
 満潮時には海水が流れ込みそうな雰囲気ですが、今は干潮。盛んに水が流れていますので、淡水だと思います。塩分があったとしても限りなく淡水に近いことでしょう。
 そんなとこまで平気に流れをさかのぼってきます。
 海でも川でも、フグの行動範囲はどっちでもOK。

河豚と海豚

 ちなみに、「海豚」はイルカのことです。
 中国語でも「海豚(ハイトゥン)」。でも、淡水の揚子江にイルカはすんでいます。
 なら、別に「海豚」がフグで「河豚」がイルカでもいいような気がします。
 現在の中国に文化的につながる古代中国の国は黄河付近にあることが多かったので、「フグ=河豚」「イルカ=海豚」になったのかもしれません。
 たとえば古代中国を統一したのが黄河(こうが)流域の秦(しん)ではなく、長江(ちょうこう)(揚子江(ようすこう))流域の楚(そ)だったら、フグが「海豚」、イルカが「河豚」になっていた、かも、しれません?

海岸から遠くに見える関空
海岸から遠くに見える関空

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タグ: クサフグフグ長松海岸岬町大阪湾

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