【 長居植物園】

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巨樹・古樹・老樹 その43 大阪市立長居植物園のユーカリのユーカリプタス・グロブルス

 大阪市の南部、大和川の北にある大阪市立長居植物園。
 サッカーや陸上のスタジアムがある長居公園の中にあり、さらに植物園の中には自然史博物館があるという、マトリョーシカのような構造になっています。
 開園40年を超え、園内のあちこちで大きな樹木が目につきます。

 なかでも頭一つ抜きん出ていると思われるのが、ユーカリ。
 大池の東側にあります。
 正面ゲートから真っすぐ池に出ると、池に渡された橋の向うにこんもりと盛り上がった木が見えます。
 それがユーカリです。

大池の橋の向こうに見えるこんもりとした木々

 ユーカリはコアラが食べる木で有名ですが、フトモモ目フトモモ科ユーカリ属の総称で、特定の樹木の名前ではありません。
 オーストラリアに500種以上あり、コアラが食べるのはほんの10数種類だけ。
 「ユーカリ=コアラが食べる木」というは、ちょっとオーバーな表現かもしれません。

 ここに植えられているのはユーカリプタス・グロブルス。
 タスマニア島のユーカリで、高さは60mに達することもあるそうです。

大阪市立長居植物園のユーカリのユーカリプタス・グロブルス

 根本から見上げると、太い幹と太い枝が自由にうねっています。
 今でも十分大きいですが、あと何十年かすると、まるで塔のように公園の真ん中にそびえ立っているかもしれません。

巨樹(大きな木)・古樹(樹齢の高い木)・老樹(年老いて見える木)」とはIWO(いきもの は おもしろい!)が以下の独自基準で選んだものです。
1.一般に「巨樹」「古樹」「老樹」と認知されている樹木
2.その場所や地域の中で見た目が「巨樹」「古樹」「老樹」を感じさせる樹木
3.見た目が小さくてもその種として「巨樹」「古樹」「老樹」な樹木
4.地域の自然を愛する組織や団体などが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木
5.その他IWOが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木

■参考外部リンク■
大阪市立長居植物園

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タグ: 巨樹・古樹・老樹ユーカリユーカリプタス・グロブルス長居植物園

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冬の長居植物園の大池の鳥たち2013 水鳥編


 大阪市の南部、大和川の北にあるのが大阪市立長居(ながい)植物園。

 植物園の真ん中に大きな池があります。

 大きな池があるということは、水鳥が集まるということ。
 そして冬にはいろいろなカモもやってくるということ。

 ということで今年も行ってきました。




長居植物園の大池




 まずは水鳥。

 水に住んでいる鳥。

 といっても一生水の上にいるわけではありません。
 巣は水のないところに作りますし、陸の上で餌を食べることもあります。

 簡単に言うと、水中、水底、水上、水際でエサをとる鳥たちのことです。



 池に浮かんでいた鳥 水鳥

 カモ目-カモ科-マガモ属

マガモ(真鴨)
カモ目 カモ科 マガモ属
カラスより大きい
冬鳥

黄色い嘴に青緑色構造色頭のマガモのオス
緑色の構造色の頭に黄色いくちばしが特徴。
日本では普通に見られる四種類のカモ(日本四鴨/マガモ、オナガガモ、コガモ、ヒドリガモ)の一つ。


ホシハジロ(星羽白)
カモ目 カモ科 ハジロ属
カラスより小さい
冬鳥

ホシハジロのオス
ヒドリガモっぽいですが、頭全体が赤茶色のところと羽が明るいグレーで眼が赤いところが特徴です。


カルガモ(軽鴨)
カモ目 カモ科 マガモ属
カラスより大きい
留鳥

コガモの行列で有名なカモ
他のカモとちがって一年中います。
先だけが黄色いくちばしがカルガモの特徴。




 カモ目-カモ科-ハジロ属

キンクロハジロ(金黒羽白)
カモ目 カモ科 ハジロ属
ハトくらい
冬鳥

キンクロハジロのオス

キンクロハジロのメス
全身真っ黒で羽の下あたりだけが白く、後頭部のちょろっと飛び出した毛(アホ毛)が特徴。
単純ではっきりとした色のちがいがあるので遠くにいても見分けやすいカモ。 メスは腹が白くなく全体が同じような色。




