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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

低山で出会ったつぐみんの仲間 マミジロの雌?

 お盆明けの金剛山。
 山頂まであと少しの尾根道。
 遠くに鳥が。


 大きさはヒヨドリくらい?
 両足ですっくと地面に立ち、上体を伸ばしたような姿。
 つぐみん立ち。
 ツグミの仲間でしょう。

 明らかにこちらの様子をうかがっています。
 数枚写真を撮っている間に飛んでいってしまいました。

 家に帰って画像を拡大してみると。
 目の上に白っぽい帯状の眉斑。
 クチバシは黒っぽい。
 マミジロ?


 でも、黒い体に白い腹。
 マミジロの腹はここまで白くありません。
 クロツグミ?


 黒い体。
 白い腹。
 目の上に白い帯状の眉斑。
 クチバシは黒。

 これに最も合いそうなのが、マミジロのメス。
 ただマミジロのメスの体は褐色。
 なかなか微妙ですが、遠くにいて、日陰に立っていているので色が黒っぽくなったため、でしょうか。

 ところがマミジロは中部地方から北の地方の夏鳥。
 大阪では渡りの途中で通りすぎる旅鳥でしょうか。
 謎です。

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タグ: マミジロ野鳥夏鳥渡鳥旅鳥金剛山の鳥金剛山

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久しぶりの金剛山のカケスの写真撮れました。

 久しぶりの金剛山のカケス。

 めったに出会えない珍しい鳥、というわけではありません。
 というか、よく出会う鳥です。
 ただ、鳴き声だけだったり、すぐ森の奥へ飛んでいったりと、なかなか写真が撮れません。
 それが運良くカメラを向け、ズームして、シャッターを押す間木にとまっていてくれました。

こちらを見ているようですがたぶんあまり見ていない
懸巣

顔を横に向けてこちらをじっくり観察しているにちがいない
カケス

 カケス(懸巣)。
 スズメ目カラス科カケス属の留鳥。
 模様や色にごまかされそうですが、全身黒くなったらと想像すると。
 たしかに、カラスっぽい。

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タグ: カケス野鳥金剛山の鳥金剛山の脊椎動物金剛山

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アオバトは名前のように緑色をしたハトだった!

 大型連休中の金剛山。
 山頂から大鳥居へ向かう途中、何人も同じ方向を向いていました。
 視線は斜め上。
 ブナの方。
 カメラを構えている人ばかり。
 こういう場合は、めずらしい鳥。

 そちらの方に目を向けると、果たして鳥。
 大きさ、まるい感じの体、ちょっと小さめの頭、雰囲気はハトです。
 金剛山にはキジバトがいますが、大勢が見るほど珍しい鳥ではありません。
 それに色がなんか緑っぽい。


 そう、アオバト(緑鳩)。
 動植物の名前で「アオ」は多くの場合緑色のこと。
 みたままのネーミング。
 ブナの新芽か花を食べに来たようです。


 アオバトというと、NHK「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」の第443回「命がけ!荒波に挑む 森のハト」の回。
 アオバト回で、海の岩場で波を被りながら海水を飲んでいる姿が目に浮かびます。
 そのため海鳥のようなイメージですが、山の鳥。
 サブタイトルにも「森のハト」とあります。

■参考外部リンク■
第443回「命がけ!荒波に挑む 森のハト」 ─ ダーウィンが来た!生きもの新伝説 NHK


 アオバトは山頂付近が属する奈良県では「希少種」。おそらく準絶滅危惧(NT)相当。
 金剛山を共有する大阪では記載なし。
 大阪よりも遥かに山や森が多い奈良県のほうがレッドリストに記載されているというのは、不思議な感じです。
 この場所で見られたのは、大阪と奈良が接しているところだから?

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タグ: アオバト金剛山の鳥金剛山の脊椎動物金剛山野鳥

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黄色い巨鳥で狭山池の鳥たちがかわっていく?

