【 金剛山の虫】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

長い脚を使って器用に移動します。からまりません。オオナミザトウムシ

 梅雨明けの金剛山で出会ったザトウムシ。

この記事にはの画像があります。


 ザトウムシはクモも仲間で丸い体に8本の足がはえています。
 ただ、取れやすいのか8本揃わないものも珍しくはありません。

 このザトウムシはちょっと大きめ。
 オオナミザトウムシ?

大並座頭虫

 足が長くても意外と動きは早く、カメラを近づけるとするりするりと逃げていきます。

 結局、正面しか撮せませんでした。

オオナミザトウムシ

オオナミザトウムシ
大並座頭虫
Nelima genufusca
節足動物門 鋏角亜門 クモガタ綱 ザトウムシ目 カワザトウムシ科 ネリマ属

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ちっちゃいちっちゃいクワガタムシはなんかすごいクワガタムシ チビクワガタ?

 お盆過ぎの低山の登山口。

 古いアスファルト舗装の上を歩いている虫。
 小さい虫。
 2センチ? 3センチ?

この記事にはの画像があります。



 ゴミムシかと思ったのですが、ちょっと幅のある頭に、牙。
 クワガタの仲間?


 ちょっと調べてみると、チビクワガタ? それともマメクワガタ?
 どちらもよくにていて、見分けにくいようです。

 生息地や目撃情報などをみていると、どうやらチビクワガタのようです。


 チビクワガタはクワガタムシの仲間ですが面白い生態を持ちます。
 成虫が幼虫の世話をします。
 しかも集団を作り、アリほどではないですが社会性があるとも言われています。
 さらに成虫は肉食性もあり、同じ木の中にいるほかの昆虫の幼虫を食べるとか。
 それでもクワガタムシの仲間。

 いやいや、とんでもなくおもしろい昆虫です。

チビクワガタ
Figulus binodulus
コウチュウ目 カブトムシ亜目 コガネムシ上科 クワガタムシ科 チビクワガタ属

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古い写真の中からみつけたいきもの 渋くて綺麗な翅を持つチョウのスミナガシがたべているのは……

 好きなチョウの一つ、スミナガシ。
 墨流。
 チョウ目 タテハチョウ科 スミナガシ属。

この記事にはの画像があります。


 何年も前の6月の金剛山でであったスミナガシ。

 黒地にところどころに白い線の模様。
 に見えますが、よく見るとクロではなく、青や緑や紺色などが微妙な変化をみせる、シブくてキレイな翅です。

スミナガシ

 このスミナガシがとまっているのは、動物のうんち。
 大きさからすると、中型の哺乳類。
 すりつぶされていない植物の細い葉がたくさん混ざっているので、タヌキのうんち?

墨流

 顔に生えている赤い物は口。
 つまりうんちの汁を飲んでいるのです。
 スミナガシなどタテハチョウの仲間には、花の蜜ではなく、樹液や腐った果物の汁、そしてうんちの汁などを飲むのものがいます。

Dichorragia nesimachus

 なかなか、すごいチョウです。

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3度目の正直 今度こそチョウ?

 9月の低山で出会った小さなチョウ。

この記事にはの画像があります。


 今年は2度もチョウっぽいガのイカリモンガと出会っているので、なんか懐疑的になってしまいます。

 しかし、この小さなチョウの翅にはしっぽのような糸のようなものがついています。
 シジミチョウの仲間にちがいありません。


 シジミチョウで調べた結果、はたして、シジミチョウでした!
 ウラナミシジミ(裏波小灰蝶)。
 ヒメシジミ亜科 ウラナミシジミ属。
 幼虫はマメ科植物の芽や花などを食べるようです。

ウラナミシジミ
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謎のチョウ ふたたび

 9月下旬の山で出会った変なチョウ。

この記事にはの画像があります。


 変なチョウといえば、今年の8月に出会ったベニイカリモンガ
 でも、そこまで赤くない。
 ということは?