 カモ目-カモ科-ハクチョウ属

コブハクチョウ(瘤白鳥)
カモ目 カモ科 ハクチョウ属
カラスよりずっと大きい
外来種

日本にはいない種類の白鳥です。
この白鳥のカップルは北海道の旭山動物園から譲り受けたもの。
いつ行っても池を泳いでいます。




 カイツブリ目

カイツブリ(鳰)
カイツブリ目 カイツブリ科 カイツブリ属
ハトより小さい
留鳥

カメの隣のカイツブリ
人影を見るとすぐ潜り、数十秒してからまったくちがうところから顔を出す忍者のような鳥。
人が多いのでいつも岸から離れたところを泳いでいます。




 ペリカン目

カワウ(川鵜)
ペリカン目 ウ科 ウ属
カラスより大きい
留鳥

婚姻色で頭が白いカワウのオス

冬でも頭が真っ黒なカワウのメス
鵜飼(うかい)に使うウではありません。
鵜飼は川で行いますが、使われるのはウミウ。

カワに潜って魚を食べる鳥ですが、体が冷えやすいのか食事以外は岩や木の上などで体を暖めています。
ですから、どこにでもいる鳥ですが、泳いでいるよりも休日のパパのように岩の上で体を乾かす姿ばかり目にします。




 ツル目

バン(鷭)
ツル目 クイナ科 バン属
ハトくらい
留鳥

泳いでいるバン
脚に水かきはもちろんオオバンのような弁足もないので浅瀬を歩いているところをよく見かけますが、このように泳ぐこともできます。





 枯れた蓮田の中にいた鳥 水鳥


 カモ目

コガモ(小鴨)
カモ目 カモ科 マガモ属
ハトより大きい
冬鳥

小さいコガモのオスとメス
小さいカモ。
多くのカモと同様に模様がはっきりしているのがオスで、地味なのがメス。

他のカモよりも小さいからでしょうか、枯れた葉柄や花柄が乱立している蓮ゾーンにいました。
たしかもここではオオバンをみかけることもあります。





 まずは水につかっていた鳥たち、水鳥でした。

 次は水鳥以外の鳥、陸鳥も登場します。



 そうそう。

 「陸鳥」という言葉は辞典には載っていません。
 「水鳥」に対する言葉としてつくりました。



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立春の桜 長居植物園と長居公園


 春が始まることになる立春のころの長居公園と長居植物園。

 園内にはいろいろな桜や桃や梅など桜に近い植物が植えられています。



 大阪の平野部で桜が満開になるのは大体4月のはじめ頃。
 まだ2ヶ月先。

 早咲きで有名なカワヅザクラ(河津桜)もまだまだ(つぼみ)は固そうです。

 そんな中でも咲いている桜がありました。



まだまだ蕾が固そうなカワヅザクラ
まだまだ蕾が固そうなカワヅザクラ




 一つは長居植物園のヒマラヤザクラ。

 名前の通りヒマラヤの桜で、長居植物園では12月頃から咲きはじめます。

 ということでほとんど花は終わっていましたが、かろうじていくつか残っていました。



かろうじて咲いていたヒマラヤザクラ
かろうじて咲いていたヒマラヤザクラ




 そして長居公園でもうひとつ、ジュウガツザクラ(十月桜)が咲いていました。

 名前の通り10月頃から咲き始める桜ですが、株によっては春先まで咲き続けます。



花がちょっとしか咲いていないジュウガツザクラ
花がちょっとしか咲いていないジュウガツザクラ




 桜の前にはまず梅ですが、梅の前の桜でした。



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メタセコイアの森とラクウショウの森-夏-


 大阪市の長居植物園のメタセコイアとラクウショウの森も夏を迎えました。

 円錐形の木は緑の柔らかい葉っぱに覆われています。

 メタセコイアもラクウショウも大きな木。
 森の周りにも日陰を作っています。

 池の畔の用意されたベンチに座ると、真夏の暑さを忘れて……というわけには行きませんが、真夏の強い日差しを遮ってくれて、ほっと一息つくことができました。



夏のメタセコイアの森
夏のメタセコイアの森



夏のラクウショウの森
夏のラクウショウの森




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ヒマワリ咲いています。 いちめんのひまわり長居植物園


 夏の花というとヒマワリ。

 ヒマワリはあちこちの花壇で咲いています。