 築造1400年を迎えた狭山池。
 巨大な黄色い鳥が現れました。

 今から1400年前。奈良時代。
 流域に洪水をもたらす大蛇を封じるため、狭山の地に修験者が遣わした黄色い大鳥の式神が時を経て現代に蘇った。
 のではありません。
 オランダ人アーティスト、フロレンティン・ホフマンさんの現代芸術作品「ラバー・ダック」です。

「ラバー・ダック」
ラバー・ダック

 この狭山池のラバー・ダックについて、批判的な意見を目にしました。
 そのホームページによると、巨大なラバー・ダックを鳥が怖がるというのです。
 言うなれば、狭山池の鳥環境破壊でしょうか。
 確かにラバー・ダックの周りには鳥はいませんでした。
 でも、なんかすっきりしないのでちょっと考えてみました。

 冬の狭山池は多くの水鳥がやってきます。
 でも、4月初旬のこの日はラバー・ダックのまわりどころか、池中に冬の水鳥はいませんでした。
 2週間ほど前には、ちょっと離れた錦織公園の池にもすっかり冬の水鳥はいなくなっていましたので、そういう季節なのかもしれません。
 それに年中池にいるカワウやアオサギ、それにオオバンなどはたくさんいました。

カワウにアオサギにコサギにゴイサギにホシゴイ(ササゴイ幼鳥)
水鳥

 池のまわりがおよそ3キロ弱の狭山池。
 いくらラバー・ダックが大きいからといっても、狭山池全体に影響があるとは思えません。
 それに近くにある給水塔がラバー・ダックと同じくらい。
 大きさが影響あるようにも思えません。
 ただ、風に吹かれてゆっくりと動きますのでそれを怖がるかもしれません。

 ちょっと離れたところにある錦織公園の水鳥が多い奥の池と比べると、狭山池の特徴が見えてきます。
 どちらも見られる水鳥はだいたい同じ。
 ただ、奥の池は小さいので数は全然ちがいますし、種類もすこし少なめ。
 そんな小さな池ですが、オシドリが毎年やってきます。
 ところが狭山池にはやってこないようです。
 すくなくとも、ここ数年見たことはありません。

錦織公園の奥の池のオシドリ
オシドリ

 オシドリは人影を嫌います。
 奥の池は谷間をせき止めてつくった入り組んだ形の池のため、人の目が届かないところがいくつもあります。
 それに対して狭山池は、周遊路が一周し、多くの場所から池全体を見渡すことができ、鳥が隠れる場所がありません。
 鳥がたくさん集まる大きな狭山池ではなく、小さな奥の池をオシドリが選んだのも納得できます。

 実は錦織公園の奥の池も一部に遊歩道があり、それがオシドリがよくいるところのすぐ近くを通っていたりします。
 ところが、遊歩道と池の間を木々が遮り、オシドリからも人間からもお互いが見えなくなっているのです。
 ということは、狭山池も人の目が届かないところをたくさん作れば、オシドリもやってきても不思議はありません。

大きなラバー・ダックも遠くから見ればこんな感じ
狭山池

 それで狭山池のラバー・ダックはどうかというと、単純に鳥のことを考えるとよくないでしょう。
 必要のないものをわざわざ池に置いて、そこに人間が集まってくるのですから。
 でも、現実的には、池全体が人間の視線にさらされていることを思えば、ラバー・ダックよりもそちらのほうが大きな問題のように思えます。

 住宅地のただ中にある狭山池の鳥たちを守っていく上で、大切と思われることのひとつは、できるだけ多くの人に存在を知ってもらうこと。
 特に地元地域の人に。
 そのためには、多くの人に池に来てもらうことは決して悪いことではないと思います。
 ラバー・ダックで地域の人も狭山池に来る機会ができたのであれば、まったく無駄なことではないと思います。
 ベストの方法ではないと思いますが。

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タグ: ラバー・ダック狭山池環境自然野鳥

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七十二侯とともにツバメがやってきていました。

 一年を72に分けて、季節の移り変わりを表した七十二侯。
 4月初旬にあるのは「玄鳥至」。
 読みは「つばめきたる」。
 ツバメが南の国からやってくる季節です。

 「玄鳥至」の今年の初燕。








 低空を翔けていきます。
 人間がいるというのにお構いなし。
 それだけ飛翔能力に自信があるのでしょう。

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タグ: ツバメ七十二侯玄鳥至野鳥

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今年も「おしどり」じゃないオシドリがやってきた!