 イカリモンガ(碇紋蛾)。


 イカリモンガ科の昆虫で、いわゆる「ガ(蛾)」。

 昼間行動する。
 翅は背中側に立てて閉じる。
 触角は糸状。
 ことごとくチョウの特徴を持っています。
 でも、分類では、ガ。

イカリモンガ

 チョウはシャクガモドキ上科、アゲハチョウ上科、セセリチョウ上科の昆虫のこと。
 イカリモンガはイカリモンガ上科。
 ガです。

 チョウの定義も色々ありますから、見た目がチョウっぽかったら、チョウでもいいのかも?

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氷の上のトビムシ 寒くたってへっちゃら!

 今年はほとんど凍っていなかった金剛山の二の滝。
 いつもは滝だけでなく右手の岩場もガチガチに凍ります。
 岩場にはスゲやコケが生えいつもは厚い氷に閉ざされていますが、今年は透けて見るほど薄くなっています。

金剛山のツツジオ谷の二の滝
二の滝

 透き通った氷の下のコケを見ていると、小さい動くものが。
 虫?


 どうやらトビムシのようです。
 トビムシは節足動物門の六脚亜門の内顎綱のトビムシ目の虫の総称。
 見た目は昆虫っぽいですが、昆虫は節足動物門の六脚亜門の昆虫綱の総称とされているので、昆虫ではありません。
 分類の名前のように、脚が6本あり、昆虫にとても近い虫です。
 ちがいは顎が頭の内側に入り込んでいること。
 翅がないことも違いのようですが、昆虫にはシミという翅を持たないものもいるので、顎のちがいで区別されています。

 トビムシは、世界中ほとんどの場所に住み、数も種類も多く、とても身近な生き物ですが、大きくても数ミリと、小さくて目立たない虫です。


ツチトビムシの仲間?

上とはちがう種類のようです

 名前の由来は飛び跳ねること。
 一瞬で消えたように見えます。

名前の由来となった2本の跳躍器が見えます

 分類を見ると原始的な虫のように思えますが、いたるところにたくさんいて、氷の上でも動き回っているのですから、あらゆる地球環境に適応できるしたたかさを持った虫にちがいありません。
 つまり、原始的じゃなくて変わる必要がなかった虫なのでしょう。

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危機一髪? 危ないマダニにかまれた?

 金剛山から帰って登山パンツを見ると、なんか丸いゴミが付いています。
 直径は1センチ近く。
 足が生えています。
 ダニ?!
 にしては大きいですが、膨らんでいないので吸血して大きくなったのじゃなくて、元から大きい種類のようです。

この記事にはダニの画像があります。


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 なんか、生地に食らいついたまま逃げようとしません。
 ピンセットで引き抜こうとすると、ちょっと引っかかります。
 ダニは病気を媒介することがあるので、すぐ殺して紙とテープでぐるぐる巻きにして捨てました。

 すぐに足のパンツの生地が当たるところとその周辺をチェック。
 虫に刺された形跡はありません。
 その他全身をチェック。
 刺された形跡はありません。
 ダニはまだ吸血していないようなので、大丈夫でしょう。

タカサゴキララマダニ

 このダニはおそらく「タカサゴキララマダニ(高砂綺羅々真蜱)」。
 名前はきれいですが、様々な病気を媒介する恐れのあるマダニの仲間。
 刺されていなくて安心です。

 この日は、登山と下山の途中で、日当たりのいい草や低木の茂る場所を通ったので、その時についたのでしょう。
 しかしその時から短くても4時間くらい。
 少なくてもそれ以上時間登山パンツに食らいついたまま。
 血が吸えないので失敗したことはわかると思いますが、それでも離れようとしていません。
 ダニの顎は抜けにくいように返しがついているのですが、それが生地とからんだのでしょうか。

 ともあれ、運が良かったようです。

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タグ: タカサゴキララマダニマダニダニ金剛山の虫金剛山の動物

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