コンクリートの上の橙色の地衣類は、いったいなんて呼んだらいいんだ?
コンクリートの上がオレンジ色に染まっています。

地衣類。
菌類と藻類が共生したちょっと変わった生き物。
コンクリートがあるところなら、けっこうどこでも見かけるような、ありふれた種類です。
ところが、名前を調べてみようとすると、なんかややこしい。

ネットで探すと簡単に「ツブダイダイゴケ」が見つかります。
ところが、コケと地衣類を一つにまとめた図鑑ではダイダイゴケ属の「カロプラーカ・フラボヴィレスケンス」とあります。
これは学名の「Caloplaca flavovirescens」をカタカナにしたもののようです。
また、別の地衣類の図鑑で「ツブダイダイゴケ」は希少種で近畿では報告がなかったとありました。

ネットの場合、専門家と思える方のページでない場合、どこかの適当なページの孫引き曾孫引きで、元をたどれはたった一つということもあります。
複数のページで書かれているからと言ってにわかに信じることはできません。
ここは、2冊の本を参考にしましょう。
ダイダイゴケの仲間のカロプラーカ・フラボヴィレスケンス、かもしれない。
2019年11月26日追記
この地衣類は、コウロコダイダイゴケ Squamulea aff. subsolutaではないかという指摘がありました。
ちょっと時間がかかるかもしれませんが、確認して追記します。
ということで、現時点では、「ダイダイゴケの仲間にちがいない」と言う感じです。
タグ: カロプラーカ・フラボヴィレスケンス ダイダイゴケ ツブダイダイゴケ 地衣類 錦織公園の地衣類 錦織公園

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