 大阪の南河内にある錦織公園に、今年もオシドリがやって来ました。
 公園の南の奥の池にやってきています。
 冬になるとやって来る冬鳥。
 今年は20羽以上と、結構多いそうです。

池の奥の方にいます
池の奥の方にいます

 ところが。
 奥の池は谷をせき止めて作った池。
 オシドリがいるのは複雑に入りくだ池の奥の方。
 木々に覆われた池ではとても見にくいところ。
 人間がきらいなようです。

派手なオシドリのオス
派手なオシドリのオス

 錦織公園の奥の池は水面を見られる場所も少なく、見えない場所もあります。
 オシドリを見るときは、双眼鏡か単眼鏡があったほうがいいでしょう。

カモ科らしく右の地味なのがメス
カモ科らしく右の地味なのがメス

 ところで、仲の良い夫婦のことを「おしどり夫婦」といいます。
 それは、オシドリは一度つがいになると一生別れることはないことからのたとえです。
 ところが。
 本当のオシドリは毎年相手を変えてつがいになります。
 まったく「おしどり夫婦」ではありません。

 人間は勝手に作った妄想を押し付け、生き物の特徴を作りかえてしまうところがあります。
 「おしどり夫婦」もそうした妄想の押し付けの一つのようです。

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タグ: オシドリ冬鳥野鳥錦織公園

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本当はキジより強いかも? コジュケイ


 春の錦織公園で、ちょっと大きな鳥と出会いました。

 大阪の南河内地域の住宅地にかこまれた島のようになった里山公園です。



錦織公園で出会った2羽の鳥
錦織公園で出会った2羽の鳥







 公園の人間がいない隅を2羽の鳥が歩いていました。

 大きさは、ハトくらいか、少し大きいくらい。

 ならばハトなのですが、色がちがいます。

 体は薄い茶色に黒いウロコ模様。

 そして首には赤い色。

 ハトではありません。

 コジュケイです。



 コジュケイは漢字で「小綬鶏」。

 キジ目キジ科コジュケイ属。

 中国原産の外来種。

 戦前に狩猟用に全国で放鳥されたそうです。



オスのコジュケイ
オスのコジュケイ

後ろ向きの指(第1趾)の上にトゲ(蹴爪)があるのがオス
後ろ向きの指(第1趾)の上にトゲ(蹴爪)があるのがオス




 コジュケイはキジ科だけあって飛ぶのがめんどくさい鳥のようです。

 ひたすら歩いています。

 人影に気付くと歩いてヤブの中に入っていきます。黙って。

 同じ地面好きのツグミやシロハラのように大騒ぎして飛んで行くことはありません。



 国立環境研究所の「侵入生物データベース」では、「在来種への影響はほとんど無いと考えられている」とされています。

 でも、キジとおもいっきりニッチ(食べ物や生活行動)がかぶっているようなのですが、どうなのでしょう。

 キジがいてもおかしくない錦織公園ですが、なぜかキジの目撃情報がほとんどありません。

 コジュケイが追い出したのでしょうか。

 しかしコジュケイよりキジのほうが大きいので、追い出されるのはコジュケイの方でしょう。



メスのコジュケイ
メスのコジュケイ

第1趾の上の蹴爪がないのがメス
第1趾の上の蹴爪がないのがメス




 それなら、キジは園内各所にいるノラネコ(錦織公園猫)に食べられたのでしょうか。

 よくわかりませんが、キジを襲って食べるほどの猫ならコジュケイなら簡単に捕まえてしまうでしょう。

 ということで、何らかの理由でいなくなった(もとからいなかった)ので空いたニッチにコジュケイが入りこんだのかもしれません。

 これだけ猫が多い中で生きているのですから、こう見えて結構したたかなのでしょう。



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タグ: コジュケイ侵入生物外来種野鳥錦織公園

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