 ヒマワリは日本の在来種ではありませんから、多くは植えられたものでしょう。



 大阪の長居(ながい)公園にある長居植物園の南東にあるハーブ園の隣には年中いろいろな花が咲く大きな花畑があります。

 春には菜の花が咲くその花畑で今咲いているのは、もちろんヒマワリ。



長居植物園の大輪一重咲きのヒマワリ
長居植物園の大輪一重咲きのヒマワリ




 一面のひまわり畑。

 最近は背の低いヒマワリもみかけるようになりましたが、ここに植えられているのは昔ながらの背の高いヒマワリ。
 向こうが見えません。

 ということでひまわり畑の東側に展望台が作られています。

 ちょうどヒマワリの花の高さで見ることができます。



ひまわり展望台から見た長居植物園のヒマワリ
ひまわり展望台から見た長居植物園のヒマワリ




 いちめんのひまわり。

 夏らしい景色です。



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公園でよく見かける病気のメタセコイア?


 生きた化石といわれるメタセコイア。

 化石が日本で見つかり、三木茂博士が命名したメタセコイア。

 その数年後中国四川省で見つかり、それが紆余曲折を経て、日本中で育てられることになり、今では昔から日本に生えていた(昔は本当に生えていましたが)かのように日常的な樹木の一つになりました。



 そのメタセコイアに妙な木、病気のような木があることがあります。

 幹の根元になにやら妙な出っ張りがあるメタセコイアです。

 株が増えているようにも見えますが、先が丸まって枝も葉もなく、何かの病気にかかったように見えます。




病気?のメタセコイア??[長居植物園]




 しかしご安心を。

 これは病気ではありません。

 それにメタセコイアではありません。



 この木はラクウショウ(落羽松)。

 根元から出ているのは気根といわれる根の一種。

 ラクウショウはメタセコイアとよく似たスギ科の木です。

 木の形もよく似ていれば葉もよく似ています。
 冬に葉を落とすのも同じです。



 ただ、葉のつき方がちがいます

 葉軸(ようじく)から左右互い違いに葉がつく(互生(ごせい))のがラクウショウ。
 左右並んで葉がつく(対生(たいせい))のがメタセコイア。

 実の形もちがいます。

 それからラクウショウは水辺でもよく育つので、池や川の(ほとり)によく植えられています。

 地面の上に根を出すから水辺でも大丈夫なのでしょう。



見た目ではちがいがわかりにくいメタセコイアとラクウショウ

冬のメタセコイア[長居植物園]

冬のラクウショウ[長居植物園]




 根元から枝も葉も無い変な幹を生やしているメタセコイアがあったら、それはラクウショウです。

 病気ではありませんので、ご安心。



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長居公園の河津桜 咲いています! 七十二候第十一候「桜始開」


 大阪市の南にある長居(ながい)公園の南西入口からこどもの広場までの間の勝手に仮称の「サクラ属の道」で桜が満開です。

 ちょうど七十二候(しちじゅうにこう)も「桜始開(さくら、はじめてひらく)」。

 と思ったら、咲いていたのはカワヅザクラ(河津桜)。
 早咲きで有名な桜ですが、去年とくらべると一週間から十日ほど遅れているようです。



長居公園のサクラ属の道(仮称)の河津桜
長居公園のサクラ属の道(仮称)の河津桜




 そして長居公園の中の長居植物園では、オオヤマザクラ(大山桜)が咲いていました。

 オオヤマザクラは寒さに強いので北海道では桜の開花の基準木になっています。

 開花はソメイヨシノと同じくらいと言うことですが、隣のソメイヨシノはまだ咲きそうにはありません。



長居植物園の梅コーナーにある大山桜
長居植物園の梅コーナーにある大山桜




 大池の北で小池につながる渓流の西にはサクラ属コーナーがあります。

 咲いているオオヤマザクラは桜コーナーではなく梅コーナー。

 まるで桜みたいな色の梅が咲いているようです。



 桜と梅の花は近くで見れはちがいははっきり。

 枝に引っ付いて咲いているのは梅。
 枝から生えた細い軸(サクランボのあれ)の先に咲いていたら桜です。



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